うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2023雑感①

今更ながら延々と掲載する全日本選手権の感想です。とっくに2024年になっていることは確実、さらに下手すりゃ世界選手権が始まってるかもしれないわとかなんとか思いつつ記事として載せられる形に仕上げております…。もはや読む方もいらっしゃらないだろうと思いますが、もしよろしければ最後までお付き合いくださいませ。
ちなみに、放送があった選手の感想のみとなります。貧民過ぎてまったく課金できない人生なのでお許しください、とほほ。特に今年は男子のショートは地上波放送のみでしたので例年より短くなっております。

男子ショートプログラム

第2グループ

7:中村俊介
地上波放送は彼の演技からスタート。生放送じゃないらしい。
いい演技でしたね、落ち着いていました。ジャンプが全部しっかり決まりましたし、4回転が降りられたのは大きいですね。艶のある表現に近づけていたと思います。彼が放送されたということは、彼がこの時点(第4グループが既に始まっているはず)でトップなのか??
あれ、スピンのGOEマイナスになってる。何があった?

第4グループ

19:島田高志郎
ジェフの振付なのか、いかにも彼が笑顔で滑ってそうなプログラムだけど、さすがの高志郎君、自分のものにしてますね。4回転はサルコウは綺麗だったけどトゥループのコンビネーションで転倒、跳び直しできないから得点的に厳しいな。アクセルもステップアウト。
しかし小洒落た雰囲気はたまらないですね。足が長すぎてスピンで絡まりそうなんですけど。
ステファンがキスクラでなんか喋ってる音も拾われてる(笑)


20:壷井達也
アランフェス。ドノヒューの振付なのか。とても渋いプログラムに仕上がってて良いですね。
ジャンプがすべて美しかった。特に冒頭の4回転サルコウ、着氷の流れまで美しく素晴らしかったです。加点が3点近くついてますね。
緩急のついたスピンも良かった、ラストの方に入れているのにコンビネーションジャンプにもミスがなく、自信がないとできない構成で攻めてていいですね。


21:山本草
いい演技でした…!滑りの滑らかさがやはり絶品。ジャンプなど個々の要素も大事だし今回それらもすべて良かったんですけど、単なる滑りそのものが美しいので演技から目を離すことなく見られるというのはやはり大きいのだなと思いました。
ラストのガッツポーズまでピタリとパズルがはまったよう。本当にいい男になりましたな…!顔つきが違いますもんね。マイナスのない採点表が美しい…。


22:三浦佳生
朝の公式練習に姿を見せておらず、体調不良と伝えられていて心配したのですが、なんだこのカミソリのようなジャンプの数々は…!サルコウたっっか!後半にも4回転。スピードはやはり抑え気味だったように思いましたが、体調が悪くても滑り切る根性には感服です。ファイナルから回復できてないのかな…。
やっぱリショー振付なのね。リショーにしてはおとなしめだとは思いますけど、選曲とか動きとかやっぱり独特ですね。
ラストのスピンが0点??ひとつ前のスピンからもう怪しかったのかそっちも加点がついてない。それでもこの点か…!!


23:佐藤駿
リベルタンゴ。とても品のあるプログラムになってましたが、宮本先生の振付とのこと。
滑りが格段に美しくなっていて、ジャンプもすごく安定してる。元々ジャンプのセンスは非常に高かったと思われるので、本領を発揮してきたという感じ…!とても良かった、さなぎが蝶になるかの如くの洗練ぶりです。
4回転フリップはレビューついてたけど大丈夫だろうか、はらはら。うっ、エッジエラーか。それで暫定3位か…。


24:三宅星南
小花柄かな、シャツがとても素敵。星南君はいつも衣装がいい、こんなのを着て欲しいってスケオタが願ってるような衣装着てくれてる。
ジャンプは不調気味。サルコウは転倒、コンビネーションもこらえた。でもアクセルはフリーレッグまで美しかったし、何よりステップの見応えが非常に高かった。滑りそのものが上手い。やはりステップはレベル4ですね。

第5グループ

25:大島光翔
男子に必ず一人はいるコメディ枠ですが、近年はすっかり彼のものですね(笑)。登場時の笑顔からしていい(笑)
どこがマリオの曲なんだと思ったが、よく聞くとマリオとかルイージとか言ってるしなんか死にそうな声でピーチピーチ言ってるし。後半はかの有名なメロディで、衣装のアップリケ(笑)が次々出てくる面白い仕掛け。もしかして大昔にやってたあのハリウッドのクソ映画の曲なのこれ?(笑)そんなわけないか、最近また映画化されてたんですね、んでそれの曲ですね。しかもそっちは面白かったみたいですね(笑)。
アクセル以外のジャンプは乱れがあったので点は伸びませんでしたが、面白かったから視聴者は満足してそう。スピンも結構GOE引かれちゃってますね。


26:友野一希
サルコウに乱れは出ましたが、コンビネーションもアクセルもしっかり入ったのでミスは最小限では。
振付ジェフなのね、ミーシャじゃないのか。アメリカの田舎の広大な草原で伸び伸び走り回ってるような曲で、ステップには友野君の明るさがあったし、それと落ち着きがいい感じでブレンドされてて良かったと思います。


27:片伊勢武アミン
アディオス・ノニーノ。前半良かったんですが、ラストのフリップがああ。きちんと降りたと思ったのに、降りた後に転倒してしまった。本田君曰く、かかとに引っかかってしまったらしい。もったいない。
腕の表情が特徴的で、黒に近い青の薔薇が舞い散るような、なんとなく耽美な演技でなかなかいいですわ。


28:鍵山優真
いい出だしだったんですけどね、気合いも感じて。しかしサルコウで転倒。加点で稼ぐタイプの選手なので厳しくなるか。コンビネーションとアクセルは問題なかったので最低限には近いのでしょうか。
ミスがあったせいか、少しパリッとしない演技だったかもしれませんね。優勝するにはノーミス必至だったでしょうし。しかし転倒があってもこの点はすごい。同世代のライバル3人がみんなぼちぼちミスありで仲良く近い得点で順位も近いの面白いな…。
やっぱり緊張したのね。全日本は独特の雰囲気があるというし、追われる立場になって呑まれてしまったか。


29:宇野昌磨
うわ、パーフェクト中のパーフェクト…!羽生君の背中に隠れていればいいのでと言っていた彼が、その背中が見えなくなった今、自分が手本にならねばという気概を感じる。しかしそれ以上に、周囲がどうであろうと自分の演技をする、それを変な気負いでも楽観性でもなしに、ただ淡々とこなしていることが彼のいちばんの強さだと思います。人に良く思われたいという欲がないということはこんなに余計なものを削ぎ落せるのか…。
得点は圧巻の100点オーバー。素晴らしい。ファンなら壁に貼っておきたくなるような採点表ですね。
ステファンがキスクラに座る前に急いでどこか行ってたけど、なんだったんだろうあれ(笑)


30:吉岡希
最終滑走で緊張したでしょうが、今持てる力をきっちり発揮した素晴らしい演技でしたね。滑りも良かったですし、ジャンプも綺麗でした。スピンがひとつわすかにGOEが引かれてるくらいかな。
ローリー・ニコルの振付とのこと、変な癖がなくて見やすい気もする。男子らしい力強さもあって良かったです。振付に10日もかかったとは。でもしっかりものにしてると思いました。


2時間以内に第4・5グループの演技は全員入れてましたし、あまりなじみのない視聴者のための煽りも程よく入っててちょうどいい放送だったかもしれませんね。生がいちばんいいのですが、全員見られる方がやっぱ嬉しいかも。

ではでは、次回は女子のショートプログラムの記事でお会いしましょう。