うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

誰もいない浜辺のかすかな足跡2018

今週のお題「自己紹介」

去年の今頃にもあったお題ですよね?ってことで、タイトルはその去年の記事に付けたものの使い回しです(笑)。
昨年も書いたこととそんなには変わってないのですが、今年もちょっくら挑戦してみようかねえ。

このブログのタイトルは意味不明ですが、これくらいカオスなら何を書いても大丈夫だろうという意図もあって付けてます。一応由来もあるのですがたぶん通じる相手が世界に3人くらいしかいない気がするので永久に説明しないことに決めました(汗)
気ままに色々書こうと思っていたし今も思ってはいますが、結局7割くらいフィギュアスケートの話題です。2010年からアイスショーによく足を運ぶようになり、そのたびに書いて知り合いだけにメールの形で読んでもらっていたレポートを載せてみよう、と思ったのがブログを始めたきっかけのひとつだった、ということも大きかったのでそうなるのは当然だったかもしれないです。

フィギュアスケートのファンになったのはソルトレイクシティーオリンピックからで、かれこれ16年になりますが、いまだにジャンプも見分けられず細かい技も覚えられず、好きか嫌いかという感覚だけで見ています(泣)。あまりに覚えられないので、自分で滑ったらわかるようになるんじゃ?と考えはじめて早数年。ちなみに自分で滑ったことは人生において一度もない…。
時々感想文が強烈にポエムってますが、ポエムになればなるほど感動して本気で書いているという証拠です(汗)。もうポエム化については諦めました(泣)←ごめんなさい(泣)
ファンになった当初はヤグディンのことしか見えてなかったですが、ゆるゆると楽しむようになった今はどの選手もゆるく応援してます。視聴環境にあまり恵まれてないので深くは追えていないですが…。ゆるく応援する中でも、特に応援していた選手はだいたいいつも途切れずに存在していました。そのあたりの話と、フィギュアスケートを見るようになったきっかけなどの話は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。フィギュアスケートのファンの方に対する自己紹介的な記事なので、そのうちまとめて何か書こうか、などと思ってたところにちょうどいいお題が提示された(笑)。ラッキー(笑)。

usagipineapple.hatenablog.jp

usagipineapple.hatenablog.jp

 
「今のところ当たりすぎて怖い通り越してヤバいんですけど」という鑑定をしていただいた手相家の方によると「超マニアックなオタクの手相」の持ち主だそうで(笑)、その通り好きなことに対しては相当な凝り性でディープになりがちです。

子供の頃から好きだったのはテレビゲーム。ファミコン全盛期の頃の子供。もう長いこと遊んでないので語れるのはレトロゲームのことだけになってしまうけど、いちばん好きなハードが「メガドライブ」という時点でだいたいの人と話が合わないという(笑)。
しかもわりとつまらないゲームが好きで(笑)、クソゲーなんだけど頑張ればどうにかクリアできてしまうゲームを必死になって遊んでコンプリートするのがたぶんいちばん好きという歪みっぷり(笑)。そういう意味でもう一度遊びたいゲームがセガサターンの『大冒険 セントエルモスの奇跡』と『Hop Step あいどる☆』。て言うか後者は名作だから!って間違いなく今誰もついてきてないだろうなこの話題(汗)

音楽も好き。ゲームはずーっと音楽がかかってるというのも好きな理由だったかもしれない。ただし全然詳しくはないし、楽譜も読めない。幼稚園の頃ピアノを習ってたけど、家にピアノがないのに習いに行くというロックなことをかましていたのでまったく上手くなりませんでした(笑)。歌うのも好き。歌ったり踊ったりしながら働いてても怒られない会社に入りたい←存在しねえええええ

子供の頃から読書も好きでした。暇さえあれば活字を追ってる子供でした。文章を書くのがとても好きなのはそれも大きかったと思います。最近は本を買うお金がなくて(泣)全然読んでないですが…。どっちかというと名作文学の方が好きみたいなので、余計に読んでない。これじゃいかんと思っているんですが(泣)。
文章そのものを味わうのがわりと好きなので、センスに溢れた翻訳文学とか昔の日本文学の美しい言葉とかがわりと好き。『アルジャーノンに花束を』は神の仕業だと思ったし、宮沢賢治は粗削りだけど宝石箱をひっくり返したようだと感じて震えた。
文章だけじゃなく、本の装丁とかデザインとかを見るのも好き。

漫画も好きです。少年ジャンプで育ちました。『北斗の拳』のCDが宝物だというくらいには(笑)。『ブラック・ジャック』、『ヒカルの碁』、『金田一少年の事件簿』などなど、好きな漫画はたくさんたくさんありますが、特にふくやまけいこさんのファンです。ふくやまさんへの愛を垂れ流した記事がこちら。ずっと書きたかった記事なので、読んでいただけたら嬉しい。↓

usagipineapple.hatenablog.jp


基本的に社会不適合です。昔から変な子供だったのでいじめられてました(汗)。わりと色々ありすぎかもしれない人生だったと言っていいかな。半生を笑いながら話したらあまりの酷さにその相手が泣き出したことがあるという…。もちろん実話…。泣かせてごめんね(泣)。
それでも何とか普通に生きようと頑張ってたのですが、なんかやっぱりダメみたい、と最近やっと諦めたところです(泣)。何とか楽しく生きていけるように考えてるんですがなかなかうまくいかないですねえ(泣)。とりあえず長年の夢「バリキャリ」は捨てました…。いやお前無理だろ、とつっこんだ皆さん、大正解!「鉛筆を持ったらとりあえず落書きを始める」「眠い、おなかすいた、めんどい、飽きた、が口癖」とかいう人間がバリキャリとか(吐血)。でも私はバリキャリになって色々支えなきゃってずっと思って生きてきたのよね(泣)。
不安になりやすくストレスもためやすいので、今年は楽しいことだけ考えて生きていけるようになりたいです。ドリーム。

食べることは好きだけど好き嫌いも多くて料理も嫌い。片付けは得意な方かもしれないがそれくらいで、生活能力は基本的に低い。何とか暮らせてるのが不思議です(汗)。
酒はどうも強くないとわかったので最近はほとんど飲んでない。紅茶はストレートが好きだけどブラックコーヒーは苦手。今いちばん好きなのはほうじ茶。「最初の一杯はビール」という風習に逆らって紅茶で乾杯するくらいビールが嫌い。はーい空気読まない人いちめーい←社会不適合
ポテトチップスとアイスクリームさえあれば基本的に幸せ。じゃがいもとチーズも好き。嫌いな食べ物がありすぎてだいぶめんどくさい。

今いちばん行きたい場所は台湾。「あなたは台湾に行けばめっちゃ開運する」という占い師の言葉が真実かどうか実験したいという理由で(汗)。旅行はたぶん好きな方。でも高所恐怖症なので飛行機が苦手(泣)。

長くなってきたのでとりあえずこんなところにしときましょうか。はいはいみんな仲良くしてあげてくださいね。え、何で目そらすの?←傷をえぐる
昨年のお題記事も一応載せときますね。こんなしょうもないブログですが当分毎日書くと思うので、これからもよろしくお願いいたします。

usagipineapple.hatenablog.jp

メダル・ウィナーズ・オープン2016雑感②

昨日の続き。男子の競技が始まります。

ジャッジは女子とまったく一緒か?でもちゃんと紹介するのね。今度は聞こえた、お湯沸かしてなかったから(汗)。
ジェフの6分間練習とか何年ぶり…。なんか涙が出そうなんだけど←ソルトレイクヤグディンのファンになった私が次に大好きだと思ったスケーターがジェフでした


ジェレミー・アボット
トリプルアクセル素晴らしい!ルッツもどうにかこらえた。この曲個人的にはもう当分いいですって感じだが、ジェレミーが滑ると流石だなあ。彼の演技も久しぶりに見たよ。結局引退してしまったんだっけ…。


ジョニー・ウィアー
今回も競技用の衣装って感じかな。比較的普通の格好のジョニーの美しさって本当に半端ない…。
仮面舞踏会という選曲といい、本気で競技モードのジョニーという印象。トリノの前くらいのNHK杯等々を必死で見てた頃を思い出した。あの頃のジョニー大好きで、試合に出てくるのがいつも楽しみだった。
コレオ(だよな?)は絶品でした。あー、アクセル決まってたらなあ…。


イリヤ・クーリック
思いっきり旧採点時代の人のはずなのに、いまだにこれだけ競技としての演技を見せられるなんてこの人すげえええええええ!!最初のジャンプなんて現役も真っ青だよな…。美しかった。ルッツもいまだにコンビネーションで跳べちゃうんだ、40近いのに。
いやー、かっこよかった。戦う人のオーラだった。これが金メダリストか…。選曲も良かったと思います。


ジェフリー・バトル
ジェフの演技って全部見せ場なんだよね。要らないところないんだよね。ジャッジ絶対点出すしかなくなるよねあの冒頭。ジャンプでいまだにドキドキするのは現役の頃から変わらないな(汗)。
新採点を知り尽くしてる人の演技だなあという印象でした。はー、またジェフの演技見たい、会場で←禁断症状


織田信成
久しぶりに聞いた、織田くーん(笑)。
何これ現役真っ青やん。トリプルアクセルもコンビネーションもトリプルルッツも絶品やん…。スピンも綺麗だった。コレオで転んだのはご愛嬌でしょう。終始笑顔なので見ている方も幸せになる。手術明けとは思えんわ…。言っても仕方ないかもしれないが、やっぱり言わせろ!何故引退した!


うおー、ジェレミー優勝かあ。おめでとう。いちばん最近まで現役だったっていうの強いかもな、採点に合わせた演技が自然にできるということだろうから。得点を出せる演技をしつつショーとしても滑るってなかなか難しいものなのですな。

表彰式も流れる。賞金もしっかり出るのな。目録って日本語で書いてる?ウイニングランの曲なんかも競技と同じなのね、だよね?

うむ、今回も面白かったです。わりとみんなガチモードで、小道具使っていいとかいうルールなかったっけ?と今更思ってしまった(汗)。でも往年の選手たちのガチモードなのでめっちゃ熱いです。ジョアニーは本当に現役の選手かと思いました。すげえ。
また開催して欲しいですねー。自分それまでに生活を立て直そうな、な(泣)。ブランドバッグも立派な家も酒も要らないから会場でフィギュアスケートを見たいです…。

メダル・ウィナーズ・オープン2016雑感①

2015年度版に続いて無料放送の日にCS放映されたので大喜びで視聴。今更ですがひっそりと感想を。記事はまとめて書いてストックしてあるものを少しずつ載せてるので、見た時点や書いた時点から時差があります。まあ誰も気にしてはいないでしょうが(汗)。

てなわけで2016年度版。ああこれ大阪だったし行きたかったんだよねえ(泣)。とほほ。
競技開始前の選手の紹介や審判の紹介も流れる。本当に完全ノーカットらしい。こういうの嬉しい。お湯沸かしてたので審判の名前が聞こえなかったけど(泣)。戦績聞いただけで誰だかわかる選手がいるあたり私もガチオタになってしまいましたね…。
おおお、6分間練習までばっちり。解説が全然ない部分はあとから追加されたんじゃないのかな、初回の放送はここまで丁寧に全部流してなかったんだろうなあ。見てないから間違ってるかもしれないけど。

まずは女子。今回から5人で争うことになった様子。


佐藤有香
年齢考えたら驚異だよな…。ジャンプの難易度が高くないので点は出ないかもしれないが、目が離せないでいるうちにあっという間に終わってしまう滑りはさすがだよ。2004年以来の競技って、それ私も見たことある大会かなあ。テレビ放送あったやつか?録画したビデオテープまだ持ってるぞ。わざわざ通販して買ったソルトレイクシティーオリンピックのビデオも宝物なのでビデオデッキが捨てられません…。
インタビューも流してくれるんだ。おお控え室の男子の様子も。すごい満喫できる放送だのう。


キミー・マイズナー
うーん、後半は相当疲れてしまったかなあ。昨年の方が良かったかもな。そうかシングルジャンプだと点が入らないのか。ちゃんと競技としてのルールがあるのね。ああやっぱりかわいいなあ←黙れ


カロリーナ・コストナー
女子選手の中では彼女だけが現役だけど、しばらく競技を離れざるを得なかったためまだ本調子ではなく抑えた演技なのかなと思った。平昌オリンピックシーズンのことを考えると、これ以降ピタッとピークを合わせていった能力に脱帽だよ。
これまた素敵な衣装。ティアラもかわいい。『タイスの瞑想曲』とかベストな選曲過ぎだろ…。


安藤美姫
彼女も素敵な衣装。去年と同じ曲ですね、バラード第四番。転倒等ミスはあったが、現役並のジャンプを入れてくるその姿勢に彼女の負けん気を感じました。こういう競技の場があるのっていいかもしれない。燃えるタイプの選手の燃える姿がまた見られて面白い。


ジョアニー・ロシェット
す、すげえ…。ノーミスやん…。もう何年も競技の一線から離れてるはずなのにあの綺麗なトリプルフリップ…。驚愕。ジャンプの質がこれだけ保てているとは。プログラム全体も淀みなく、見とれているうちに終わっていく素晴らしいものだった。しかもきちっと得点が取れる構成にしてあるあたり隙もない。現役と見紛うほどだった…。文句なしの優勝ですな。


女子の競技後は余興?を挟む。

エフゲニー・プルシェンコ
女子と男子の競技の間に滑ったゲスト。今年は競技には出ないのね。なんかむっちゃいい演技だったな。本人も楽しそうだ。ものすごい豆粒くらいにしか見えなくてもプルシェンコは動きですぐわかる気がする。ピタッと止めた瞬間がプルシェンコなんだよな。


それからパディントンも滑る。わりかしリアルなぬいぐるみなのでそのあとに出てきたマスコットとの対比がすごい…。てかこれも流れるなんて、ホントのホントにノーカットなのね。

長くなってきたので、男子についてはまた明日。

白い氷を去る背中と白い紙の変わらない自分と白い米はしばらく見たくない

はてさて、今日もだらだら語りです。いつもそうじゃねーか、というツッコミはとりあえず桜吹雪と一緒に流してください←またそのネタかい

オリンピックも終了し、また四年後に向けて長くて短い日々が始まりましたね。まだ年若い選手たちについてはこれからの四年が楽しみで仕方ないというところですが、オリンピックシーズンは選手生活に区切りをつけるスケーターも多いシーズン。おそらくもう競技者としてその姿を見ることはないであろう選手たちが、しかもかなりベテランの選手たちに相次ぎました。明言しているわけではない選手も見受けられますが、明言はしないもののそのままフェードアウト、というパターンも多いので…。

情報が入りやすいせいかもしれませんが、日本の選手ははっきり明言される方が大半、と言うか全員、のような印象です。
今井遥さんについては少し前に書いたので、まずはやはりこの人ですかね、無良崇人さん。イベントへの出演情報がぼちぼち入っていたことと、世界選手権に友野君が出るということから覚悟はしていましたが…。引退を決めた理由に胸が詰まる想いもしつつ、ああ、かっこいいなあとも思いました。たぶん私が最初に無良君の演技を見たのは彼がノービスだった頃のはず。ちょっとうろ覚えなのですが。だから、あの子がベテランと呼ばれるまで最前線で活躍してついに引退なのか…、と何とも言えない気持ちを味わっています。いつもどこか優しさのあった演技を、これからはプロの世界で存分に見せてください。
それから高橋成美さん。彼女ももしかしたら、とは思っていたけど…。イキイキと弾けるように滑っていた彼女の姿が今もありありと浮かびます。寂しいけれど、日本のペアの道を切り開いてくれたひとりであることは間違いない。これからどうするのかな…。柴田君も…。
そして川原星さん。昨年のスケートヒロシマで見た演技のステップが素敵だったなあ…。見に行っておいて良かったです。お疲れ様でした。
引退についてメディア等で何らかの言及がある選手はごく一部で、そういう選手になれるまでスケートを続けていた選手は皆素晴らしいんですよね。今シーズンで競技のリンクを去られる皆さんの未来が輝かしいものであることを心から祈っています。

外国のスケーターは、まずハビエル・フェルナンデスヨーロッパ選手権にはまだ出ると言ってるのかな、だから引退ではないんだけど、オリンピックの表彰式の前に羽生君に告げて彼を泣かせていたように、もう世界選手権やグランプリシリーズには出場しない、と考えていていいのかな…。オリンピックを見ていても、そして彼のいない世界選手権を見ていてもはっきりとわかったことだけど、本当に素晴らしい選手でした。彼と羽生君の対決がもう見られないなんて…。ぽっかり穴の空いたような気持ちです。
オリンピックのその羽生君とのシーンね、あれ小説や漫画の一場面じゃなくて現実だからな…。あんなにも美しい友情とライバルの物語が誰の脚色でもなく普通に生放送されてたとか、もうフィクション作家はみんなで廃業しようぜ、みたいな気分でしたね…。

パトリック・チャンケヴィン・レイノルズ、エラジ・バルデ、デュハメル&ラドフォードも皆引退でいいのかな。ヴァーチュー&モイヤも明言はしてなかった気がするが、NHK杯の優勝インタビューから考えて今シーズンが最後かなと思った…。カナダは大幅に選手の顔触れが変わってしまいますね。男子シングルはお馴染みの選手ばかりなので寂しいどころの話じゃない。特にパトリック。頭角を現してきてから誰も彼に勝てない時代を築き、そして静かに去っていくまでをずっと見てきた。スケートファンだけじゃなく一般の人にもある程度知られた選手だったから、もう彼の名前を競技の場で見ることがないなんて信じられないです。
ミーシャ・ジーも何となく最後なのかな、という印象です。一度引退を撤回してるので、今度こそ、なのかな…。カッペリーニ&ラノッテも引退ということでいいのかな。ほかにも噂されてる選手はまだまだたくさんいるようで…。うん…。
でも、知らなかったけどミハルは引退撤回っぽい?そんな選手もいるわけで、まだまだみんなどうなるかはわからないけど。一度引退してもやっぱり戻ってくる選手もいますし。

大好きな選手が引退するたびにダメージがでかすぎて「もう立ち直れない」と本気で泣くのを繰り返してきたけど、つらいと感じつつも結局競技はゆるくずっと追ってたので、この先も自分はずっとこうなのかもしれない。こうやって「熱い思いを書き残す」という方法を取るようにしたところ、わりと寂しさと付き合えるようになってきた感じも。それでもまた本気で泣きじゃくる日がこの先も何度も何度も訪れるんだろうな。その日を迎えた時に後悔しないいちばんの方法は、精一杯応援することだけだと思う。明日なんて必ず来るものじゃないから。永遠に続くものなんて何もないから。その人が人生を懸けて氷にぶつかっている時間はほんの僅かだから。人はそんな一瞬に居合わせるために今ここにいて、人生は一瞬を積み重ねることでのみただ成り立つ。その一瞬にすら懸けようとせず積み重ねていく人生に、果たして後悔以外の言葉が残るだろうか?
でも、できれば、泣きじゃくる日はずっとずっと先であって欲しい。その日まで後悔しないで突っ走り切れるように。今は何も見えないし、現状を打破したい、という私の声はどこにも届いていないけれど。叫んでも叫んでも。世界でいちばん難しいのは、ただ話を聞いてもらうこと。フィルターをかけることなく、フラットに。人は自分の見たいものしか見てないし聞きたいことしか聞いてないし、結局ひとりの世界でしか生きていないんだと、こんなにも思い知らされる。この世界で生きていくということは私にはとても難しい。


話が全然変わりますが、先月の3月は何故かブログ開始以降最もアクセスの多かった1ヶ月でした。もちろん、なんだそれだけか、と間違いなく鼻で笑われる数値ですけど。でもそんなもんではないのかなあ。
手相鑑定の感想を述べた記事をその手相家の方がご自身のブログで晒し…いや紹介(笑)してくださった時、その頃このブログが1ヶ月かかってようやく到達する数値に2日でたどり着いたんですよ。人気のある方の力って凄いんだなあと感心したんですけど、その時の数値を初めて自力で超えました。てか2月の1.6倍くらいに…。ああ、すごく見えるけど元が少ないだけなんで(笑)
今週のお題」で記事が紹介された時もたいしてアクセスなかったし、はてな経由で見てる人はたぶん以前からほとんどいないので、検索エンジン経由で訪れてくださった方がさらに増えたのかな。なんでかはわかんないや。ブログ始めた頃は確かヤフーの検索ワードは表示されてたんだけど、そういうのは伏せるシステムになったらしくて今全然わかんないし。

アクセスが増えるということはその中には記事を読んで気に入ってくれる人がいるかも、ということだから、そういう意味でチェックはしてる。私は書きたいから書いてるというただ書くのが好きなだけの人間なので、未来の自分という読者がいれば究極的には問題なかったりするんですよ。けど、自分の文章は果たして社会で通用する代物なのか?と試してみたい気持ちもあるので、読んでもらいたいとはやはり思う。数はその目安にはやはりなる。でもそれはあくまで「読んでもらいたい」なんですよ。アクセスが10しかなくてもその10人が全員ある程度記事を読んでくれた人なら問題ないどころかとても嬉しい。けど、アクセスが1000あってもそのうちの999は誰でもいいから痕跡だけ残した人で全然読んでなんかない、ということがわかってしまうのは嬉しくないどころか落ち込んでしまう。ブログ始めた当初はわかってなかったことだけど。人のためと口では言ってても自分のことしか考えてない人がこんなに溢れているんだな。それはそれでひとつの方法かもしれないし理解もできるけど、んで短期的には満足かもしれないけど、たぶんそれどこへ行っても同じことしかやってないってことだろうし、結局それで何が残るんだろう?とは思う。かなり。
あまり数もないので、痕跡を残してくれた人のところには訪れてる。だいたい最初に書いた記事は見る。その人が何のためにブログを始めて、どんな思想の元に動いているのかある程度時間かけて見る。そうやって見極めさせてもらってる。読む気もないのに読者になるとかその人の渾身の作品に対して失礼過ぎて私にはあり得ないので。読みたいから読者になるんであって読者になって欲しいから読者になってるわけじゃない。その辺はあまり妥協しない。てかそういうもんじゃないのか?読んでてやっぱりあんまり、と思うこともあるけどそれは仕方ないし。だから誰でも良かった人のアクセスアップにも貢献はしてると思うよ(苦笑)。一時的だし、誰でも良かっただけあって読んでると疲れるな、とほとんど思ってるけど。ごめんなさい。これだけ情報が溢れてる社会だし、文章や情報はできるだけ取捨選択しないと私の脳はどうやらとても疲れてしまうようです。自分のこと棚に上げてあまりそういうこと言いたくないけど…。読むものにうるさい人間ですみません。

またそのうち元のアクセス数に戻るんじゃないかなあ、と思ってますけど(笑)。美少女の絵でも描いたら誰か騙されて開いたりするんじゃね?とか姑息なことを考えたりもしたんだけど(笑)。この間出来心で、はるか昔に折った絵筆をとって何年ぶりだかわかんないくらい久しぶりに色までつけた絵を描いたら(捨ててなかったんですねえ画材…)、これがまた息するように描けるでやんの。相変わらず酷くデッサンの狂った落書きだったけど、自分全然変わってないし絵にはやっぱりその人間が居るなあと思った。ちょっと驚きでした。自分が永遠に飽きずに出来ることって文を書くことと落書きなんだなと久しぶりに思い知ったね…。僕の考えた適当な美少女的なものならまだ描けるかもしれないな。たぶん描いても載せないけど。左向いてる顔しか描けないんですよ、そりゃ折るって、絵筆(笑)。もう絵なんて一切描かない振りまでしてたからね…。

こんな世界の果てにたどり着いてくださった皆さんに私はとてもとても感謝してます。是非またいらしてください。気に入っていただけるかはわからないけど、いつも全力で書いた記事を用意してお待ちしてます。たまに手抜いてますがその時はごめんなさい(汗)。

羽生君の凱旋公演のライブビューイングが全国で行われると知って、どうしてもどうしても行きたいんだけど、冗談でもなんでもなく米しか食べるものなくてずっとオリーブオイルと塩で味付けて食べてたらさすがに栄養が失調したらしく、まともに動けなくなったばかりか脳にも栄養が失調したらしくてマジでおかしくなりかけたという現状でライブビューイングの代金が払えるはずもなく、ちっとも打破できない毎日に泣くばかりです。もー疲れたよ…。
米は分けてもらえることがいちばん多い食べ物だし主食だからこれさえ食べてれば命が保てるって思いがちだけど、やっぱりダメみたいですよとほほ。もしいつかそんな事態になったらSNSでも何でもいいから助けを呼んでください。米以外も食べよう。てか食べなきゃいかんです。あんな思いをする人を自分以外に作りたくないよ(泣)。
こんな世の中だし、いつ周囲から誰一人いなくなるかわかんないから、自分だけは大丈夫だと思ってても絶対なんて無いから、今はさすがにちょっと厳しいけど、この先もし自分が立ち直れたら、何に対してもじゃもちろんないけど、自分の目に入ったことだけでも目を逸らさずにいたい。声に耳を傾けられる自分でありたい。それは幼い頃からずっと思ってることではあります。それで引っ掻かれたことももちろんあるけど、何もしないでいたわけじゃないから後悔はないです。今も落ち込んだりしてることもあるけど、ぶつかり合ってわかり合えなかったのならそれはしょうがないもの。まあ、今の自分だと何理想垂れ流してるんだ、という話にしかなんないんですけど(泣)。でも勘違いされてるなあ、と感じることが多いので、少しだけ書いておきたかったんだ。
今こそ私の宝物の『北斗の拳』のCDを売るしかないのか。メガCDの『サイボーグ009』はそこそこ高値がついてると聞いた気がするがそれも私の宝物でさ(泣)。売りたくないので仕事が欲しいですよ(泣)。体調不良と社会不適合過ぎて本気で居場所がない…。頑張りたいって気持ちだけが激しく空回りしてるよ…。扉は絶対あるはずなんだけどな(泣)。

シリーズ・間黒男氏を主役とする一連の物語が如何に好きであるかを語る・第4回(実質第5回)←もういいんじゃないのかこの説明

地味に続けているこのシリーズ。私が好きな『ブラック・ジャック』のエピソードについて勝手に語っております。説明するまでもないとは思いますが手塚治虫先生の残された医療漫画の傑作ですね。フィギュアスケートがシーズンたけなわのため、月イチ掲載のつもりがしばらくお休み状態でした。誰も気にしてなかっただろうけど(笑)。満を持しての再開でございます。誰も気にしてないだろうけどな!私が書いてて楽しいだけです(笑)

本日取り上げるのは秋田書店少年チャンピオンコミックス版第5巻に収録されている「二つの愛」です。めちゃくちゃ好きな話なので少々熱く語るのではないかと思います(汗)。いつものように気を付けますがどうしてもネタバレしてしまうと思いますので今回も未読の方はこの辺りでUターンしていただいた方がよろしいかも。

天下一品の腕前を持つ寿司職人のタクやん。その腕はあのブラック・ジャックすらもはるばる通ってくるほどのものでした。しかし突然の交通事故で、タクやんは両腕を失ってしまいます。母親に自分の握った寿司を食べさせたいと考えていたタクやんは、事故を起こした運転手にある提案をしました。彼の頼みとは…。

序盤の展開はこんな感じ。冒頭でブラック・ジャック先生が食べてる寿司ネタからしてもう大好きです(笑)。『ブラック・ジャック』っていうか手塚治虫作品が、なんだろうけど、さらっと読み飛ばせる感じでギャグが混ざっているのがものすごーく好きだったりする。ピノコのオバケ鏡とか←わかる人だけわかってくれ

でもストーリーは笑ってはいられない展開です。腕を失ってしまってはもう寿司を握ることは出来ない。タクやんの絶望を考えると胸が締め付けられそうになります。物語は絶望と希望を繰り返し、数ある漫画の中でも5本の指に入るくらい大好きなラストシーンで締めくくられます。手塚治虫はラストシーンの描写が特に上手い作家だなと思うのだけど、私はこの作品のラストがいちばん好きです。全作品読んだわけじゃないのでほかにもきっと素晴らしいラストシーンはあると思うし絶対あると確信もしてるけど。

しかしそのラストシーン以上に、最後から2ページ目のラストのコマが好きかもしれない。あれは完璧に美しいコマである。セリフも美しすぎる…。あまりに素晴らしいものってどう説明したらいいのかわからない。でもこのコマを見るたびに、読むたびに思うのは、こんな物語を紡げる人間でありたい、ということである。たぶん無理なんだけど、それでも。「生きている」とは何なのか。その問いに答えることはとてつもなく難しいしおそらく正解もないけれど、このたったひとコマに描かれているものに、そのひとつの答えがあまりにも美しく示されているように私は思うのです。

実はさりげなく解釈が難しいと思っているのが「二つの愛」というタイトルの意味。この物語のキーポイントは「腕」なので、単純に人間の腕の数にかけたものかもしれないし、律子の明への愛とタクやんの母親への愛のふたつ、と捉えることもできるけど、どっちも正解じゃないような気もするんだよな。手塚先生が鬼籍に入られた今となっては確かめようもないことですが、作品を産み出す側はそこまで深く考えてなかったりすることが往々にしてあるんだよね(汗)。こうやって色々と推察する余地があるのも面白い作品の特徴のひとつなんじゃないのかな。

ううむ、ネタバレさせないように感想を書くのが難しいなこの話…。『ブラック・ジャック』のエピソードだからこそ成立している話でもあり、でも決して夢や魔法の話でもなく、漫画なのだけど自分の人生の印象的な1ページとなりうるような、そんな物語です。少なくとも私はめちゃくちゃ影響を受けているとこの文章書いてて気付きました。いい作品に出会えることは人生における最大の喜びのひとつかもしれませんね。機会があれば是非読んでみてください。掛け値なしの名作です。

メダル・ウィナーズ・オープン2015雑感②

昨日の続きです。視聴したのは今年の3月の頭ですが、とりあえず記事を書いておいて気が向いた時に載せる方式なので(更新が途切れないようにするため)、昨日そんなの放送されてた?と思った皆様には申し訳ないです。

てなわけで男子。


本田武史
ロミオ、死のうと思ったけど結局死なないで30代まで生きました!みたいな(笑)←意味不明
転倒してしまったがトリプルアクセル跳ぼうとしてくれた(涙)。もう最後の方は表情もしんどそうだった…。でもイーグルとバレエジャンプはさすがです。織田君の解説が容赦ないけど(汗)、ちゃんと事実伝えてるのよね。ご本人はキスクラでPCSにつっこむ(笑)。本田君と言えばソルトレイクだよなあ。ロシアに化け物が二人もいた時代にショート2位だったって今思い返してもすごいよ…。
家電関連の番組また出てください、絶対見ます(笑)。


ジョニー・ウィアー
あ、ちゃんと競技用の衣装って感じ…。ちょっと安心←何故?と思われた方はとりあえずファンタジー・オン・アイスあたりを会場に見に行ってみましょう
転倒したけどトリプルアクセル綺麗な回転だったなあ。演技も素晴らしかったです。なんかジョニーの演技に競技的な解説されてるのがすごく不思議。引退して長いもんな…。花束を手に花輪を被ったキスクラのジョニー。久しぶりにジョニーの美しさにハッとしたよ…。


ジェフリー・バトル
ジャンプにミスはあったけど、忘れる。大丈夫忘れます。ジャンプミスを何でもないように見せられるのは現役の頃からそうだった。それだけ上手いんですよね。
これだけ滑れるからいい振付も出来るのだろう。久しぶりにテレビでジェフの演技を見たが、テレビカメラを通して見るその滑りの美しさにただ見とれてしまった。笑顔も端正な顔立ちも何も変わってない。そう、私はジェフが大好きだった…。ジャンプ決まってたら何点出してたのこれ…。


エヴァン・ライサチェック
げ、現役の方?ジャンプ完璧やん…。たぶん8年ぶりくらいに演技を見たが、衰えてないなあ。大会の時期を考えると5年ぶりくらいと言うべきか。指先までぴーんと針金入ってるみたい。
相変わらず衣装真っ黒。てか練習着かと思った…(汗)。意外と点が出てないが、スピンのレベル取りって意識して競技のルールに合わせないといかんのね。
ところで、ムーランルージュの曲だってついに最初の音でわかるようになったよ…。フィギュアスケートを見るようにならなければ覚えることもなかったはず(汗)。映画見たことないです…。


織田信成
4回転のコンビネーション、これ加点つくやつやん…。トリプルアクセルは会場広かったら跳べたんじゃないかなあ。もったいない。ルッツは転倒だが、これ明らかに勝つための構成だな…。織田君本気じゃん…。
自分で自分の演技の解説をするという新機軸。そうか、もうステップ、いやコレオか、そのあたりは疲れてたんだな。織田君はホントに復帰しても十分一定の成績を収められるはず。いつも思うけど。


エフゲニー・プルシェンコ
一応まだ現役で、1年前までオリンピックに出てた選手と考えると確かに彼が有利だが、年齢をご覧下さい。30歳過ぎて現役を続けられる選手はほんの一握りです。
あのトリプルアクセル…。この演技全力出してないでしょ…。余裕すら感じられたよ。このオーラだよ。やっぱりこの人いい意味でおかしいわ。一応競技の形のプルシェンコを見られて感無量です。『Je suis malade』も久しぶりで嬉しかったわ。


うむ、なかなか面白かったです。ジェフも出るし見に行きたかったんだけどね(泣)。数年越しでようやく視聴できて、ちょっとだけ感慨深いです。見たのは2018年ですけど、大会の開催時期に合わせたカテゴリーに分類してます←未来の自分への業務連絡

メダル・ウィナーズ・オープン2015雑感①

地上波では放送がなく、長年指をくわえて噂を聞くだけだった(泣)この大会。CS無料放送の日に放映されたので、ようやく見ることができました。何となく流しておくだけのつもりだったはずが、結局最後まで真剣に見たという…。

最初に行われたのは2012年だっけ、あの時は放送された日にたまたま旅に出てたおかげで視聴することができたんだよね。本放送か再放送かはわかんないけど。
プロも参加できる競技会は今はほとんど行われてないんじゃないかなあと思うので、往年の選手たちの久しぶりの「競技者」としての姿が見られるのはとても興味深い。

まずは女子選手から。一応フリープログラムということになるのかな。


サラ・マイヤー
おお、これはずいぶん個性的な衣装。胴体部分が赤でスカートが緑。シンプルでくっきりした色使いが印象的。
久しぶりに演技を見たけど衰えてなくてびっくり。織田君の解説が専門的かつ的確なので楽しい。
キスクラはひとりぼっちなのか。そうか、もうプロスケーターだからコーチに師事してるわけじゃないもんな…。


ラウラ・レピスト
プログラムの最初と最後にオルゴールを手にするのが印象的。いやー、いい演技でした。最後のジャンプはミスかなと思ったが気になるのはそれくらいで、年齢を重ねて出てくる味わいが滑りに滲んでいてとても見応えありました。


キミー・マイズナー
彼女の演技を見るのは何年ぶりだろう。たぶん今日のメンツで唯一生で演技を見たことがないのが彼女なので、もう10年くらい目にしてなかったかもしれない。当たり前だがすっかり大人に…。でも相変わらずかわいいなあ。
最初のジャンプで転倒したりといい出来とは言えなかったが、ジャンプそのものにはパワーがある。少し大雑把な演技には見えたけど元気そうで何よりです。


イリーナ・スルツカヤ
ジャンプは全部着氷ミスだったが、年齢を重ねて出てきた迫力というか女王オーラが凄かった。それと同時に相変わらずめっちゃかわいいです。
狭いのだろうか今回のリンク。そしてキスクラには彼女を挟んでジョニーとプルシェンコ。何この豪華さ。たぶんもう二度と見られないなこんなの…。


ジョアニー・ロシェット
げ、現役?現役の方でしたっけ…?ジャンプ、スピード、体のキレ、どれもこれも素晴らしい。衣装も素敵。二の腕や背中の筋肉は現役時代より絞れてより美しいフォルムになっているように感じた。いやー、この演技を見られたお客さんうらやましい…。
やっぱり狭いみたいですねえリンク。あとスピンのレベル取りって大事なんですね…、って得点!現役?やっぱり現役の方?(汗)


安藤美姫
2年くらい前にショーで見た時にはジャンプも跳べてなかったことを考えるとものすごい身体能力だよなあ。しかし全体的に動きが重くて、大丈夫かなと思ってたらステップに入る前に背中から転倒してしまった。痛そうだった…。大丈夫かなあ…。
お子さんが生まれる前の彼女に漂っていた不安定さもある種の魅力だったが、こうしてテレビで競技の演技を見ると、すっかりたくましくなったなあという印象です。


いつも記事が長いので(汗)、今日は短めにここで一旦切ります。男子についてはまた明日。

黙ったままの花よりも、ただあたたかいその声を

今週のお題「お花見」

最後に花見らしい花見をしたのはいつでしたっけ…。10年以上前かもしれません。桜の名所的なところを歩いたことくらいはありますが、桜の木の下で飲み食いしながら騒ぐ、というのは当分やってないはず。

桜は綺麗だと思うけど、わざわざ眺めたいとは実はあまり思わなかったりして。あの淡い色が木々という木々を飾る光景はとても心を惹かれるし、特別視したくなるのもよくわかるけれども、そのために場所取りをして、まだ結構冷えるのに食事をそのそばで取る、という風習は正直よくわからない。私が基本的に植物が苦手で屋外でのレジャーにもほとんど興味がない、というのが大きいかも…。特に日中はあまり積極的に外に出たくないんですよ。日に、日に焼ける…。美白を保ちたいとかそういうんじゃない。色が白すぎるせいか焼けるとヒリヒリして痛いんだ…。切実なんだ(泣)。もうこの時期から普通に危ないんで…。
あっちこっちふらふらするのは嫌いじゃないんですが、基本屋内でのイベントが目的ですね。だから、桜並木を上から眺められるカフェでお茶、とかならむしろやりたいんだけど、そういうの花見って言うのかな?(汗)あと夜桜なら見たいかな、日に焼けないから←そんな理由…

遠くに見える桜の木を家から眺めるくらいのことはするけど。相当距離があるはずなのに、その遠いどこかの木から風に乗ってきたらしい桜の花びらをベランダで見つけた時はすごくびっくりした。よくここまで上手に風が運んだものだなって。

桜を歌った曲もたくさんありますよね。桜をメインに描いてるわけじゃないけど、そういう曲を個人的に一曲挙げるなら、槇原敬之さんの『MILK』。桜の季節の話なんだな、ということが何となくわかるだけで、主題は別にあるんだけれど、そのきっと夜桜のことだろうと思われるフレーズはとても情景が浮かんできて美しい。何よりこの曲はとてつもなく優しい。初めて聞いた頃にも泣けて仕方なかったけど、今聞いてもやっぱり泣ける。私はきっとこんな不器用な生き方をするんだろうと学生の頃からずっと思ってたし、自分の人生のお守りになる曲だろうとも何となくずっと思ってた。あれから長い年月が経ったけど、今もこの曲に抱く想いは変わらない。ひとりだけ、たったひとりだけでいい、話を聞いてくれる誰かがいれば、人は生きていけるんだよ。

『MILK』と対をなすように自分の人生のお守りだと勝手に思ってる曲が結城梨沙さんの『Rock Candy』。カラオケに行くと必ず入れるんだけど、知ってる人に会ったことがほとんどない(笑)。『赤い光弾ジリオン』というテレビアニメの曲だったんですけど、んでジリオンって結構人気あったっぽいんですけど、ものすごーく昔のアニメだからな(汗)。こういう人生になるって昔から予感してたんでしょうねえ、うん。どうしても安定が欲しかったけど、たぶんそれが答えじゃなかったんだなって薄々思ってた結論にほぼ達してしまったんじゃないかと思う今、この曲のちょっと突き放した明るさに時々どうしても触れたくなる理由もわかった気がするんだ。

そんな、たぶん最後にして最大の転機に出来るかどうかがかかってる春の日に、まるで導かれるように触れた大好きなふたつの歌を噛み締めながら、来年はきっとバカ笑いしながら花見を楽しんでる自分が世界の何処かに存在してるように、そっと祈るのです。
…来年は世界選手権に行くぞ!埼玉だからな!桜が見られなくても桜のように美しい演技の数々が見られるならすべて許す←結局結論はそれかーい!←いつもお題の主旨とずれているのはそっと桜吹雪と一緒に流してください

世界選手権2018雑感⑤

オリンピックシーズンがついに終わってしまいますね。個人的には色々ありすぎで心が麻痺して何も感じなくなってしまった今シーズンでしたけど、唯一感情を揺さぶられ続けたのはやはりフィギュアスケートでした。そんなシーズンの最後の最後を締めくくるエキシビション。残念ながら生放送ではないけれど、録画でもしっかり楽しみますよ!


★ミハイル・コリヤダ
初めて見るプログラムだな。てかめっちゃかっこいいやんこれ…。禁句なんだけど君の演技4回転なしのクリーンなやつで見てみたいんだよね…。
てかリンクの端に木みたいなのがいっぱい。これも演出の一部にするのかな?きらきら光ってて綺麗だが、こんなん競技のエキシビションじゃ初めてでは?


宮原知子
アランフェスも今日で見納めかな。高橋君のコメントに同感。これ試合でも見たいですよね。おや、コリヤダ君の時と木の照明の色が違うね。すごいな、めっちゃ斬新な演出だな。さすがイタリア。


★エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
おおいい演技。カメラ的にはわりと邪魔だった照明の木も彼らの滑りにはいい雰囲気を作ってた気がする。うっとりできちゃいますね。


宮原さんのインタビューが挟まれて、まだまだ続くエキシビション


★ケイトリン・オズモンド
ああこれたぶん順番めちゃくちゃだな…。ハレルヤはオリンピック用だったのかな。ホントかわいいよねこのプログラム。なかなかこの健康的なかわいさは出せないと思うなあ。へえ、45年ぶりの金メダルだったのかカナダ女子。よく頑張ったよねケイトリン…。


アイスダンスとペアのエキシビションも3組ほどうっすら紹介。時間的にしょうがないがそれも見てええええええ!でもまったく触れないよりは、チラリとでも見られてちょっと嬉しかったな。


宇野昌磨
引き締まったいい演技でした。イタリアのお客さんはきっと昌磨君にシーユーアゲインしたいんじゃないか。またイタリアで試合あるといいね。おい何か投げ込んだ奴いるぞ。ショーやエキシビションは通常投げ込み禁止なのだが…。


★ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
気付いたら終わったって、ホンマ高橋君のコメント通り。ホントに見とれてたら終わるよな彼らの演技は。すごい…。照明のせいか情熱的な踊りに見えるが、個人的には白い靄の中で見たい。一面の銀世界の中にぽつんとある屋外リンク的な場所で滑ってるの見たらたぶん感動の波に飲まれたまま死ねる…。


★アリオナ・サフチェンコ&ブルーノ・マッソー
オリンピックで披露できなかったエキシビションプログラムを金メダリストとして演じられて本当に良かった。アリオナが腕をだらんとさせてる振付が多いけど、たぶん競技ではあんまり見ない気がするから新鮮で、しかもそれでも美しいのが凄い。てか今日のカメラさん寄るとこと引くとこ微妙にずれてる気がー。今大会はずっとかな…。


ここで昌磨君のインタビュー。良かった起きてる。いい表情してるね。


樋口新葉
全日本の、失意と切なさに満ちたハレルヤと本当に同じプログラムなのかと思うくらい希望に満ちたハレルヤ。オリンピックまでの四年間がまた始まる。彼女は誰よりも力強くその一歩を踏み出した。
インタビューも。うん、ほんとに気持ちが全然違うの伝わってきたよ、演技から。


★ネイサン・チェン
おお、このプログラムも見たことないな。ネイサンはエキシビションがわりと本番というか、はっきりと上手い。男子4回転一切なし対決とか見てみたいよな、みんなどんだけ上手いかよくわかるだろうなあ…。衣装が普段着過ぎて、普通にショッピングモールのリンクとかで超上手い人滑ってるギャアアアア!な感じ←伝わってくれ←伝わるかこんなんで


フィナーレ。クワガタみたいな風船が出現してるー。小道具も色々で演出凝ってるな、さすがイタリア。
てかメダリストじゃないけどカロリーナは見たかったぞ、イタリアと言えば彼女じゃないか。とか思ってたらダイジェストで流してくれた。ああこれ、あああ…。マルケイ&ホタレックもちょっと流れたがめっちゃ見たかったこれ。バイクがリンクに!ザギトワとミーシャも出てたのね。ミーシャエキシビションで大人気だよな。最後は昌磨君のコメントで終了。
うーん、一時間しかないとあっという間ですね。CMもあるしなあ。ダイジェストだけどメダリストとカロリーナの演技には触れてくれたので、精一杯のことはやってくれたんじゃないかなという気がします。ホントにフジの放送は変わったよ。きっと選手たちの渾身の演技がテレビ局の人たちの心を動かしたんだな、と私は勝手に思ってます。今後も是非今のスタンスを貫いてもらえたらとても嬉しいです。今年も生放送ありがとうございました。


はあ、今シーズンも終わってしまった…。しみじみと振り返ると、羽生結弦の存在はこんなに大きかったんだなと思い知る大会でありシーズンだったなという気がしてなりません。
結局今シーズン羽生君の出た試合は3つだけ。テレビでも放送されるような大きな大会となるとたったのふたつ。本当はそういう大会に6つくらいは出てたんじゃないかと思うので、人類史上最高に羽生結弦の姿を見られないシーズンだったわけです。その寂しさがいかに大きかったかは、オリンピックの喧騒と、羽生君が当然出ると思われていた試合の男子の迷走ぶりに表れていると感じました。羽生君に勝つには、少々気合いを入れたくらいでは歯が立たない。自然に演技にも締まりが出るでしょう。ずっとそういう白熱した試合を見ることのできていた我々はどれだけ幸せだったのか。
その我々も味わった今シーズンの寂しさ。羽生君は必ず帰ってくると信じられたからこそ耐えられたけれど、彼の現役の時がどれだけ残されているかは年齢を考えてもわからなくなってきた。「その時」が訪れた時に、果たして耐えることは可能か、それを我々が試されるシーズンでもあった気がします。私はちょっと厳しいなと思いました…。競技自体が面白いし今シーズンもすごく楽しかったけど、物足りなさはやはり強く感じてた。この物足りなさが永遠に続くなんてちょっと無理だぞこれ。それでも見続けるだろうけれども。
この寂しさに潰されない最もいい方法は、好きな選手をたくさん見つけることしかないかな、と思う。好きの度合いは様々でいいから。競技そのものを大好きになっても、男子以外の競技にドハマリしてもいい。今も競技そのものが好きで見てるんだけれども、そうじゃなかったらこのブログも一部の好きな選手のことしか書かないブログだっただろうけれども。それはそれでもいいし、特定の誰かをいつまでもものすごく好きでも全然問題はないんだけれど、その想い出に浸りたいあまりに、一緒に浸ってくれる仲間が見つからなくて寂しいあまりに、世界に牙を向けるようになってしまっては誰も幸せにならない。誰かだけをいつまでも愛していたいなら、その愛を自分だけで、誰かと語る喜びを捨ててでも守り続ける覚悟は必要かなと思ってます。そういう愛し方に終始するには、フィギュアスケートはたいへん面白くてもったいないと思うので、私は何とか自分の世界に閉じこもらない方向で頑張りたいものです。

ファイナルがたいていピークで、世界選手権の頃には病気明けだったり怪我を抱えてることの方が多く、しかもそれはたいてい試合が終わってから明るみに出て、お前はどんだけ根性があるんだと泣きながら心配しながらその偉業を称えてきた羽生君。ジェットコースターに乗ってるように気の休まる時がないけど、でも君がいないと寂しいです。来年はきっと元気に戻ってきてね。正座して待ってます。


最後に関係ない話するぞ。今年の世界選手権の会場はご存じの通りミラノだったのですが、ミラノと言えば何かとても大切な思い出があったはずだ、と試合を見ながらしばらく記憶をたどったところ、はたと答えにたどり着く。
ミラノと言えば『ロミオの青い空』の舞台じゃないか…!

ロミオの青い空』とは、世界名作劇場というわりと長年日曜の夜に放送されていたテレビアニメシリーズの一作です。放送当時私はウッチャンナンチャンが司会の裏番組を好んで見ていたのですが、月曜日に登校する度に友達が「アルフレドが死にそう」と泣いて訴えてくるので、こりゃ一体どれだけ面白いんだろうかとうっかり見たら、即座に心を掴まれました…。アニメを見て心の底から泣いたのはこの作品が最後です。原作の小説もまだ大切に持ってますし、再放送で全話視聴し完全に忘れられない作品になりました。今でも時々、ふとした瞬間に、「アルフレドは大人にはなれなかったんだな」と心をよぎってたまらなく切なくなります。
子供の人身売買など過酷な状況が描かれる作品ですが、アニメなので多少マイルドにはなってます。機会があれば是非ご覧いただければ、と強く薦めたい掛け値なしの名作です。最終回の最後の最後に流れるナレーションは、今も強く心に残ってます。いつかスイスとイタリアを回ってロミオの青い空ツアーをやるのが私の夢。


てなわけでこれでしばらく競技のテレビ観戦記はお休みです。でもこれからはショーのシーズン。今週末から8月くらいまで、全国各地で毎週のようにアイスショーが行われます。何とか鑑賞に出向いて渾身のレポートを書き上げたいので、私が生活を立て直せるよう私にも応援よろしくお願いします(泣)。体調を考えてフリーランスの方向に舵を切ると決めたものの、色々あってまったく軌道に乗せられていません…。前提条件がだってさ、ごにょごにょ…。夏までに何ともならなかったら国の世話になるしかないと退路を断って頑張るつもり。でも絶対に世話になりたくないんでその時はブログごと闇に消えるでしょう…。嫌だー、夏の孤独死だけは嫌だー。現状手詰まりなんで、これを見た友人知人の皆さんは相談に乗るように。たすけてえええ(泣)←たぶん見てる奴もういない
フィギュアスケートを見るのはとても楽しいけれど、その感想をこうやって書き残せるのもこれまたなんて楽しいんだろう。昨年の世界選手権についての記事は個人的にとても熱を入れて書いたのですが、あの頃はスターなんてひとつもついてませんでした。面白くなってくるくらい誰も読んでなかった。それでも書いてたのは自分が書くことが好きだから、ただそれだけでした。本当に微々たるものですけど、あの頃に比べて訪れていただける方が増えて幸せです。
ああ、毎週ショーとか試合とか見に行って感想書き続ける生活がしたい。石油掘り当てるか。石油王を探すより、自分で掘った方が早くない?って思っちゃうのが私なのよね(笑)。でも一応富豪も募集しときます(笑)。自由にさせてくれたら誰でもいいから←最低

それではまた来シーズン!すべてのスケーターとファンにとって最高のシーズンが訪れますように!そして来シーズンを生きて迎えろよ自分…!(BGM:ボレロ

世界選手権2018雑感④

女子の放送が終わったあとにゆっくり昼寝して男子の放送に備えるつもりが、結局一時間半くらいしか眠れないまま放送時間を迎えてしまいました(汗)。女子が始まる前にもろくに寝てなかったので明らかに睡眠不足なのですが、何故か眠くならなかった。女子の展開が衝撃的過ぎて興奮状態から抜けきれなかったのかも…。

その放送は公式練習の様子から。今整氷中のはずだしな、煽りとCMも今のうちにまとめて流すがいい。いやあ生放送ってほんとにいいもんですね←もうこのネタ通じない層とかいるんかのお(汗)
そうこうしてたらCMの間に第3グループの挨拶が終わってて無念。オープニングも流れてさあテンションマックスです。てなわけで男子フリー!


13:アレクサンドル・マヨロフ
すっかり渋いおっさんに…、ってまだ26歳だってば(汗)。ジャンプの抜けや着氷乱れもありパーフェクトではなかったが、最小限のミスだったように見えた。オリンピックは何故か出場できないという話になり残念に思っていたが、その悔しさは晴らせたかな。このよくわからない編曲と個性的な振付がスウェーデン…。


14:友野一希
落ち着いてるように見える。これはいけるんじゃないか?
サルコウのコンビネーションにはオーバーターンが入ってしまった。でも決まった単独のサルコウは美しい。アクセルのコンビネーションも決まった!素晴らしい出だし!
後半もすべてジャンプ成功。しかもまったくスピードが落ちない。動きは小気味良く、指の先まで明るい楽しさが詰まってる。画面越しからも伝わる観客の興奮。家庭内スタオベ!!!羽生君の怪我、無良君の引退で急に回ってきた代表の務めを十二分過ぎるほど果たす、最高に最高の世界選手権デビュー!!


15:パウル・フェンツ
アクセルのコンビネーション高い。空に飛んでいっちゃうかと思った。しかし後半のアクセルはシングルに…。シングルとは言えなかなか美しかったので、思わず加点ボタン押しちゃったジャッジの気持ちちょっとわかる。決まったジャンプは美しいのだが、乱れもそこそこ多かった。兵士なのかな、ヨーロッパ男子らしいどこか品のあるプログラム。コレオかっこいいです。


16:デニス・ヴァシリエフス
得点源のアクセルがばっちり決まる。まったく力みがなく、ジャンプは皆軽々として羽根のよう。お洒落なステップ。絶対会場で見てたら虜になるコレオ。精緻なスピン。素晴らしい演技!!競技だということを忘れてしまう。ステファンも壁を叩いて大興奮。気持ちはわかるが何故そのリアクション(笑)。


17:ミーシャ・ジー
得点源のアクセルを素晴らしい質で2本降りてくる。そのあとのジャンプも素晴らしい。最後のダブルアクセルの着氷が乱れたのだけがミスらしいミスか。このところずっと大きな転倒などのミスなく競技の演技を見せ続けてるミーシャには本当に凄いの一言。このプログラムはとにかくコレオが最高です。魂を感じました。


18:アレクセイ・ビチェンコ
素晴らしい4回転トゥループで演技が始まる。特に2本目の単独のトゥループは加点ボタン押したかったくらい。最高の出だしだったが、中盤疲れが見えたかジャンプに乱れ。2本目のアクセルはコンビネーション扱いにならないのか。しかし後半に進んでいくにつれ力強さが増していく。旧採点時代を彷彿とさせる、そんな良さが彼の演技にはある気がする。


緊張の第4グループの挨拶。キーガンがパソコン設置しに来てくれた人みたい(笑)。って意味不明(汗)。ボーヤンの番の時には何故かコリヤダが映る。カメラさあああああん!!!結局ボーヤン映らないし(泣)。
6分間練習中の実況は昌磨君の足の話題にやはり集中。もう何も言えない、踏ん張りどころだ…。てか練習時間あと1分ってとこでCM入っちゃったよ。ここで一呼吸おけってか…。あああああついに最終グループが始まる!!!


19:キーガン・メッシング
前半のジャンプに乱れ。トゥループもトリプルに…。ナム君ショート落ち(泣)の今、カナダの枠は彼ひとりにかかってるわけだしそりゃ緊張するよな…。
後半で再び4回転挑んできた。結局転倒したが、なんか華麗な転倒だったな。アクセルは素晴らしい出来だった。1955年くらいからずっと現役ですって感じのする、そんなフィギュアスケートの良さが彼のスケートにはあるよね。意味不明ですみません(汗)。今回はすごくいい演技ではなかったけれど…。うーん、やはり点が伸びない…。


20:宇野昌磨
4回転のループもフリップも転倒。足がやはり…。ジャンプは乱れ続け、後半に入っても4回転トゥループで転倒。ああもう見てられない、と悲痛な気持ちになってきていたら、最後の3本のジャンプが素晴らしいリカバリーのコンビネーション。よくあれだけのジャンプがこの終盤に跳べたと思う。あっという間に積み重なる得点。これが彼の底力。基本的な実力のラインの高さ。
終了後もまったく余裕のない表情。よく滑りきった…。得点は彼にしては伸びなかったが、この時点で3枠確保。よく頑張った、本当によく頑張った…!


21:ボーヤン・ジン
さあここから4回転ルッツ祭りだ!と思ったらルッツ転倒。トゥループもダブルに。アクセルのコンビネーションは決まった。かわいいボーヤンを堪能できるコレオもいい感じ。相変わらず唐突だけど(笑)。しかし後半のトゥループでも転倒。そのあともミスが続き、結局5回の転倒…。リンクが狭いのかと思ってたが、これはもしかして足が…。ステップももうスピードがない。一体どうしてしまった…。
ダース・ベイダーのぬいぐるみ?をもらってるのに運営が気付いたのか、キスクラでスターウォーズの曲が流れ出す(笑)。しかし笑ってる場合じゃなかった。ええええええボーヤンがこんな得点なんて(泣)。これ一体何が起きてるの最終グループ…。


22:ミハイル・コリヤダ
この高さでルッツが決まれば絶対最高に美しいのだが、やはり今日も転倒。ショートであれだけ美しかったトゥループも今日は決まらない。アクセルはしっかり跳んだが、ううむ、ループもダブルに。滑りは本当に美しいので、パーフェクトなら最高に魅せられるプログラムになるはずなのだが…。おそらくメダルが見えて緊張してしまったのだろう。彼はメンタルが最大の課題かもしれないな。
どうにもこうにも続く最終グループの大波乱。ああああ、昌磨君表彰台確定!正直ちょっと諦めてたのに…。何これマジで本気で大波乱過ぎなんですけど!


23:ヴィンセント・ジョウ
ううん、表情が冴えないが大丈夫か…。心配してたらやはりルッツで転倒。フリップは速報でトリプル判定になってたが、実際は4回転の回転不足だった様子。サルコウもミス。あれだけオリンピックでボンボン決まってた4回転が今日はほとんど決まらない。トゥループだけか、綺麗に降りたのは。リカバリーを狙ったのだろう4回転もことごとくミス。ああアクセルまで…。最後のタノ入りコンビネーションは意地の成功に見えた。
レビューがものすごいのでこれは点数は厳しいかもしれない。これがメダルが見えた時の怖さか…。採点も時間かかってるな。ああ、やはり伸びない。アメリカの枠がやばい…。どんどん昌磨君の順位が上がっていく。ホントどうなってるんだ今回の世界選手権…。


24:ネイサン・チェン
ある意味これでネイサンは気が楽になったかもしれない。やっとルッツ祭りも開催できた。しかも4回転6本。5本にするって言ってなかったですっけ?!絶対勝てると踏んで記録に挑戦してきたのか。4回転は最後の2本が美しいジャンプではなかったが、プログラムを通してジャンプの転倒はなく、最高ではないが圧巻の演技。技術点で叩きのめす演技の真骨頂である。さあ何点出るか。出たあああああああすげえええええ!!!ぶっちぎりの優勝だ!!
でもこれだけ基礎点の高い4回転を詰め込んだプログラムをショートから通してやってもこの点なのか…。ルール改正が噂の通りなら、4回転はトゥループサルコウだけで叩き出した羽生君の2015年のファイナルの得点は、おそらく永遠に抜けない記録になってしまったんだな、これで。


今回は昌磨君の表彰台は厳しいかと思ってたが、終わってみれば結局2位。また2位だけど、でも凄い、凄いよ。これが勝負なんだ…!そして友野君すげえええええ、5位だよ!フリーだけなら3位!上位陣の大波乱があったとは言え、3枠確保以上に大健闘だよ!

演技終了直後のものらしい昌磨君のインタビューによると足は大丈夫だったみたいだが、昌磨君ちょっと涙目に見える。目が赤い…。この時点ではメダル逃したと思ってたかもしれんね…。昌磨君が泣いてると胸がきゅっとなる。小さな子が純粋に悲しくて泣いてる姿みたいで…。
友野君もインタビュー。君その枠に来年しっかり滑り込んでおいでよ。今日の演技は一気に世界中にその名を知らしめただろう。本当に素晴らしかったです。

表彰式。ああ銅メダルはコリヤダ君だったのか。大波乱過ぎて呆然としててわかってなかった、ごめんね(泣)。
アメリカの国歌が表彰式で流れるなんてどんくらいぶりだ…。オーカナダ、君が代、スペインの国歌(すまんわからん)じゃないとかどんくらいぶりだよ…。おおアメリカ3枠だったのか、アーロン頑張ったな。ロシアの3枠も久しぶりじゃないか?アリエフも頑張った!
しかしネイサンのこの点はオリンピックでも優勝できてるほど高い。昌磨君は逆にこの点では表彰台にも乗れてない。みんなオリンピックにピークを合わせてたというのがわかるなあ…。ネイサンはちょっとピークがずれちゃったんだね、きっと。ウイニングランは映してくれないらしく女子のインタビューが挟まれる。そして刑事君の演技が。


11:田中刑事
冒頭の4回転サルコウで手をつく。次のサルコウのコンビネーションとアクセルはしっかりと決めたが、後半得点源になるはずの4回転トゥループがトリプルに。アクセルでも手をつく。ジャンプなかなかクリーンに決まらない。コンビネーションもひとつ足りてないか。あまりいい演技ではなかったが、壊滅的では決してないし出来ることはしっかりやれたんじゃないかな。かっこよかったよ。彼も靴の調子が良くなかったんだっけ…。彼自身の調子は悪くなさそうに見えただけに、うう、うまくいかない…。


女子の振り返りが始まる。夜中から早朝の放送で見てない方への配慮ですかね。まあしょうがないのだが、ミハル見たかったなあ…。樋口さんのこのプログラム大好きなので、最高の007がシーズン最後に見られて感無量です。個人的に今大会の主役は樋口さん。
しかし男女とも何があったんだろうかと思うほどフリーは転倒が多かった。高難度プログラムの諸刃の剣ぶりを如実に示していたし、ショートがイマイチでもたいていフリーで巻き返してくる選手とはとても安定した高い実力のある選手で、その数はあまり多くない、ということも強く感じた。オリンピックにピークが合わなかったり合わせなくて良かった選手がここにしっかり合わせられたのかなという印象の中、ケイトリンは凄かったな。ネイサンも。今度こそ面目躍如できたね。あと今回は滑走順も地味に大きかったような気がした。

再び昌磨君のインタビュー。怪我等でお休みの選手も多く顔触れがオリンピックの表彰台と大幅に変わる中、オリンピックと同じ位置につけてる昌磨君すごいよな。やはり底力がある。何となくこの大会は昌磨君に次世代の日本を担えるか神が試す大会でもあった気がするな。彼にとってのひとつのターニングポイントになるのではないか。足は大丈夫だとのことだが、焦らずまた調子上げてってね。

そしていつものエンドロール?これを見ないとスケートシーズンは終わりません。まだアイスダンスのフリーダンスがあるけどこちら放送ないんで(号泣)。あの関東ローカルとかいうやつは廃止してくれ、100円やるから(←いらんわ)。ああ無良君…。吹き抜けていった風に新しい風。紀平さん、トゥルソワ。そしてこの大会に初めていない羽生結弦の存在感。来年は帰ってきてね、待ってるから。ああオリンピックのエキシビションのそのシーン大好きだ…。また来シーズン!

ネイサンのインタビューも。声いつ聞いても渋いな。今回はネイサンの独壇場でしたね。ルール改正が噂の通り行われた場合二度と見られない構成かもしれないと考えると、実に印象的な演技だった気がします。ひとつの時代の終焉を華々しく飾る運命的なラストだったとでも言いましょうか。

エキシビションに続く!