うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界選手権2018雑感③

早めに寝て放送までに目を覚ます予定が、色々あってほとんど眠れないまま放送時間になってしまいました。たぶん10分くらいは寝たけど(汗)。
眠いのも眠いがそれ以上に徹夜特有の気分の悪さが酷いけど、どうにか最後まで見るぞ。せっかくの生放送だしな!今までこういう機会散々逃してきたので(忙し過ぎたり貧民過ぎたり諸々で…)今回は絶対に逃さない!

てなわけで女子フリーは第2グループの途中からテレビ放送スタート。途中だけど第2グループからってかなりがっつり流してくれるやん。夜中の放送は睡眠時間的にはキッツイが、ほかの番組の状況にあまり左右されないので生放送の場合は逆に歓迎かもしれないな。「どうせこんな時間に見てる奴らガチのファンだろ」って放送に振り切り気味なのも男らしくていい(笑)。


10:キム・ハヌル
生放送は彼女の演技から。ジャンプはノーミスに見えた。ひとつ速報でバツがついているがあれは何だったんだ?ああああ、ザヤックか。ダブルトゥループ3回目だ…。エッジエラーもあったりしたようだが、でも確実に丁寧に滑ってたと思う。同じ韓国のダビンは靴が壊れて棄権だという情報が。ええええええ無念…。


11:スタニスラワ・コンスタンチノワ
冒頭のコンビネーションジャンプのあと何でもないところで転倒。その直後のジャンプでも転倒。さらに着氷の乱れるジャンプが続く。結局転倒は3回に…。クリーンに決まったジャンプはなしかな、スピンはとても美しかったが…。足に痛みがあったり靴がどうかしてしまったのかと心配になってしまった。急な出場で調整が難しかっただろうか…。ジュニアの世界選手権にも出場したばかりだもんなあ。


12:ヴィヴェカ・リンドフォース
手をついたり転倒があったりとジャンプのミスは少し目立ったが、最後まで手堅くまとめた感じ。青い衣装も鮮やかな溌剌としたシンデレラだった。演技後は納得のいってなさそうな表情。コーチのファッションお洒落だな。


ここでオープニング。ボレロを聞くと今シーズンも終わるんだなとしみじみします。
整氷なのでその間にCMとかバックステージとか。ヤバいこの間に眠さが加速する…。寒かったしちょっと横になって休憩しつつ第3グループを待つ。

その第3グループの6分間練習。樋口さん衣装変えたんですね。このグループでオリンピック出てないの彼女だけか。是非全部晴らしてこい!てかほとんどCMで終わったぞ6分間練習(汗)。


13:ルナ・ヘンドリクス
彼女の両手タノは浮き上がってくるというか、本当ににょきっと生えてくる感じ。筋肉の柔らかいバネみたいなものがしなやかですごい。スピンもうっとりするような美しさ。上手い選手だなあと思ってたが、見事な要素オールグリーン。素晴らしい演技だ…!もちろんこの時点でトップ!


14:エリザベート・トゥルシンバエワ
アクセルがシングルになったこと以外は大きなミスはなかっただろうか。回転不足も取られていたようだが、美しいジャンプを揃えていたと思う。演技に清涼飲料水みたいな清々しさがあったな。髪飾りがかわいい。えっ、テン君引退を表明って今解説が…。動揺。そんな話あったっけ?初耳なんですけど…。どうやらガセ情報っぽいが、一体どんな情報源からそんな話に?


15:ニコル・ショット
見とれてしまった。コンビネーションジャンプで転倒したりギリギリのジャンプが見られたりと決して完璧な出来ではなかったのだが、このすすり泣くような曲を「聞かせる」演技だった。ヨーロッパの選手ならではの深みのようなものを感じる。


16:ブレイディ・テネル
レビューいっぱいついてるので得点的には最後までわからないが、ノーミス。ノーミスだよ!華麗な舞踏会からやっぱり何かと戦ってるように見えるステップ、大団円を迎えるスピン。素晴らしいシンデレラだった。知らない人のいない物語だろうが、きちんとストーリーが浮かび上がってくる。このシンデレラは運命に翻弄されずたくましく生き抜くシンデレラですね。おお、回転不足等々やはりあったがそれでもいい点だ!


17:長洲未来
トリプルアクセルは今日もダブルに。高さや幅、文句なく美しい素晴らしいジャンプが続く。レビューが多いので得点は読めないが、アクセルをダブルに抑えたおかげか全体的にとても完成されていた。細かいミスは色々あったかもしれないが見応えありました。ああ、目に光るものが…。やはり回転不足が3つも取られていて、得点はあまり伸びず。


18:樋口新葉
今日は落ち着いてるように見える。頑張れ!
冒頭から素晴らしいジャンプが続く。うおおお見せ場でカメラ引きすぎじゃー!きえええええ!後半に入っても勢いが落ちない。どんどん大きくなる歓声。ジャンプがすべて決まったあとのステップはキレキレ。すごい気合いだった。4分があっという間に終わってしまう素晴らしい演技。想いのこもった、本当に想いのこもったガッツポーズ。大舞台に弱いというイメージを払拭した。
得点待機中にはまたしてもダンシングヒーロー(笑)。よっし、素晴らしい点が出た!キスクラで号泣する樋口さん。昨年枠を逃した悔しさも、オリンピックを逃した悔しさも全部昇華した。素晴らしかったです!


ボンドの興奮冷めやらぬ中第4グループ。そうそうたる顔ぶれですね。最終滑走がカロリーナとはもうこれ神が来てるよ。ミーシャがイタリアの教会という教会に降臨させた神が←昨日アップした男子のショートについての駄文参照。どっちにしろ意味不明(汗)
すげえ、お客さんいっぱいだ。カロリーナ人気すごい。立ち見も出てるとは…。さあ、今シーズンも決着だ!


19:ケイトリン・オズモンド
オリンピックの時のような圧倒的空気感はなかったけど、でも素晴らしい演技だ。二つ目のコンビネーションのセカンドの着氷の乱れとルッツの踏切がどうだったかな、というくらいか。ループは入りからめっちゃ好きですわ、いいジャンプ。オリンピックに続いてほとんど崩れることはなかった。素晴らしいケイトリンのフリーが続けて見られるとはなんという幸せなのだ。うおおおおおすごい点出たーーー!!!


20:マリア・ソツコワ
素晴らしいジャンプが続いていたのだが、ルッツで転倒。あああもったいない…。あとは回転がどう判定されるかだが、お月様が笑ってくれてるって幼子が呟いていそうなそんな演技ですごく好きだなと思った。
ない方がいいんじゃとか言ってたタノも見慣れたなあ。衣装もほんと上品で素敵だ。お城みたいなキスクラも似合うな。しかしうーん、点が伸びない。回転不足4つって…。あああ(泣)。


21:ガブリエル・デールマン
冒頭のコンビネーションジャンプは安定の満点。素晴らしい。それで安心したのか次のジャンプがダブルに。そのあとも着氷が乱れることが多かった。オリンピックのような見る方もつらくなるほどの崩れた演技ではなかったが、本調子ではないのかなという感じがまだ続いている。本人も納得のいかない表情。キスクラで靴脱いでたけど大丈夫かな、やはり痛めてるのかなあ…。


22:宮原知子
最初にこのプログラムを見た時は個人的に違和感もあったが、もう完全に彼女のものにしたなあ。その過程が見られて良かった。しかし珍しくジャンプのミスが続いた。後半のルッツのコンビネーションはよく転倒しなかったと思う。サルコウは彼女には本当に珍しい転倒。オリンピックで届かなかったメダルにどうしても届きたいという気負いが強すぎたかな。やはり点は伸びないが、3枠確保。素晴らしいです。


23:アリーナ・ザギトワ
ステップを見る限り緊張しているように感じて心配したが、ああやはりルッツで転倒…。次のコンビネーションでもセカンドで、リカバリーのルッツのコンビネーションでもセカンドで転倒。まさかの3度の転倒…。ほかのジャンプもいつものように加点がガンガンつく彼女のジャンプではなかった。ああ泣かないで…。そうだった、彼女は今シーズンシニアデビューしたばかりのまだ15歳なんだ…。しかし本当にまさかのまさかでメダルを逃す。誰がこの結果を予想できただろう…。てか、てことは樋口さんメダル確定?!えええええ!なんかすごいことになってきてるけど!


24:カロリーナ・コストナー
うーむ、ルッツがダブルに。そのあとは美しいジャンプが続いたが、後半のアクセルがシングルに。サルコウは飛び上がった瞬間に転ぶのがわかってしまった。うーん…。このジャンプでは点が出ないだろうが、演技自体はやはり別格だった。ショートが素晴らしかったので実に惜しいです。今日の神はこれ樋口さんに降りてたな。あそこでなんか盛り上がりきった感じは確かにあったけど、まさか最終グループがこんな展開になるとは…。
えええええええ、まさかの日本ダブル表彰台!枠確保どころじゃねえ!すげえ!樋口さん8位からものすごい巻き返しだ!すげええええええええええええ!!!


最終グループ大波乱。まさかザギトワもカロリーナも宮原さんもソツコワもデールマンもこうもミスが続くとは…。ケイトリンだけだったな、落ち着いてたのは。金メダルおめでとう!圧倒的な勝利でしたね。
ロシアは3枠大丈夫か、はらはら。あ、ギリギリ大丈夫だったのか、ホッとした…。しかし本当に予測不可能な事態だった。まさかロシアが表彰台にいないとは…。いやあもうびっくりです。放送終わったら即寝るつもりが、目が冴えちゃった完璧に(汗)。

めざましどようびが始まっても表彰式。生中継だよねたぶん。待機中の日本選手ふたりともいい表情で嬉しくなるよ。てかほんとこの結末予想してたの神だけだろ…。
しかしこの結果で改めて感じるメドベージェワの強さ。2年くらい無敗だったって並の精神力じゃない。本当に彼女がミラノに来られなかったのは残念だった。早期の回復を願っています。

男子も全然表彰台のメンツが読めないので、何が起きても大丈夫なように覚悟を決めて視聴しよう。ええ、この駄文は男子のフリーの放送前に書いてます。確実に更新したいのでいつも時差を設けてるだけでございます(汗)。ちなみに一時間半くらいしか眠れてなくて、このままだと男子の放送中に睡魔が大挙して押し寄せそうでめっちゃ不安。誰か起こしてくれ←時差があるので超今更感

世界選手権2018雑感②

さあ男子ショートプログラムです。めっちゃ第1グループから見たかったんですが涙を飲んで文字だけでぼちぼちと追ってました。パトリックも羽生君もハビエルもいない世界選手権とか何年ぶりかわかんなさ過ぎて微妙に頭がついてってない。その3人で7年くらい優勝かっさらってたから、誰が勝っても初優勝。誰が勝つのか全然読めずこれはこれで非常に面白いです。

テレビ放送は第7グループの6分間練習の途中からやっと開始。ドラマの放送があったのでしょうがないとはいえ、最終グループのみが生放送だったのはかなりもったいない。


32:ミハイル・コリヤダ
素晴らしい素晴らしい素晴らしい!!!4回転ルッツ外すだけでこんなに安定するのか。すべてのジャンプが非常に美しい。特にトリプルルッツの高さには目を見張った。しかもジャンプ以外の要素も素晴らしく、この人上手いんだと実によくわかる。レビューもなし!オリンピックの雪辱は晴らした!!ところで髪切った?←このネタもう通じない人いるのかもと思うと…
オープニングがここで。素晴らしい演技から放送スタート。もうドッキドキです。出たあああああ100点!


33:アレクセイ・ビチェンコ
ノーミスきたああああ!!!アクセルすげえよ。スピンやステップはあまりレベル4が取れてなかったりするのだが、そんなこと別にいいやって思っちゃうほどビチェンコさんがノリノリ。ノリノリな曲じゃないような気もするがノリノリ。めっちゃ楽しそう。いやー、最高のショートでしたねえ。自己ベストも更新!今シーズンですっかりファンになった人絶対多いでしょ(笑)


34:ネイサン・チェン
今日は出だしから音に乗っていたので大丈夫だろうと思った。やはりジャンプはすべて成功。決して美しいジャンプではなく減点もあったが、4回転2本決めた。気合いを感じた。ラストのポーズはビリビリくるほど。オリンピックの雪辱を彼も晴らせた。良かった、ああ良かった、良かった…。レビューが多かったからどうなるかと思ったが、おおしっかりいい点出たぞ。トップ!


35:ドミトリー・アリエフ
今日も白い手袋が震えている。冒頭は素晴らしい4回転ルッツのコンビネーション!今日もオリンピックの再来かと思ったが、単独のトゥループがまさかのトリプルに。コンビネーションでトリプルトゥループを跳んでしまったので規定違反で無得点…。それ以外は素晴らしかっただけにこれは痛い、痛過ぎる。ショートの怖さがこれなのだ。ミスに気付いたのか中盤以降は心なしか精彩を欠いた気もした。ルッツも回転不足だったようで点が伸びない。ううう、素敵なプログラムだけに無念…。華麗な曲と華麗な衣装、これが男子フィギュアスケートのロマンですよ←個人の見解であって効果を保証するものではありません


36:ボーヤン・ジン
なんすかこのハイレベル大会。ボーヤンも素晴らしいルッツのコンビネーション。相変わらず壁にぶつかりそう。トゥループは本当にぶつかりそうだった。ぶつからないように抑えたせいか回転不足のジャンプになってしまう。しかし全体的にビリビリした気合いを感じるいい演技でした。最後がステップで終わるのも面白い。うわーほんとこれ誰が優勝するかわかんねえな。ショートから4回転ルッツ大乱舞。なんすかこれ←最初に戻る


37:宇野昌磨
靴が合わず足に痛みがあるということで心配していたが、素晴らしい4回転トゥループで演技が始まる。このプログラムのステップ個人的にすごく好きなんだけど、どうしてもレベル3なのか…。ってプロトコル見たらレベル4だな。速報は速報ってことですね。
前半はとても良かったのだが、コンビネーションジャンプでオーバーターンが入る。うーんギリギリ、危なかったな…。いつもならここは4回転のコンビネーションなので得点的には彼の最大時よりかなり下がってしまうことになる。そのあともスピンに入る前にふらつくというか躓いたりしていたが、何とか滑り切った。構成が下がってしまっただけで大きなミスはなかったと思うのだが、足の状態がやはり心配される。フリーも彼の納得のいくように演じて欲しい。


生放送はここまで。煽りが入る。刑事君の、頑張らないと自分が出る分がなくなるという主旨のコメントは非常に説得力があった。我々は簡単に「楽しく滑ればいいんだよ、枠なんていいんだよ」と言ってしまうが、枠の数は彼らのチャンスの数だ。決して長くはない現役生活を、日本というスケート強豪国で送る彼らにとっては天と地を分けるほどの大切なものなのではないか。マスコミやファンの期待などおそらくは彼らの眼中にはない。枠を確保することは誰よりも彼ら選手自身のためなのである。だから楽しめばいいなどとは言えない。けれど無理しろとも当然言えない。ただ、悔いを残さない演技ができるようにと、そっと祈るだけである。

最終グループ以前の演技も流れる。録画なので滑走順が前後する上飛び飛びですが、そういうことなんだなとご理解いただければ。


12:友野一希
つい数日前までクープ・ド・プランタン出てましたよね?!えええええ!!疲れも見えない素晴らしいノーミス演技!!アクセル美しい。ステップもぐいぐい盛り上がる。ラストのポーズまで魅せ切る!演技終わってから泣いてるよ…。急な出場の上に枠のプレッシャー、怖かっただろう…。本当によく頑張った。最高の世界選手権デビューになったね。しかしなんで得点待機中に流れてるのがダンシングヒーローなんだ。泣きそうになってたのに速攻涙引っ込んだわ(笑)
ところで録画だとカウンターは表示されないのかい?

友野君のインタビューを挟んで、さらに録画放送は続く。


27:ヴィンセント・ジョウ
うおおおおおすげええええええ!!!4回転ルッツのコンビネーションにタノのトゥループ、単独ジャンプは4回転フリップ。ジャンプの難易度的には今のところ最高峰である。回転不足がなかったのですごい点。満を持して台頭してきましたよ、って感じ。技術点カウンターも復活。


28:マックス・アーロン
ジャンプはどれも力で持ってった感じ。アクセルよく転ばなかった。最後のスピン盛り上がるわー。ものすごく良かったわけじゃないけどそこそこまとめたいいアーロンでした。


29:デニス・ヴァシリエフス
素晴らしいノーミス演技。決まったジャンプのふわりとしたあの感じに、やはりステファンの指導を受けているのだなあと実感する。全体的な完成度が非常に高く、最後のスピンだけでとりあえず持ってくという感じは今日はなかった。彼も晴らせたな、オリンピックの雪辱。そうだみんなで晴らしてしまえ!
コーチの大きなアクションとやらが気になりますね(笑)。やたらステファンを抜くのはどこの局も一緒だな…。シャツの柄が気になる。そんでもって顔ちっさ!←今更何だよ


30:田中刑事
ああああアクセル、アクセルうううう…。ダブル…(泣)。でも綺麗なダブルだったし、全体的には素晴らしかった。レビューもまったくついてない。ものすごい気合い感じました。スピンやステップもレベル4はふたつだけだったけど、でもすごい見応えあった。得点以上に伝わるものがありました。まだ巻き返せる、是非フリーでも素晴らしい演技を見せて欲しい。
てかまた待機中にダンシングヒーロー。だからさー、気が抜けるから(笑)。これ阿修羅出てたら絶対踊ってるよな(笑)。


31:ミーシャ・ジー
冒頭でぶるぶるさせる手の震わせ方がめちゃめちゃ魂入ってたのね。そのまま最後まで心も震わせるような演技を見せてくれた。もう目が離せなくて、カウンターも全然見てなくて細かいところ覚えてないんだけど、イタリアの教会という教会にミーシャが何かを降臨させてると思った。はい意味不明ですすみません。
うおおシーズンベスト更新、すごい…。いや本当に映画かなんか見てるような、目の前で嘆く天使の物語見てるようなそんな印象でした。


ここで昌磨君の演技の振り返り。いや高橋君の解説入りでまったく同じ振り返りではないんだけど、もうちょっとほかの選手流してもらっていいんですぜせっかくだしさ…。
ネイサンのインタビューに続いて昌磨君のインタビューも。構成上げる気か昌磨君…。上げるっていうかいつも通りやるのかな。私に何かを言う権利はない。ただ、彼の納得のいくように滑り切って欲しいと願う。

そして女子の練習の様子も生放送。いやあのそれはそれで見たいけど、もうちょっとほかの選手流してもらってもOKですぜ。ずばりキーガン見たかったんですけどおー。生放送で緊張したあとだから中だるみ感がすごいがな。んでそのまま番組終了。

いやこれ友野君頑張ったな。本当に頑張った。演技としていちばん良かったのはコリヤダ。トータルパッケージという言葉を最も感じる理想形に近い演技だったと思う。いやあ、絶品でしたねえ。彼がこのまま質重視路線に切り替えたら表彰台の常連になる気がしてならない。そしてもう4回転サルコウのように出現率の高まってきた4回転ルッツ。ループの出現率は相変わらず低いのに。4回転になるとループの方が難しいんじゃないかって話をテレビで見た記憶があるんだけど、こうなるとあれは本当なのかもって気がしてくるわ。

女子も男子もかなり長くなったのですが分割せずこのまま載せます。フリーはさすがに分けるかもですが。競技もとっくに終わってるからねその頃には(汗)。

世界選手権2018雑感①

さあ!ついにこの長く熱く永遠に記憶に残るであろうシーズンも終幕です!世界選手権が始まりますよ!
昨年の優勝者が全員出場していない、しかもその原因がほとんど怪我というつらくて寂しい状況ですが、それでもその寂しさの分まで精一杯応援するからね!

しかも!生放送!なまほうそう!!!神!最高!時間帯的には確かにかなり眠いのですが、生放送ですもんそりゃ耐えますよ!朝からずっと気分が悪かったんだけどそれも耐える(泣)。そりゃ何日も米しか食ってなきゃ栄養も失調するだろうさ、調べてないから知らんけど。病院行く金なんかあるわけねーよ。

てなわけで女子ショートプログラム。第6グループの第1滑走者から生中継です。おそらくそこからだろうと予想もできたので比較的落ち着いて視聴が始められました。25番目の選手まではネット中継もあったのですが、残念ながら見るのは難しい状況だったため諦めました(泣)。見たかった…。うん、今はそこまで手を回せないけど、いつかはきっと…!そうなったら私廃人決定だけど(笑)。


26:ガブリエル・デールマン
オリンピックはどうしたんだろうというくらい精彩を欠いたのだが、今日は素晴らしいノーミス演技。コンビネーションジャンプの加点は満点ですと、すげえええ。これが本来の彼女ですよ、ってガンガンに見せつけてきた感じ。いやー、いいねえ。


ここでオープニング映像。ホントだったら羽生君の入る位置に昌磨君がもう一度表示されたっぽいな。羽生君のいない世界選手権とか何年ぶりだよ…。やっぱり物足りなさは拭えないな、とオープニングを見ていてもしみじみ思う。どうしても寂しくなるのは許して欲しいなあ。本当に早く怪我が治りますように。


27:ニコル・ラジコワ
ああ、ルッツで転倒してしまった。そのあとはミスの気にならない演技だったが、今度はステップで転倒。びっくり。ちょっと全体的に精彩を欠いたかな。フリー頑張れ!…と思ったらフリーに進めてなくてショック(泣)。
ところで技術点のカウンターがオリンピック仕様になってる?要素の色分けが追加されてますよね。しかもオリンピックで使用されていたカウンターよりわかりやすい。フジどうした、めちゃくちゃ仕事できるやん…。


28:チェ・ダビン
おお、今日もノーミスだ、素晴らしい。ただレビューがいっぱいついてるので得点が出るまでわかんねーぞこれは。あ、やっぱり伸びない…。ジャンプほとんど全部回転不足か。ああああ(泣)。
こうして見ると平昌の紫の壁は独特だったんだな、いつもの試合に戻ってきたという感じ。彼女の衣装は非常に平昌の壁に映えてたから印象が強いのですね。


29:エリザベート・トゥルシンバエワ
おおおおいい演技だ!オリンピックの悔しさをこのミラノの氷に余すところなくぶつけてきた感じ。うんうん良かった…。しかしレビューがよくつくなあ、今回ジャッジ厳しいというかしっかり見てるのかな。フリップは確かに自分にも回転不足に見えたけど…。んーむ、やっぱそうか…。


30:長洲未来
女子のトリプルアクセルはどうしても力入れて見てしまう。と思ったらダブルにしたのか、綺麗なジャンプだ。ダブルに抑えたおかげかそのあとの演技も破綻なく美しくまとまった印象。スピンもさすがだ。レビューはコンビネーションジャンプだけかな。あー、セカンドがやっぱ回転不足…。いやダウングレード。無念。


31:マライア・ベル
うーん、コンビネーションのセカンドはシングルになっちゃったから得点入らないってことかな。これは痛い…。フリップもギリギリだったか。すごく楽しくて好きなプログラムだけに、ジャンプが決まらなかったのは本当に残念。めちゃいい笑顔で滑ってたのに演技終わった途端沈んだ顔になるのもつらかった…。うううう(泣)。


ここで製氷が入る。CMぜーんぶここでまとめて流してもええんですよ。って樋口さんのドキュメントが入るのね。オリンピックの切符の行方はまさに紙一重だったと思うから、そりゃやる気も無くしちゃうよな…。でもまた一歩を踏み出してきてくれて本当に良かった。ファンはきっとみんな待ってたよ。

さあ、いよいよ緊迫の第7グループ。6分間練習の前に会場が暗くなったと思ったら、これでもかとカラフルに光りまくる照明。すげーなイタリア、派手だわ…。挨拶終わったら普通に戻ったけど。


32:樋口新葉
おお、いい表情だ。今日はきっと大丈夫。
ダブルアクセル綺麗に決めた。このままノーミスでいけるかと思ったのだが、コンビネーションのセカンドで転倒。回転は足りてるように見えたけどどうだろう。あ、やっぱ足りてるのね。それ以外はとても良かったので本当に惜しかった。ってあらら、エッジエラーもあったのか…。それでもこれだけ点出せるんだから実力あるよなあ。


33:カロリーナ・コストナー
最初から二番目くらいの腕の振りで今日はもうすげえ演技が出ると思った。コンビネーションもセカンドがトリプルだ…!非の打ち所のないノーミスなんだけどもうそういうことじゃない。そういうレベルじゃない。演技が本当にあっという間に終わってしまう。ステップはひとりだけ別次元だった。なんだあの可動域というか幅というか広さというか、なんと表現したらいいのかわからないが…。会場の歓声も力に変えたような印象だった。ちょっと涙出そうだった…。カメラが混乱してたのだけが残念。
これはすごい点が出るだろう、とドキドキしながら待つ。やっぱり出た!驚異の80点超え!すごすぎる、31歳だぞ彼女…。


34:アリーナ・ザギトワ
彼女の最大の得点源であろうルッツとループのコンビネーションが少し乱れてしまった。ザギトワとは思えんほど加点がついてない、ってか珍しくマイナス。彼女やメドベージェワについては一定以上の加点が出ると思うのが普通になっちゃってるな…。感覚が軽く崩壊(汗)。
しかしそれ以外は本当にいつものようにすごいの一言。当たり前のようなノーミス。コンビネーションジャンプだって些細なミスなんですよねあれ、ほかの選手ならミス扱い報道なんてされなかったかも、と思うくらいの。しかも既に何年も世界選手権出てたような圧倒的貫禄。初出場とか嘘だろ…。


35:マリア・ソツコワ
オリンピックは悔しい出来だっただけに今日は素晴らしい演技でホッとした。でもタノ入れてもそんなに加点はつかないのだなあ…。最初のコンビネーション大丈夫かな、とドキドキしたが、回転足りてたようで良かった。スピンも美しくて見とれちゃいますね。とにかくスタイル抜群で何やっても綺麗。たぶんタノの手以外は…。


36:ケイトリン・オズモンド
相変わらずすんげースピード。これ会場で見てたら迫力あっただろうなあ。ただジャンプは細かく乱れてたような感じ。ダブルアクセルは転倒しかけてしまった。コンビネーションもレビューついてたが大丈夫だろうか。ああ、そっちは大丈夫だけど単独のルッツのエッジ…。でもプログラムはいつものようにとっても魅力的。これももう見納めなのかな。


37:宮原知子
最初のコンビネーションだ、問題はそこだけだ。解説が黙ってしまったのでたぶん回転が足りてないのだろうがどうだろうか…。スピンやステップには加点がすごくついてることからもわかるように、コンビネーション以外の問題は全然ないのだ。最終滑走のプレッシャーなんぞもまったく感じなかったな。
オリンピックほどは高得点にはならないだろうけど、と思ったが近い点は出てる。やはりコンビネーションのセカンドが回転不足だったのにこれだけ出たのか。本当にジャンプだけの競技じゃないってことがよくわかるよな。しかしいい表情するようになったなあ、なんか嬉しいよ。


このままスーパーカロリーナがフリーでも降臨するかどうかで表彰台予想がかなり変わりそう。こうなるとメドベージェワがいないのは残念だな。ザギトワも入れた3人のスーパー大降臨対決が見たかった。ケイトリンもオリンピックの黒鳥レベルの演技がまた見たい。あれは震えた。
しかしザギトワが生まれた頃からカロリーナがシニアの世界選手権に出てるってよく考えなくてもすげえし、その二人が優勝争いしてるってのもすげえ。日本も今度こそ3枠もぎ取ってきて欲しいし、フリーも目が離せませんね。問題は起きていられるかどうかだけだ…。

噛み締める記憶は甘くて遠い

お題「いちご」

実は小学校1年生か2年生くらいまで、いちごを食べられなかった。

私は食べ物の好き嫌いがとても多い。味が苦手なものももちろん多いのだが、それ以上に舌触りや見た目の気持ち悪さがどうしても無理、というものが多かった。生理的に受け付けず、どうしても食べなければならない時は吐き気との戦いだった。
なので、給食のあった時代は苦労した。残してはいけない、ときつく指導されるからである。嫌いなものはとにかく噛まずに牛乳で飲み込んでいた。おかげで今でも牛乳は大好きだ。おなかを壊すようになってきたのでもうあまり飲めないけれど(泣)。

どうやら苦手な食べ物にはいくつかパターンがあるようで、そのひとつが「種がいっぱい入っているもの」。トマト、カボチャ、スイカ、メロン、等々。あのどろどろした感じもたまらなく怖い…。
これらの野菜や果物は、ケチャップやシャーベットなどに姿を変えていれば、要するに原型をとどめていなければ食べられることが多いので、味がどうこうよりも食感や見た目が苦手な食べ物の自分的筆頭である。キュウリは平気なのだが、よく熟れた種がいっぱいの立派なキュウリはやっぱり苦手である。食べられないほどではないけど、あまりまじまじ見たくない。

いちごは幼い私にとってこれらの食べ物に該当したようである。表面のつぶつぶが不気味だった。酸っぱいのも嫌だった。子供向けの食べ物にはしょっちゅう添えられているものだが、正直嬉しくなかった。

小学校1年生か2年生のある日だった。いちごが嫌いだと知った同級生のお母さんが、確かかごに入ったいちごを差し出しながらこう言った。
「おばちゃんちのいちごは美味しいから大丈夫。食べてごらん」
実際には方言だったけど、あえてこう書く。
私は半信半疑で、同級生のお母さん、おばちゃんの家で穫れたいちごを口に入れた。親切に言ってくれている手前、断れなかったのだ。

ところがどうだろう。口に入れたいちごはふんわりと甘く、とても美味しいではないか。
どうやら私は酸っぱいいちごしか食べたことがなかったらしい。いちごが甘いものだという考えに至ったことがなかった。幼い私には青天の霹靂とでも言うべき出来事であった。

それからというもの、あんなに嫌いだったいちごを平気で食べられるようになった。いちごは様々な料理に使われているので、これは本当に助かった。ショートケーキが食べられないなんて悲しすぎる…。
冷静にいちごを見てしまうと、やっぱり表面が不気味に感じてしまうので、できるだけ眺めないようにはするけれど。原型をとどめない、ジュースやお菓子やアイスクリームなどの商品になっていればまったく平気、むしろ大好き。お菓子ってある程度流行るとたいていいちご味と抹茶味が発売されるような気がするのだが、私が食いつくのはもちろん、いちご。色合いもかわいいですよね。

私のいちご嫌いを治してくれた恩人のおばちゃんはもういない。遠い遠い昔に、遠い遠いところに行ってしまった。お葬式でお悔やみを言った同級生、おばちゃんの娘が、私の腕の中で泣き出した日のことは今も忘れられない。人がこの世からいなくなるとはどういうことなのだろう、と幼い頃からずっと考えていたけれど、こんなにつらいものなんだとあの時わかった気がする。 若くして神様に連れていかれてしまい、その人をたくさんの仲間が惜しむ姿を見るたびに、どうして私じゃなかったんだろう、誰も悲しまないのに、と納得のいかない気持ちに襲われていた。代わりにいなくなってあげられるなら、私にも存在価値はあっただろうに。そして命をとどめることができたあの人は、どんなにか立派な人物になっただろうに。

同級生が連れてきてくれた新しい命に声をかけた。君のおばあちゃんのおかげでいちごが食べられるようになったんだよって。もちろんまだ言葉も喋れない小さな人に伝わることはないけれど。おばちゃんの生きていた証は確かに受け継がれていて、それが受け継がれていていく限り、確かにその人は生きていたのである。生きているとは、誰かが覚えていてくれること。その記憶と、細胞で。

いちごを美味しくいただくたびに、 おばちゃんの笑顔と、人の命の行方とに、想いを馳せる。

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2018雑感②

昨日の続き。ではでは早速女子フリー。


★横井ゆは菜
ノーミス!ジャンプの迫力や流れも素晴らしい。全日本の演技も良かったけどそれと遜色無いような出来だった。全体的に綻びもなくいつも通り滑れてるという感じ。完全に曲を支配してる。滑り終えたあともかっこいいガッツポーズだった。
ショートはミスがあったのかなこの順位は。うう、もったいないな…。


最終グループの6分間練習が流れる。これは最終グループは全員放送してくれるのかな。おおおおお。


★イム・ウンス
壁に当たっちゃったジャンプだけか、ミスは。あれもったいなかったなあ、ほかは素晴らしかっただけに。もう世界観が出来上がっていて、ジュニアのスケーターとは思えないくらい。姿も美しい。平昌のエキシビションの二部のオープニングに出てた子だったよね?これは韓国期待の選手になりそうだな。また見たい。


★スタニスラワ・コンスタンチノワ
最初のルッツよくこらえたな。それ以外はミスらしいミスはなかったのでは。全体的な完成度が高いし、演技に強さがあって運命に翻弄されてない感じがかっこいい。話知らんのだけどね(汗)。まだジュニアなのが不思議だが、ロシアは上が詰まってるもんな…。
ここまで接戦が続いてるな。やはり全員放送してくれるようでワックワク。


紀平梨花
ああ、アクセル2本ともすっぽぬけた…。でも一本目は抜けたけど綺麗なジャンプだったなあ。ほかのジャンプは軽々として問題なくラストまでいけるかと思ったら、ああ最後の方で転倒。滑りの質は高くジャンプを失敗しても作品として見られる演技だったのは素晴らしかったと思った。やはり大きな才能を感じるので、次はジャンプが揃って欲しいです。ミッフィーもらってる、かわいい。


★アレクサンドラ・トゥルソワ
競技の当日だか翌日だかの早朝にツイッター開いて目ェひんむきましたよね。よよよ4回転…。しかも2本て。ニュース映像見ててもぶったまげたんだけど、こうやって改めてプログラムを通して見るともっとぶったまげる。4回転サルコウのGOE…。ほかのジャンプも高難度、しかもノーミス。だだだ男子の方?男子でも4回転入れたらグダグダに崩れちゃう選手とかいるのに。しかもプログラムもこれ、きっちり盛り上がるように作ってるよな。すげえ…。ここまで来るとあのコーチ怖い…。えええオリンピックの宮原さんより点たけええぎゃああああああああ←崩壊


★山下真瑚
宇宙から地球に帰ってきたよ…。あの衝撃のあとでよくこれだけ落ち着いて滑った。素晴らしかった。最終的には細かいことを気にせず楽しく生きていってそうな蝶々夫人なんだけど、それはジャンプの高さや迫力や生き生きとした動きのおかげかもしれない。滑り終えたあとの笑顔も素敵でした。おおおお素晴らしい点出た!表彰台おめでとう!


★アリョーナ・コストルナヤ
いきなり美しいスピンからスタート。ステップも弾けるよう。メドベージェワの滑りに似てるなと思ったら、そうか、同じコーチだっけ。最初のジャンプはミスがあったがそれ以外は素晴らしいジャンプが続く。フリップのコンビネーションのセカンド高い!てか、じゅうよんさい?すごいよマジで怖いよあのコーチ…。


女子もインタビューあり。女の子やっぱりメンタルつええええ。今後もみんな遠慮なく世界で暴れてきてくれそうで楽しみですねえ。
最後に表彰式の様子が少し流れて終わり。トゥルソワのあの髪の毛は一体何をどうやったらあのサイズのお団子?いやシニヨン?になるのか教えてドラえもん…。

男子は成人からが勝負、女子は成人までが勝負、ってくっきり分かれる競技になったなあという印象だった。もう10年以上前のこととは言え、荒川さんがとっくに20代になってからオリンピックの金メダル獲ったのってそう考えると凄いよな…。
それから、佳菜子ちゃんの解説が明らかに聞きやすくなってると思った。アナウンス教室的なものに通ってるとかなんとかどこかで見たような気がするけどその成果かな。記憶違いだったらごめんなさい。

そんなこんなで、これが載る頃にはシニアの世界選手権もとっくに始まっちゃってますが(汗)、いつものようにマイペースに書いてマイペースに更新しております。単純なスピード勝負なら絶対ツイッターの勝ちだから、ブログはこれでいいのよ←開き直り←っても放送中はテレビに集中してるのであまりネット見ないんですけどね、最近はまったく見てないくらい

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2018雑感①

地上波での放送がなかった地域なので、BSで流れるのを待って視聴しました。ネット環境等々が充実していないこともありジュニアはあまり追わないようにしてるので、普段なかなか見られない選手の演技がいっぱい流れそうで楽しみ。ワクワクワクワク。

会場はブルガリアだったっけ?でも日本の広告ばっかりやん。日本でのフィギュアスケート人気は世界的に突出してるんだろうなあ。真央ちゃんが現れた頃から徐々に上がって羽生君が完全に拍車をかけた感じ…。おお、解説は佳菜子ちゃんなんですな。

まずは男子フリー。


★三宅星南
うーん、スピードがない…。ジャンプは2回転倒、ほかのジャンプも着氷がうまく決まらない。綺麗に跳べたのは最後からふたつめのサルコウくらいか。どこか怪我でもしていたのかな…。もっと魅せられる選手のはずなので残念。リベンジ待ってるぞ!


★アルトゥール・ダニエリアン
ジャンプはノーミスか?最初のアクセルのコンビネーションすごいな。全体的にスピードもキレもあって素晴らしかった。演技はまだジュニアのそれだったけど、めちゃ可能性ありそうな選手。今後が楽しみ。衣装の首もとがピンクで、いいアクセントになっててかわいかったです。


★須本光希
最初のアクセルのコンビネーションは良かったが、そのあとことごとくジャンプが乱れる。緊張したのか前半はスピードもなく、後半に入ってからスピードが少し戻ってきてジャンプも立て直したが、最後のアクセルはシングルになってしまった。怪我の影響が大きかったかなあ…。でもシットスピンやイーグルは見応えあった、さすがです。


★アレクセイ・クラスノジョン
冒頭の4回転サルコウで転倒。そのあと明らかに動きがおかしくなり、ジャッジのところへ行ったあとも体を屈めて痛そうにしている。ショート1位だったんでしょう…?優勝候補なのにこれは悔しいだろう…。足をひねったのではとのことだったけど、早く綺麗に治りますように。


★アレクセイ・エロホフ
冒頭の4回転トゥールプのコンビネーション、素晴らしかった。そのあとはジャンプをひとつ跳ぶたびに乱れていった感じだが、後半に入ってしばらくしてから立て直してくる。ジャンプがシャープでいいな。プログラムもしっかりまとめてた印象。なかなか期待大。ジュニアでも二種類4回転入れないと勝てないのか、すごい時代だ…。
へえ、ロシア14年ぶりなんだ、この種目金メダルって。ロシア男子も低迷期から抜け出せるかな。いや、ヤグディンプルシェンコの頃が突出してどうかしてただけか…。


インタビューもあり。須本君も星南君も悔しそう。来年リベンジだ、頑張れ。3位のリッツォは放送ないのね…(泣)。

うっすら長いので、女子についてはまた明日。演技とキスクラ、インタビューのみを淡々と流す放送で、スポーツを見てる気分になれて良かった。って当たり前のはずなんだけどさ。煽りも嫌いじゃないんだけどね、あまり詳しくなかった選手のことを知る機会にもなるし。ただ、生放送の緊迫感にはまったく勝てないのよそれ。今回の放送はまったくもって生ではないし数日遅れですらあるんだけど、それでもちゃんと試合見てる気分になれて楽しかったですよ。

Fantasy on Ice 2018公演への長い道

さてさて、もうすっかり夏のアイスショーの先行の時期でございますね。この底辺のブログへのアクセス傾向にもその影響が見られるようになってきました。
てなわけで、本日は「ファンタジー・オン・アイス」についてなにがしかをお調べになっておられる方に少しでもお役に立てば、という記事でございます。

と言っても、皆さんが何をお調べになりたいのかは私には知るよしもありません。たとえば各会場の構造などを延々書き連ねても、皆様がそれを求めてアクセスされているのかどうか定かではなく、まったく必要のない情報であったという可能性もなきにしもあらず、なわけです。ひとつだけはっきりしているのは「新潟の座席」なのですが、
…今年の座席表、過去4回とかなり違うような。気のせい?新潟の座席の悪評はいい加減主催も知っていると思うので、改善に動いてくれた結果なのであればいいですよね。実際に公演が始まるまではなんとも言えないところですけれど。

そんなわけで、とりあえず今年会場となっている土地で開催された過去のショーの記事のそれぞれ第1回のリンクをまとめておくにとどめます。記事はすべてカテゴリー分けしてありますので、開催年さえお分かりになればカテゴリーから辿っていただければ比較的容易に記事を探せると思うのですが、ブログ全体で500記事以上ありますのでそれはそれで大変かな…、と思いまして今回の記事を設けることにしました。
2014年までは、2011年の金沢公演以外はすべての会場に行っています。今回の5会場以外の情報をお探しになりたい方が万が一いらっしゃったらご参考になさってください。2015年以降は経済的事情により諦めざるを得ない公演が増えたため、比較的最近の情報が少なくて申し訳ないです。また、記事自体はとっくに書き上げているのですが、単純にまだ載せていないものもかなりあります。ぼちぼち載せていくのでよろしければそちらもご覧いただければと思います。本年度の公演の前後に載せると紛らわしくなってしまうので、もしかすると随分先の話になるかもしれないですけど(汗)。誰が読むんだそれは(汗)。あと気に入らなくてお蔵入りしてるものもあるので、それは永遠に載らないかもしれません(汗)。

情報と言っても単なる私の感想文ですので、何となくの会場の雰囲気を味わっていただける程度かもしれませんけれども、それでもよろしければ、是非以下のリンク先をご参考になさってください。

2014年幕張(全14回)

usagipineapple.hatenablog.jp

 
2015年金沢(全6回)

usagipineapple.hatenablog.jp


2017年神戸(全12回)

usagipineapple.hatenablog.jp

 
2010年新潟(全7回)

usagipineapple.hatenablog.jp


2011年新潟(全12回)

usagipineapple.hatenablog.jp

 
2015年静岡(全10回)

usagipineapple.hatenablog.jp

 

以上でございます。全部合わせれば60回くらいあるので(汗)、こんな長ったらしいの誰も読まないだろうと思いつつ、とりあえず載せときます…。でもこれだけはお伝えしておきたい。生で見るフィギュアスケートは最高ですよ!皆様が素敵な時間を過ごされることを心よりお祈りしています。

…こんな記事書いてる私本人ですが、おそらく今年のファンタジー・オン・アイスは不参加です。
昨年まではこの時期には、わずかな収入をどうやって回してどこのショーのどの公演に行くか、ということを徹底的にシミュレーションして先行にチャレンジしておりましたが、
今年は手も足も出ません!本当に一切何も出ません!生活が成り立ってないレベルで困窮してます!相変わらず家にある食糧は米のみ!オリーブオイルと塩をかけて食ってるよ!飽きてきたよ!チケット争奪戦への参加どころか生存すら不可能です!やべー!

相談したくても頼りたくても相談に乗ってくれる人もおらず孤立したまま煮詰まってはや幾年。もちろんこの状況に追い詰められるずっとずっと前から(何でもそうだけど突然そういう状況になるわけではなく段階がある)色々知り合いに連絡したりはしてたんだけど、ほとんど返事返ってこなくてすっかり人間不信(泣)。ブログだけこっそり覗き見してる人いるのも知ってるけどな。はいはい、好きなだけ笑い者にしてください…。「いつかお前らなんて見返してやるからな」という気持ちでいたが、わりと真剣にその前に力尽きそう(汗)。無念。
もう色々諦めて就職活動するか、と思ったものの「履歴書用の証明写真を撮る金すらない」というすっさまじい状況。なんかもうここまでくると面白くなってきた。このブログは「更新が途切れたら孤独死してる可能性が高いのでできるだけ早めに見つけてください」という目的もあって始めたのだが、どうせ死ぬなら書きためてる記事をちゃんと公開してからにしたいので、それ全部予約投稿したらたぶん2ヶ月分くらいあるから当初の目的が果たせねえ!と気付いてもっと面白くなってきてます。ワハハハハ!あははははははー!!あー、春になると変な人が増えますね。良い子はこんな大人になっちゃダメだよ☆
…すみません(泣)。うーん、よく当たってた手相鑑定で「2013年の後半くらいから運気が良くないが2018年には完全にその時期を抜ける」と予言?され結構それに賭けていたのだが、うーん、やっぱりいいことは当たらないのだろうか私は(泣)。2018年始まってまだ3か月目とは言え、2018年まで頑張って生きたのにまだかなー(泣)。頼む私をファンタジー・オン・アイスに行かせてくれ…。

 

2018年5月19日追記:

改訂版を執筆しましたのでリンクを貼っておきますね。大幅に内容が変わっているわけではありませんが、丸々書き直してあります。よろしければ目を通してみてくださいね。

usagipineapple.hatenablog.jp

 

ウエルカムスホラン

はてさて、今日こそ、今日こそ!(泣)、ここしばらくのフィギュアスケートに関する諸々。あんまりこういう細かいネタを書いてこなかったんですけど、時々はとりとめもなく書き連ねるのもいいかな、と思うようになりました。

まずは今井遥さんの引退。本当は先週、いやもう先々週だな(泣)、書きたかった内容なのですが、先々週の記事があまりにも長くなってしまい今回に回しました。申し訳ない。
私は2014年までのファンタジー・オン・アイスにはほとんど行っていたので、ショーとは言え彼女の演技を見る機会には恵まれてた方だったのかなと思います。いつも本当に、本当にかわいい衣装をお召しになっていて、演技もさることながら彼女のその衣装が楽しみで仕方なかった。女子選手の衣装があんなに毎回毎回楽しみで、毎回毎回好きだと思ってたのは彼女くらいです。
私が最後に現役の彼女の生の演技を見たのは2016年の全日本選手権ショートプログラムということになるのかな。ショーばかり行っていたので、一度だけでも彼女の競技の演技をこの目にすることができて、大変な旅だったけど行って良かったな、と今更ながら思います。
長い間、本当に本当に楽しませてくれてありがとう。これからの遥ちゃんの人生が、輝きに満ちたものであることを心から祈っています。

それから羽生君の姿がプリントされたキシリトールのボトルの発売。「全財産が漱石さん2名」の現状は何ひとつ変わっていないのでもちろん購入できてないんだけど(泣)、田舎だししばらく大丈夫だろうと高を括ってます…。もう去年かな、クリップ付きのボトルは結構いついつまでも買えたんで(泣)。
ついでにここでネタにしますとですね、直近の羽生君クリアファイルキャンペーンの際、某コンビニで一定額買い物したのでくじ引きさせてくれたんですよ。そうしたらですね、山ほどキシリトールガムを買ったにも関わらず!

当たったのもガムでした!(超実話)

ガムこんなに買ったのに…、と思わず口をついて出てしまった私にレジのおばちゃんは「あらでもこれ大人のガムよ」と慰め?てくれた。大人のガムって(笑)。確かにキシリトールじゃなかったけど(笑)。でも和んだよおばちゃん、ありがとう。
ちなみにクリアファイルはデイリーヤマザキの店舗限定のものだけ手に入れられず、悔しすぎてデイリーヤマザキを家族の車で回る夢を見ました(笑)。その夢の続きがめっちゃ面白かったんだけど、さすがにこれ書くと長いんでまた今度(汗)。

ああこれ忘れるとこだった。3月5日に放送された中居君が司会の番組。平昌オリンピックの日本代表がたくさん出演してたやつ。その番組内で流れたAERAのメイキング映像!!!
とんでもないもの流れちゃったよ。あんなゆるっゆるだった普通の青年が何故あんな青い花が違和感なく似合うこの世のものでない何かに瞬時に変われるんだよ。顔が違うんですよね、ホントに。氷上でもそうだけど完璧に別人になってしまう。この凄まじいギャップは彼の最大の魅力のひとつかもしれません。事前情報なくあれを見ることになった皆様はご無事だったのでしょうか…。
ちなみにAERAは買いました。食費削ってでも買いました。増刷分が見つからなければ諦めるつもりだったんだけど、うっかり発見してしまいました(笑)。買わなきゃ後悔するってわかってたので、1秒も迷わずレジに持って行きました。こういう時だけ決断早いのな(笑)。メイクしてなくてもあれだけ綺麗なのに(してないですよね?氷上では)唇に紅を差した羽生君の異界への扉を開きかねない妖しさときたら…。羽生君の寒いギャグの数々を思い出して何とか正気を保ちました。宇宙のごとく幅の広い人で良かった←意味不明

3月9日放送の『スポーツ酒場“語り亭”』も面白かった。加点のポイントの説明が非常にわかりやすくて興味深かったです。あとミッツさんの、羽生君が韓国入りした時のインタビューの感想ね。それだよそれ、と思っちゃいました。バラードの首の回し方についてもめちゃめちゃ同感です。でもいちばん気になったのは看板(笑)。ショーマチカって(笑)。

さて、今年に入ってから少しずつブログへのアクセスが増えていてたいへんありがたく思っております。とにかく「好きなものへの情熱を誰かと共有できて、誰かがワクワクしてくれたら嬉しい」という気持ちと、「自分の文章や書くものを気に入ってくれる方が世界のどこかにいてくれると信じたい」という気持ちだけなので、読んでいただけること以上に嬉しいことはないです。「自分の読者等々を増やしたいだけであって読む気は一切ない」というのがわかってしまうと、申し訳ないですがいい気持ちはしないです…。私は広告収入には興味ないし、協力するメリットもないし、本当に読んでくれている方か、本当に面白かった方かのどちらかにしかお礼等したくないのが本音です。
そういう目的での来訪ではなく、「読んでもらうにはどうしたらいいのか?」と色々考えた時、今年の正月に何故かはてなの公式ツイッターが私のブログについて呟いてくれたのを思い出しました。年末年始なので書く人が少なかったのでしょうね、きっと。
実はツイッターのアカウントは随分前から持っていました。友達に無理矢理作らされたのがきっかけだったんだけど、情報が早く検索が比較的容易であること、発言者についての情報も掴みやすく情報の精査もまた比較的容易であること、等々の利点に気付いてからは、情報収集のために積極的に利用するようになりました。文章やギャグのセンスが高い呟きも多く、言葉を味わうことそのものを、いつもいつもではないけれどわりと楽しめる点もなかなか好きです。
ただ、コミュニケーションツールとしてはまったく興味がなかった。そもそも私はインターネットが嫌いでした。偶然見つけてしまった悪意の数々に今でも落ち込むことがあるくらい悩んだことがあったから。
なので、ブログとツイッターを連携させることはまったく考えなかったのですが、散々逡巡した結果、せっかくツールがあるのなら活かすべきではないのか、と考えを改めました。
ブログはリアル知人にも教えてるけど、ツイッターアカウントはほとんど誰にも知らせていなかったので、リアル知人から完全に遮断された空間としてそのまま保ちたかったんですけど、よく考えなくても今リアルが外界から遮断されているので(泣笑)、まあいいか、と切り替えることに決めました。自由でいられる場所を作る必要がない。人にもよく言われるのですが「裏表が全然ない」人間なので、ツイッターでもブログでもリアルでも基本同じですし(笑)。本当の本音はそりゃ言わなかったりするけどさ、言っててもたぶん誰も聞いてなかっただけだと思うよ。

そんなわけで、このブログのタイトルでツイッター検索したらおそらくいくつか呟きが引っ掛かるので、もう少し気軽に交流できる方がいいな、と思われた方などはよろしければ見つけてくだされ…。いらっしゃらないと思うけど(笑)。フォローボタン設定しようと思ったんだけどさ、ブログ読んでる方がツイッターの内容も見ないですぐフォローしようってあんまり思わないんじゃないかなって(笑)
あまり呟いてないですし、ブログの更新情報もよく連携させるの忘れて流れてないですけど(笑)、ほとんど予約投稿にしているブログに比べたらリアルタイムに話題に触れてる、こともあります(笑)。メインはブログに置くスタンスは変えないつもりですが、字数制限内で言いたいことをまとめるツイッターは私のポエマー属性(笑)にはわりと合っているようでこれはこれで好きです。ただ、あとから修正もできないし本当にリアルタイムに呟いていくものなので、推敲に推敲を重ねて書いた方がいいような内容には向いてないし、字を間違ってたりしたら基本的に削除しかないのも私には向いてないかも。一長一短ですね。
ツイッター経由でブログに来訪される方はまだほんの少しですけど、ほんの少しでもいらっしゃるということがわかってきたので、やっぱり活用して良かったのかな。アカウント削除しようか悩んだ時期もかなりあったんですけどね…。
とにかく、脱引きこもりアカウントできてすごくサッパリした気持ち。早くこうしてれば良かったな。どこかに居場所があることを願って、またひとつ扉を開けた気持ちだよ。

最後に、最近すごく嬉しかったこと。オリンピック観戦に行かれた知り合いの方からお土産をいただいてしまいました。マスクと海苔と、スホランのぬいぐるみキーホルダー(でいいのかな?)!
実は私、スホランかなり気に入ってまして。オリンピックのマスコットってたいてい微妙なのに(汗)、スホラン明らかにかわいいじゃないですか。バンダビも。私がめちゃくちゃ観戦に行きたかったことは散々書いてますけど、目的のひとつに「スホランのぬいぐるみ欲しい」というのもわりと大きくありまして(笑)、しまいには国内で買えないかなとか言い出す始末で(汗)。なのでめっっっっちゃ嬉しかったのです。枕元に置いて寝てるから今。ってどんだけよあんた(汗)。
しかしホント、平昌のマスコットがスホランで良かったよ。男子シングルの表彰台の3人とスホランの親和性の高さときたら。あんなかわいい表彰台があっていいのか。特に真ん中。衣装とあいまってかわいい式神を連れたかわいい主人公のようだ。阿修羅なのに、阿修羅なのに…←震える声

そんなわけでいただいたスホランの写真。…私の写真の腕は酷いって前に書いた通りなんですよ(泣)。海苔はもう食べちゃったからぬけがら(笑)。マスクは袋がテカっちゃうので入れてないです。スホラン描いてあってかわいい袋なんだけどね。スホランはパワーストーンのでっかいのを後ろに置いて立たせてるんだけど、「アメジストだから写っても平昌のリンクっぽくていいじゃん」とか思ってそれにしたらほとんど写ってない(笑)。ちなみにパワーストーン福袋に入ってた石です(笑)。写ってないけど(笑)。
…なんかおなかすいてそうだなこのスホラン。ペットは飼い主に似るって言うけどぬいぐるみも持ち主に似るのか…。ポテトチップス食べたい←目がうつろ

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わざわざお土産買ってきてくださった某さん、本当にありがとうございました(涙)。見捨てられた相手の方が断然多いんですけど(泣)、そんな中でもほんの数人だけ助けてくれたり元気にしてる?って声かけてくれたりする人がいて、その皆さんのおかげで私はどうにか生きております。ひとりで生きていけるほど強くないです。今ちょっと自分でもどうしたらいいのかわからない状況で、話を聞いてもらえるだけでもたぶん前に進む力になります。って見てる人いないだろうけど。見てても「いつ死ぬんだろうコイツ」って待ってる奴らじゃねーかな(泣)。お前らのためには死なねーよバカヤロー。ぜってー見返してやるからな…。
何せ最近発した唯一の言葉がスホランに「よくうちに来てくれたね」って話しかけたってだけだもん(汗)。ヤバい!ヤバいよこの人!末期症状だよ!

フィギュアスケートに関する諸々と言いつつ関係ない話題も混じっておりましたが、こんな感じでまただらだら書きたい。そろそろオフシーズンだし、フィギュアスケートネタは減っていくでしょうが、そうしたら果たして見に来てくれる人いるかなー…。…2日前の記事みたいに特に伝えたいと思って真剣に書いた内容は相変わらず全然読んでもらえてないし。フィギュアスケートネタでもこうだしなあ。私の書くものってこんなにも力がないんだな、とあまりにも落ち込んでしまったのでひっそり追記…。

最後の幻を神が吹き消すその前に

もう10年以上、ひとりで暮らしている。

やっと就職が決まり、実家を離れた。貧しい家だったから、必要最低限の家電以外ほとんど家具もない状態での引っ越しだった。当分の間、本棚は段ボールで作っていた。テレビの台もなく、床に置いていたような記憶がある。

少しずつ家具を買い揃え、自分で組み立てて、どうにか部屋らしくなっていく過程はとても楽しかった。

ずっとずっと、早く家を出たかった。いちいち親に車を出してもらわなければどこにも行けないような不便な土地を離れたかった。楽しい思い出のほとんど無い地元が嫌いだった。
家族が嫌いなわけじゃない。今だって決して嫌ってはいない。でも、家族から離れなければ自分は駄目になるとずっと思っていた。同じ家に暮らしていても、考え方が似るわけじゃない。違和感を覚えながら、その違和感に取り込まれて平気で人を蔑むようになっていくことが苦しかった。誰かの顔色を伺って、誰かの許可を得なければ一歩も踏み出せない自分がもどかしくて仕方なかった。

自分の足で歩きたかった。自分の意思で生きたかった。

掃除も洗濯も料理も全部自分でしなければならないことに最初はとてつもなく疲れた。けど、お皿も、カーテンも、洗面器も、全部自分の趣味で決められる。お金がなかったからなかなか思い通りにはいかないけれど。テレビのチャンネルだって権利はいつでも自分のもの。大好きなフィギュアスケートの番組を見ていても怒ってテレビを消されたりすることはない。ごはんだって好きなものが食べられる。好き嫌いの多い私は食べられないものを食べろと言われるのがたいへんな苦痛で、また食べられないものを捨てなければならないことも胸が痛んでしょうがなかった。その苦しみから解放されたことは、実はとても自分の心を軽くした。

小さな頃から、間取り図を見るのが大好きだった。どこにどんな風に家具を配置するか、壁の色はどうするか、クローゼットに何をしまうか。妄想するだけでとてもとても楽しかった。インテリアのすべてを自分の好きなように決められる生活は私の夢だった。

車通勤の同僚を飲み会のたびに泊めて、色々な話をした。私の作った目玉焼きが酷すぎて捨てられたことがあったっけ…。目玉焼きもまともに作れない人間がいるなんて、それが自分だなんて思わなかった…。料理は今でも大の苦手だ。苦手というより興味がない。でも、何とか生きている。
色々な人が遊びに来た。つらくて壊れそうだった時に遠くから尋ねてきてくれた人もいた。深夜まで長電話に付き合ってくれた人もいた。ひとりの部屋に電話の声は響く。みんなで集まってお酒を飲んだ日もあった。

今、この部屋のチャイムを鳴らすのは宗教の勧誘だけだ。さもなくば新聞かよくわからないサークルか。どうせろくな訪問者ではない、と居留守を使ったら、ドアポストがガタリと音を立てる。宅配便だったか、申し訳なかったなとポストに刺さっていたものを引き抜くと、やはりそれはどこぞの宗教のチラシだった。せっかくなので読んでみたが、色々な人がいるんだなあと思った。こんな機会でもなければ何を主張しているのか知ることもないし。過去には直筆のお手紙をいただいたこともある。なかなか家にいないので、とのことだったが、直筆のお手紙のパワーって凄いものがあるなあ。もちろんお返事はしませんでしたけれど。

10年以上見ていた、ささやかな幸せの幻。
でも、それは幻。

ここは最初に暮らしたあの部屋ではもうないけれど、私は今もひとりで生活している。世界から隔絶されたたったひとりの部屋で、命が尽きるのを静かに待っている。生活レベルはどんどん下がり、もう何年も新しい家具は増えず、部屋の中は代わり映えしていない。冷蔵庫の中に入っているのは、お米とお茶と塩だけ。
私の城。今は誰も訪ねてこなくなった砂の城。私が私でいられるただひとつの空間。どこへ行ってもはじき出され、どこまで行っても見つからなかった私の、この世界でたったひとつの居場所。

この唯一の私の居場所すら、私は今、失おうとしている。
どこへ行けばいいのだろう?行き先などどこにもないのに。

その昔、「あなたの人生のテーマは守ってもらうことだ」と占い師に言われた。自分がひとりで生きていける人間じゃないことはかなり前から自覚している。でも誰かと生きている人間はひとりでも生きていける人間だ。だから私はこれからもひとりで生きていくだろうし、生きていかなければならない。生きていけるだろう、きっと。だから私のこの城を守らなければならない。私を守ってくれる居場所を守らなければならない。でも、私はもう力尽きようとしている。

神様、私から居場所を奪わないで。やっと見つけた私の居場所を。何も与えないくせに何もかも私から奪ったあなたに、私はもう何ひとつ渡したくない。

明日にも失うかもしれないこの部屋で、私は誰に届くのかわからないこの言葉の糸をせっせと紡いでいる。ひとりになってはじめて、私は自分の人生を歩くことができた。自分から電話をかけることも、気軽に買い物もできなかった私はもういない。私はその先を失敗してしまったけれど、これからひとりで暮らすことになる自分で自分の壊れた人生の土台を作り直さなければいけなかった私のような誰かに、その新しい部屋に自分を縛っていた糸を切るはさみが見つかるかもしれないと伝わったらいいなと思う。そしてその部屋にもうひとつ見つかるものが、探していた幸せであるようにと。

#私の一人暮らし

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その名を知ろうとしない者に星は瞬かない

はてさて、今日はここしばらくのフィギュアスケートに関する諸々。
…のはずだったんですけど、羽生君のことを書いていたら色々溢れてきてしまってとてつもなく長くなったので、分割してまず羽生君のことだけの記事を載せます。今日の記事はとても長いけれど、できれば最後まで読んでいただけたらと思っています。

てなわけでまず先週書きそびれたネタ。オリンピック直後の2月26日(だったよね?)に放送されたNHKスペシャルがたいへん面白かったので少しだけでも触れたかったのですが、先週の記事が長過ぎて今回送りとなりました(汗)。
いやー、これぞドキュメントでした。羽生君とコーチ陣のインタビューから、これまで厚く厚くかかっていたベールが一気に取り払われ、真実が明らかになっていく衝撃。どれほどの怪我だったのか、それにどのように向き合い、どのようにその怪我を抱えたまま戦略を立てたのか。自分たちに向けられる注目の高さを誰よりも理解し、けれど決してそれには屈することなく、冷静に、寸分の狂いもなく計画を実行し、勝利を手中におさめる遂行能力。いや、実現力とでも言うのか。
まるでフィクションのようであり、実際に神がその手をリンクに置いたとしか思えない驚異的な勝利の物語でありながら、そこにはおそろしく冷静で冷徹な目と、その目で大好きな仲間たちの能力も分析し「それでも自分の方が強い」と確信し勝負に赴ける、その確かな実力に裏打ちされた自信とが存在していたのだと、淡々としたインタビューから有無を言わさず伝わってくる。これは決して神の仕業などではなく、勝つべく者が確実に勝とうとして勝っただけなのだ、という当たり前のはずの事実を何故こんなに驚きをもって眺めることになるのか。
一見優男に見える羽生結弦の、外見ではとても計り知れない内面の強さ。思考能力と肉体的な才能。そしてこの神から与えられた宝石を、本物の宝に磨きあげたコーチ陣。
平昌オリンピックの勝者は、一時も揺れることがなく定められている。ずっとずっと前から感じていた予感。それは予感などではなく、ただそれ以外の答えがどこにも存在していなかっただけなのだと、そう思わされた番組だった。本当に、本当に羽生結弦は面白い。こんな選手をシニアデビューからずっと見守ることができているなんて、自分はどれだけ幸せなんだろうかと改めて思った。
そう、ノーミスの羽生結弦に勝てる選手は実際のところまだひとりもいないのである。ノーミスさえすれば彼の勝ちは決まっていた。ただ、そのノーミスがなかなか出来ないのも羽生君だった。フリーは少しミスもあったが、怪我の状態を考えればあれが限界だったのだとやはり思う。ショートに至っては怪我を抱えた選手の演技だと誰が思っただろう。今思い返しても言葉がない。

その羽生君だが、やはりと言うか世界選手権は欠場が発表された。怪我の状況が明るみになった時点でおそらく皆予想していただろう。本来ならオリンピックにも出られる怪我ではなかったというのが真実なのではないだろうか。安静二週間、リハビリ三ヶ月と報道ステーションで流れた時、アナウンサー?の男性は「そんなに?!」とおそらくは素で驚いていた。改めて突き付けられた事実は、彼がどれだけの覚悟をもってオリンピックに臨んでいたのかを浮き彫りにする形となった。
本人も出場できないことはわかっていたのだろう。問題がなければ当然出たかったはずだ。彼がオリンピックのために「捨てた」もののひとつが、世界選手権の連覇、なのではないだろうか。2回チャンピオンに輝いている彼だが、連覇はしていない。できるものなら挑戦したい気持ちはあっただろう。
世界選手権の連覇は来年と再来年でも達成できるかもしれない。だが、オリンピックの連覇は、北京とその次の大会で達成しようとすればそれはおそらく相当な困難となるだろう。この平昌で達成するのが最も現実的だ。どちらかを天秤にかけるとしたら、それは当然オリンピックを取るだろう。

しかしそのことで自分に向けられる批判を、羽生君はあらかじめ予想していたようなふしがある。「これからバッシングもあるだろうけど」という言葉が引っ掛かっていた。あれはおそらく世界選手権のことを指しているのだろうとその時点で私は思っていた。
何故なら、世界選手権は所謂「出場枠」のかかった大会だからである。羽生君と昌磨君が出場していればおそらくほぼ悩む必要のなかった男子の3枠確保が、羽生君が出場しないことで一気に確実なものでなくなってしまう。それほどの重要な大会なのに、オリンピックだけ出て世界選手権には出ないなんて、という声が上がるのを羽生君は恐れていたのだろう。
羽生君はシニアの世界選手権に出場するようになってから、どんなに怪我が酷かろうが滑り切って枠をもぎ取ってきた。それだけに世界選手権の大切さは身に染みてわかっているのだろう。全日本選手権に出場せずに代表になったこともかなり気にしているのではないか。彼はおそらく自分に関する様々な情報を積極的に見ている。心ない言葉も数多く目にしてきたのだろう。
だが、「現行のルールで選手生命の比較的短いシングルの選手がオリンピックを連覇する」ということはおそらくおそろしく難しいミッションのはずである。それを日本で生まれた選手が、あれだけの質の高い演技をもって達成してしまったのだ。そしてそれはこのオリンピックのフィギュアスケート競技においては羽生結弦にしかできないことだった。ソチの金メダリストは誰も平昌に出場していないのだから。その偉業を前にして、3人の代表がそれぞれ頑張れば達成可能かもしれない結果をも、羽生結弦その人に任せなければならない、という理論が何故成り立つのか私には理解できない。体さえ自由になれば彼はオリンピック後の大会だろうがなんだろうが出ただろう。昨年の世界選手権で表彰台の真ん中に立つ羽生君がどれだけ嬉しそうだったか。連覇してやろう、今度こそ世界最高点を出してやろう、きっとそう闘志を燃やしながらリンクに現れたはずだ。その彼が出場できないのである。何故察することができないんだ。何故思いやってやれないんだ。
きっとグダグダ言ってる奴らは、体調不良でも歯を食いしばって無理矢理出勤している部下や同僚に「たいしたことないくせに」とか言い放つ職場の産業廃棄物みたいな人なんだろうなあ。てか、もしほかの選手のファンなんだったらさ、その人は手負いの羽生君に任せないと枠も取ってこれないような選手だって言いたいのかね?それってその選手のこと実は全然信用してないってことだよね。ホントにファンなの?失礼過ぎない?あんたが心配するようなヤワな選手たちじゃなくない3人とも?てか羽生君が大好きなんですね。だって怪我してても出て来て欲しいんでしょ?素直に認めたらいいのに(笑)。

某四半世紀も優勝してなかった球団が優勝した途端アンチじゃなかった人までアンチ化して(自覚のない人も多かったように思えた)なんじゃこりゃ、と思ったんですけど、この国の人のルサンチマンってものすごいんだな、って正直呆れましたよね。アンチって結局、ものすごくその相手が妬ましくて羨ましいんだけど、それってものすごくその人が好きで興味があるってことなんだよね。素直に好きって言えなくていじめてるんだよね。小学生でも「それは馬鹿のやること」って気付いたらたぶんやんないよねそんなの。だってホントに嫌いだったら名前も言いたくないんじゃない?
わざわざアンチ対象の名前を出して暴れてるアンチなんて、どうにかしようと思えばどうにでもなると思うのよ。だってわかりやすい証拠をばらまきまくってるわけじゃないですか。誰が見たって「だめだこの人」ってわかるじゃないですか。んで、それって結局誰かの悪口言い合える友達が欲しいだけのさびしい人で、本当は改革する気も辞める気もないくせに、つまりたいした不満もないくせにずーっと上司の悪口言ってる使えないパートのおばさん集団みたいなもんなんですよ。たぶん相手を納得させる理論とかも展開できないし、いざという時には自分の方が不利、ということも気付いてないってことでしょ。目に入ったらイラッとするのでもちろん放置はいいことじゃないけど、逆に「みんなの笑い者」という本人だけが気付いてない制裁も常にきっちり加えられているわけですよ。かわいそー。同情はしないけど。

私が本当に悪質だと思うのは、一見アンチだとわからないように振る舞っている「良心的なファン」ですね。よく見ないとわからないけど、たとえば「ほかのファンの迷惑になるから」とまるで親切心のような振りをして実際には悪意を垂れ流している。それは根拠もなく関係のないことであっても。どれだけその対象が嫌いなのか、と吐き気すら覚える。だってその人は、決して良心的なファンなんかじゃないもの。「自分さえ良ければいい」んだもの。これ以上は書かないけれど、私はこういった人たちが怖くて、長いことスケートファンの友達を作らずにいました。すごく語り合える相手が欲しかったけど、のこのことファンの輪に入っていける雰囲気じゃなかった。見たくないものにたくさんたくさん気がついて、どうしようもなくどす黒い気持ちにおそわれたことも何度もあった。知り合いだけに読んでもらっていたアイスショーのレポートを「ブログにすればいいのに」と言っていただく声をずっとスルーしていたのは、とにかくファンが恐ろしかったからである。脆弱な私の神経ではとても太刀打ちできる気がしなかった。本当はずっと、ブログを始めたかったのだけれど。
私がソルトレイクをきっかけにフィギュアスケートを真剣に見るようになって情報にあたり始めた頃から、あまり状況は変わっていないように思える。女性が多く、さらに勝敗が関わる分野のファンなんてこんなものなのだろうか。ファンになりたての頃は誰かひとりのことしか見えてなくたってそれはしょうがないと思う。おそらくほとんどの人がそうだから。しばらくその状態が続いた後に、視線がその選手から動かないか、その選手から少し離れて競技全体に向けられるか、でその人のファン人生は決定的なものになるだろう。後者だと思い込んでいる前者ほど厄介なものはなく、フィギュアスケートに興味を持ったばかりのファンを萎縮させ、ファンだと口にしにくい空気を作っているのは間違いなくそういう層だ。これを読んで「自分もそうかも」と不安になるくらいならたぶんあなたは大丈夫だと思う。そういう層の人は、まず自分のことだとは思わないだろうから。

別に誰かひとりを盲目的に愛そうがその人の自由だから構わないと思ってもいる。だけど、何故そういう層の人が厄介になるかというと、結局「大好きな◯◯を取られたくない」って心理で動いてるからじゃないのかな。もちろんその人のものじゃないですけども。誰か異性のファンになってる時点で、恋愛感情が一切ないって言い張る奴は100%ウソツキだと思うんですよ。ほんの欠片から、ほとんどそれで満たされている場合まで、幅はものすごくあるだろうけど。その感情を認めて受け入れられる人にはたぶんそんな厄介なファン的な人はいないんじゃないかと思います。自分を客観視して割り切れる、ということだから。特に若い子であれば疑似恋愛から様々な感情を知ることも大切だろうと思うのですよ。多くの人が通る道でしょう。恋愛感情が悪いわけではなく、自分を客観的に見られないことが問題、と言うべきですかね。
同性の場合は行き過ぎた母性本能とか、時々友達と何でもお揃いにしないと気が済まない子とかいるけど、そういう感じなのかなあ。どっちにしろ「独占欲」なんでしょうね。結局その選手が好きな自分が好きなだけなんですよ。それは多かれ少なかれ皆持っている感情だろうけど、それが増大化した上「承認欲求」的なものと結び付けてしまうと厄介なんでしょうね。

かといって、すべての選手を平等に応援しろ、なんて言う気はさらさらない。それは無理。すべての選手に等しく情熱を傾けられるのはロボットだけ。すごく好きな選手もあまり興味のない選手もいたってまっっっったく構わないのである。
ただ、そのあまり興味のない選手のことを、ものすごく好きな人も世界にはいるかもしれない。あなたが、あなたの大好きな選手を「興味がない」と言われたら悲しいように、その人もあなたに「◯◯には興味がない」と言われたら悲しい。嫌いだなんて言われたらなおさらだ。もしそんなことを言われようものなら、あなただけでなくあなたの大好きな選手のことも嫌いになってしまうかもしれない。
これは本来文章にするまでもないはずのことだ。だがこんな簡単なことがわからない人があまりにも多い。自分に理解できないことを受け入れられず攻撃するしかない人たち。自分から他人へ視点を切り替えることができない人たち。それは小さな単位でなら「いじめ」で、大きな単位となると「差別」と呼ばれるかもしれない。
もしどうしても「嫌い」ならば、その根拠を丁寧に丁寧に考えて、丁寧に丁寧に理論化しなければならない。それは「議論」であって、「相手は自分とは違う」と認識するために必要なことだ。だが、卑小な民草にはそれができない。そこまで理論を組み立てられない。そこまで物事に対して真摯ではない。それなのに自分は正しいと主張することは止めない。救いようがない。
アンチの多い選手や団体には、結局気にするなと言うしかなくなるのだが、それで気が済むなら人間に感情なんて必要ないということになる。どうしてこんなに意味のわからない人が多いのだろう。でもこの人たちは、世間の常識に照らし合わせた場合、「普通の人」とされている場合も少なくないのである。
私にできることは、その人たちに理解できない選手を貶めるその人たちが愛してやまないどこかの選手を嫌いにならないことだけだ。ファンと選手は無関係だ。もしどうしても嫌いになりそうになったら、その選手から離れることも考えなければならない。嫌いになるくらいなら、私ならそうする。自分たちのせいでファンが減っても、彼らは悲しみもしないだろう。むしろ、大好きな◯◯を独占できるようになって喜ぶだけだ。そしてそんな自分に気付いてもいないのだ。「二度と近寄るなクソババア」とでも大好きな◯◯から罵倒されでもしない限り止めないんじゃないか。いや逆に喜ぶ人いそう…。やれやれ。

誰かの憎いものは誰かの大切なもの。それは当たり前の概念だと思っていたけれど、多くの人にとってそうではないんだと様々な場面で知った。嬉々としてどこかの国の人を蔑む言葉を吐く友達が私は恐ろしかった。もう人間には見えなかった。「えー、◯◯!嫌い!●●の方が最高!」と井戸端会議等々で言われる度に、何度も何度も、何度もそう言われる度に、身を切られるようにつらかった。自分とは関係のない他人のことであっても。私はその◯◯が好きなのに。でも◯◯のことを受け入れたくない人たちは根拠のない攻撃によって自分の身を守ろうとする。私はせめて●●を嫌うまいと必死にならなければいけなかった。
ただ生きているだけなのに、いじめられたり嫌われたりするのはたぶんあなたが想像する以上につらいこと。これ以上に理不尽なことはたぶんないと私は思う。きっとあなたはその苦しみを知らないのだろう、だってあなたはとても立派な、普通の人だから。いじめられたり嫌われたりし続けて、今もたぶんそういう状況の私から伝えたい。あなたには私を理解できないかもしれないけど、常識がないと括られてしまうかもしれないけど、私はあなたと同じじゃない。同じものを見てはいない。同じように本当は私にもあなたは理解できない。できないけれど、でもあなたを無闇に嫌ったりはしないよ。だってそうされるさびしさは私が誰よりも知っているから。だから同じことをしないで。ただ必死で今を生きている選手たちに同じことをしないで。
私だって無闇に誰かを嫌ったことも絶対にたくさんあったはずだ。それに違和感を感じていても、そうすることを当たり前だと思ったりそうしないと仲間に入れてもらえなかったりしたこともあったはずだ。だから人のことは言えない。私は立派な人間じゃあない。でも、そういう集団から離れたら、やっと少し楽になれたのも本当だ。そういう集団から離れて生きるということは、普通の社会にはたぶんもう戻れないということ。それで私が肉体的に死んでしまっても、心が死んだまま肉体が生きているよりはいいと、正直そこまで思っている。誰にもわかってはもらえなくても。

羽生君が何故オリンピックのあとのインタビューで「嫌われたくない」と言ったのか。その言葉の重さをどうか考えて欲しい。それは今まで当たり前のようにないがしろにされてきた、見たくなかった自分と向き合う作業になるかもしれないけれど。
その言葉を口にしたのがあなたの大好きな誰かだったら?あなたは鬼の首でも取ったかのように見えない敵を罵倒し始めたんじゃないの?それは本当に「愛」なの?あなたの好きな誰かの幸せしか祈れないあなたは、あなたの大好きな誰かのことすらも幸せにはできない。本当は愛してもいないし、幸せを祈ってもいないんだから。あなたが愛しているのは自分だけ。でもあんなに才能に溢れた、世界の宝物みたいな人たちだから、あなたが祈らなくたって絶対幸せになってくれる、大丈夫。
私がここで何を言っても、届くことはないのだろうけれど。むしろ届いてしまったら、おかしい人がいるって笑われるんだろうな。いいよ、もう慣れてる。いつもそうだったから。

えーと、こんなに長々と本気で泣きながら書くつもりなかったんですけど(汗)。生活能力すらないどうしようもない人間に応援されてるなんて本当に羽生君はじめ私の好きなスケーターの皆さんには申し訳ないです。ごめんなさい。生きててごめんなさい。でも応援しててもいいですか。ごめんなさい。
何よりも、羽生君の怪我が綺麗に治ってしまうことを心の底から願ってます。おそらく今年のアイスショーで彼の笑顔を見ることはできないだろうけど、アイスショーは来年も再来年もその先もあるから。だから気にしないで治療に専念してください、待っているから、待てるから。私たちはただ、羽生君が大好きなスケートを思いっ切り滑れるのなら、それ以上に幸せなことなんてないのだから。

てなわけで、羽生君以外の話題はまた明日以降に。もうちょっと明るい羽生君の話ならまだ続くかもしれないですけど(汗)。
あ、そうそう、今はほんの少しですけど素敵なスケート仲間に出会えて楽しく過ごせてます。だから新しくファンになる人、わけのわからない人に心を痛めても、誰かのファンだって思う気持ちを諦めなくていいですからね。何もわからなかった過去の私みたいに。いい人も絶対いっぱいいるから。だからどうぞゆっくりしっかり、フィギュアスケートの世界までおいでください!どこかの会場で隣り合わせたらよろしくお願いします!←その前に生き延びられるのかお前

…ってここまで仕上げて細かく推敲して予約投稿してはいOK、ってひと仕事終えた気分になってたら大きな情報が入ってきたので急遽追記。

羽生君出演の凱旋公演開催!!

ショーの名前だけは少し前から情報が流れてて、タイトルがものすっごく羽生君っぽいからこれ凱旋公演じゃないかなと思ってたらビンゴ。やっぱりご本人の考案した公演名か、どうりでスッと頭に入ってきたと思ったわ…。
羽生君は治療中のため滑らないそうですけど、それでも行きたい人でチケット争奪戦になるでしょうね。私も当然行きたい人なんですけど、この経済状況では手も足も出ないどころか息の根も止まりそうなのでどうしよう(泣)。渾身のレポート書きたいんですけど(泣)。

急募:富豪
業務内容:諭吉の束をわたくしによこすだけの簡単なお仕事

誰かーーーー!!

まあ冗談は置いといて(←本気のくせに)滑れない羽生君が何かしなくちゃと歌い出したりしないかドキドキです。スケーターの歌はいたたまれないと相場が決まって(汗)アダム以外(汗)。け、けん玉とかイヤホン自慢とかの方が(汗)。あと羽生君は笑わせようと頑張るだけで見事な滑りを見せられると思うから喋るだけでも、い、いや、ゲホガホ(汗)。でももし歌うんだったらもんのすごく楽しみにしてます(笑)。