うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

フィギュアスケートつらつら語り in 5月⑤

私はコレクター気質なので、好きなものに関するものは何でも集めて保管してしまうタチなのですね。

例えば、私はブログのタイトルにもしていることからわかるようにうさぎが大好きなので(ただしパイナップルは別に好きではないところがミソである←何の…)、うさぎのぬいぐるみやら小物やら文房具やら山ほど家にあるんですよ。自分でもついつい買うのですが、私がうさぎ好きなのを皆知っているのでどこからともなく集まってくるという。キリがないので、近年はできるだけ生活必需品等に絞るようにはしてますけど。押しピンとか(笑)。
で、うさぎの写真が雑誌に載ってたりすると、捨てられずに切り抜いてしまうわけです。お菓子の箱とかね、捨てられないんですよ、なかなか。仕方ないので、そういうのを保管するファイルを作っています。買ったはいいがもったいなくて使えずにいるうさぎのシールとか各種チラシ類とか諸々がパンパンになるほどファイリングされているという(笑)。


そんな感じで、昔から雑誌の切り抜きなどを内容別に丁寧に分別してファイリングする、てなことをわりとマメにやってしまうタイプだったのですが、当然それはフィギュアスケートでも同じなわけですね。

ショーや試合に行くと、わりとチラシとかもらえるじゃないですか。それ全部取ってます、私(笑)。懸賞の応募ハガキなんかも手に入ったものはすべて保管してます。

現在ファイルは3冊。最初はステファンに関する資料を何でも突っ込んでおくファイルとそれ以外、という感じで2冊だったのですが、それ以外が増えすぎてパンパンになったので(1枚のポケットに何枚も入れるからな…)3冊に増やした。それ以外の中でも明らかに羽生結弦氏の資料が多かったので、羽生君専用ファイルを作ったんですよ旦那…。
ちなみに羽生君だけで既にいっぱいになりそうです…。恐るべし。お友達がお土産に買ってきてくれた羽生結弦展のグッズとかもあるし(涙)。ありがたい…。


『Fantasy on Ice』の2010年公演のチラシは今となってはお宝かもなあ。チラシの中央は荒川さん。トリノから四年くらいだしいちばん知名度あったのが荒川さんですもんね。
福井のチラシには小さいながらいろんなスケーターの写真が載ってるんだけど、羽生君と町田君、安藤さんは出演決定前だったのか名前も入ってないや。新潟のチラシには安藤さんがドーンと載っているけども。そういう細かいところを見ていくのも面白いですな。

ニチレイにもらったお土産の説明チラシまで取ってある(汗)。メダリスト・オン・アイス行ったらくれるやつね、お土産(汗)。2015年の国勢調査のチラシも「織田君が載ってるから」という理由で取ってあるし(笑)。あとファンタジー・オン・アイス幕張公演でもらった、『ユーリ!!! on ICE』のポケットティッシュに入ってた紙とか(笑)。

チケットの半券も全部ファイルに保管してる。捨てる人も多いらしいけど、実は結構いい資料になるので大切に保管してる。どこのプレイガイドで取ったとか、席はどの辺だったとか、そういう情報をまた次回のチケット入手時に活かすわけですよ。今後は電子チケットが主流になるのでしょうけど、私はマニアとして今後も紙チケットにこだわる所存でござるよ…。
ちなみに、この保管してあるチケットから、前述したファンタジー・オン・アイス福井公演は3公演とも全部見たことがわかるという(汗)。チケットも余裕で買えたしな、この頃…。んでこうやってチケット代や旅費に全部突っ込んでたので3年で12kg痩せたんだよね(汗)。ダイエットしてない、勝手に痩せた…。給料が半端なく安かったので(謙遜ではなく本気で…)食費を削る以外になかったんですよ…。真似しちゃ駄目ですよ、健康第一。あと単純に忙しかった、あの頃…。


ショーや試合のチラシは時系列別に並べた方が資料的価値が高いかもな。って見るのは私だけですけど(笑)。そう、私は収集と分別と保管という一連のプロセスに夢中になってしまう典型的なマニアである。コレクションが増えすぎて博物館にしちゃう人もたまにいるけど、完全に同じ人種ですね(汗)。
だからホントは、フィギュアスケートに関する書籍やDVD、グッズ類もひとつ残らず集めたいのである。明らかな予算不足で実行できてませんけど(泣)。フィギュアスケートは会場で見るのがいちばん、って気付いちゃったからな…。思ったより短期集中型なので、会場行って決まった時間内だけめちゃくちゃ集中して演技を見て、頭に焼き付けるのが向いてるみたい。文章にしたらわりと忘れちゃうんだけど。

石油を掘り当てて部屋数に余裕のある家に引っ越したら、一室を私のコレクションルームにするので遊びに来て下さい(笑)。コレクションルームを作るとか、発想がオッサンですけどね。ああそうだよ俺ァオッサンだよ…。
よく当たる占いで「大逆転人生です」とか何とか言われたからそのうちそういう家にも引っ越せるんじゃね?とか思ってるけどさ、このままだと死にそうなんですけどーフォフォフォ←笑っとる場合じゃないがなお前…


こんなマニアが書いてるブログですが、これからも時々覗いていただければ幸いでございます。
うう、ごはん食べたい、お腹いっぱいごはん食べたい。貧民過ぎる…。さっさと脱貧民してコレクションルーム作りたいからそろそろ本気出してくれないかな、ネタの神様←投げやり
※ネタの神様…私にネタを振り撒く謎の神。ということになっている。細かいことは気にしてはいけない。さらっと流してください、さらっと(汗)。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。毎日更新中なのでお気軽に遊びに来てくださいね。
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きりきり飛び出てしゅるしゅる引っ込む

お題「愛用しているもの」

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写真のメジャーです。左のぶたメジャーを主に使ってます。何せかわいいしインパクトもあるので、最初に思い出すのがぶたの方なんですよ(笑)


どっちもいつどこで買ったのかは忘れてしまいました。地元の雑貨屋だと思うけど。うさぎの方は和歌山で買ったのかもしれないが(何故和歌山…)全然違うかもしれない。誰かのプレゼントだったかもしれない。とにかく全然覚えてない(汗)。


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ぶたの方は、しっぽを引っ張るとメジャー部分が出てきます。うさぎの方はつまみが見えてますね。
使い終わったら、ぶたは底の部分を押したらメジャー部分がしゅるっと引っ込む仕様。うさぎはうさぎの絵の真ん中あたりを押したらやっぱりしゅるっと引っ込みます。


メジャーは、頻繁に使うことはないにしろ、家具のサイズを測ったり購入しようと思っている物のだいたいのサイズを予想したりする場合などやはり持っていないと不便なアイテムなので、こうやって普段はインテリアにもなるメジャーって、一粒で二度美味しい的な魅力がある上使ってても楽しくて最高なんじゃないのだろうか。そんなわけで、楽しく愛用しております。

ちなみに、背景に写ってるのはクッション。クッションカバーは閉店セールで500円くらいだったもの。元値は2500円程度だったようなので、かわいいものを安く買えてラッキーでした。得意っすよ、お買い得なセール品見つけてくるの(笑)。よく「買い物上手だね」って褒められます←貧乏が染みついているだけ
クッション好きなんですけど、中の綿?が潰れて座布団みたいになっちゃって(笑)、このカバーの中にはその潰れたクッションを二つ突っ込んであったりします、しかも両方とも(笑)

※実はこの記事を書いたのは昨年9月くらいのまだ暑い時期だったのですが、記事がたまり放題にたまっていたため今更ひっそりと掲載いたしますです…。


noteも始めました:
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日米対抗フィギュアスケート2007雑感②

競技に続いてエキシビションもCS無料の日に放送してくれました。ありがたいですねえ。
しかし、競技の記事も読んでくださった方はご存じかと思いますが、深夜の放送だったため競技の最後の方で寝てしまいまして(泣)、そのままエキシビションの放送が始まってからもまだ寝ており、冒頭は見逃してしまいました(泣)。でも短時間でも寝たおかげでちょっとスッキリできたらしく、エキシビションは最後までちゃんと視聴できましたよ(泣)。

ではでは、感想をどうぞ。

エキシビション

★ステファン・キャリエール
彼の演技の途中でようやく目が覚めたので、まだぼんやりしていてほぼ記憶がない(泣)。申し訳ない(泣)。


町田樹
「フィギュア界のタッキー」という呼称に実況が吹いてる(笑)。当時も思ってたけど誰がつけたんだよこれ(汗)。さらに時代を遡ると「氷上のKinKi Kids」とかあったよな…、武史と岳斗…(汗)
ジャンプキレッキレ。町田君の少年時代の魅力に溢れつつも、今に繋がる仕草も随所に見える。今となってはお宝映像かもしれませんな。


長洲未来
『Don't Stop Me Now』きたー!
いやあもう、キレッキレじゃないですか。ジャンプもスピンも素晴らしい。ビールマンはちょっと変わった形に見えて面白い。最後のジャンプはしょうがないか。若さが爆発してた。すごく良かったです。
お、日本の選手じゃないのにインタビューもされてる。注目されてたのかな。


中庭健介
選手たちは滑る前にガラスの板に文字を書いていくことになっているらしい。今シーズンの目標だったかな?
何このけしからんプログラム(笑)。振付が遊んでて、エキシビションならではという感じ。これは会場盛り上がったでしょうねえ。


村主章枝
エキシビションならではの衣装だろうなあ。ブーツかな、ハイソックスなのかな、長い何かを履いてるように見える脚のデザインも面白い。全体的に村主さんらしい独自路線。


南里康晴
ああああああああこれええええええええええ!これえええええええ!いのきいいいいいい!
背中の「闘魂」とピアノのメロディにかぶさる猪木の声で笑いそうになるが、プログラムは渋い(笑)。でも絶妙のタイミングで入る「元気ですかー?!」には笑い死ぬだろうな、会場いたら(笑)。


★ライアン・ブラッドリー
ガラスに字を書いたあとの笑顔が超かわいいんですけど…。
演技でもいい笑顔。楽しそうな仕草がかわいいんだけど、バックフリップは超豪快。思ったほどできる選手いないよね、バックフリップ。
おお、アンコールかかった。これはバックフリップをもう一発か?おお、やっぱり。えっ、片足で降りたのか今の?!うおおおすげええええ!!


浅田真央
少女の頃の真央ちゃんの瑞々しさが存分に出ていたなあ、懐かしい…。この芯の部分はそのままに、大人になるにつれて表現が広がっていった印象です。
アンコールはショートプログラム。照明の中で見る競技のプログラムもいいですよね。


キャロライン・ジャン
14歳…。この頃まだ14歳だったのか…。
そうそう、パールスピンって呼ばれてましたね彼女のスピン。真珠を抱いた貝みたいだ。スピンやスパイラルが全体的に美しくて、年齢なんて忘れてしまう。
アンコールはノリノリな曲。うおおおお、ウインドミル何回できるの?!すごい技いっぱい入ってて、アンコールなのにめっちゃ魅せてくれる。なんてレベルの高いアンコールだ、素晴らしい。


ジョニー・ウィアー
ジョニーの代名詞のような技だけでもジョニーらしさを感じるけど、衣装がジョニーにしか着られないようなひらひらがたくさんついた華麗なもので、これもまたジョニーにしか描けない世界だよなあ、と見ててワクワクする。
え、アンコールもさっきまで滑ってた曲と同じ曲だ。たいていプログラム変えるのにちょっと珍しいな。んでやっぱり「ズサーッ」を見せてくれる。ジョニーと言えばこれですもんね。


★髙橋大輔
このシーズンのショートプログラム。へえ、これが初披露だったのか。
かの有名な白鳥の湖、ヒップホップ。今見ても斬新。運動量も凄いし。よくこの曲を髙橋君に見つけてきて振り付けたなあ。
実況の皆さんがプログラムに驚いてる様子が伝わってくる。スケーターの皆さんにも衝撃的だったんですね。


安藤美姫
モロゾフがコーチだった頃か。モロゾフも若く見えるなあ。12年くらい前の映像だしな。
一見シンプルな黒の衣装だけど、腕がゴールドに光ってとても綺麗。ラストのポーズも素敵。安藤さんのゴージャスさとかスポーツ的な美しさとかみたいなものがすごい噛み合ってて、パワーを感じるプログラムでした。


フィナーレなどもなく、安藤さんの演技終了とともに番組は唐突に終了。ホントに唐突に終わった…。
てことは、アメリカの選手の何人かと水津さんの演技はカットだったのかな。人数的にも出場した選手全員滑ってそうだし。水津さんは私が寝てて見逃しただけな気がものすごくするけど(泣)。あとアボットがカットされるとは思わなかった(泣)。でも12年近くも経ってから見られたんだし十分ありがたいよね。

深夜だったので睡魔にやられたりしちゃいましたが、たぶん当時は見られなかった試合とエキシビションを今になって堪能できてたいへんありがたかったです。無料放送ありがとうございました。



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日米対抗フィギュアスケート2007雑感①

CS無料放送の日に流してくれた、懐かしの日米対抗戦。2006年は見た記憶があるのですが(ライサチェックが出てたはず)、2007年はまったく覚えていない。見てないかもしれない…。なので、新鮮な気持ちで視聴できました。
ただし深夜だったため、眠気との戦いであまり集中できておらず、かーなーりー大雑把な感想文ですけど、それでもよろしければ是非最後までお付き合いください(泣)。

会場は新横浜スケートセンター。今新横浜で同じような試合やるのは無理でしょうねえ、見に行きたい人に対してチケットの数が足りなさすぎるだろう…。新横浜見やすくていい会場ですけども。

男子シングル

★ステファン・キャリエール
懐かしい…。懐かしすぎる…。元気かなあ(涙)。スティーブン表記だった記憶もあるんだけど、どっちだったっけ…。
ストライプのパンツがかわいい。この頃まだジュニアだったのか?荒削りだったけど若さがあってなかなかいい演技だったのではないかと。


町田樹
若い、若いよ…。てか出場してたんだ、それもジュニア枠で。
プログラムは白鳥の湖。衣装も面白い、パンツ部分まで凝ってる。
私は町田君の持つ魅力の中でジャンプの豪快さがいちばん好きなので、トリプルアクセルにワクワクしました。町田君のジャンプが堪能できる過去の試合の映像はありがたい。


中庭健介
滑るのは選手によってフリーだったりショートだったりするのか。ジュニアの選手はフリーなのかな。中庭君はショート。
衣装も込みで素敵。昔の中庭君の演技を見るのすごく楽しい。今更ながら良さが伝わる…。


★ライアン・ブラッドリー
日本のCMに出たと実況が紹介していたが、ステファンと出演したやつだな。ステファンはランビエールの方ね。
ライアンもショート。ライアンの競技の演技を見た記憶も既に彼方過ぎて残ってなくて(泣)、逆に新鮮でした。


南里康晴
ショートプログラム。南里君元気かなあ(涙)。
ちょっと出来は良くなかったか。ステップは素敵だった。


ジョニー・ウィアー
ショートプログラム。ちょっとミスはあったけどすごくいい演技。スピンうまい、若い、美しい…。競技のジョニー懐かしすぎる…。この当時の私は外国のスケーターばかり好きな非国民だったので、ジョニーもいつも楽しみに応援してたっけなあ…。


★髙橋大輔
髙橋君はフリー。この頃の髙橋君何から何まで濃かった、これまた懐かしい…。
うーん、ジャンプの着氷がことごとく…。シーズン序盤だったのかなこれ。


ジェレミー・アボット
フリー。スピードのある滑らかな滑りは見ているだけで気持ちがいいですね。おお、曲が途中から仮面舞踏会に。最後は少し疲れてしまったのかな。


男子はチームアメリカの勝ち。続いて女子。

女子シングル

長洲未来
未来ちゃんが14歳…。14歳…!ジュニアだよまだ!
未来ちゃんの切れ味はそのままに、少女の初々しさが演技に満ち溢れててとてもかわいい。ジャンプは少し乱れてしまったが。


水津瑠美
日本のジュニア枠は彼女。おお、お久しぶりです。って過去映像だけど。
なかなかいい演技だったように思える。キスクラ見てると豪華だな。国別の応援みたいに弾けてないのも逆に新鮮(笑)。


キャロライン・ジャン
ショートプログラム。ちょっと眠くなってきてしまい、演技はうろ覚えですみません(泣)。いい演技だったっぽい反応だったので睡魔に負けたのつらい(泣)。


安藤美姫
冒頭でおもいっきり転倒して壁にぶつかる、これは痛い…。演技がいったん中断されてしまったが仕方ないだろう。再開されて最後まで滑りきってホッとした。
全盛期の頃の演技という感じ、キレがあった。


レイチェル・フラット
ひいい、懐かしいいい…!15歳…!まだ貫禄がつく前なのか(汗、ごめんよおおおおお)若々しいイメージ。スピンはミスだったのかなあれは…。


浅田真央
ショートプログラム。うわあ、さすがの演技。ノーミスだろうか。少女の頃の、まだお人形さんみたいだった頃の真央ちゃんの演技だなあ、懐かしい…。


村主章枝
すみません、完全に寝てしまいました…。見たかったのに(泣)。
眠りながらも感想を書こうとしたらしいのですが、ただ一文字「M」とだけ残っていて、私が何を書き残そうとしたのかまったくわかりません…。「待ってました」とかかな(汗)。


★ベベ・リャン
ベベ…?ベアトリサ・リャンなら覚えてるけど、彼女のことかしら?
実は彼女の演技も名前以外まったく記憶がなく、爆睡してしまいました(泣)。しかもこの辺りから10分か20分くらい完全に意識がなくて、番組も最後まで見られてません。よって結局日米どっちが勝ったのかも不明。す、すみません…(泣)。

このあとエキシビションも放送されたので、そちらをスッキリ見るためにも短時間でも眠って良かったのかもしれませんが。って良くないよー、ちゃんと全部見たかったよおおおおお(泣)。


上記の通りですので、不完全燃焼で中途半端に唐突に記事は終了(泣)。うう、申し訳ない…。明日のエキシビションの記事もちょっと寝ちゃってますが、しょうがないなこいつ、と思いながらまた読んでいただければ幸いです(泣)。



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フィギュアスケートつらつら語り in 5月④

オフシーズンに入り、選手の引退の話もちらりほらりと聞こえてきたので、本日はそれらの話題をいくつかまとめて。どうしても寂しい気持ちになるので、触れるのがつらい話題ではあるのですけどね…。

ハビエル・フェルナンデス

今更なんですが、キャリアも長く戦績も華々しかった選手なので、改めて。

前々から今シーズンで引退という話をしていたので、皆覚悟はできていたかと思うのですが、世界選手権にフェルナンデスが出ていない、という事実には不思議な気持ちにならざるを得なかった。当たり前のようにそこにいた選手の名前がない…。ファイナルではそこまで感じなかったけど、世界選手権ははっきりと、物足りなさみたいなものがありましたね。また新しい選手が次から次へと現れて、その物足りなさは埋まっていくのだろうけど、同じ選手は一人としていないわけで。

最後の競技となったヨーロッパ選手権で、優勝という最高の花道を飾ったフェルナンデス。そういったシチュエーションで勝てるからこそ、本当に強い選手なんだなということがはっきりと分かる。もし彼が四大陸の選手だったらこうはいかなかったかもしれないが、そういった運もまた結果を分けていくもので、スポーツの世界では決して馬鹿に出来ない要素なのだろう、と改めて思った。
私の家はヨーロッパ選手権を見られる環境になかったので、『フィギュアスケートTV!』で彼のフリーを流してくれたのは本当の本当に嬉しかったです。

スポーツ選手特有のギラギラした印象があまりなく、むしろ穏やかな明るさを感じる選手なのに、その明るさがあったからこそ彼はトップでいられたのかもしれない。そんな風にも思います。

たぶん、名前を覚えたのはバンクーバーオリンピックの頃だったような気がする。パイレーツ・オブ・カリビアンの印象がいまだに強いので、インパクトがあったんだろうなあ。まだモロゾフのところにいた頃でしたっけ。
個人的には、テレビで見るよりもショーの会場で見る方が良さが分かる選手のような気がします。客席への目線の配り方とか凄いよ。プロとして今後も長く楽しませてもらえたら嬉しいですね。

須崎海羽木原龍一

木原君の怪我の状態が良くないのかもしれませんが、まさか解散してしまうとは…。木原君がまだシングルの選手だった頃を覚えているだけに、貴重な日本の男子のペアスケーターとして戦っていた木原君の怪我が癒えてまた氷上に立てることを祈らずにいられないです。

まだ若い須崎さんに新たな相手が見つかり、競技を続けていけることも祈らずにいられない。練習環境や体格や、日本ではペアは難しいのかもしれないけど、未来に繋がるようにいい相手が現れて欲しい…。

ユーリ!!! on ICE』のプログラムがとても好きでしたね。風に吹かれながらしっかりと咲いている可憐な花のようで、日本人の芯の強さや美しさのようなものを感じる、彼らにしか滑れないプログラムだと思ったので…。残念ですけど、これからのことをそっと見守りたいと思っています。

ケイトリン・オズモンド

休養を発表した時には、これまでの選手たちのパターンから考えて、もう競技には戻って来ないだろうなと何となく予感していたので、引退を聞いてもそこまで驚かなかったのですが、やはり残念です。鷲が羽ばたくような雄大なジャンプを、もう競技では見られないのですね…。

平昌オリンピックは彼女の表彰台がすごく印象に残ったんですよ。平昌の女子、もんんんのすごい戦いだったじゃないですか。特に女子の最終グループ。あの状況で、あの滑走順であれだけの演技をやってのけた彼女、もの凄かったと思いますよ…。今も時々、黒鳥の翼でリンクを駆ける彼女の姿を、音楽とともにふと思い出すことがあるくらいです。
しかもその年は世界選手権でも優勝。大事なシーズンにピークを合わせて素晴らしい成績をおさめ、世界選手権優勝を最後のキャリアとして選手生活を終える。確かにこれ以上の名誉はないかもしれません。

しかし、カナダは主力選手が本当に皆抜けてしまいましたね…。もちろんまだまだ有力選手は残ってますけど、容赦ないほど強かった、平昌オリンピックの団体戦のようなカナダはいつ戻ってくることになるのだろう。

ラーキン・オーストマン

個人的にいちばんショックだったのは彼女の引退です…。目立った成績は残していなかったけど、ちょっとドキドキするくらいの美人なんですよ彼女…。いい演技で上位に進んで地上波で演技が流れて、「あの超美人誰?!」とざわざわする日が来るのを待ってたのに(泣)。
でも本人が決めたことなら仕方がないですよね。束の間だったけど(私が気付くのが遅すぎて束の間でした…)、久しぶりに「選手が映っただけで嬉しい」という気持ちにさせてくれて本当にありがとうございます…!


時期的にまた引退やら休養やら解散やらといった話が聞こえてくるかもしれませんが、とりあえずこんなところで。解散と言えば村元さんとクリスのその後を聞かないけど、競技は続けるのかな、どうするのかな…。
それぞれの皆さんの選ぶ道が、輝かしく温かなものであることを、世界の果てからそっと祈っています。




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フィギュアスケートつらつら語り in 5月③

フィギュアスケート関連の話題を取り上げたテレビ番組の感想をつらつらと語るシリーズ。関係あるのかないのかわからない私の個人的な話が長過ぎて(汗)、本日は1番組のみの感想です。すみません(汗)。

テレビだらだら語り

てなわけで、本日は5月12日(5月11日深夜)にBS朝日で放送された『japanぐる~ヴ』について。

実は、最初の10分くらいは寝ちゃってて見逃してしまいました…。無念。去年もやってましたね、番組内でファンタジー・オン・アイスの話題。あれからもう1年経ったのか、早いなあ。

キャンデロロの話に笑った…。確かに技術的には若い選手には及ばないだろうが、何故か何度見ても飽きないんですよ、三銃士(笑)。長野オリンピックの時にやたら人気があったなこの人、と名前や顔は知ってたけど演技はちゃんと覚えてなかったのに、いざ会場で見たらどうしてあんなに人気があったのか一発で分かったもん。これがエンターテイナーなんだなって。だからこれからも毎年どこかの公演に潜り込んで欲しい(笑)。

そうそう、今年のゲストがToshIだと聞いてものすごく行きたかったんだよねえ(泣)。彼の生歌を一度聞いてみたくて。私の周辺には聞いたことがあるという人は多いのだが。彼にも色々な時代が…、その、ゴニョゴニョ…(汗)。
もうそこそこの年齢なのにあの声が出せるって、生ならどれだけ迫力あるんだろうかとずっと気になってたし、ファンタジー・オン・アイスで聞けるなんて最高のシチュエーションだったのにねえ。何で私は今年も絶望するほど貧困状態なのか…。

金さえあればチケット全公演取りますけど?!根性と執念で取りますけどー!!行きたくないわけでも暇がないわけでもないんだよ!ただただ金がないんだよおおおおお!!!←血の涙
2010年の新潟の初回公演から見に行ってる私が、複数公演当たり前のように見てただいぶヘビーなファンの私が、一昨年は1公演だけ、昨年はついに1公演も見られなくてどれほど心を抉られたか想像してみておくれ…。ああジョン・レノンの歌声が流れてくるよ…←断末魔

夏のために年中節約して貯金して、どこに何公演行けるか徹底シミュレーションして(給料が爆笑するほど少なかったので…)、春はチケットを忘れずに入手してホテル手配して交通機関も1円でも安くなるよう工夫して、金がかかりすぎるせいか3年で12kg痩せて(超実話…。単に仕事が忙しかったせいかもしれないですけどね…。洋服がLからSになったよ…)、それでも毎年「来て良かったあああああ!」と会場で感動に震えて苦労を全部忘れてまた来年の夏に備えるという、もはや私のライフワーク状態だったので、どこの会場にも自分がいないという状況を受け入れられなかった…。だから今年は絶対リベンジ、と誓ってたんだけど、ぶっちゃけ去年より貧困化が進んでてマジで絶望しかないっすよ!なんすかこれ←ショック過ぎて幽体離脱


この時期はファンタジー・オン・アイス関連でブログにアクセスしてくださる方が増えるのに、古い情報しかなくて本当に申し訳ない、という気持ちでいっぱいです…。実際に足を運んだ人間でないとわからない生の声の需要みたいなものをひしひしと感じるよ…。
座席からの見え方が気になっておられる方が多いのだろうな、という印象が強いのだけど、毎年同じ設営ではないし、同じ種類の席でも場所によって見え方が全然違うから、覚悟を決めてどこの席でも楽しむのがいちばんかなと私は思ってます。端の席はとくに見えづらいことがあるので、端に座る時は特に、スタオベやバナーは「もっと端の人が見えないかも」ということを頭に置いておいた上で実行してもらえたら嬉しいかな、くらいかなあ。でも端でもよく見える会場ならそんなに気にすることでもないし、結局会場によって変わるから正解はないんですよね。

こういうマナー的なことや注意事項的な内容に触れた記事も書いたらいいのかな、と思うんだけど、「会場によって微妙に違う」「基本的に行ってみないとわからないので絶対はない」ことだとも思うので、どう切り出したらいいものか、と悩んでしまうのだった。似たような記事はいくらでもあるしなあ。あんまり行く前からガチガチに縛り付けるのもどうかと思うし。たぶん、そういう記事を読んでから行こうとする方は、どうしようもない困った人にはなり得ない層だと個人的には思うし。

ぴあの窓口行って席選んでもある程度余裕で買えた時代なら座席情報は大事だったかもしれんが、今はとにかく入ることが先決、みたいな事態になってるからねえ。2013年の福岡公演の初回は当日券で見たなんて、今となっては信じられない話ですね…。


「Fantasy on Ice」関連でアクセスしてくださる方がたどり着くのが何故か2018年の記事みたいなので、2019年用に書いた記事のリンクを最後に一応置いておきます。役に立つかどうかわからないですけど。役に立たなかったらすみません(泣)。

渾身のレポートを書く自信があるので、突然諭吉が家のポストに投げ込まれるとか、突然テレ朝が始めた懸賞に奇跡の当選を果たすとか何とかして潜り込みたい…。潜り込みたいよドラえもん…。幕張行きたい…。
金があったら綿密に計画立ててちゃんとチケット取ってるので、それが出来てない時点でどうしようもない大不況なんだとお察しいただければ幸いでございます(泣)。足掻ける余地があるんだったら足掻いてますよ、最後まで…。もうね、ホントにホームレスになる覚悟しなきゃあかんなっていう状況に何度となく陥ってますからね(吐血)。よくまだ生きてるよな…。

湯婆婆様に仕事をくれと直談判しても、なんだかんだと心が広い湯婆婆様すらそっぽを向く底辺、それが私。見通しは暗過ぎですが、大逆転人生が待っているという占いを信じて(実は今のところ(2年半分くらい)ほとんど当たってはいるのだけど、いわゆる成功譚ではないので、その段階に達してからまとめて書けたらいいなと思っている)生きていくしかないっすわ←もう投げやり
これまで何とか念力でチケット入手して(最後は念力の勝負だと思いますよチケットって←意味不明)執念の節約で諭吉を生み出して何とかしてきたんですけどマジで首の皮すらちぎれそうですよ(吐血)。でもまあ希望は捨てずにいようと思います←目がうつろ


テレビの感想と全然関係ない話が大半を占めてしまってホントにすみません…。まあそれがつらつら語りってことで何とぞひとつ←どうしようもなく投げやりそして目がうつろ


というわけで最後にリンクを↓
usagipineapple.hatenablog.jp



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枯れない花を渡すより、枯れない花でいたい

今週のお題「母の日」

小学生の頃、母にプレゼントを買ったことがある。母の好きな、モスバーガーのライスバーガーだった。母の日だったか母の誕生日だったか、どちらだったのかは正確には覚えていないのだが、母の日だったような気もする。

花とかバッグとかハンカチとか、本来はそういったものをプレゼントするのだろうけど、私は田舎の小学生で、そんな洒落た店は近所になかったし、お小遣いも足りなかった。当時通っていた学習塾の近くにあったモスバーガーのメニューが、私に手が出せる「母の好きなもの」だったのだろう。形にも残らないものなのに、母がとても喜んでくれたことは覚えている。


私の母はかなり強烈なキャラクターで、ほんの子供の頃は両親が世界の基準ですべてだったけど、長じるに従って自分が家族とはあまり考え方のパターンが合わないことに気付くようになった。小学生の時分には、もう気付いてはいたのだ。

私の育った家は貧しくて、私が中学生や高校生になる頃にははっきりとわかるほど家計が傾いていた。貧しさが母の心を蝕み、元々少し変わった人だったこともあって、随分きつい言葉をぶつけられながら私は育った。「お前たちは自分が楽をするために生んだんだから、言うことを聞けないのなら死ね」と吐き捨てた母の言葉を、私が忘れることはないのだと思う。

それでも私は、母の期待に応えようと必死だった。一生懸命勉強して、安定した生活を手に入れて、両親に家を建てて、苦しい生活から解放しなければ、と呪文のように自分に言い聞かせ続けていた。私は本当は、社会の枠から簡単にはみ出してしまう人間で、私がどうしても欲しかったものを手に入れるには莫大な労力が必要で、些細なことで簡単に躓いてしまうことに、ずっと気付いていなかった。いや、気付くわけにはいかなかったのだ。

社会に出ると、あまりの「違い」に愕然とした。職場のパートの「オバサン」たちの気楽さが、おそらくは世の中の当たり前なのだということに。母は褒められた人間ではなかったかもしれないけど、少なくとも身を粉にして働いていたし、母より苦労している人は私の周囲には正直少なかった。母を盲目的にかばうつもりはないのだ。それでも、さすがにあまりにも母が哀れだった。これでは確かに心も歪んでしまう。


けれど、何とかしなければ、と思えば思うほど空回りした。私には子が親から当たり前のように貰う人生の土台が、ほとんど何もなかった。

両親の愛情が足りないという第三者の言葉を自覚することから始めなければならなかった。とにかく親元を離れて、自分の人生を一から立て直すしかなかった。
一緒にいると間違いなく共倒れになってしまう。私には母を支えられない。母に私を支える力がないのだから、まず自分で自分を支えなければならないのだ。人生を数十年分遡ってやり直すような感覚だった。

母が憎いわけでも何でもなくて、本当に憎んでしまわないためにはあえて距離を置き、本当は母から貰えるはずだった心の土台とか様々なものを、自分の力で得て、自分の足で立たなければならなかったのだ。
それは想像を絶するほど苦しくて、今も混乱の渦中にある。たぶん私のような人間はたくさん、たくさんいたけれど、今まで声を出せなかっただけなのだろうと思う。人間が種として生き残っていくために、この連鎖を断ち切る時が来たのかもしれない。自分の置かれた状況に気付き、同じ事を繰り返すまい、と誓った人間は、子孫を残さなくなってしまう。

壊れた土台の上に無理矢理建てていた私という個性はバラバラになり、私は人生の立て直しに失敗して今もさまよっている。母の日どころではない、自分が明日を生き延びることだけで精一杯だ。
子がそんな状態でも私の母には私を支えることはできない。私が死んでも葬式も出してもらえないだろう。私は花やプレゼントを贈る代わりに、母の手を借りずに生きる、という形を取るしかない。何度も何度も、数え切れないほど何度も投げ出そうとした人生を、どうにかして生き延びる手段を母から貰わない、という形しか。それを貰ってきた人は、感謝という形で返せばいいのだと思う。


今年の母の日にも、私は何も出来ない。明日食べるものにも困る、極貧生活が何年も続いている。どうやって明日も生きていこうかと、それだけで一杯になり壊れてしまいそうになる心を必死でこの世に縛り付けながら、頭を抱えている。もう、こんな毎日からは抜け出したい。

祈っても神様は聞いてくれた試しがないけれど、祈るだけなら財布に1円もお金がなくたってできる。だからせめて、祈ろう。
たぶん、いくらお金があったとしても、もう気軽にモスバーガーは渡せない。母には健康になって欲しい。加齢による衰えは仕方がないけれど、パワフルでシャキシャキ動いてた頃の母に少しでも戻って欲しい。

ただ、ただ清潔に、健康的に、穏やかに暮らせるようになって欲しいのだ。ただそれだけなのだ。ただそれだけのことが、何故こんなに難しいのかと頭を抱えたまま、まだどうにか穏やかに暮らしていた頃の、幼い自分の精一杯に、切なく思いを馳せている。



※当ブログは現在ほぼフィギュアスケートのブログと化しております。こういったエッセイ的な内容は、今回のようにお題記事を除けば、2018年9月よりnoteで書くことにしました。もしご興味のある方は、noteも覗いていただければ幸いです。ただの日記が大半ですが、気まぐれに創作に走ったりもしております(汗)。あと1ヶ月程度は、noteも毎日更新予定。
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Fantasy on Ice 2016 in NAGANO⑦

※この記事は1年半以上経ってからようやく執筆にこぎつけました。その後も延々と寝かせ続け、やっとお日様の下に出てこられたという悲劇(汗)のシリーズです。いつの話してんだという内容ではございますが、このブログはわりとそういう記事に支えられてきたブログだったりしますので、あと少しだけこの今更シリーズにお付き合いください。書いたのは遥か昔ですが一応初出です。寝かせてただけ(汗)。
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神戸の様子から予想はできていたが、やはりそれなりの長時間にわたる公演だった。ステファンの絶品の演技やフィナーレを諦めることと夜行バスで大変な思いをしながら帰宅することを天秤にかけるなら、私はやはり後者を取ってしまう。何のために遠くから見に来るんだ。意味がないとは言わないが、せっかくの宝物のようなスケーターたちの作り上げた世界を、最後の一滴まで味わい尽くしたい。ファンも楽しみ抜くことが、彼等への最大の賛辞だと思うから。ま、馬鹿だってことですよ。わかってるからいいんだよ(泣)。

そんなわけで、のんびりとシャトルバスに揺られて長野駅へ戻る。我々の到着時にはたぶんもう混乱は収束していたんじゃないかと思うが、どうやら駅には安倍総理の姿があったらしい。応援演説?さらに東京へ移動するのであろうスケーター一行もやって来て文字通りのカオスだったようである。一部のスケーターには我々も遭遇いたしました。散々目撃情報があがってたので伏せても意味がないと思い話題に取り上げてみる。ただ、話しかけたりは一切せず姿を見掛けてはびっくりして固まってただけですけど(汗)。その昔某大人気スケーターがバスの窓から手を振ってくれた時もあまりに驚いてまったく反応できなかったんですよね私…。だってただでさえバスがそこを通るなんて思ってなかったのにまさかそのスケーターが顔を出すなんて文字通り夢にも思ってなかったんだもん…。手を振り返すくらいなら私にも許されたんじゃないかと今でも後悔してます…。でも今後似たようなことがあってもおそらく永遠に固まってるだけだと思う(泣)。


工事が完了して綺麗になった長野駅はお土産コーナーも充実していた。心惹かれる品物がたくさん売られているのだが、今日はこれからかなりの間長野駅で時間を潰さなければならない。節約必須なので、どうしても気になった小さな箱入りの味噌だけを買った。ミニチュアの段ボール入りの荷物みたいでものすごーくかわいかったのです。
Aさんはしばらく付き合ってくださったが、残念ながら新幹線の時間が来てしまった。本日も本当にありがとうございました。改札に消えていくその姿を見送ると、完全にひとりになってしまう。さあ、これからどうしよう。観光に出向こうにも既に夜。そもそも観光する予算もない。
仕方ないので駅やその周辺をうろうろとさまよう。幸いにも改装された駅ビルをぐるぐる歩き回るだけでもそこそこの時間は潰せる。宿泊しないのであまり荷物がなく身軽だったのも体力の消耗が少なくて良かった。大きな荷物を抱えて歩き回るのは思った以上にしんどいものである。
そのうち疲れてきたのでスタバに入店。のんびりと飲み物をいただきながら休憩していると、店内にはビッグハットへお越しになっていたんじゃないかと思われる方がちらほら…。皆さん夜行バス待ちかしら。お姉さんそのネックレスはファイテンでお求めになりましたね。私も同じの持ってますよ、と声を掛けそうになるのをぐっとこらえる。暇だったんだ、暇だったんだよー(泣)。

スタバを出て、今度は夕食をとろうとわりと遅くまで営業している店に入る。あまりお金がないので軽くつまむ程度。お肉美味しい。そう言えば朝から肉ばっかり食ってるわ。普段あんまり食べられないからな…。金がないんだ(泣)。
ようやく夜行バスの乗車時刻になり、疲れ果てて着席。ちょっとバス停の位置がわかりづらくて焦った…。だいたいきっちり調べてから向かうんですけど、それでもいざ現地に着いてみるとわからないことも多いんですよね。
車内でのことは何も覚えていない…。疲れて爆睡してたんじゃないかと思う…。

予定時刻より相当早くバスは新大阪に到着。これなら地元までバスが乗り継げたかも、とちょっとガッカリ。バスなら費用がだいたい半額で済むからさ。だがこればっかりは致し方ない。
スーパー銭湯的なところで朝風呂して前々から行きたかった大阪のとあるお店に出向こう、などと考えていたのだが、長野で色々食べて散財してしまったので(たったあれだけで散財扱いになる私の貧窮問答歌っぷり)、空きっ腹を朝マックで満たしてからおとなしく新幹線に乗車した。はあ、大阪でのんびりするための新幹線だったのにやっぱり金がなかったよ(泣)。しかしおかげさまで午前中には帰宅できました。丸一日お風呂も入れてなかったし、これで良かったんだと思うことにしておこう…。

家に着いてから、長野でAさんにいただいたパンを温めて食べた。何だこれむっちゃくちゃ美味しい。10個くらい一気に食べられるんですけど。今度関東行ったら絶対買おう…。


そんなこんなで、長野旅日記も以上で終了です。参考のためパンフレットを見返すと、ステファンのファンには宝みたいな内容だなとしみじみ。インタビューも載ってるし、ステファンが羽生君の頬をムギュッて挟んでる写真がかわいいんだよね。やっぱり2016年のファンタジー・オン・アイスの主役はステファンだったように思います。パンフレットの表紙には「宝くじPresents」の文字が踊っているが、そう言えば宝くじを購入したらチケットが当たるって懸賞やってたっけな。もちろん応募してもちろん外れたよ(泣笑)。本当にまっっっっっったく当たらなくなったんですけど懸賞!ドン底まで運がないよなこの人(泣笑)。

今更な内容に最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。今後も旅日記を量産出来るよう生活を立て直したいと願いながらこれをしたためております。これからも当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。


長野旅日記2016
宝くじにいい加減高額当選をプレゼンツされたい編
ー完ー


2019年追記:
ぽつぽつと載せ続けている今更シリーズ。ストックしてた記事がたくさんあったこともあり本当に長々と寝かせてしまいましたが、取り出してみても別に熟してるわけでもなくガッカリだよ←自虐
色々思うところもありお蔵入りでもいいかなと考えていましたが、神戸と長野のステファンが本当の本当に絶品で、ステファンのファンとしてどうしても自分の見てきたものを書き残したい、と諦めずに書ききりました。スケーターは皆かわいいし頑張って欲しいと思ってるけど、自分にとって別格のスケーターはやはり何人かいて、ステファンはその筆頭とも言えるほど私にとっては特別なスケーターなのです。できれば、彼の演技を見に行く機会だけは、どれだけ無理をしてでも失いたくないと思っています。土下座すればその権利を与えてやると言われたら、土下座でも何でもしてしまうでしょうね…。
2018年の公演にて、二年越しで羽生君と川畑さんのコラボレーションが叶ったことをとても嬉しく思っていたけど、それをこの目で見届けられなかったことはいつまでも悔やみ続けるのだろうな…。


noteもやっております。フィギュアスケート以外の話題は主にこちらで書くことにしております。noteにも遊びに来てくださいね。
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Fantasy on Ice 2016 in NAGANO⑥

※この記事は1年半以上経ってからようやく執筆にこぎつけました。その後も延々と寝かせ続け、やっとお日様の下に出てこられたという悲劇(汗)のシリーズです。いつの話してんだという内容ではございますが、このブログはわりとそういう記事に支えられてきたブログだったりしますので、あと少しだけこの今更シリーズにお付き合いください。書いたのは遥か昔ですが一応初出です。寝かせてただけ(汗)。
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前半に続いて後半でもCHEMISTRYの川畑さんが歌う。しかし後半最初にコラボレーションするはずだったスケーターの姿はここ長野のリンクにはない。羽生結弦からのビデオメッセージが場内に流れた。ANAのロゴが入ったジャージを羽織った羽生君。メッセージの内容は神戸と同じだろうか。
無人のリンクに、川畑さんの『You Go Your Way』が響き渡る。やはり声だけでなく姿を見ると寂しさが募る。川畑さんの卓越した歌声。一緒に歌いながら滑る羽生君の幻を白い氷に見るようで、涙が出そうだった。


その涙をこの人が止めてくれる。イリヤ・クーリック。神戸と同じく、川畑さんが歌う『かまわない』。
ジャケットに帽子姿で現れたイリヤ。やはり彼はスケーターから絶大な人気があるようで、その演技を見ているスケーターたちに気が付いて思わず目を向けている間にイリヤの目線を見逃してしまい死ぬほどショック(泣)。最後は氷に手をついてました。いい出来だったからかな。


川畑さんが退場し、コラボレーションタイムは終了。今度はこのスケーターの時間、ジョニー・ウィアー。真っ赤な衣装のビヨンセ。超堪能できる席でした。最高。


天から赤い布が降りてくる。その情熱の羽で舞い上がる、アレクサンダー・チェスナ&エカテリーナ・チェスナ。彼らのエアリアルは何度も見ているので、高所恐怖症の私もさすがに慣れました。その計算され尽くした演技にはいつでも感動するよ。


安藤美姫。マラゲーニャ。彼女に本当によく似合う赤い衣装。幕張や神戸の演技よりずっと良かった。宮原さんと同じくめちゃめちゃ睨まれました(笑)。睨まれたんじゃなくて目力だってば(汗)。宮原さんは大人しそうに見えるけど安藤さんに似合いそうなかっこいいプログラムが彼女にも似合いそうだな、あの目力があれば。


マラゲーニャ2連発。滑るのはもちろんこの人、ハビエル・フェルナンデス。赤いシャツにベストでめっちゃマラゲーニャ。
たぶん私が座っていたのはジャッジ側だったんでしょうね、めっちゃくちゃ目線が飛んできました。だってこれは競技用のプログラムだもの。しかもキレッキレ。さすが現役、素晴らしい。堪能し尽くせた。最高でした。


2016年のファンタジー・オン・アイスは、私が誰よりもその演技を見たいと欲し続けてきたスケーターの演技によって締め括られる。ステファン・ランビエール。福間洸太朗のピアノ演奏による『ラ・ヴァルス』。
神戸公演も凄まじかったが、あれよりも凄まじい演技が見られるとは思わなかった。プログラムの最後に氷に倒れたステファンは、そのまましばらく起き上がらなかった。福間さんも弾き終わると同時に後ろに仰け反っていた。持てる力のすべてを出し尽くしたことが二人の姿から伝わる。これが競技であれば伝説を生み出したかもしれないような情熱が、白い氷に炎となって踊っていた。コラボレーションの真髄。遠路はるばる長野までやって来たその苦労が、すべて吹き飛んだ瞬間だった。この演技をこの目で見られて良かった。彼のファンでいて、本当に本当に良かった…。


魂がステファンの世界から戻ってこないままだったが、時は私を待つことのないままフィナーレが始まる。福間さんがピアノを奏で、川畑さんと鈴木さんが歌い上げる『威風堂々』。アンサンブルスケーターから登場したが、ジェフも比較的早くから姿が見える。やはり先導役なのか。頭に蝶ネクタイを載せたジョニー。チェスナ夫妻もくるくると空中を舞う。ステファンはやはり着替えが間に合わないようで全開でした。何がとは言わない(笑)。
最後はショートサイドに向けてのフィニッシュなので、みんなの後ろ姿で終わってしまったのがちょっと切ない。まあ全編通して素晴らしい席だったので最後くらいは仕方がないや、贅沢言っちゃいけないですね。

周回の後はもちろん一芸披露大会。順番は忘れてしまったのですが、安藤さんと鈴木さんの足上げハイドロ、ジェフのスピン、アンサンブルスケーターのデススパイラルとバックフリップ、だったかな。神戸と同じ?それからジャンプ大会。宮原さんも参加。織田君は残念ながら転倒。ステファンは周回が終わったあと早くからジャケットを脱いでやる気満々だったせいか、綺麗に4回転トゥループを着氷。いつでもスイス代表として戻ってこられるでしょう…。ハビエルもギリギリだったけど何とか4回転を決めていました。

最後にもう一度リンクを回って、今度こそ本当に長野公演は終了。やはり最終公演だけあって最高の完成度でした、楽しかった。全公演通して羽生君のいない物足りなさみたいなものは確かにあったけど、ステファンという素晴らしすぎるほど素晴らしいスケーターの真骨頂を存分に見られたので、やはり今年も来て良かったなと思いました。無茶苦茶、無茶苦茶大変だったけどね(泣)。ブランドの服も鞄も、高級車も豪邸も高価なお酒も要らないの。ただ、フィギュアスケートだけを頭を悩ませることなく見に行けたらそれでいいの…。私が私の願いを叶えたいと思うことは、我儘なのだろうか。


次で最終回です。以下次号。


noteも書いております。当面は毎日更新しようかな、なんて気分。自分語りやちょっとした日記などはこちらで。
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Fantasy on Ice 2016 in NAGANO⑤

※この記事は1年半以上経ってからようやく執筆にこぎつけました。その後も延々と寝かせ続け、やっとお日様の下に出てこられたという悲劇(汗)のシリーズです。いつの話してんだという内容ではございますが、このブログはわりとそういう記事に支えられてきたブログだったりしますので、あと少しだけこの今更シリーズにお付き合いください。書いたのは遥か昔ですが一応初出です。寝かせてただけ(汗)。
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休憩時間を経て第二部。後半は彼女の演技からスタート、宮原知子。ものすごく直前に出演が発表されてびっくりでした。今までファンタジー・オン・アイスに出たことあったっけ?初めてじゃないか?
ステファンが振付したプログラム。そのせいか黒いシャツのステファンがカバンを持ってついてくる。カバンから口紅と鏡?を取り出す宮原さん。ステファンはカバンを手に(←たぶん)リンクから消えていった。
…今回はステファンが一緒に出演してたからいいけどさ、今後どーするんだろうこれ(笑)。毎回誰がカバン持ちをやるのかわからなくてお楽しみ、というワクワク感があっていいのかも。
小悪魔っぽいプログラムに入り込んだ宮原さんにガンガンに睨まれまくる席だった(笑)。あの迫力に負けずに座ってるってちょっと無理だわよ(汗)。後半は皆素晴らしい出来で、確かずーっとスタオベしてたと思います。さすが最終公演ですね。


ブライアン・ジュベールが2番手。神戸公演と同じくフランスのテロの犠牲者を追悼するプログラム。私のメモに「すてき」と一言しか書かれていない(汗)。もうその美しいご尊顔に見とれていたとしか思えない…。す、すみません(泣)。


アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ。彼らも神戸公演と同じ、タンゴで賑やかなあのプログラム。小道具の鏡の上部に「Luca」って名前がくっついているのが見えた。細かいところまで凝ってる。専用の鏡なのね(笑)。


アイスダンスカップルに続くのはアクロバットペア。オレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディン。ヘルメットをかぶって出てきたベセディンさん、歌ってて楽しそう。短パン姿のポーリシュクさん、今日もキレキレのブレイクダンス。盛り上がるプログラムはショーには大切だよね。


第二部のコラボレーションはまずこの方から、オペラ歌手の鈴木慶江さんがステージに登場。ゲストの皆さんも神戸公演とまったく同じメンツですね。
曲も神戸と同じ、まずは『宇宙のファンタジー』でジェフリー・バトルが演技。前半は見応えあるんだけどラストの方が間延びする印象。神戸でもあまりジェフの滑りとは曲が合わないと思ったんだけどね。でもまあ、これはこれで。


続いてこちらも神戸と同じ、カッチーニアヴェ・マリア。ピアノ演奏は福間さん。豪華。スケーターは鈴木明子。素敵な白い衣装。
やっぱり福間さんの手元に目が行ってしまう…。ファンタジー・オン・アイスに出演されなければなかなか演奏を聞く機会もなかったと思うので、今年もこうやってその音色に耳を傾けることができたのは嬉しい。


コラボレーションタイムの後は濃い青の衣装に身を包んだ織田信成がリンクに登場。彼も神戸公演で滑った新しいプログラムだったけど、神戸よりずっと良かった。キレッキレでした。


織田君に続くのはタチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ。彼らも神戸公演と同じプログラムでしたが、やはり神戸よりもいい出来でした。ペアの演技はなかなかテレビでも見る機会がないから、こうやって間近に見られるのは本当に楽しい。


以下次号。


noteでも近況報告やら自分自身のことやら毎日更新しております。文章を読むのがお好きな方はよろしければこちらも。
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