うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

スケートアメリカ2019雑感⑥

長々と綴って参りましたスケートアメリカの記事も、いよいよ本日で最終回です。本日はエキシビションの後半の感想。前回の記事で触れた通り、ほとんど眠ってなかった影響で、番組終盤は座ったまま寝てしまってて(泣)、まともな感想になってないですが、あたたかい目で流していただければ幸いでございます(泣)。
もうね、放送中に書いた感想が誤字だらけで、眠かったのと慌ててたのがよく分かる…。実はエキシビションの感想書くのがいちばん大変なのよ、スロー再生の時間が短いし得点発表もないので。

ではでは、本日も是非最後までお付き合いください。

エキシビション

17:アリサ・リウ
何で今大会出てないんだっけ、とか素で思っちゃったけど、ジュニアだよ!ジュニアだったよこの子おおおおおお!
「地元のジュニア枠」にスケートファンにはもう相当名前が知れわたってるような、これだけ破壊力のある選手が出てくることなかなか無いんじゃ…。照明の中で挑んでくるトリプルアクセル!スピンが素晴らしいですね彼女、回転速い。


20:ジェイソン・ブラウン
目まぐるしく変わる照明の色みたいに、ジェイソンの技や動きがたっぷり入ってて惜しげもなく次々披露されていって、ホントあっという間に終わってしまう。もう終わりかあああ!ジェイソンすげええええ!ウキウキ系の選曲なのでかわいさにも溢れている(笑)。


21:ヘイヴン・デニー&ブランドン・フレイザー
ヘイヴンさんの衣装にどうしても目が行っちゃう。上半身だけ薔薇の花柄。衣装なんだけど、なんかその辺で普通に買えそうなシャツにも見えてくる(笑)。リフトが凄かった…あんな長時間上げてるとは…。


24:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
すっげえカッコいいいいいい!アイスダンサーカッコいいいいいい!へえ、ブキンさんも著名なスケーターさんの息子さんなのか。技術的なことも教えを受けて受け継いでるのだろうけど、才能的なことも受け継いでそうですな。


22:坂本花織
くノ一だあああああ!これはアメリカのお客さんもすっごい楽しんでくれたのでは?むしろ外国の大会で披露するべきエキシビションだと思ってたしさ。忍者の疾走感と彼女のスピードがよくマッチしてる。森の中を駆け抜けてくる忍者みたい。
リストでは坂本さんが先だったような…。とりあえず滑走順の番号は振られてた番号のままで書いてみるぞ。


25:友野一希
友野君本領発揮。滑り始めてすぐにお客さんの心をガッチリ掴む。エキシビションほんっとうに得意ですよねえ彼。今頃「あのかわいい日本人の男の子誰?」ってアメリカの人に検索されまくってるに違いない(笑)。私もこれ見てキャーキャー言いたい(笑)。ミスしたけどトリプルアクセルも入れてました。インタビューもなんか嬉しそう。エキシビションに出られてホント良かった。いいもの見られて良かったな、アメリカのお客さん(笑)。


26:ブレイディ・テネル
セレブみたいに優雅に登場するテネル姐さん。白ぶちのサングラスはぽいっと投げ捨てる。ショートともフリーともまったくイメージの違う、彼女はまだ本当に若いのだと思い起こさせるような、ちょっと都会的でお茶目なプログラム。ラストはお尻で回るスピン。とっってもお茶目!あんまり見ないですよね、お尻でスピンする振付(笑)。


29:アンナ・シェルバコワ
和服風の衣装で、儚く美しく登場して滑ってたと思ったら、その着物を脱いだ途端に、完全にそれまでの和の空気から切り替わってしまう。今までの世界は何だったんだ(笑)。ってくらいバシッと完全に空気変えちゃうの。衣装替え好きなのかな。楽しませたいって気持ちが強いのかな。


30:マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
先シーズンのエキシビションはドノヒューさんがひたすらうさんくさかったけど(笑)、今シーズンのエキシビションはドノヒューさん振付なんだ!鏡に写った人、とか言ってたっけ実況。うさんくささの代わりに不思議な風景が広がりそう。もう眠くて細かいところ覚えてなくてすみません(泣)。


32:ネイサン・チェン
ネイサン夏はよく日本に来てたから、このプログラムももうお馴染みな感じですね。眠すぎて座ったまま寝ちゃってたので記憶がない…。ごめんよおおおお(泣)。色々あってほとんど寝ておりませんでした…。


フィナーレ。ですがあまりにも眠くて完全に座ったまま寝ちゃってて、気が付いたら始まってたというか、終わりかけてた(泣)。
タオル?マフラー?なんかよくわかんないけど今シーズンも客席にプレゼント投げ入れるんですね(笑)。

ところで、ペン&ジンが居なかった気がする…。グループナンバーとマジックショーらしき何か(実際に見てないので滑走順のリストからの判断ですが)はカットされてたけど、個人演技は全員流れたと思うのだけど…。怪我でもあったのかな、大事をとっただけでありますように。


以上です。毎度のことですが今更で申し訳ない…。スケートカナダは羽生君が出場するので、たぶん執筆に時間がかかるため、もっと遅れ気味の掲載になるかもしれません、すみません。ちょっと自分の時間があまり読めないので。
がっぽがっぽ儲かってるから、とかならいいのだが、そうじゃないところがアレですが…。石油王になりたい…。私は年を越せるのだろうか、おなかすいたよ…。1日に食パン2枚しか食べられない生活が続いてるよトホホ。ともかく、出来る限り早く載せられるように頑張ります…。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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スケートアメリカ2019雑感⑤

スケートアメリカの記事も残すはエキシビションのみ。少々バタバタしていて睡眠時間が足りず、番組終盤では寝てしまっていて申し訳ないのですが(泣)。
うっすら長いので、前半と後半の2回に分けてお送りいたします。

ところで、順番の番号が飛び飛びなことについて一応注記を。元々のリストがそもそもあちこち飛んでたんですよ。一応そのまま使ってみましたけど、出演予定の人が出られなくなったのか、単に間違えたのか謎である。なので、番号飛んでても、カットされたんじゃなくそういうことかもです。合間のイベント的なものはもちろんカットでしたけど。

エキシビション

3:クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ
放送は彼らから。今シーズンもペアとアイスダンスエキシビションがメインになりそうね…。とほほ。
ポノマレンコって聞いたことあるなあと思ってたら、やっぱり有名なスケーターさんのご子息なのね。この曲とってもアイスダンスに合うよな、情熱的で艶と迫力のある歌声で。


4:イム・ウンス
光沢のある素材の衣装が照明の下で風になびいて、とても美しい。そういうとこまで計算済みだったりするのかな。
レディガガって言ってたっけ選曲?間違ってたらすみません。好きな曲だったりするのかなあ、音楽を全身で感じながら滑ってるように見えたので。


5:ドミトリー・アリエフ
男子高校生の夏服みたいな人が…。シンプルな白いシャツ、鍛え抜かれてるスケーターならもちろんこれでもカッコ良く着こなせるんですけどね。
シンプルな装いだからこそ、シンプルに彼のスケートの美しさを見せてくれますね。あんまり目立ってないかもしれないけど、アリエフはフィギュアスケートのそもそもの良さをしっかり持ってるスケーターだという気がしてます。


6:ジェシカ・カララン&ブライアン・ジョンソン
お名前も初めて聞いたし演技を見るのも初めて。リフト美しかったなあ、とても自信に溢れた表情でリフトを見せてくれるのも良かったです。へえ、まだ組んで2シーズン目なんだ。だから聞いたことがなかったのか。それなのにもうグランプリシリーズで4位って、凄いなあ。


8:キーガン・メッシング
ああ、これは…。追悼か…。キーガンの弟さんが3人のお子さんを残して不慮の事故で亡くなったというニュースはもちろん知っていたけれど、こんな風にエキシビションでの機会を設けてもらえるなんて、心を痛めていた関係者も多かったのかな…。
弟さんの写真の周辺で、キーガンらしい滑りを見せていくキーガン。最高に素晴らしいトリプルルッツ、バレエジャンプ、バックフリップ、スピード感溢れる滑り。きっと弟さんも、キーガンのそんな滑りが好きなんだよ、それが見たかったよ、って言ってるような気がする。下手に追悼っぽくならずに、キーガンらしいスケートをしたことに、私はキーガンの深い、言葉では言い尽くせない愛情を感じた…。


9:アンバー・グレン
カメラ目線の笑顔かわいいいいいいー!下ろした髪もすっごく素敵。キーガンの涙に胸の痛みが止まらなかったであろう観客を、さあここからは思いっきり楽しもうよ、と空気を一気に変えてくれる演技でしたね。スピン素敵だったー。


10:ダリア・パヴリュチェンコ&デニス・ホディキン
なんかめっっっちゃ作り込んでる系プログラム。トランプやってますけど。滑ってねえ(笑)。もちろんそれは演出で、ちゃんと滑り始めましたけど。
スロージャンプよく転倒しなかったな、さすが上位に入ってくる選手である。
どういうストーリーなんだろうね。机に椅子にダイス?に、小道具多いんでお片付けも大変そう(笑)。むしろ大道具の域だし(笑)。


11:ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン
エキシビションでマラゲーニャって珍しい選曲だな。…って、あれ?こんな感じのを昨シーズンだかいつだったかに競技で滑ってなかったっけ?この曲だったっけ、そもそも彼らだったっけ、衣装は真っ赤だったけどこんな素敵なスカートだった気が…。全然違ったらごめんなさい。あのプログラムめちゃくちゃ素敵だったし彼らのような気がするんだけど。どっちにしろめっっっっちゃ素敵でしたああああ!


12:ボーヤン・ジン
シンプルな白シャツに一瞬見えるけど、よく見るとフリルというか、ひらひらしてる。背中は透け素材なのかな、と思っていたのだが、あれ翼なのか。実況に言われなければ絶対気が付かなかった…。ああ、確かに天使の歌?っぽいし…。歌詞わかんないけど。
ボーヤンがこんな優しいイメージの、柔和な演技をするようになるなんてなあ。彼の引き出しを増やしていくプログラムに思えた。もう一度見たいかもしれない。またエキシビション出てねボーヤン…!


13:エリザベータ・トゥクタミシェワ
昨シーズンのショートプログラムですね。我々を照明の下で悩殺してくださるのですね(笑)。
冒頭のジャンプはパンクしてたけどアクセル…?まさか、と思ったらそのまさか。もう1本トリプルアクセル…!転倒してしまったけど、この暗い照明の中で跳ぼうとするなんて。確かにこの状態で跳べたらもういつだって跳べちゃいそうですが。彼女の負けん気を感じて、熱い気持ちになっちゃいましたよ…!


15:アシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク
動きが揃っててとっても小気味いい。もう何にも考えずに楽しく見てたいプログラム。え、ティモシーさん、1回引退してたんだ。ショーで滑ってたのに競技に戻ってきたんだ。そういうケースもあるんだなあ。戻ってきてこれだけ活躍してるんだから、人生ってどうなるかわからんもんなのですねえ。


16:オリヴィア・スマート&アドリア・ディアス
出落ちきたあああー(笑)!エアロビかな、アドリアさんがめっちゃあやしいけど(笑)。どこかで見たような、と八木沼さん。スペインのスケーターだし受け継いだのでは、と予想する八木沼さんに爆笑。受け継いだの?!エキシビション受け継ぐってめっちゃ新機軸なんですけど!でも曲も一緒だしエキシビションだし…。やっぱりそうなのか(笑)?
リビアさんめちゃ綺麗な人ですなあ。でも動きが面白すぎて美しさが埋もれていく(笑)。これ各国の大会でエキシビションに招待されまくるやつだな、今シーズン(笑)。


ここまでが前半だったみたいなので、記事も本日はここまでで終了。スケートアメリカの記事は次回で最終回です。最後までお付き合いいただければとっても嬉しいです。





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スケートアメリカ2019雑感④

さあ、いよいよ女子のフリー。ショートプログラムの地上波放送が無かった地域なので、ショートより先にフリーを見る羽目になってしまいましたが、放送を見ることもできなかった時期に比べたら本当に恵まれてるよ今は…。

放送が始まった時には女子の大会まだやってなかったっけ。リアルタイムに放送しようと思えばできたのかもしれないですが、地上波の場合は日本人選手と最終的な上位選手を流す構成にすると決まっているのだろうな…。生放送はトラブルが起きた際の対処が大変なのでわからんでもないのですけど。これがBSだったら生放送だったのかなあ。

ではでは、感想をどうぞ。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

女子フリー

第1グループ

1:イー・クリスティ・レオン
シルク・ドゥ・ソレイユか、彼女のハッキリしたイメージには合うかもしれませんね。冒頭のコンビネーションジャンプ、ルッツの高さがあって素晴らしかったです。後半のコンビネーションジャンプがパンクしてしまったりと、少し尻つぼみな印象にはなってしまいましたが、前半はしっかり滑ってたので、まあまあのシニアグランプリシリーズデビューになったんじゃないかなあ。


★2:山下真瑚
昨シーズンはまだ子供らしさが残っていたのですが、今シーズンは一気に成長期に入ったのかな、という印象が。そのせいなのか、実況の明かした怪我の影響なのか、昨シーズン我々を驚かせてくれた高くて素晴らしいジャンプが影を潜めていて、ミスが目立ってしまったのがとても残念だった。まだまだこれからの選手なので、しっかりまた調整して頑張って欲しいです。ばっちり跳んだループは高くてとても良かったですしね。実況の声からも応援の気持ちが滲み出てたわ…。


3:スタニスラワ・コンスタンティノワ
シンプルだけどとても素敵な真っ赤な衣装。よく似合ってる。アイメイクも衣装に合わせてあって素敵。ムーランルージュかあ、彼女のイメージに合いそうですね。
前半は素晴らしい演技でした。気合いも感じるいい滑りだったのですが、後半にコンビネーションジャンプで転倒してしまってからはガタガタと崩れてしまう。ジャンプミスはともかく、スピンの体勢に入れない。ステップももう集中できていないような印象だった。ミスがあると落ち込んで集中が切れてしまうのだろうか…。次の大会ではしっかり立て直してきてね…!


4:アンバー・グレン
滑り出しはとてもいい表情でしたね。彼女も衣装とアイメイクの色合わせてあるんだなあ。
ダブルアクセルからのコンビネーションはとても幅があって素晴らしいジャンプでした。しかしジャンプのパンクがいくつか…。雰囲気があって観客の目を惹き付けるような演技は出来てたと思うので、あとはジャンプを揃えることができれば…!


5:ヴェロニク・マレ
難易度は高くないかもしれませんが、コンビネーションジャンプは綺麗に流れて、いいものが跳べてましたね。ラストのスピンも入り方からして素敵でした。荒川さんが指摘していたように、とりあえず綺麗にまとめて滑ることで試合に慣れていこうとしてるのかもですね。4シーズンぶりのグランプリシリーズって実況も言ってるし。どんどん調子を上げて行けますように。


6:イム・ウンス
衣装かわいい、かっわいい…。手足の美しさをよく引き立てている。本当にお人形さんみたいだ…。
思わず衣装に見とれてしまったが、そうこうしているうちに容赦なくガンガンジャンプが決まっていく。冒頭や後半のジャンプにはミスがあったものの、さすがの演技だった。あまりミスがなくて、安定して成績を出せる選手ですよね。ラストのポーズも余韻があって素敵。
キスクラにミーシャ。ショートでもフリーでも付いててくれるのね。どっちのプログラムを振付したのかな。

第2グループ

★7:エリザベータ・トゥクタミシェワ
煽り入ってたー!いろんなドレスを着てみるトゥクタミシェワちゃん!美しい、美しいです…!お宝映像!お宝映像じゃあああああ!←お黙り←ファンなんです許してください…

トリプルアクセル2本!2本ともきっちり決まった!本当にアクセルのミスが無くなった、これだけ安定して跳べたなら強い…!ふわりと降りるフリップ、ラスト付近に跳んでくるキレキレのルッツ。彼女のジャンプは非常にシャープで、力任せに跳んでる感じでもないのに柔らかくもなくて、私は大好き。
いやー、素晴らしい演技でしたね。彼女らしい個性、白いシャツにベスト、黒いパンツ衣装もよく似合っている。とても女性らしい魅力に溢れた美女なのに、いつも全然媚びがない。はあー、もう1回じっくり見たい。大好きいいいいいい←どさくさに紛れて何を…
ミーシンのチェックのシャツがじわじわ来る(笑)。なんかかわいくてじわじわ来る(笑)。


8:カレン・チェン
素晴らしいジャンプが3本続く。ルッツもフリップも、高く跳ね上がるようで、それでいて余裕をもって流れるように降りてくる。素晴らしい出だしだったのだけど、中盤以降ミスが、特に転倒が続いてしまった。観客の歓声が彼女を後押しする。最後までスピードの落ちない滑りが美しい。
私は気が付かなかったが、鼻血が出てしまったのか。転んだ時にかなあ、大丈夫かなあ…。お大事にね。


★9:アンナ・シェルバコワ
4回転ルッツきたああああ!なんっだあの軽やかなジャンプは…。しかももう1本綺麗に降りた…。4回転ルッツ2本…。2本…←思考停止
この時点で白目剥くんですけど、彼女はそれだけでは終わらない。ルッツとループのコンビネーション、フリップのコンビネーション、そして最後にまたルッツ。鬼のような構成。それなのに衣装替えまで盛り込んでくるという余裕。真っ青な衣装から真っ赤な衣装へ。選曲も火の鳥だもんな。スピンやステップはエテリ門下なので一切隙はない。

これは恐ろしい点が出る…。女子のジャンプはたいていの選手が3回転ルッツが上限だったところにいきなり4回転ルッツが2本放り込まれるわけである。女子の試合としては暴力的なほどの点が出るわけですよ、それって。男子ならトリプルアクセルとかさ、まだ対抗手段があるけれど。
ええ、ええ出ましたね…。ショートがもっと得点出てればどうなっていたのか…。てか回転不足判定あったの?それであの点…?!
「あの」ロシアの3人がシニアで戦うことに戦慄を覚えていた人々は実に多いだろうと思いますが、予想以上のシニアデビューでしたね。これは北京まで女子から目が離せない…!


★10:樋口新葉
衣装よく似合ってますね。ポエタもすっかり定番になりましたけど、彼女らしい演技を見せてくれそうで楽しみな選曲。
うう、ジャンプのミスが続く…。転倒にパンク…。全体的にも、もっと乗って滑れる選手のはずだよな、という印象だった。ショートが上位だったので気負ってしまったか、それとも足に痛みがあるという話だったのでその影響か…。でもまだシーズン序盤。まだまだこれから。次回は是非情熱的なポエタを…!今大会も炎があとを引くような演技が垣間見えてた気がするので、完成形がめっちゃ楽しみです。


★11:坂本花織
今シーズンもリショーの振付なのですね。ダイナミックに跳び上がり、流れるように降りていく。氷の上に滑らかに図形を描いていく、生きているコンパスのようだ…。うう、なんて表現したらいいのかわからない…。とりあえず、私は彼女のジャンプがとても好きってことです。
彼女も表彰台が見えて緊張したか。ジャンプのパンクが痛い…。ダブルだっただけまだいいかもしれないですが。しかしこのプログラムである。おそらく氷上だけで(笑)垣間見せる彼女のクールさがよく活かされていて、私はもうめっちゃくちゃこれを生で見たいのである。競技であること忘れるくらいだった、完成形期待してます!


★12:ブレイディ・テネル
おお、ニューシネマパラダイスか。ある程度年齢を重ねた選手だからこそ出せる味わいがプログラムに溢れていましたね。実力のある選手だからこそこの曲の哀愁に負けてしまうことがない。素晴らしい。それでもあの手刀みたいなスピン入ってるのね、テネル姐さんのあのスピンは暗殺者っぽくて好きだよ(笑)。
僅かなジャンプミスはありましたが、本当に僅かなもの。本当に素晴らしい演技だったのですが、何故これで優勝できない…。ショートも1位だったのに何故…。4回転ルッツ2本がどれだけ破壊的だったかを物語っているようである。それでも総合力で2位に食い込んでるテネルはさすがだよなあ、4回転ルッツ2本とトリプルアクセル2本に挟まれてるんだぞ…。


終わってみれば、結構順位が入れ替わってる。日本の二人が表彰台を逃したのは残念だったけど、ショートであれだけの演技をしても貯金にならなかったというところが恐ろしい…。ありありとわかってしまう、トリプルアクセルと4回転ルッツの破壊力の凄まじさ。しかも二人ともそれだけの選手じゃあありませんし。
初戦から熱かったです!ファイナルのメンツも最後までわからないことになりそうですな。

スケートアメリカの記事は次回で最終回かな。次回も是非読んでいただければ嬉しいです。




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スケートアメリカ2019雑感③

さてさて、男子フリーです。女子のショートプログラムは地上波放送されなかった地域だったので、男子のショートプログラムの次に見たのは地上波で放送されたこの男子フリーでした。ちょっと不思議な感覚。
しかも地上波放送のすぐ後に今度はBSでまた男子フリーの放送があったので、記憶も新しいうちに繰り返して見た演技があったという…。記憶が定着していいかもしれない(笑)。

ではでは、感想をどうぞ。掲載する頃にはとっくに今更だろうと思いますけどね…。記事が渋滞してきてしまった上、感想は放送中にほぼ書いてしまっていても、採点表をチェックしてアップできる状態までに仕上げるのが手間なので、今シーズンはめちゃくちゃのんびりペースで掲載させていただこうかな、と思っております。のんびりお付き合いいただければ幸いです。
ジュニアの大会の感想載せると必ずアクセス落ちるんですけど、今年はあんまり落ちたので、もう頑張らなくていいか、って(笑)。このブログ基本的に趣味でやってるので、やる気失ってまで続けなくていいからね、本来なら。ちょっと情熱の量を調整しようかな、ってとこです。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

男子フリー

第1グループ

★1:島田高志郎
いきなり実況がテン君の名前を出すので動揺してしまった。そうだよね、アーティスト…。テン君の使ってた…。ステファンはどんな気持ちで振付を、とか思うと泣けてきた…。
4回転の転倒や抜けはありましたが、トリプルアクセルも決めたし、音楽に積極的に乗っていく楽しそうな表情と滑りが良かったですね。観客も湧いてましたし。確かにステファンらしい振付なんだけど、ステファンのコピー化せずちゃんと高志郎君で、芯がぶれてないところもいい。
コーチはトリプルアクセルが鬼門だったから、日本男子の伝家の宝刀をしっかり使いこなせる高志郎君に安心してしまう、現役時代からのコーチのファン…。

インタビューによると緊張してたのか。シニアデビューシーズンだもんな。でもすごく落ち着いた喋りで、彼は今後もこのぶれない精神性で伸びていくんじゃないかと思った…。ステファンがすごく前向きに励ましながら指導してるんだろうな、と何となく想像してしまいました。


2:ロマン・サヴォシン
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲か。この曲は非常に華やかでフィギュアスケートにはとても合うと思っているのだけど、演技がガタガタになってしまうと目も当てられなくなる諸刃の剣のような選曲だとも思うので、ちょっとドキドキしながら見てました。しかしそこまで大きなミスはなくしっかり滑れていてホッ。あまり難易度の高いジャンプが入っていなかったからかもしれませんが。織田君も本来はもっと高いレベルで演技ができるのに、何か理由があるのだろうと指摘していましたね。
しかし、ステップなどは曲の上品で華やかな音色をよく表現できていたと思います。シーズン終盤に向けて滑り込まれていくのが非常に楽しみになるプログラムでした。


3:アレクセイ・クラスノジョン
4回転フリップはとても痛そうな転倒でしたけど、それ以外はきっちり滑っていて良かったですね。トリプルアクセルや、セカンドがループのコンビネーションジャンプなどはとても良かった。彼は着氷がなんか切れ味がいいというか、カッコいい。
後半は非常にスピード感もあり、男子らしいパワフルさで観客を巻き込んでいくカッコよさがありました。見ててワクワクしますね、面白かったです。


★4:友野一希
地上波は煽り映像あり。いきなりインパクトあるTシャツでラーメン食べてて笑ってしまった、かっわいい…。
今シーズンもミーシャの振付なんですね。ムーランルージュとは意外な選曲だなと思いましたが、友野君の「自分の演技を見て欲しい」という気持ちを強く引き出せる、面白いチョイスかもしれない。
4回転トゥループのコンビネーション美しかった…。4回転サルコウの転倒をはじめ細かいミスもあったのですが、非常に気迫のこもった表情でのフィニッシュに、今シーズンに懸ける彼の気合いを感じました。魂が赤く染まりながら叫び出すようで。すごく頑張ったと思います。今シーズンの友野君が楽しみになる、グランプリ初戦でした…!


5:チャ・ジュンファン
4回転ジャンプが冒頭から3つ続くプログラム。しかし、フリップもサルコウも転倒。サルコウの転び方はかなり痛そうだった…。しかもトゥループもパンクしてしまい、得点源の4回転ジャンプがまったく決まらない。トリプルアクセルなどは綺麗に降りていて立て直したかと思ったが、得意のはずのコンビネーションのセカンドのループもパンク。どうも昨シーズン後半くらいから調子が上がらない印象だけど、4回転をこれだけ組み込めるということは実力があるということなので、持ち直してきて欲しいですね。
ところで、選曲が素敵だった。とても美しく胸に迫るピアノの音色。フィギュアスケートの楽しいところは、知らなかった音楽にたくさん出会えるところですね。全然詳しくはないけれど、音楽がすごく好きな私にはその点でも楽しい競技です。


6:ボーヤン・ジン
4回転ルッツは転倒。相変わらずえげつない高さは出てたのだけど…。どうもジャンプのミスが多く、成功したジャンプも本来もっと点が出るはずだよな、という印象。回転不足も3つ。まあ、シーズン序盤の演技かな、という感じである。
これもリショーの振付なんだ。すっかり売れっ子ですね。あまりリショーっぽさは感じなかったけど、シーズンが進むにつれてじわじわ味が出てくるような予感を抱かせる。素晴らしい演技でのリベンジに期待ですね。

第2グループ

★7:ジェイソン・ブラウン
今大会で跳んだ美しい入りからのトリプルフリップにも見てとれるように、ジェイソンは決まったジャンプはとても美しくて、だからこそ4回転ジャンプが入っていなくても上位に食い込めるのだけれど、それでもジャンプの一切ない演技で勝負したら優勝しちゃうんだろうな、と思う。シンドラーのリストのむせび泣くようなメロディに、美しいスパイラルやスピンが溶け合っていく…。非常にエモーショナルなフィニッシュといい、心にグイグイと迫り、何か言い表せない深いものを残していくようなプログラムでした。まるでスポーツではなく純粋な祈りのような。これは…、また見たい。1回では咀嚼しきれない…。


8:アレクセイ・ビチェンコ
衣装!衣装ーーー!映画俳優の方ですかー?!こういう衣装が見たいんだ俺たちは!若造には出せない貫禄だよ。ビチェンコは黒手袋がチャームポイントだな、と個人的には思ってます。もう勝手に。
トリプルアクセル得意な印象なんですけどね、転倒してしまった。ステップもビチェンコらしさには溢れていたものの、かなり必死だったような…。30代になっても我々を楽しませてくれるビチェンコさん、これからもアラサー男子スケーターの星でいて欲しいですね。すごいカッコいいプログラムだし、キレキレの演技でまた見たいわー。


9:ミハル・ブレジナ
おお、ビートルズのメドレーかあ。とてもミハルらしさが出せそうな選曲。この絶妙な力の抜き加減はベテランの魅力かつミハルならではですね。
しかし、どうもジャンプのミスが続く。着氷の乱れくらいならまだいいのだが、パンクが続きまくったのは痛い…。後半に跳んだジャンプ、ほとんどダブルだったような…。それは得点的に痛すぎる…。何か心配ごとでもあるのだろうか、みたいな演技に見えた…。
しかし、それでもステップやコレオはさすがであった。このステップだけでも「今シーズンもミハル見られて良かったな」って思えるところが流石なのですよね。


10:キーガン・メッシング
テレビでよく見ると、やはり衣装らしさも伺えるのだけど、遠目だとやっぱり練習着です(笑)!
彼もジャンプのミスが続いてしまったか。4回転は手をついたくらいでジャンプそのものは悪くなかったと思うのだが、得点源のトリプルアクセルが…。しかもラストのアクセルが完全にパンクしてシングルになってしまったのは痛い。しかしそれ以外は、キーガンらしく流れるような、跳ねるような、どこかあたたかい演技でしたね。コレオのバレエジャンプが実に素晴らしかった。


★11:ドミトリー・アリエフ
遠目だと練習着ですが、よく見るとちゃんと衣装してる(汗)?ルッツとアクセルのパンクはありましたが、4回転トゥループは実に美しかった。昨年のNHK杯で上の方から見たアリエフのジャンプが、鷲の舞うような雄大さで本当に美しくて、ちょっと忘れられないレベルだったんですよね。
力強いボーカルのサウンド・オブ・サイレンス。アリエフのスケートには非常に合った選曲に感じました。アリエフは一見無骨な印象ですけど、とても情感的な滑りをしますよね。しかも表に出すのではなく、抑えた情感系の。非常にフィギュアスケートらしいというか。この系統の滑りができる選手はそこまで多くないと思うので、個人的には見てて面白いスケーターです。うん、また見たいなこのプログラム…。
キスクラでフラミンゴ?のぬいぐるみ抱えてんのかわいい(笑)。


★12:ネイサン・チェン
冒頭のジャンプは3回転のコンビネーション?意外、とか思ってたら、そのあとがとんでもねー。なんだあの4回転フリップ…。過去に見たことないくらい美しい。加点もつくだろうなあれは。パーフェクトコースかと思ったら、ありゃ、パンク。いかにネイサンでもパンクするとあの点しか出ない、と恐ろしくなるね、改めて…。彼はトリプルアクセルをマスターしたのも大きいですよね。4回転全盛の時代になっても、男子の要はトリプルアクセルという気がしないでもない。
あれだけガンガン4回転跳んどいて、狂気的なほどキレキレのコレオ。エキシビションで散々客を湧かせてるネイサンがそのまま競技の舞台にやって来たようだ。いやあ、隙が無い…。既に完成形という感じもありますが、次の試合も楽しみになりますね。
ところで衣装ですよ。ジャパンオープンを見に行った友人が「うちの母が着てるようなシャツだった」と言ってた意味がわかりました(笑)。


わりと順位が変動しましたね。友野君頑張ったな。エキシビション出られるかな?アリエフはグランプリシリーズ初めての表彰台なのか。平昌の印象が強いので意外だったりする。
シーズン序盤ですしまだまだノーミス演技が出るのはお預け、というところですかね。でも今シーズンもワクワクできそうなプログラムがいっぱいで、世界選手権までしっかり楽しむぞー!と決意を新たにしましたよ。

ではでは、次回は女子フリーの記事でお会いしましょう。





「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.mu

スケートアメリカ2019雑感②

男子に続いて女子のショートプログラムです。地上波で流れなかったので(放送されない地域…)、男子のフリーの放送後に視聴。なんかちょっと変な感じ。フリーもとっくに終わっちゃって結果知ってる状態だしな。

ではでは、早速感想をどうぞ。早速と言ってもとっくに競技は終了してるタイミングでのんびり載せていくので、のんびりお付き合いいただければ。今シーズンはたぶん記事の掲載が昨シーズン以上に後ろ倒し気味になると思うので、もうホントにのんびりお付き合いいただければです…。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

女子ショートプログラム

第1グループ

1:イー・クリスティ・レオン
レトロなイメージの曲の音をよく拾った、さりげなく小悪魔的な振付が素敵ですね。荒川さんがダブルアクセルの回転不足などを指摘していたが、ジャンプは少し上手くいかなかったか。これがシニアのグランプリシリーズデビューとのことなので、緊張もあったかな。昨シーズンの四大陸選手権とか出てた記憶もあるけど。あ、やっぱり実況がそう言ってるね。今シーズンの女子のグランプリシリーズは彼女からスタート!フリーも頑張って。


2:アンバー・グレン
歓声が上がってると思ったら、そうかそうかアメリカの選手か。おお、ジャンプがダイナミック。指先や足の先までぎっしりパワーが詰まってるみたいな動きがカッコいい。表情の付け方もハッキリしていて、思わず見つめてしまいます。自国での大会をとても楽しんでいるようで、素敵な演技でした。こういう演技を見られると見てる方も楽しくなっちゃいますね。


3:ヴェロニク・マレ
ん?オータムクラシック出場してたっけな?衣装と選曲に覚えが。あとで確認…。あ、やっぱそうだよね。
とってもいい表情で滑ってましたね。単独のジャンプがトリプルトゥループだったりと、ジャンプの難易度は高くはなかったですが、綺麗に決まるとやはり演技も綺麗にまとまりますね。スピンもとても良かったですし、見てて幸せになる演技でした。


4:カレン・チェン
久しぶりに姿を見かける気がするのだが、ああ、実況が昨シーズンの怪我について触れている。疲労骨折だったのか…。良かった、復活してきたんだね。そうか、彼女もいつの間にかもう20歳か…。
ルッツのコンビネーションは軸が斜めでヒヤッとしたが、降りた。ホッ。それ以外のジャンプは余裕がありましたね。スピンはさすがの美しさでした。衣装の色も綺麗ですね、グラデーションが素敵。


5:山下真瑚
プログラム持ち越しなんですね。とてもインパクトのある曲で、耳にも印象にも強く残るので、いい選択かもしれない。
ルッツのコンビネーションはリカバリーできるけど、アクセルのパンクは得点が…。ショートはこれがあるからな…。リカバリーも、何とかセカンドは跳んだけど、あれはコンビネーションと認定されただろうか…。あ、一応認定はされてるか、ホッ。スピンももうへろへろになっていた印象で、怪我でもしてるのかな、大丈夫かな、と心配に。あああ、実況が怪我情報を…。ううう、やっぱりか…。


6:アンナ・シェルバコワ
細…。かわいい…。衣装も凝ってて素敵…。
コンビネーションのループが詰まった感じに。回転不足か。セカンドがループなので難易度が高いから、ミスが出ても仕方ないはずなんですけど、シェルバコワですし…。それよりステップでの転倒である。珍しいミス。転倒の影響か曲が終わってもまだスピンを回っていた。これはタイムバイオレーションがどうか。あ、取られてないや。でもこれ、少しでもミスをすると取り戻せないプログラムなんだな。なんという諸刃の剣…。去年までジュニアだった選手だよ…。
それでも致命的なミスではないので、そこそこの得点は叩き出している。とっくに結果はチェック済みで、何があったんだろうかと思ってたんだけど、そうか、こういうことだったのか。納得…。

第2グループ

7:エリザベータ・トゥクタミシェワ
シックな黒にスカートのカットがとても彼女を引き立ている衣装。トリプルアクセル素晴らしかった。キリキリと切れ味のいい、軽やかかつ存在感のあるジャンプ。しかしコンビネーションのセカンドがステップアウト気味、ものすごく得意だという印象のあるルッツも彼女らしくないジャンプだった。致命的なミスではないのだが、もっと得点が出せる選手なので、本人も考え込む表情になっちゃうか…。でもそれすらも美人…←ファン


8:イム・ウンス
真っ青な衣装が鮮やかですね。スペインの曲というとどうしても赤のイメージがありますけど、差別化できていいんじゃないかな。
コンビネーションのリカバリーは何とか出来たけど、セカンドはギリギリだったな…。それでも降りてくるあたりがさすがシニアのトップ選手ですけど。ステップももっと曲に乗って滑れそうな気がするので、パーフェクト演技で滑る瞬間に期待しちゃう。
おや、キスクラにミーシャ。ミーシャ振付なの?


9:樋口新葉
とてもいい表情からのスタート…!コンビネーションジャンプの高さが素晴らしい、なんとダイナミックな。トリプルフリップも高い、惚れ惚れしてしまう…。スピンも表情豊かで、ステップも見せ所の多い、非常に見応えのあるものでした。素晴らしい出来でしたね。久しぶりに彼女のいい演技が見られた気がするので嬉しいです。本人もガッツポーズするよねこりゃあ。昨シーズンは怪我があったもんな…。おお、70点越えたー!


10:ブレイディ・テネル
うおおおおお、キレキレやないですか!キレッキレやないですかテネル姐さんー!ミスがまったくなかったところだけでもすごいのだが、見所はそこじゃない。滑りに合わせるのは難しそうな曲なのに、ちょっとした音すらも拾い上げる首の振りや腕の振り。熟練にしか出せない余裕。ラストのスピンは加点ボタン押しまくりたいほど曲にピッタリ。フィニッシュポーズまで完璧。素晴らしい、めっちゃくちゃ素晴らしかったです!
衣装は一見シンプルなんだけど、よく見るとかなり個性的なデザイン。面白いですね。


11:坂本花織
飛ばして行きますよ、ビュンッビュン飛ばして行きますよー!コンビネーションジャンプの成功に興奮が隠せない実況(笑)。あのダブルアクセルの高さと幅を見てると、トリプル行けるんじゃないかってやっぱり思っちゃうよね。ステップもキレキレで、あっという間に終わってしまう。ものすごく流れるスピードに溢れた滑りをものすごく活かしたプログラム。彼女は毎シーズンプログラムにも恵まれてますね、今シーズンも会場を湧かせておくれよ!

インタビューで「テネルちゃん」って言ってるのがなんかかわいい(笑)。


12:スタニスラワ・コンスタンティノワ
ロシアには綺麗な人しかいないのだろうか…。
コンビネーションジャンプで転倒。ファーストがダブルになってしまい、セカンドはトリプルにしたけど転倒…。表情が曇ったように見える(泣)。曲が哀しい雰囲気だからかと思ったが、単独ジャンプでも転倒してしまい、もう明らかに表情が曇ってしまってつらい…(泣)。スピンなどももっと美しく回れる選手だと思うので、どうにもリズムが合わなかったか。キスクラの無表情がつらい…。フリー頑張れ…!


初戦から素晴らしい演技が続きますね。上位2人はノーミスだし、樋口さんも復活だし、ミスはあってもシェルバコワやトゥクタミシェワの演技には見応えがありましたし。いきなりファイナルみたいなメンツでたーのしーい。

記事はほぼ視聴当日、て言うかキスクラとかCMとかの間に各選手の感想部分はほぼ書き上げて(某阿修羅以外…)、のちに採点表チェックして細かいところ修正してまとめて、とほぼ掲載できる状態にはしてあるのですよ、早ければその日のうちくらいには。ですが、出来るだけ同じ大会の記事はあとから遡りやすいようまとめて載せたいので、ちょっと日付が経ってから載せることにしてます。
スピード感ではツイッターに叶わないので、ブログにはブログならではの、アーカイブとしての機能に重点を置いて、後々までのんびり振り返っていただけることを想定して、今この時点でものんびりとね。って書くとめちゃくちゃ言い訳くさい(笑)。

ではでは、次回は男子フリーの記事でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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スケートアメリカ2019雑感①

ついに今年も始まりました、シニアのグランプリシリーズです。まずは初戦のスケートアメリカ。関東ローカルの地上波放送は見られないので、BSでの放送から私は観戦スタートです。

今年もトゥーランドットなオープニング。羽生結弦氏が耽美過ぎて無事死にました…。2ヶ月ほど毎週末になるとこの映像が流れるとか、我々試されてますね!生き残れますかね!私はとりあえず屍です!←早すぎ

ではでは、早速感想をどうぞ。


※注記
★お名前の前に印のついている選手は地上波でも放送のあった選手です。

男子ショートプログラム

第1グループ

1:島田高志郎
今シーズンのグランプリシリーズは高志郎君とステファンの拳コッツンからか、なんか運命的です←ものすごく個人的に
4回転ジャンプがパンクしてしまったのが本当にもったいない…。ショートなので得点が丸々入らない。しかしトリプルアクセルは美しかったし、滑らかで情感の溢れる演技には引き込まれてしまった。彼は表現しよう、としっかり意識しているところが好きである。ジャンプが安定すれば…!シニアのグランプリシリーズデビュー戦、しかもトップバッターで緊張したでしょうが、頑張ったと思いますよ…!
カメラ慣れし過ぎのステファンを見届けるまでが試合です…←やかまし


2:ロマン・サヴォシン
ジャンプにミスが続いてしまった。あえてかもしれないが4回転も入ってないし、コンビネーションジャンプは認定されただろうか…。織田君が体型の変化の影響を指摘している。しかしステップは非常にイキイキと弾けるようで、見ていて楽しかったです。


3:アレクセイ・クラスノジョン
地元選手だからですね、歓声がすごい。鮮やかなブルーに花柄の衣装で、男子にしては珍しいかも。
4回転フリップの転倒はあったものの、トリプルアクセルの高さは素晴らしかったし、コンビネーションのセカンドはループ!綺麗に降りてましたね。ステップがすっごいキレキレで迫力があって、これは会場が盛り上がるでしょうね。カッコ良かったです。でもあれ、レベル2なのね。ステップはそういうとこで判断されるんじゃないんだな、ってわかってても、なかなか足元までじっくり見られない、目がついていかない。とほほ。


4:ミハル・ブレジナ
今シーズンも続けてくれるのかミハル…!俺泣いていいか…?
4回転サルコウの着氷乱れとコンビネーションのファーストがダブルになるというミスはあったものの、それ以外の要素が素晴らしいので忘れてしまう。このステップは何時間でも見られるやつ…!ミハルはスケートが上手すぎるので、目の肥えたスケートファンも満足させてくれる選手じゃないかな。なかなかこの遊び心も感じる演技を競技の中でできないよね。


5:友野一希
ゆるっとしたハイネック。意外と見かけないかも、こういうデザイン。
4回転トゥループはどうにかコンビネーションに。でも認定されたかな…。回転も足りてるだろうか。あっ、それは足りてたのね。4回転サルコウも何とか降りた、ちょっと惜しいジャンプだった。トリプルアクセルも着氷が…。得点的にはちょっと厳しいか。
ジャンプに乱れはあったものの、非常に体力を消耗しそうなプログラムをよくこなしている。独特の選曲も振付も、友野君のエンターテイナーぶりが非常に活かされていると感じた。ステップレベル4!完成形が楽しみになるプログラムです。最後までいい表情をしていたのも良かったです…!

インタビューによると、得点的にはともかく本人も納得の演技だったのかな。それは伝わってきたよ…!頑張れ…!


6:アレクセイ・ビチェンコ
あんたも続行かいー!俺泣いていいかー?!
昨シーズンは怪我でもしていたのか本調子ではなさそうな演技が続いて心配していたが、素晴らしいトリプルアクセルに4回転。ビチェンコイズムとでも名付けたい動き。ビチェンコさんが帰って来た(涙)。彼もコンビネーションのファーストがダブルになってしまい、ミハルに続きベテランが似たようなミスを。
スケオタはビチェンコさん好きだよな…。なんか飄々として楽しそうに見えるもんね彼…。

第2グループ

7:チャ・ジュンファン
少年から青年に移行する時期独特の雰囲気とでも言うのですかね、冒頭でカッと黒目が上を向いた時点で、ああこれファンがバタバタ死んでいくやつだなと思った(笑)。
4回転サルコウが抜けたあああああ(泣)。シーズン序盤…。コンビネーションのセカンドジャンプのループはさすがですね。トリプルアクセル跳び終わってからくらいはずっと見所という感じで、タンゴという選曲と年齢的な移行期のあやうさみたいなものがマッチしていて、とても魅力的なプログラムになってたと思います。


8:ボーヤン・ジン
なんか素敵な衣装。そんなに派手じゃないんだけど、ボーヤンによく似合ってる。
彼もルッツが抜けたあああああ(泣)。決まるとえげつない高さが出るのだが。アクセルも転倒。しかし4回転トゥループのコンビネーションは素晴らしかったですね。ボーヤンのジャンプ好きですよ私。
まあシーズン序盤ですし、という演技ではありましたが、もうジャンプだけの選手なんて言う人いないだろうなー。北京までにどこまで化けるか楽しみにしてる選手のひとりです。


9:ドミトリー・アリエフ
4回転ルッツきたああああ!コンビネーションで決まったああああ!アリエフのジャンプは決まるとダイナミックですよね。4回転トゥループでぐらりとしたくらいで、全体的には非常に良かったと思います。ヨーロッパの選手らしい情感みたいなものも感じさせるし、ポテンシャルの高さがわかる選手ですよねえ。


10:ジェイソン・ブラウン
すっかり短髪のジェイソンにも見慣れてしまいましたね。どこまで行っちゃうんだろう、というくらいよく滑っていましたが、トリプルアクセルのパンクはショートでは痛い…。彼の得点源でもあったでしょうし。しかし織田君がべた褒めしている冒頭のトリプルフリップや、ステップやスピンはもはや独壇場。後半は人の2倍くらい要素やってるんじゃないかと思うくらい濃密で、1回見ただけでは拾いきれない感じすら抱かせますね。


11:ネイサン・チェン
良かった、衣装だ!今回は衣装だー!(笑)しかし毎シーズン画面から消える運命なのか彼は(笑)。
4回転ルッツは着氷がどうかと思ったが、高さがあったからか加点ついてら。リカバリーとはいえ、ラストのジャンプが4回転のコンビネーションとかどうかしてらっしゃるわ。クラシカルな曲や雰囲気も上手ですね、むしろこっちの系統が好きかも、私。
選手として非常に脂が乗っていて、充実ぶりや余裕を感じさせました。今シーズンも素晴らしい演技をたくさん見せてくれそうですね。


12:キーガン・メッシング
冒頭の切ない表情からグッと心を掴んでくる…。4回転のコンビネーションジャンプもトリプルルッツも、余韻すら感じられる素晴らしい出来。それだけでなく、キーガンの人柄すらも感じさせる、本当に素敵な演技でした。シットスピンのポジションが素晴らしい…。織田君、キーガンのスピン好きだよね。いつも褒めてる。


いやあ、シーズン初戦から見応えがありましたね。若手もベテランもそれぞれの味が出ていました。よく考えなくても豪華メンツですし。
今シーズンはジュニアのグランプリシリーズを、シングルだけでもわりとがっつり見たのですけど、そのせいかシニアのトップ選手がどれだけ上手いのかが本当によく分かる…。ジュニアの大会の感想が入ると一気にアクセス落ちるんですけど(笑)、それでも、今シーズンだけでもたっぷり見て良かったな、勉強になったな、と思います。そのジュニアの子達が、このシニアの選手に成長していくんですものね。

ではでは、次回は女子ショートプログラムの記事でお会いしましょう。今更の掲載で申し訳ありませんが、のんびりとお付き合いいただければ幸いです。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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『笑顔ひろがる故郷に』雑感

今シーズンも本格的にスタートし、毎週末ドキドキが止まらない季節となって参りましたが、本日はフィギュアスケート以外の記事にお付き合いいただければと思います。

時々このブログでも触れていた高知の観光PR隊「土佐おもてなし海援隊」、通称・もて海。心身ともにぼろぼろだった時期に、現実から逃げ出すように訪れた高知で本当に偶然出会った、とてもとても素敵なグループ。残念ながら今年の春に活動は終了してしまいましたが、メンバーだった方々はそれぞれにご活躍されているようで、ひっそりとその様子を応援させていただくのが今の楽しみだったりします。
結局、私がもて海の活動中に高知に行けたのはたったの一度だけで、その偶然の出会いが最初で最後になってしまったのですけど、こうして今もご活躍を拝見させていただけるのはたいへんありがたいことですね。


本日は、そのもて海のメンバーだった柴田恵介さんが出演されていた番組の感想です。高知県で放送された番組ですが、ありがたいことにネット配信されたので、視聴させていただきました。

私は広島県在住なので、中四国地方のニュースなどはほかの地域に比べるとテレビのニュースなどでも見かける機会は比較的多いのですが(つい先日も高知で秋に咲くひまわりのニュースを見かけた)、各局が制作した番組となると、なかなか放送される機会はなかったかと思います。

まあ、確かにそうですよね。カープの選手が釣りしたりゴルフしたり温泉行ったりしてる番組とか、Eテレ以外全局で優勝パレード生中継とか、ゴールデンの全国番組を急遽潰して黒田の引退特番を組んだのに肝心の黒田の会見がすぐ終わっちゃって二時間近く達川が喋って繋いだ番組とか、広島以外で放送されてるとは思えませんものな。特に最後のはおそらく広島以外では放送不可能。
…ちょうど会見が終わったくらいに帰宅したので「まさかここから二時間達川が喋るのか?」とハラハラしたら本当にそのまさか…。いや、繰り返し会見の録画が流れたりもしてましたけど(笑)。ここ10年くらいのテレビ番組でいちばん面白かったわ…。これぞ生放送のヒリヒリ感…。

なので(汗)、番組を視聴するのは無理かな、と思ってましたけど、いい時代になりましたねえ、ネット配信という手法が取れるのですものね。すべての番組が見られるようになるわけではないでしょうから、このたびはありがたいことでございました。
ネット配信が当たり前のように行われるようになって、もちろん一部ですが地域の垣根が低くなりつつあるのは、子供の頃には考えてもいなかった状況なので、面白いものだなと思います。ネットは環境の有無にも左右されてしまうので、何だかんだと手軽なテレビの力は大きいとも思っていますけれど。


前置きが長くなりましたが(いつものことです…)、以下、高知さんさんテレビで放送された『笑顔ひろがる故郷に ~住民力でつくる集落活動センター~』の感想です。放送日は10月12日だったようですが、上記の通り私はネット配信されたものを後日視聴しました。

番組の主題は、高知県の大部分を占める中山間地域における、「集落活動センター」の取り組みについて。
集落活動センターって初めて聞いたな、と思いましたが、高知県で行われている事業の名称なのかな。多少名前や形態が違うだけで全国で似たような取り組みは行われているのかもしれませんが。高知県だけでなく、中山間地域が占める割合は日本全体で多いのでしょうし。

番組のナビゲーター役を務められたのが柴田さん。冒頭付近でもて海のステージの様子がチラッと流れて、本当の本当に偶然あの日ステージを目にしていなければ、こうしてこの番組を見ることもなかっただろうな、と不思議で懐かしくて、少し切なくて、けど偶然の出会いに感謝したい気持ちにもなりました。


最初に紹介された地域では、キャンプ場でピザを焼く体験ができるとのこと。
地域の皆さんと柴田さんが着用していたエプロンの柄がとても個性的なのですが、何がモチーフなんでしょうね。ピザ美味しそう…。
柴田さんの発言内容のテロップが標準語に直されずにまんま土佐弁なのが県外の人間には新鮮ですね。気付かないだけで地元局の場合もそうなのかもですが。柴田さんの声は適度に低音で聞き取りやすく、スッと入ってくるので高ポイント。

次に柴田さんが訪れた地域では、廃校?になった学校の施設を使って地域の人で喫茶店のようにモーニングを提供する取り組みが行われているそう。喫茶店みたいなお店がなく、気軽に集まって交流する場所がないから地域住民のために行っているということでいいのかな。

3つめに柴田さんが訪れた地域は、手作りのお寿司などを直販所で販売したり宿泊施設を開設したりと、地域の資産を利用した活動の模様が紹介される。小学校の建物に泊まれるってワクワクしますね。直販所へわざわざ遠くから買いに来る人もいる様子。
移住者用の施設を作ることに収益をあてることが目標だったり地域を知ってもらうために話し合ったり、地域に人を増やしたいという願いが伺えました。


柴田さんは紹介されたすべての地域を訪れたわけではなかったようで、彼のレポートのない地域もいくつかありました。特産品を生み出そうと試行錯誤している様子が紹介されたり。
イデアって何が当たるかわからないし、どんなことに需要があったりファンがついたりしてくれるかもわからないから、地域の人が生きがいを感じつつ楽しそうに試行錯誤する、まずはそこからでもいいのかもしれないですね。

総合すると、集落活動センターには大きく分けて二種類の側面があるということかな。経済活動と住民の支え合い活動と。それ以外にもさまざまな側面があるのでしょうが、私が番組から読み取れたのはそのふたつでした。
主に地域外の人に向けた経済的活動の場だけではなく、地域住民の交流の場としての側面もあることに焦点をあてて紹介されている地域もあれば、特産品の栽培などに力を入れ雇用を創出しようとしている地域も。若者が地域に移住なり流出せず定住なりで根付いて欲しい、地域を訪れて欲しい、という願いが見える。それは地域に活性化して欲しい、ここで暮らしていきたい、という願いでもあるのでしょうね。

私は根なし草のような部分のある人間なので、故郷への思い入れがある人々の姿はいつもまぶしく映るのですけど、出演されていた人々の笑顔や言葉に地域への愛情を感じ、このたびも同じことを思いました。


ここからは感想と言うよりも私の単なる呟きに近いので 、そういうものとして流してもらえたら。

都心部と地域の格差は散々指摘されていることで、私も日々感じていることでもあります。私の居住地である広島は政令指定都市も抱えた地域ですが、それでも業種によっては、広島では仕事がない、思ったような収入が得られない、と都心部へ流出する人は少なくない。私もずっと考えていたことでもありました。

そう、雇用の問題は大きい。現実は息をするだけで金が必要なわけで、星が綺麗だから、というだけの理由でのこのこと居住地は変えられない。仕事に就けたとしても、十分な給与が得られないケースは非常に多く、転職者や何らかの事情でいったんドロップアウトした経験のある者に対しては非常に冷たいのが日本という社会の現状。人手不足とは言っても、わずかな対価でそれ以上の労働力を返せ、という要求が有効求人倍率を押し上げているだけだとはよく耳にする話で、実際そうだろう。

就職氷河期にあたった当時の若者を放置したツケは、今後何倍にもなって戻ってくるのではないか。若者と言うよりも、氷河期以前と氷河期以降、と分けるのが妥当のようにも感じるけれど、氷河期以降の世代には金がない。氷河期以前の年功序列はとっくに崩壊、というか氷河期以降の世代には適用されない。それなのに、若いから何とかなるでしょ、自分たちだって何とかしたんだから、と放置されてきたのだろう。「自分たちだって」はもはや通用しないのに。

氷河期世代が生きていけたのは氷河期以前に生きられた世代が親や祖父母だったので、後ろだてがあっただけ。それを持たない層はどうしようもなくなる。氷河期世代、もしくはそれ以降が親になるとはそういう時代の到来を告げるわけである。そりゃ、ちょっと自分の現状と今後をシミュレーションする頭があれば、結婚もしなければ子供も持たないだろう。経済的に破綻することは目に見えているから。結果として、地域や未来を支えるべき若年層はますます減っていく。

都心部以外で暮らすには車は必須だろう。しかし、金のない若者には車の維持費は払えない。免許を取得する費用すら出せない、という層も少なくないかもしれない。
ネットで情報はいくらでも拾える。その情報から土地の魅力を感じることも多々あるだろう。しかし実際にその土地に足を運ぶには、やはり費用がかかるのだ。その金すらも出せない若者が、表面に見えないだけできっとものすごくたくさんいる。金を出したくないのではない、本当に出せないのである。

移住する気もない金持ちは、金は落としてくれるかもしれないが最終的な地域の目標には貢献しない。機会さえあれば、その地域で暮らしてみたいと考える若者はおそらくいるはずだ。美しい自然や地域の特産品など、その地域ならではの魅力に心を動かされる人間が。しかし、その機会を得る体力がない若者が実は大量にいるのではなかろうか。ネットで拾える情報など本当はごく一部で、実際に自分の目や耳で感じるインパクトに勝るものはないのに。

仮に知る機会や雇用に恵まれたとしても、都心部以外での暮らしやその土地との相性もある。たとえば、大自然に囲まれて小説を書きたい作家もいれば、都会の刺激に揉まれなければ着想を得られない作家もいるだろう。濃密な人間関係が助けになることも仇になることもあるし、車の運転が苦手だったり虫や植物や海や山など、どうしても苦手なものがある人にとっては多大なストレスになりうるかもしれない。「星が綺麗だから」だけでは生活は営めない。

だからこそ、その壁を乗り越えられるだけの出会いを果たせたなら、それは奇跡的なこと。その最終的な助けとなるのは「人」なのかもしれない。私に見えるのは表面的なことだけかもしれないけど、今夏に高知を再訪した時に(※すべて友達のおかげ)感じた、高知の皆さんのお節介なくらいの優しさは、奇跡を起こすいちばんの資産になりうるんじゃないかと思った。
ただ、奇跡的な出会いに至るまでの体力のない若者も多いから、そこが結局問題なのだろうとも思う。これはもう、高知がどうこうという話ではないのでしょうけど。

こう考えた背景の一部には、私の個人的な思い出があったりします。話がずれてしまうので控えますが。今でも時々思い出して、考え込んでしまう。何と言って断れば、その人を納得させられたのだろう…。

「未来に希望がある」、そう思えたらきっと人間は生きていけると思うのですよ。どこでだって。でも、実はそれは時々とても難しくなったりするもの。そんな時に差し伸べられる手があるかどうかが、最終的な鍵になる。小さくてもそんな希望を生む、与えられる場所が、我々の生きる世界にひとつでも多く存在していて欲しいと、そんなことを思いました。

以上、的外れな呟きかと思うので、スルーしてください。何書いてるか自分でもわからなくなってきちゃった…。


柴田さんは自分に何ができるか考えたい、応援していきたいといったニュアンスのことを番組の最後におっしゃっていましたが、こうして番組に出演されていることが何よりも応援になるんじゃないかな、と思いました。
もて海やもて勤の活動で彼を知った私のようなファンが、ゆかりのなかった高知の地域活動にスポットをあてた番組をわざわざ見るということ、それはもちろん私だけではないだろうということ、それは8年間県内外の人へずっと観光PRを行ってきた柴田さんの存在があったからにほかならない。まさに彼にしかできないことだろうと思うのです。
わざわざ彼がレポーター役に抜擢されている理由も、その画面を通してもどこか伝わってくるような人柄からもわかる気がしますし。またこういった機会がありましたら、拝見させていただけたら嬉しいな、と思います。

…広島の番組にも高知のPRに来て下さい(笑)。何があっても見ます…。局によっては数週に分けて高知の観光情報を紹介してたこともあったんですけどね。広島からは車でも行けないことはない距離なので、需要はあると思うけどなー。


以上、自分のただのメモ書きや日記みたいになっちゃって申し訳ないのですけど、感想を書かせていただきました。
高知に足を運んでイベントに参加したり観光でお金を落とすなりして、ご本人の活動や経済活動に貢献することがいちばんなのですが、現状それが難しいので、こうして感想を書くことくらいしか出来ずに申し訳ないです。しかも、それも的外れな内容になってしまっていそうで心配ですけど…。

以前もご出演されていた番組の感想を書かせていただいたのですが、その時は再び高知に行けるとは思っていなかったし、ほかにも色々想定していなかったので…。でもまあせっかく書いたので、こっそりと掲載させていただきます…。めっちゃ心臓バクバクしてますけど…。大丈夫かなー…←涙目

そんな感じで、何書いてるか分かんないしまとまりもなくなっちゃって申し訳ないし、こういう時勝手にリンク貼っていいのかしら、と考え込んでしまうたちなので、動画のありかの情報だけ一応。
高知さんさんテレビのトップページの下の方に番組のバナーがあったので、そちらから視聴できると思います。30分程度でしたので、ご興味のある方は是非。


…めちゃくちゃ長くなってしまいました、すみません。このブログはほぼフィギュアスケートのブログなので、読んでくださる方はほぼフィギュアスケートのファンの方かと思いますが、もて海関連とお題記事が突如として入ることがあるので、今後もそういうものだと思ってのんびりお付き合いいただければ幸いです。

次に高知に行けるのは何年後かわからないし、と念願叶ったこの夏以降はあまり考えないようにしていたのですが、何故このタイミングで高知の話が、とちょっと不思議な偶然があったんですよ、実は。経験則からこういう時はだいたい何かあるので、また突然にでも行けたらいいなあ、奇跡が起きて…。今度こそ海に行きたい。偶然話に出てきた場所にも行ってみたいけど、貧血の私には厳しそうだったな…。いやいやいつかは…。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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フィギュアスケートつらつら語り in 10月④

主に競技やショーの放送以外の、フィギュアスケートに関連した番組の感想をつらつらと語るシリーズ。バラエティ番組について触れることが多いのですが、今回はグランプリシリーズも開幕ということで、スポーツ番組とグランプリシリーズのための特番をセレクトしてみました。グランプリシリーズ直前スペシャル的な。勝手に。ってとっくに始まってますけどね(汗)。

記事が渋滞してきているので今更の話題を載せ続けることになり申し訳ないですが、のんびりとお付き合いいただければ幸いです。
お金ががっぽがっぽ儲かる忙しさになってくれればいいんですけどねえ(泣)。現状は私がただ時間配分が下手なだけでして…。ブログに集中したり息したりするための生活費をよこしてくれる石油王の求人を出してみるか。え?絶対応募ないから止めろ?ええまあ、そうですね…。うんそうだね…←ここの箇所すっごい無駄

テレビつらつら語り①

まずは10月7日放送、『Get Sports』。テレビ朝日

島田高志郎君の特集がありました。深夜の番組のため、寝てしまうんじゃないかと思っていましたが、私のステファンレーダーは健在だった…。ステファンが出演する番組は何故か気付いて見逃さない(※事前情報がまったくなくても)レーダーが付いてるんですよ(笑)。もちろん絶対じゃないですけど。放送そのものが無い地域だったりとかね。

そうそう、高志郎君ってちっちゃくてかわいい、っていうイメージだったんですよ。146cmでクラスの中でも小柄だったという頃の彼の様子が流れて、そうそうこのイメージだったよ、と思い出す。今は175cm?だそうだ。まだ18歳だし更に伸びるかもしれない。日本の男子選手としては長身ですね。足が、足が本当に長い…。

たったひとりで、言葉も分からぬままスイスに渡った15歳の高志郎君の度胸。スケート以前に生活において問題が山積みだったでしょうけど、きっと「上手くなりたい」という思いが彼を支えているのだろうな。インタビューなどを見ても、同年代の若者と比較して非常に落ち着いていて、しっかりした内容を話している。彼は強くなるかもしれないな、と思ってます。

高志郎君のコーチ、ステファン・ランビエールトリノオリンピックのメダリスト、というだけでもインパクトがあるが、彼には日本でたいへん人気がある見目麗しいスケーター、という特徴もある。ステファンにはコーチとしては破格なくらい注目が集まることがあるけど、メディアもきっと彼の魅力を知っているのだろう。

インタビューにはフランス語で答えていた。英語も流暢なのに。母国語が最も正しいニュアンスで話せるでしょうから、きっとそれで正解なのだろう。高志郎君とは英語で喋っていましたね。
高志郎君がステファンに師事すると聞いた時は驚いたものだけど、高志郎君の、幼いながらも滲み出る表現への情熱のようなものを思い出すと、ステファンに辿り着くのは何の不思議もなかったようにも思うのである。年齢的には親子に近いくらい離れているので、高志郎君が「スイスの父親」と呼ぶのもこれまた不思議はないのかもしれない。

高難度ジャンプを安定して跳べるようになれば、彼は人を惹き付ける演技ができるだろうと思う。中国地方在住の私は、四国出身の彼には何となく親近感が湧いて応援してしまいたくなる。愛媛は海を挟んですぐ隣だ。彼の出身地を知らなかった頃から、この子いいな、と思ってもいた。私はステファンの大ファンでもある。ステファンと高志郎君の二人三脚を見守って行けるのだと思うと、何だか不思議な気持ちだ。
時代は巡る。リンクを去る者がいれば、リンクに飛び込んで行く者もいる。フィギュアスケートの世界で紡がれる終わりのない物語を、これからもこの目に焼き付けていきたいと思うのである。

…ステファンが絡むとたまにポエム入っちゃいますが、今回もまんまとそういう記事になっちゃいました、すみません(汗)。

そうそう、ステファンの「スゴーイ」だか「スーゴイ」だかに思わず吹いてしまった(笑)。なんすかその自然な日本語は…。日本語喋ってたっていう目撃談的なものは結構聞くので、会話までは無理でも何となく意思の疎通は日本語でできるのでは…。しかも自然なイントネーションで…。さすが何か国語も話せるだけあるわね…。

テレビつらつら語り②

続いて、10月18日放送『フィギュアスケート グランプリシリーズ2019 開幕直前SP 第3弾』。BS朝日

第1弾は中途半端にしか見られなかったし第2弾は寝てしまって完全に見逃したので(泣)、やっとじっくり見られた…。
とりあえずのざっとした感想なので、採点表はチェックしてません。内容が間違ってたらごめんなさい。

まずは本田真凜の、ネーベルホルン杯のフリー。
めちゃくちゃかわいい…。かーわいいー…。終盤近くまでノーミスだったのだが、最後の方で乱れが出てしまったか。
でも、この独特のいい感じに力の抜けた小悪魔感は真凜ちゃんの魅力。パーフェクト演技を見られる日を期待してしまう。

続いて島田高志郎。同じくネーベルホルン杯のフリープログラム。
ジャンプの着氷ミスが多く、完成形はまだまだといった印象。でも品のいい小洒落感がクセになりそうな予感。ピンクのシャツも目を惹いていいですね。
相変わらずカメラ慣れし過ぎのコーチ。今シーズンも神出鬼没に暴れてくれるに違いない…。

ネーベルホルンの映像は時々画質が落ちていた。テレ朝カメラと現地カメラとが存在してたりしたのかしら。

続いて山本草太。フィンランディア杯ショートプログラムエデンの東
これ、これ見たかったんですよ…!放送してくれてありがとう…。
溶けるようになめらかな滑りの中で流れるように跳ぶジャンプは抜群の美しさ。しかも4回転が2本。数年前は怪我の影響で1回転しか跳べないような状態で試合に出てた記憶があるのだが…。よく、よくここまで腐らずに戻した…。
ステップも絶品だった。非常に情感がこもっていて、彼の熱い思いがリンクを覆い尽くすだけでなく、画面からも溢れ出してくるようでした。彼の絶品のスケーティングやスピードが非常によく引き立つ選曲で、草太君の代表作になりそうな予感。
泣きそうになってしまった…。これはテレ朝も放送せずにはいられなかっただろう…。久しぶりに何度でも繰り返し見たくなる、傑作の演技だったと思います。

最後に宇野昌磨。同じくフィンランディア杯ですが、彼についてはフリープログラムの方が流れました。
あまり昌磨君のイメージにない選曲で、新しい挑戦なのかな。プログラムもだけど、コーチ不在という状況も挑戦と言えばそうですし。
例年であればシーズン序盤から仕上がってきているような印象のあった昌磨君だが、今回は転倒やパンクなどミスが目立った。それでも素晴らしい4回転フリップなど見所もたくさんでした。
キスクラでピカチュウのぬいぐるみ持ってる昌磨君がかわいすぎて、地球は平和だなと思いましたね←頭大丈夫かお前←何を今更…

以上。チャレンジャーシリーズの演技をごく一部の選手だけでもノーカットで見られて、たいへん面白かったです。


これが載る頃にはとっくにグランプリシリーズも始まってると思いますが、皆さん今シーズンも張り切って応援していきましょうね!




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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ジュニアグランプリシリーズ2019 ポーランド大会 雑感

ライストまったく見られなかったので、テレビ放送のみの視聴です。メダリストと日本人選手くらいは流してもらえるし、テレビのクリアな画面で見られるので、これはこれでいいんじゃなかろうか。主要なジュニア選手を押さえるくらいなら十分だろうし。
昔はシニアのグランプリシリーズでさえダイジェストでお送りされていたことを思えば、ジュニアの大会がこんな風にテレビの電波に乗るなんて凄いことだと思っちゃうよ私は…。

ではでは、テレビ放送された選手のみですが、感想をどうぞ。


※注記:
BS朝日でテレビ放送された選手については、お名前の前に★をつけて区別しております。
また、お名前のカタカナ表記は調べるのが大変なので、カタカナ表記が既にある程度使われている有名どころの選手だけにとどめております。お名前の読み方って難しいですよね…。

男子フリー

★24:鍵山優真
いやあ、ジャンプが美しい。着氷が本当に綺麗。鈴木さんが足首が柔らかいって褒めてたけど、それもあるのかな。4回転ジャンプも実に美しかった、ただ跳べばいいっていう力任せのジャンプじゃないですもんね。ジャンプの加点が凄いあたりからしてもよく分かる。トリプルアクセルのミスくらいでしょうか。ステップもレベル4!
いやあ、楽しみな選手です。ジュニア世界最高点が出た、と実況大興奮。


★25:Daniel GRASSL(ダニエル・グラッセル)
テレ朝は「グラスル」表記になってますな。非常に曲に入り込んだ表情がテレビではよくわかって思わず見入ってしまう。
着氷が乱れはしたものの4回転ルッツも入れて、なおかつプログラムを演じようとしてるところがジュニアの選手からは一歩抜きん出てる感じでいいですね。表現しようとする余裕まではない選手がジュニアにはやっぱり多いかな、という印象ですし。


★26:Daniil SAMSONOV(ダニール・サムソノフ)
14歳…。ええええ…。まだ身体も小さくて子供らしいのに、演技の完成度はジュニアのレベル超えちゃいそうですけど!トリプルアクセル非常に美しい…。4回転ジャンプは転倒してましたが、あれルッツですよ…?スピンも素晴らしかった、やっぱりレベル4か。
最後まで隙のない演技でした。淡々とした表情と選曲もマッチしてたような気がする。
ジュニア世界最高点がもう更新されてる…。4回転2本を綺麗に飛んだ鍵山君を超えてしまった。転倒こそあったものの完成度高かったからなあ。加点やべえ…。

女子フリー

★25:岩野桃亜
訴えかけるような曲調をよく捉えた訴えかけるような演技…。ステップなんて演技から切ない涙がこぼれるようで。ジュニアの選手でこれだけ情感出せるのは素晴らしい。
ジャンプが回転不足気味なのが課題なのかな、以前もすごく回転不足判定を受けてた記憶があるので。うーん、今回もやはり…。そこが修正できればすごく見ごたえのあるスケーターになれそうで非常に楽しみです。


★32:Alysa LIU(アリサ・リウ)
冒頭のトリプルアクセル、よくコンビネーションまで持ってった。力技もできるのか…。4回転ルッツにトリプルアクセルは問題なく降りていく。トリプルルッツなんて余裕過ぎてもう…。これだけ高い難度のジャンプを盛り込んでいるのに、演技が決して棒じゃないとこが凄いんだよね。スピンも回転が速くて素晴らしい。


★34:Anastasia TARAKANOVA(アナスタシア・タラカノワ)
衣装は変更したのかな?黒のシンプルなものに。曲が静かだけどわりと濃いのでちょうどいいかもしれない。本人にもよく似合ってるし。
いい演技でしたねえ、ぼーっと見とれてしまった。こうやってぼーっと見とれてしまう演技っていい演技の証拠だよな…。プロトコルにもマイナスが全然ない。ラストのスピン美しい…。本人もいい出来に喜びを爆発させる。喜び方がなんかカッコいい(笑)。


★35:Viktoria VASILIEVA(ヴィクトリア・ワシリエワ)
ロシア大会も素晴らしい演技でしたが、このポーランドでも素晴らしい。非常に落ち着いていて、安心して見られる演技でした。ラストのジャンプなんて実に余裕をもって降りていて、ため息が出るよう。2週連続での出場ということでしたが、疲れも見せず素晴らしかったです。すごい、彼女もマイナスの全然ないプロトコル。スピンもステップも全部レベル4で完璧ですな。


★36:川畑和愛
冒頭のルッツ、とても美しかったのに、ああああ壁に近すぎたか、セカンドがシングルになってしまった…。惜しい。フリップでの転倒もありましたが、後半で曲が変調してからの惹き付け方などに潜在能力を感じましたね。思わずじっと見てしまう。
ショート2位だったのか、表彰台が狙えたのに惜しかった。上位はフリー皆良かったしなあ。でも頑張ってたと思いますよ。


男子の表彰式もチラッと映ってたけど、サムソノフ君とグラッセル君の身長差…。サムソノフ君14歳だもんなあ。これが気が付いたら逆転したりするかもしれんのね、もちろんまだわからんけども。ジュニアってそういうとこにびっくりする面白さもあるのねえ(笑)。


ジュニアグランプリシリーズの記事の掲載が終了する前に、シニアのグランプリシリーズが始まってしまいそうです…。あと2大会分あるんですけどね、載せてない記事が…。
はてなの更新を週6、noteを週1と更新頻度をとりあえず変更したのでそこまで記事は渋滞しないだろうと思いますが、私が各大会につき記事を最後まで書いてから一気に載せる、という方式を基本的に取っていることもあり、シニアの大会もとっくに終わった段階でのんびり載せていくことになるだろうと思います。ゆったりペースでお付き合いいただければ幸いです。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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ジュニアグランプリシリーズ2019 ロシア大会 雑感③

ロシア大会の記事も本日で最終回です。オータムクラシックと日程が重なっていたため、疲れもあり女子の試合しかほぼ見られませんでした。無念。
女子フリーも第4グループの途中からライストを見る羽目になり、短い感想文となりますが、たいへんレベルが高くて面白かったので、ほんの少しだけお付き合いいただければ幸いです。


※注記:
BS朝日でテレビ放送された選手については、お名前の前に★をつけて区別しております。
また、お名前のカタカナ表記は調べるのが大変なので、カタカナ表記が既にある程度使われている有名どころの選手だけにとどめております。お名前の読み方って難しいですよね…。

女子フリー

第4グループ

すみません、グループの最初の3名の演技は見られませんでした(泣)。中途半端ですが、残り3名の演技の感想だけでもどうぞ…。


22:Eva Lotta KIIBUS(エヴァ・ロッタ・キーブス)
すみません、演技は彼女から見ました。衣装がとっても独特。胸の部分は花で、肩や腕に舞っているのは蝶だろうか。色は赤で、北欧の雑貨の柄のよう。
演技はぼんやりしてて細かいことまでチェックできずすみません…。


23:Ginevra NEGRRLLO
ジャンプは膝がくにゃっと曲がるような降り方になってしまってるパターンが多かったですかね。手足が長いのでスピンが映えてとても美しい。腕の動きが特徴的な振付が目立って、特にステップではそれが存分に活かされていましたね。


24:Maria LEVUSHKINA
ハレルヤ。1シーズンに何人この曲を使うんだ、って年もあったな…。
単独のダブルアクセルがとても綺麗でした。派手な転倒もあったし得点はそれほどでもないかな…。ちょっと眠かったので色々見飛ばしててすみません…。

第5グループ

★25:荒木菜那
ライストは羽生君のノーカット演技の放送とかぶってしまい、放送を取ってしまって途中から見たのですが、『風の谷のナウシカ』のメドレーか。ナウシカは編曲次第かもしれないけどスケートに合うと思うなあ。しかも素晴らしい演技だったようですね、曲のドラマチックさがさらに活かされて観客も興奮したのでは。衣装の色もとても綺麗。おお、頭ひとつ抜けた総合点が!

テレビでしっかり見たけど、スピードもあって非常に良かったですね。曲はナウシカの印象的なメロディを繋げてあったけど、サントラの音じゃないな?アレンジバージョンか、録り直したのか…。確か小塚君わざわざ録り直してたよね、ナウシカ使った時に。


★26:浦松千
白をベースに青い花があしらわれ、裾が薄い紫になった品のいい衣装。たいへん素敵です。
スピードがあるためジャンプに勢いがあり、速い回転で降りていく。たおやかな雰囲気とのギャップがいい。終盤で乱れが出て、ジャンプの抜けや転倒はありましたが、ポテンシャルを感じる演技でしたね。

テレビだと柔らかな笑顔がはっきりわかっていい。とても伸びやかでいい演技でした。サルコウの抜けとラストの転倒が残念だったけど、だからこそ是非パーフェクト演技が見たくなりますね。


27:Kate WANG
まだ本当にあどけない少女という印象の小柄な選手ですが、どこか優雅さのようなものを感じます。ジャンプにも余裕があるように見えました。着氷の流れが綺麗。少しだけ着氷ミスがあったくらいで非常に落ち着いた、素晴らしい演技だったのでは。
ところで、ずっとマイクが音拾ってる子供の声みたいなのは何なんだ?


★28:Kseniia SINITSYNA(クセニア・シニツィナ)
ミスする気まったくしねえ、と呆然と見ていたがコンビネーションジャンプで1本転倒あり。精密機械のようだったがやはり人間か。っても転倒したのはセカンドに跳んだループだし、転んでもしょうがないって気も…。
はっきりとした印象のキレのいいジャンプ、スピード、美しいステップやスピン。時間いっぱい楽しませていただきました。はい200点超えたー!

テレビで見ると衣装やメイクがすごく凝っていて美しい。色合いが素敵、赤が効いてる。こういうとこも手を抜いてないのが強い選手の証拠だな…。そしてあっという間に終わってしまう、密度濃い…。


★29:Viktoria VASILIEVA(ヴィクトリア・ワシリエワ)
いやあ素晴らしい。素晴らしいジャンパーですね、ジャンプが非常に美しい。演技全体でも綻びと言えばステップがレベル3だったことくらい?
15歳ながらもうシニア選手の貫禄すらありますね。ダブルアクセルオイラートリプルフリップとか、うわあただ記号見てるだけで「カッコいい」って言っちゃうやつだし(笑)。
む、フリーは暫定1位で総合2位か。ショートの得点差が効いたかな。

うむ、いい演技でしたねえ、テレビで見直しても。迫力あって素晴らしかった。これは本人が満足そうな表情を浮かべるのも納得。


★30:Kamila VALIEVA(カミラ・ワリエワ)
ショートであれだけ凄まじく完成された技術の数々を見せつけていたのに、あなたその上4回転まで跳べるのか…。白目…。
コンビネーションで跳んだ4回転の高さよ….。単独の4回転の転倒だけですかねミスは。でも4回転のミスだからな。そもそもがそうそう跳べるジャンプじゃないし…。
はいはいとんでもない点が出ましたー!シニアの大会でも優勝できる点ですがー!

改めてテレビで見ると、なんつー剃刀のようなエクソジェネシスだ…。実況も興奮してるけどわかるわー…。冒頭の4回転素晴らしかった。そしてスピンが非常に美しい。隙がまったくない…。ロシアには一体何人こんな選手が←白目


表彰台はロシア代表で独占。これは仕方ない。あんな演技されたら仕方ないわ、日本の二人も頑張ったんですけどね。
ジュニアの大会とは思えないくらいお客が入っていましたが、この素晴らしい選手たちの活躍と表彰台独占を見に来たんだなとよく分かる。3枚上がるロシア国旗。壮観。
これまでのノーミス対決に加えて高難易度のジャンプを跳ばないと得点的に勝てない。恐ろしいことになっちゃったよ女子。

表彰式も何となく流し見たけど、やっぱり4競技まとめてやるのか?国内大会の表彰式もそうだったよね。グメンニク君はいつの間にあんな凛々しくなったんですか…。
表彰式だけでも最後まで見たかったのですが、オータムクラシックの公式練習が始まっちゃったのでそちらへ移動して視聴終了。それでも楽しかったです。これだけ客入ってた理由もわかった気がする。ロシアがなんか本気。


話が前後してしまいますが、まったくライストを見られなかった男子の試合の様子も、テレビで少しだけフリーが流れたので感想を置いておきます。3人だけですが、少しでも見られたのでまあいいかってことで…。

男子フリー

★20:Ilya YABLOKOV(イリヤ・ヤブロコフ)
ジュニアグランプリシリーズ初出場だったのか。それでこの堂々した演技は素晴らしい。トリプルアクセルからオイラーのコンビネーションも入ってて凄かったですね。ラストはポーズ取るのが心持ち早かったかな?


★21:Petr GUMENNIK(ピョートル・グメンニク)
着氷ミスが少し多かったが、ジュニアとしては難易度の高い構成だからな…。冒頭は4回転ルッツですからね。しかもコンビネーションで跳べなかったのでトリプルアクセルをコンビネーションにするというリカバリーっぷり。ノーミスで完成させたらめちゃくちゃカッコいいプログラムでしょうね。見てえ…。身体のラインが美しいって、うん鈴木さんわかるわー。


★22:Altur DANIELIAN(アルトゥール・ダニエリアン)
美しくサルコウを降りていたので見飛ばしてしまいそうだったが、あれ4回転の予定だったのか…。ジャンプの着氷乱れや、スピンで明らかにぐらついてしまったりとミスは多かった。地元の大会だしプレッシャーもあったろうし、緊張したかな。まだ15歳ですもんね。4回転入ってきたらめっちゃ強そう。


男子は表彰台全員ロシアか。いや、男子「も」か…。グメンニクとダニエリアンはなかなか僅差の戦いでしたね。
ほかの会場はどこもガラガラ気味なのに、ロシアだけすごく客入ってたし、お客さんもロシア選手の活躍ぶりに盛り上がったのでは。


ジュニアグランプリシリーズも残り3戦ですね。少しでも見られたらいいな。これを載せてる頃にはとっくに今更の話になってるだろうと思いますが…。
ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




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