うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2020雑感④

男子ショートプログラムの記事は今回で最終回。26番滑走を引いた26歳の感想が長すぎて死ぬほど中途半端なところから続きですがどうぞお許しください…。
今日の記事は長いので、のんびりとお付き合いいただければ幸いです(笑)。

男子ショートプログラム

第5グループ②

26:羽生結弦
そもそも全日本が無事開催されるかどうかも確信がなかったし、彼が出場するかどうかはさらに本当に直前までわからなかったので、私はあえてあまり考えないようにしていたのです。
今シーズンほとんど試合が行われていないことを考慮すると、今後の大会の代表に選出されるためには全日本への出場は必須。その状況下ではいかに彼でも出場するしかありませんが、彼が出場することによる人々の高揚や、それに伴って発生するかもしれない無茶等々に彼が人一倍警戒していることも見て取れました。彼自身が何よりもそれを見てきたのでしょうし、それが今回は「感染の拡大に繋がるかもしれない」という今最も恐れられている事態を呼び起こしかねないとあっては、慎重にならざるを得なかったでしょう。

実際には、それで何らかの問題が発生したとしても「病を人間が完全に撲滅することはおそらくはそもそもが不可能である」ということを考えに入れなければならないと思うのです。どんなに予防したところで絶対はない。
それだけのことであったとしても、もし問題が起きれば槍玉にあげられるのは彼やその関係者。彼の存在が非常に大きなものであるだけに、必要以上にバッシングが起きる可能性は非常に高い。「それはそもそもバッシングする方がおかしい」と考えられるほど大衆は賢くないのです。賢くないからと放置しておいてもいいとは私は全く思いませんけれども。

しかし同時に、彼は自分自身が「人々の希望になり得る」ことも知っている。知っていてそれを受け入れる器すら持っている。そして何よりも、一人の選手として彼は大会に出場しなければならない。もしかしたら彼自身も、人前で滑りたい気持ちがずっとあったかもしれない。ほかの選手たちと切磋琢磨する何よりも大きな場所に早くもう一度身を置きたいと願っていたかもしれない。

選手の紹介を続けるフジテレビのツイッターが彼を紹介するのはおそらく一番最後。その時まで待とう。その時までは決して騒がずに。
そしてその姿はツイッターに現れた。出場選手たちのPCR検査の結果を告げるニュースで出場はほぼ確信はしていたけれど、姿を目にするかしないかではやはり全く想いが違う。

早速テレビで流れるインタビュー。気がつけば四大陸から1年近くも経っていた。君が決断をするその時までいくらでも待つ、そうは思っていたけれど、こんなにも長く情報の海に溺れない期間が存在していたのか。私は常に情報を摂取していないと飽きてしまうようなタイプではなく、ぼんやり妄想をしているだけでいくらでも時間が経ってしまうので、気付いているようでいなかった。こんな性格だから何かを長く愛せるのかもしれませんけど。

そしてはたと気付く。うっすら噂は聞いていた、少なくともショートはジェフの振付による新プログラムらしいと。しかし、新しいのはショートもフリーもだというではないか。今シーズン初戦、しかもまったくもって初披露の新プログラムがふたつ。あんなに少なかった情報が完全にキャパオーバー。ダム決壊。盆と正月が一緒に来たようだ!!!!←錯乱

先に世の中に姿を現すはずのショートプログラムが少しずつベールを脱いでいくたびに、元々ほとんどなかった私の平常心は完全に崩壊しました。

『Let Me Entertain You』だと…!!
それは2年前の夏、プリンスアイスワールド広島公演で耳にした曲だった。オープニングに使われていた、つい一緒に踊りたくなるようなノリのいい曲。個人的に非常に思い出深い広島公演で、あの曲カッコ良かったなってこっそり気に入って、何度もこっそり聞いてた曲。まさにフィギュアスケートがきっかけで好きになった曲だった。
あの曲でまさか羽生君が滑るなんて。バージョンまで同じ。しかもあの曲なら絶対に観客のテンションは爆上げになる。爆上げどころかビッグハットを吹き飛ばすレベルに本人が観客を煽って来るだろう。きっとあの辺を使うはずだ。使って最高に俺様な煽りをしてくるはずだ。

そう、おそらくこれは私が待ち望んでいた「俺様系プログラム」のはず。過去にも書いているけど、私は10年前にまさにあのビッグハットで「ヴァーティゴ」と「フィナーレで羽生君が見せた超俺様オーラ(※勝手な感想です)」にやられたのがそもそもこうなった大元なのですよ。ヴァーティゴ系だったらどうする。命日になる予感しかしないんですけど。

前述したように配信は見られず、ネットで結果だけ追っていたけれど、衣装の写真や振付の情報が入ってくるともう平常心など銀河系の彼方。遺書書いた方がいいやつでは?ラオウの台詞練習しといた方がいいのでは?←北斗の拳がわからない人ごめんなさい

当然ながらライブで見てドキドキを味わいたかったけど、こうやって事前に小出しに情報を受け取っているくらいで良かったのかもしれない。こんなものをいきなり何の前情報もなく摂取していたら、私はこうやって記事を書くことなく聖なる夜を命日としていたことでしょう…。笑。

ついに演技が披露される。黒のジャケットに黒のパンツ。パンツのエナメルのような質感がまさにヴァーティゴで、これだけでもう動悸。髪はやはり上げるのか。北斗の拳のザコもこんなんだったらケンシロウにやられないのに←錯乱

真っ直ぐに跳び上がる4回転サルコウ。羽生君比で着氷は詰まっていたかもしれないがあの高さやシャープさはほぼ1年ぶりの試合とは思えない質である。4回転トゥループからタノのコンビネーションも問題なく決まる。やはり羽生君比では詰まっていたかもしれないが。
トリプルアクセルはもう質がどうこうというレベルでなしに、プログラムのいちばんの見せ場としてこの上ない存在感すら放っていた。あんなジャンプを跳んだあとにあの真っ直ぐで切れ味鋭い蹴り上げをぶっこんでくるあたり、我々の心臓を止める術は息をするように心得ていらっしゃるようですね(笑)。

しかし、熱狂の中でノリノリで回っていたスピンが何故か無得点。スケート関係者が様々な憶測をしていたけど、そんなに簡単にはわからないような判定だったのだろうか。最初のスピンもレベル3だった。
しかし、ラストのスピンなど「世界は羽生結弦のもの」とひれ伏すしかないような空間の支配ぶりであった。言ってしまえばただの回転技なのに。

うまい表現ではないかもしれないですけど、完璧に制御されたスポーツカーが、カーラジオから流れるロックに合わせて踊るようにハンドルを切って爆走してる、そんなイメージ。暴走しているようで実は走行ルートもハンドルを切るタイミングも何もかも計算され尽くしていて、それが最高にテンションの上がる音楽が空から降るように流れる中で行われているみたいな。
スピードと爆音と歓声の中で細胞が沸騰し、何が何だか分からなくなるまで乗客は興奮するけれど、その車を設計した運転手は至ってクールで何もかも計算済み。けどその歓声を聞いて不敵な笑みを浮かべるくらいには自信家の俺様。

声を出せていたなら、ビッグハットの天井が吹き飛んでしまうくらいの歓声が画面から聞こえてきたのだろうに。よくこれを見て観客は我慢できたものだ…。歓声があったなら羽生君の演技ももっと熱狂的なものになったかもしれないですね。
特にステップなんて、絶対使うと思っていた歌詞の辺りが使われていて、まさに煽られるためにあるようなものでしたし。叫びたかったでしょうねえ、お客さん…。代わりに私がテレビの前で踊っときました←いらん

はい、ずーっと待ってたやつでした。待ってたやつ!!!ロック!!!俺様!!!!
スターのイメージをなぞるというよりは、「俺様・羽生結弦」のプログラムが見たかったというのが本当のところなので、私が待ってたのはまさにこれです。彼もいつの間にやら20代後半(まったく見えませんがの…)、すっかり大人になって、少年の頃の「まだ世界の広さを知らない無敵な俺様感」は薄れましたが、逆に「落ち着きを得て制御された完璧に無敵な俺様」が誕生していて無事命日を迎えました。誕生したけど私は命日。羽生君のキシリトール電波時計形見分けに誰か貰ってくださいと言おうとしたところ「明日もフリーがある」という囁きによって蘇生してしまいました申し訳ありません←何この茶番

キスクラでは「楽しかった」って言ってたのか。誰か日本人のコーチが代わりに帯同するかと思ったけど、羽生君はキスクラでもひとりでした。
カナダに戻れずひとりで練習していたとは聞いたけど、遠隔で指導は受けられても当然それだけでは十分でなかっただろう体制で、よくここまで仕上げてきたなと感嘆するほかないです。特殊な状況下で、通常であればライバルを牽制するためなどの戦略を立てる必要もさほどなかったからでしょうか。

得点は100点超え。彼自身は不満そうでしたが、シーズン初戦とかコーチ不在とか初披露のプログラムとか諸々考えると十分すぎる出来。しかも得点発表後にスピンがひとつノーカンだったと知って、それなら十分点は出てるんじゃないかとやはり思いましたが、110点超えたりしてる人ですもんねえ、そういえば。

んでやっぱり歓声欲しかったんですね、だって「ワーワーキャーキャー言ってね」とかいつぞや言ってやがったし「上の方までちゃんと見えてます」的な「どこのスターの方ですか」的なこともどこかのショーで言ってた気がする。
「お前ら俺のこと好きなんだろ?ほらほらもっと声出せよこんなこともやってやるからよ!!」みたいなお方じゃないですか。今日もまたこんな悪い顔しやがって。どこでそんなの覚えたの、いや10年くらい前には既に見た気がするから天性のものだよたぶん。ひいいいい。ひいいいいいいい←発狂

けど、こういう「頭が空白になるまで熱狂できるプログラムで滑る羽生君」を我々は待っていたんじゃないでしょうか。彼も自分が人を楽しませる力の持ち主であること、希望になり得る存在であることを知っている。
羽生君はとても頭のいい人だと前々から思っているけれど、「頭の良さ」って定義が難しい概念だなとも思っています。学歴や成績も絶対ではないし。けどもちろんある程度の指標になることは疑いなくて、だからこそ学歴や経歴をコンプレックスにしている人からして見ればその指標を自分が持たないことが面白くない。学歴マウントという言葉がありますが、実際は逆のケースが多いのではないかと私は感じています。
羽生君の言葉にいつも感心させられるのは、彼の視点が高く視野が広いからで、頭の良さとは言い換えればその視点と視野なのかもしれない。人間は理解ができないものに対して恐怖心を抱き、抵抗してしまいがちですが、勉学等によって視点と視野を広げれば理解の範囲もまた広がっていく。頭がいいとは言えないということは理解の範囲が広がらないまま恐怖心を抱いているということなのかもしれない。そしてそういう人をなだめるために世の中の様々な労力が割かれているような気がしてしまう。それが正しいとは思わないけれども。
エンターテインメントやスポーツといった「ただ見て、感じるだけでいい世界」に羽生君のような本当に頭のいい人が今まさに存在していて、その舞台装置を適切に活用して表現を行うということは、理解の範囲を超えて人間に言葉や希望を届けることを可能にするのではなかろうか。だからこそのこのプログラムだったのかもしれない。自分の存在が、表現が誰かの希望になり得ることを知っているからこそ、彼はただ言葉を届けるだけではなく、こんな時だからこそ演技を届けようと思ったのかもしれない。もちろん、全日本が必須の大会であるということがいちばんの理由だろうけども。

あああ~、あと100回くらい見たいんですけど。全然咀嚼できてない今回の演技。あっという間過ぎて咀嚼しきれてない…。よってポエムというよりはただの狂気ですみません。え?いつものこと?まあそうですね、そうかもしれない…。
しかも狂気だけでこんな長文書いててますます正気の沙汰じゃないんですけど。もう情報量が多すぎて追いついてませんよ!!!ただでさえ1日に約60人分の演技見ながら感想書いて少ない脳細胞が酷使されて全滅状態なのにもう来世の分まで死滅したじゃんどうしてくれるの←意味不明

ライブで見られなかったおかげで多少は落ち着いていたので、結構すぐに切り替えてこのあとの大会も楽しめたので良かったと言っていいのか…。ほとんどの選手の感想は演技後すぐに書き上げており、あとからの作業はほぼ採点表をチェックして修正するだけですが、さすがにこの文章量は不可能なので、羽生君だけはいつも後日です(笑)。


27:山本草
4回転は手をつきましたが転倒はせずこらえた。コンビネーションも無理せず3回転に。最低限のミスで抑えてしっかりまとめて、ステップやスピン、プログラムの完成度でも魅せてきましたね。
この黒い瞳、ものすごく草太君のカッコよさを引き出してるプログラムだと思うので、いい演技を披露してくれると私も嬉しい。もう一段階ガーンと爆発させられるような気がする!!
なんかこの最終グループ、ひょっとしてテンション爆上げ系の曲が続く?もし声が出せる状況だったら、観客の叫び声でビッグハットが破壊されたんじゃないのかなこれ(笑)。


28:宇野昌磨
昌磨君ってホントに素直な子ですよねえ。素直に表情が顔に出て、楽しいと感じた試合はホントに楽しくて仕方ないんだろうなって。もう本当に裏表何にもないから素直にそれが受け止められるのよねこちらも。久々に試合ができて楽しかったんだろうなあ。
4回転フリップ!!シーズン初戦からかっ飛ばしてらっしゃるわ、楽しいのね…と感心しておりましたらコンビネーションの方は転倒。セカンドジャンプが跳べなかったので得点的には痛いけども、昔みたいにジャンプの得点が丸々なくなるわけではないのでまだ傷は浅いか。
何よりこのプログラム、普段抑えてる観客の欲求や感情を強制的に爆発させるみたいなプログラムなんですよね。昌磨君自身はそんな意味を曲に求めてなくて純粋に音に合わせて滑ってるだけに思えるんだけど、だからこその触媒としてのエネルギーが半端ない感じ。あの会場を巻き込む興奮は競技だとより演技者の力になるのではと思ったので、ショートに焼き直してくれて嬉しかったですねえ。

リンクサイドのステファンを捉えたカメラが(笑)。あの人に大人しく見てろっていうのは無理でしょうねえ…(笑)。次が高志郎君だからステファンはキスクラに座れないけども。
インタビューの様子も楽しそう、昌磨君。ほんとに面白い子だなあ…。


29:島田高志郎
宮本賢二振付のファイヤーダンス。これも初披露なんて。本来ならば恵まれた練習環境のはずの海外拠点のスケーターにこそ厳しいシーズンになってしまいましたねえ…。
サルコウはよくこらえましたね、ツルっと滑ってしまうかと思った…。コンビネーションは転倒してしまいましたし、本田君によるとスピンもひとつ無得点??ほんとだ、最後のスピン点が入ってない。そんなに悪い演技には見えなかったのだけど、思った以上に全体的に得点が入ってないな。うーん、なんか色々もったいない。
曲がかかるとバチっと演技に入って、いつもと全然違う高志郎君になるのがちょっとゾクッとするものがあって良かったし、パーフェクトな演技が見たいです!!
ステファン今度はキスクラに。マフラーどこかで見たことあるやつのようなないような。マスクから下がってる赤い紐みたいなの何?


30:友野一希
4回転2本入れてきた。2本目は転倒してしまいましたが、全体的な出来は悪くなかったように見えました。ステップなどもキレッキレだったのに、意外と点が伸びなかったなと思ったのですけど、細かいミスが多かったのか、回転不足とかレベルの取りこぼしとか…。ホントだ、qとかVとかあるな…。演技の迫力を純粋に楽しんでいる観客にはわかりにくい部分なんですけど、きっちり見てるジャッジというのは凄いものですね。


もう長すぎなので簡単にまとめますが、上位3人はほぼ予想通りですね。鍵山君の2位は快挙ですけども。まだまだフリー次第なところがありますので、明日も楽しみ。
夢中になって見ていたので、どうせぼっちクリスマスの私に知人がプレゼントしてくれた「鬼滅の刃シャンメリー」をラッパ飲みするの忘れてました(笑)。来年飲もうかな(笑)。

ではでは、次回は女子ショートプログラムの感想でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についての話もこちらに書いています。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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全日本選手権2020雑感③

掲載する頃にはとっくに今更であろう全日本の感想です。羽生君が出場していると筆者がポエムを綴ってしまい記事の長さが果てしないことになるため、数回に分けてのんびりと掲載しております。熱い戦いを思い出しながら、気長に読んでいただければ幸いです。

ではでは続きをどうぞ。無料の配信しか見られなかったので、第4グループ以降はテレビ放送を見ての感想です。録画だったけど仕方がないですかね。

男子ショートプログラム

第4グループ

6分間練習から放送。男子は今年も西岡さんなのね実況は。
このグループは鍵山君も佐藤君もいるし放送したいでしょうさ。てかしてくれええええ!!!刑事君の紹介の写真がカッコよすぎるんですが!!あのひらひらした布みたいなの背負ったやつ!!!いつも出るやつ!!!


19:須本光希
テレビ放送なしでした…。ううう…。見逃し配信も無料では行われなさそうなので、感想が書けず残念です…。


20:佐藤駿
4回転素晴らしい!!加点も相当しっかりついてますね。何でもないように跳んでるように見えるところが恐ろしいんだよなあ。
コンビネーションは無理せず3回転にしたのかな。セカンドジャンプの着氷が良くなかったですけど、全体的にNHK杯よりはまとまって、仕上がった演技になっていたように感じました。振付もより体に染み込んできたような気がします。指先が音をよく拾っていて、勇壮な物語の世界で暮らす少年みたい。振付リショーなんですね。


21:田中刑事
サルコウは3回転に抜けたか。でも得点がまるっと消されるようなミスじゃないしね。そこ以外はもう素晴らしいの一言。刑事君は全日本に強いイメージがあるけれど、今年も健在だったようです。
西岡さんが感心してたけど、ものすっごく見ごたえのあるステップ…!!スピンもビシッと音を拾ってて心地いい。トリプルアクセルもさすがだったし、ああ、サルコウの回転がもう一つ多ければどんなにか…。しかし、それでも全体的な質が高いので、4回転の入っていないプログラムとしてはかなりの高得点が出たのでは。めちゃくちゃ「ギャアアア」って言いたかったし(笑)。


22:山隈太一朗
テレビ放送なし。あまり出来が良くなかったのかな、ううう…。フリーにも進めなかったようなので今年は演技が見られないのか…。無念。


23:小林諒真
現役最後の全日本ということだからでしょうか、きっと気合入ってたよね。決してジャンプの難易度は高くないんだけども、大きなミスなくしっかりまとめてきた。前回出場した時はフリーに進めなかったそうだけど、今回は大丈夫なのでは…?!最後まで勢いもあるように見えたし。おお、進めたみたい、良かった!!
知名度は須本君などの方が高そうなのに彼の演技が流れたのは、現役最後のシーズンだからなのかなあ?単にできるだけ上位の選手だけ流しているのでしょうか。それとも次が鍵山君だからなのか。


24:鍵山優真
おおおお、おおおお…!!!ノーミス…!!!シニア最初のシーズンからこの完成度か!!この完成度を全日本に持ってこられたことも凄い。この2年ほどの活躍を見れば去年がまぐれじゃないことは一目瞭然だけれど、改めて凄いわ。
ジャンプの質は目を見張るものがあるし、スピンの回転も素晴らしい。ものすっごく変わった曲なんだけど、なんだかよくわからないけどそのよくわからなさが若さと勢いのある滑りや演技を引き立てているような不思議な感じ。
コンビネーションのセカンドはダブルだったけど、そこまで大きなダメージじゃなさそう。そりゃ得点も出ますよね。4回転トゥループの加点すごいな…。
日本国内の代表争いをこれから何年も面白くしてくれる選手がまた一人確かに現れて、楽しさしかないですね…!!

第5グループ①

挨拶から6分間練習からがっつりですよ。平昌の金銀メダリストがシーズン初戦、リンクサイドにはトリノの銀メダリストはいるし、完全ノーカットでお送りしたいですわな。またスイスからお越しの方がいつもいい位置に立ってるんですよね、何故か(笑)。
このグループでは昌磨君が上から2番目の年齢というのが信じられない感じなんですけど。羽生君なんて最年長ですよ。でも二人とも若く見えすぎ。昌磨君いつものように赤ちゃんみたいにきょとんとしてるけどなんか楽しそうだし。そしてトリの友野君もかわいい。年齢の分からないグループ!!!好き!!!←錯乱

羽生くんがジャージ脱いだ時に声を出さずに我慢した観客の皆さん、よく耐えられましたね…。通常なら絶叫が聞こえてるところなのに…。


25:小林健
彼も全日本最後なのか、それで最終グループは思い出に残るだろうなあ。
コンビネーションいいジャンプでした…!!フリップは転び方が怖くてドキドキしましたが、しっかり立て直してカッコいいスピンとポーズでフィニッシュ!!ラストシーズンの選手は何とも言えないいい演技をする場合も多いですけど、ミスこそありましたが気合が伝わってきましたね。


えー、たいへん中途半端なのですが、次の滑走者の感想が長すぎたためここでいったん記事を終わります。ショートプログラムの記事は次回でやっと最終回。次回は長いので、お時間のある時にゆっくり読んでください(笑)。




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全日本選手権2020雑感②

男子ショートプログラムの感想の続きです。本日は第2グループから。第3グループまでは無料の配信を見て感想を書いております。
ではでは、早速続きをどうぞ。

男子ショートプログラム

第2グループ

俯瞰気味のカメラ1台だけで固定ですけど、挨拶も6分間練習もちゃんと映してくれるの嬉しい。第1グループからちゃんと映してくれてたはずなのに私のバカバカバカ…。
選手入場はボレロなのね。フジですからね(笑)。しかしこのカメラの角度だとオリンピックのマークがばっちり見えますね。ビッグハットに最後に行ったのは4年前かな。私もまたこの特別な会場で観戦したかったよ…。


7:山田耕新
めっちゃくちゃ素敵でした!!!冒頭から掴まれてしまったよ私は。アクセルも沈み込むような着氷になってしまったし、決してノーミスの演技ではなかったんですけど、音を操りながらも一緒に戯れてるような表現の数々がものすごく粋で、これは大好きになれるプログラムだって思えました。一緒に踊ってるような気分になったお客さんもいるんじゃ?
これはある程度年齢が上のスケーターじゃないとできない演技ですね。しかし、髙橋君のおかげで29歳でも若手に見えてきたのは錯覚かしら(笑)。


8:大島光翔
彼もジュニアから出場してる選手。ジャンプが豪快ですねえ。そしてずっと笑顔なのがいい。ラテンな曲ということもあるのでしょうけど、なんかすごく楽しそうに見えて、お客さんに安心感と言うか、自然に目を惹き付けるような印象を与えられてる感じ。
キスクラでの様子も明るくて、そういうところが演技にも出てるのかしら。ちゃんと演技見たのもしかしたら初めてかもしれないんですが、なかなか印象に残ったわ(笑)。
スピンとステップにレベル1から4までついてる。まだまだ粗削りのようですが、粒が揃ってきたらすごく面白そうな選手。


9:本田ルーカス剛史
転び方までどこか滑らかなのは滑りが滑らかだからなのでしょうか…。転倒はなくていいけど(泣)。
しかしそのアクセルの転倒以外はやはり決まるととても綺麗なジャンプですね、着氷がいい…。アテンションとかqとかついてるのでさほど点は伸びてないものの。
試合やショーが少ない中でも比較的何度か目にする機会があったプログラムですが、今日は少し固さがあったかなあ。全日本チャンピオンとして出場ですもんね、緊張もしますよね。


10:櫛田一樹
リンクに登場した段階で、何とも言えない「味」を感じたんですけども、その味わいを最後まで堪能できて、私この演技好きですね。派手なわけではないんですけどずっと見てしまって、なんか職人みたいな渋みと独特さがあって上手い…。
おお、暫定2位か。回転不足がひとつと最後のスピンがレベル1か。味のある演技だっただけにもったいない…。


11:森口澄士
フィギュアスケートTVでちらりと見かけて気になってた選手なのですけど、やはりジャンプがいいなあ、伸びあがるようで気持ちのいいジャンプ。タノも綺麗でしたね。身体能力なのでしょうか、身体の中にバネが入ってるとでも言うのか、ジャンプ以外の要素も躍動感があっていいですねえ…!まだ18歳か、伸びてきて欲しいわ。


12:唐川常人
唐川君がもう最後の全日本なの…?この間まで中学生くらいだった気がしたのに。時の流れが速すぎてついていけてないよ!!!!
コンビネーションヒヤッとしたけどセカンドしっかり跳びましたね。ノーミスとはいかなかったですけど堅実な滑りだと思いました。しかし得点が伸びてないので、フリーに進めるかな…。あああ、進めなかったのか。最後の全日本だから残念だけどショートだけでも見られて良かった。
全日本の会場で見かける佐藤コーチには安心感があるのう…。

第3グループ

いちばん手前側の端にいたの中野君かな。自分の名前が呼ばれる前にはほかの選手に拍手してましたね。そう言えばアップで挨拶が映るとほぼその挨拶してる選手のことしかわからないから、こういう全体を見ながらの視点もたまにはいいかもしれない。


13:杉山匠海
初出場なんですね。スケートヒロシマで見かけたことあったかな?うん、2019年にお見かけしてるな。
スピンがいいですねえ。演技全体もそんなに派手じゃないんですけど、流れるような曲調にしっかり合わせてたと思いますし、時々ふっとこぼれる笑顔が可愛い。あとこのシャツも派手じゃないけどインパクトある(笑)。
キスクラで眼鏡かけてる。キスクラといえども眼鏡かける選手あんまりいないから新鮮な気が(笑)。


14:三浦佳生
うーん、ちょっと不本意な出来だったか。しかしスピードが相変わらず素晴らしいですね。臆せず突っ込んでいく感じが破壊力と爽快感があるので、ジャンプがカチッと決まれば会場がガーンと盛り上がるはず。まだ身体的にも成長途中でしょうし、このまま魅力を活かしていって欲しいですね。
コーチのマスクがすごいマダム感。やばいって一言声が聞こえた後キスクラでずっと黙ってたけど、フリー進出が心配だったからかな…?暫定5位なら大丈夫そうですが。
注目選手だからか、テレビ放送あり。解説や速報付きで見ると、4回転が2本入った難易度の高い構成であることや、4回転のコンビネーションにかなりの加点がついてることも容赦なく伝わってくるので、フジが放送したくなるのも仕方ないのであろう…。


15:木科雄登
転倒はまだしも、ショートでパンクは、パンクは痛い…(泣)。得点が丸々カットされてしまうので。しかしコンビネーションはしっかり跳んだ。qついてたけど、キリっとしたいいジャンプでした。
スピン全部レベル4でしたし、ジャンプミス以外は確実に滑ってる印象でしたけど、得点的にはどうなる…。ギリギリでフリー進出か…。


16:古家龍磨
すっごい面白い振付。冒頭から腕の動きが気になって、その腕のまま滑るの?とか思ってたら全体的にとっても個性的。衣装も首回りが独特だし、全体的に宇宙人っぽいと言うか不思議な生き物ぽいっと言うか、すごく気になる。スピンの間に胸に手を置くようにしてるのも気になる。なんか可憐(笑)。
ジャンプミスもあったので得点は伸びてませんが、キスクラでコーチと「楽しかった」「良かった」って会話してるのかわいかったです。


17:長谷川一輝
おお、こりゃなかなか素敵な演技ですな。滑りがいいので曲の伸びやかさにとても合うし、風をまとうようなシャツがその滑りを受けてまるで表現の一部みたいなんですよ。混声合唱団の方みたいなシャツだな、とか序盤で思っててごめんなさい(笑)。曲をしっかり捉えて握りしめるみたいなフィニッシュまでなかなか素敵でした。


18:中野紘輔
コンビネーションジャンプのファーストの方高さあったし、ラストのジャンプはわりと最後の方に入ってたのでドキドキしたけどしっかり降りました。衣装も含めてカッコいい。時々さりげなく入ってる動きなどもカッコいいのです。今年はフリーに進出して欲しい。スケートヒロシマで何度か見かけた選手はちょっと厚めに応援しがち。
ぬいぐるみの投げ込みは無いから、あの可愛いアルパカは自前かな(笑)。暫定7位ということはフリー行けるよね??!!おお、最終的に16位で進出!!昨年は確かフリーに進めてなかったから良かった!


無料配信は残念ながらここまで。払うお金があればCS契約してるので悲しみしかございませんが、地上波放送をじっと待つことにする。ツイッターで結果だけはリアルタイムに追ってましたけども。
羽生結弦の新プログラムが披露されてスイスからステファンがお越しになっているのにそれをライブで見られない悲しみはちょっと言葉では表せませんが、そういう民草もいるということで…。こんなブログ書いちゃうってことは結構スケート好きってことでいいと思うのですけど、なかなか神様って微笑まないのよね。

そんなわけで第4グループ以降は録画放送で視聴した内容についての感想です。続きはまた次回に。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についての話もこちらに書いています。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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全日本選手権2020雑感①

無事に開催されるのか直前まで気を揉んだ全日本。感染が拡大している状況で、突然中止が告げられてもおかしくないとやきもきしましたが、これ以上選手たちから演技を披露する機会を奪ってはいけないと尽力してくださった方々がいたのでしょうね。
コロナの話は立場によって感じることが違うと思うから何ともだけど、「他人を過度に責める」態度を取ることはたとえ人間に未知のものへの恐怖心があるものだとしても全般的にアウトだと私は思うのね。風邪だのインフルだのが重大な事態の原因になることはこれまでだってあったわけで、気付かぬうちに誰かを苦しめていた可能性は誰にだってあるのだし、流行を完全には防げないことも理解できるはずだから、他人を責めてもしょうがないというかそもそも誰にだってそんな権利はないんじゃないか、注意を払いつつもある程度受け入れて生きるしかないんじゃないか、と個人的には思ってます。反応にすごくその人が出るなって個人的には冷静に観察してます。なんか嫌な感じの人は大体元から嫌な感じの反応してて、やっぱそんな人なんだなって悲しくなるだけなんだけどね。反対に、発言しないから関心がないわけではなくて、「下手に煽ったり騒いだりしない」ことがいちばんだと思っている人も多いんじゃないかな。


滑走順抽選がライブ中継されるようになるなんて、本当に余すところなく何でも見せてもらえる時代になったのだなあ。いいか悪いかはわからないのですけど(ずーっと映されてるのが嫌な選手もいるかもしれないしさ)、こちらとしてはやっぱり楽しい。
番号札を指さして決める形式になったのね。とにかく必要以上に触らないようにってことか。何かあったらぶっ叩かれてしまうので、我々の日常どころではなく気を張った対策が取られていたのだろうな…。
女子の滑走順が何故かやり直しになってましたね。何があったのか。全体的に画質粗くてよくわかんなかった。

昌磨君が小さいトロフィーを床に置いて箱にしまってる様子が可愛すぎて「永遠に見てられるなこれ」と悶絶してました…。それを見て今のうちにとトロフィーをしまってる小松原夫妻にも「そうした方がいいみたいですね、さすがです」と声をかけそうになりました(笑)。そして1番滑走を引いたゆは菜ちゃんのリアクションにもめっちゃ笑いました(笑)。

羽生君は以前から移動中はマスク姿が多かったのでさほど違和感がなかったけど、ほかの選手も皆マスクなのはさすがに見慣れない光景でしたね。目だけだと誰だかわからない選手も多かったな。目に特徴があったり、有名どころの選手だとそれでもわかるんだけど、あまり顔をちゃんと覚えていない選手となるとさっぱり。


公式練習の模様がニュースなどで流されると、いよいよ本番だ!とテンションが上がってきます。今回は羽生君が出場することもあって注目度も高そうですし、何より我々はスケートに飢えていた。
人に会うな喋るな遊ぶな食うな、あれやるなこれやるなでは人間潰れてしまいます。それが平気な人もいるでしょうが、たとえそれが平気でも経済的に追い詰められてどうしようもなくなる人もいます。完全には無理でも、試行錯誤の上でどこかで踏ん切りをつけなければならない。そのひとつの機会になって欲しいと願いながら競技の開始を待ちました。
誰かの命を守ることだけに意識を向けたら、誰かの命に皺寄せが行くことに意識が向かなくなる。今回の事態はそれが起こっているからこそ難しいのだと思います。要するにバランスなのだと思うのですけど、それを取るのが難しいこともわかる。自分の見えている世界だけがすべてではなく、自分が今まで目を背けて犠牲にしてきた存在がある。それを我々は思い知らされているのかもしれません。政府やマスコミにすべてを投げる前に、自分にできること、自分の頭で考えなければならないことがたくさんあるはずです。

いや、そんなことはとりあえず頭から追い出しましょう。家で観戦するだけなら騒ごうか歌おうが泣きわめこうが自由です。精一杯応援するのみです。
そんなわけで、男子ショートプログラムから感想を書いていきます。お察しの通りめちゃくちゃ長いので、数回に分けて掲載します。競技もとっくに終わっているのに本当に今更過ぎる記事ですけど、思い出しながら楽しんでいただければ幸いです。

男子ショートプログラム

第1グループ

さて、試合当日です。ありがたいことに第3グループまでは無料配信してくれるので、ブログ執筆の準備をしながら待っていたら、時間になっても始まらない。何かおかしいな、配信トラブル?試合の遅延?とツイッターをチェックしたけど普通に試合始まってるっぽい。
よく見ると開くページ間違えてた。動画の置いてあるページじゃなかった。アホや。さいあくや。挨拶から見たかったのにさいあくや。だって完全に自分の凡ミスだもん。号泣。血の涙。

そんなわけで第1グループの6分間練習等は丸々見逃しました。号泣。以上を踏まえて第1滑走者の演技の感想をお読みください。号泣。


1:日野龍樹
なんとか彼の演技開始時には見るとこ間違えてたの気付いて間に合いましたが、序盤には微妙に間に合ってなかったみたいで、慌ててたのでしっかり集中できなくて号泣。見逃し配信…ないかな…。号泣。このプログラムカッコいいのに…。
得点は思ったほど伸びてない?冒頭のジャンプか?スローでは着氷が…。うん、冒頭のフリップにエラーか。


2:國方勇樹
なかなかいい演技だったのでは。ジャンプもミスがなかったし(実際には回転不足がひとつありましたが)、広がりのある曲調を丁寧に優しく滑ってた印象です。衣装も控えめにキラキラしてて、淡いブルーが綺麗でした。


3:石塚玲雄
ロシュフォールの恋人たちですね。男子の襟付きシャツにジャケットの衣装は大変に良いですね、みんなもっと着て。
ダブルアクセルは綺麗に決まったのですが、そのあとのジャンプにミスが…。転倒もあったし、コンビネーションが入らなかったですね。得点的に厳しくなりそうですが、曲の雰囲気は捉えてたように思いました。どこか侘しさを感じられて良い…。


4:中村俊介
既にジュニア選手らしからぬ雰囲気がありますね。冒頭のトリプルアクセル高さありましたね~。豪快。
しかし次のジャンプで転倒。最後のジャンプはコンビネーションにしたけど認定されてるかな、大丈夫かな。あ、大丈夫ね。後半はもう疲れが見えてスピードがなかったですけど、まだジュニアですからこれからですよね。てかイケメンじゃね??


5:三宅星南
いい演技でしたああああ!!!!滑り終えて見せたガッツポーズに控えめな喜びが溢れててグッときた…。
ジャンプがどれもふわりと綺麗に決まって、それで安心感も持てたのでしょうね、非常に情感のこもった後半の演技はとても素敵でした。観客にもそれが伝わってたような印象です。うう、会場行きたかった。
ステップとスピンがひとつレベル2ではありましたが、GOEにマイナスがないのは素晴らしいの一言ですね。


6:本田太一
太一君もラスト全日本なのか…。その最後の全日本に懸ける気持ちがものすごく感じられました。ジャンプをひとつ決めるたびに出るガッツポーズ。序盤にはスピードもあり、最後まで気合と魂を感じました。彼もGOEにマイナスなし!
しかもヤグディンエキシビションで使ってたあの曲じゃないか、Ancient Lands。何となくそれを彷彿とさせる動きも入ってたように見えたけどそれは私がヤグディンのファンだったからですかね(笑)。何よりこれ、選手を鼓舞する曲だなと思いました。CD割れるんじゃないかと思うくらい聞いたわよ、その昔(笑)。


ここで整氷。製氷の間にネットチェックしたりさらにブログ書いたりするんですけど、ちょいちょい挟まれるCMがスケート関連でついつい見てしまうという…。

長くなってきたので、いったんここで終了します。続きはまた次回に。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についての話もこちらに書いています。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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スケオタ、占い師になる2021

いつも読んでくださってる皆様、検索等でたまたまこの記事を見つけてくださった皆様、どなた様におかれましてもあけましておめでとうございます。厳しい1年となった2020年でしたが、2021年は希望ある年にしたいですね。


私はどうやら、これまでと同じことも続けつつ、これまでとまったく違う新しい流れに飛び込んでいく1年となりそうです。

実はですね、昨年末に「何がどうなってるんだろうかこの流れは」と笑うしかない面白すぎる出来事が起きて、流されるまま占い師としてデビューしました。
私にどうも霊感じみたものがあるようだと気付いた方から「向いてると思うから占い師になったら?」と言われ、その話を聞いた別の方からタロット鑑定に必要な道具一式をプレゼントされ(サンタさんがやってきた…)、鑑定する場所まで確保させてもらい(と言ってもこういうご時世なので当分ご案内も難しそうですが…)、しまいには勝手に「凄腕がデビューしたから」と宣伝されて「占って欲しい」とおっしゃる方が現れ、もはや後には退けなくなったという。カオス!!!

私は単なる占い好きで、占い師になるつもりは全然なかったのです。時々「占いを信じすぎている人」に出会うことがあり、当たらぬも八卦とはいえ誰かの人生を左右する可能性がある仕事は私には重いかなと思っていました。特にタロットカード系は自分が受けた鑑定がいずれもびっくりするほど当たらず、占術の中でもいちばん興味がなかったのです。

過去にこのブログでも書いていますが、私が個人的に勝手に大好きな占い師さんがいて、その方に「予知夢を見るんですがどうしたらいいのか」的なご相談をしたところ「その力を活かして占いの道に入ってみる気はない?」とアドバイスされたりもしてたんですよ。けど、私はそれでも本格的にやる気はなかったんです。以前に比べたらタロットに興味も出てきたけど、お世話になった人にお礼に占いをプレゼントする、くらいのことができればいいかなあって思ってた程度でした。

しかし、本当に突如としてこんなことに。しかもこの話、どうも過去に受けた手相鑑定が大当たりした結果こんな流れになったらしい。時期とか話の流れとか的中しすぎなんですけど。ということはこれが私の本業になるはず。物書きとしては芽が出ないまま終わるかもしれませんね(笑)。
手相の話はnoteに書いたのでこんなところにしておきますが、当たり過ぎて白目。じゃあこのまま頑張って生きれば「ものすごく大きな仕事」にも辿り着くはず。そういう予言されてるのですね。しかもそれ来年なんだよ。こりゃ死んでる場合じゃないぞ(笑)。


「いいよ、占わせてあげるよ」とおっしゃってくださるお優しい方に練習台になっていただいて何度か鑑定させてもらっていたところ、「何でそんなカード出るの?!」と驚かれることが幾度か。どうやら現在の状況がズバッと当たっているらしい…。未来のことはその時になってみないとわからないですけれど。
もちろんその方の心の中は私には見えないし、初めからそういうカードが出るように仕掛けていた(笑)わけでもないので、自分でも不思議ですね(笑)。
霊感にも色々種類があるのかな。霊が見えるとか除霊ができるとか未来が見えるとか。私の場合は「予知夢を見ることがわりとあるのと勘がまあまあいい」くらいで、そこまで強力なものではなさそうです。霊も見えないよ。なので、占いにその力を使ってるのかどうかは今のところよくわかりません。けど「鑑定を受けてくれた人が幸せな未来に辿り着いて欲しい」という気持ちがすごく強くて、その気持ちが無意識にカードを選んでるのかもしれない…。なんて思ったり思わなかったり。

そんな感じでしばらく修行も兼ねて無料で鑑定していたのですけど、皆様のお声や、ここまでの流れを作ってくださった方々に何故そんなお力添えをいただけたのかということをよくよく考え、仕事として本格的にスタートを切ることに決めました。本当の本格化に向けて段階的に本格的にスタートって感じですかね。わかりにくいですがそういうことにしておいてください(笑)。

人目を引くような実績もないですし、気軽に受けていただきたいという思いもあり、まずは相場より相当安いと思われる価格でスタートしています。時期的に2021年の運勢鑑定が楽しそうだなと思ってそれをメインに掲げてますが、それ以外もお受けするつもりでおります。対面でないとどうしても細かくお話をお聞きできないので、対面以外の方法だとどこまでできるだろう?と試行錯誤だったりもするのですが。

占いについてはnoteをメインに情報を出していこうと思います。ご興味のある方は、この記事の下部のリンクからnoteにアクセスしていただけると嬉しいです。と言っても、現在いろいろ試行錯誤中なのでたいした情報はないかもしれません(笑)。

なので、noteに移していたスケート以外の記事が、またはてなに戻ってくる可能性があります(笑)。スケート以外の記事が増えてきたら、そういうことなんだと思っていただければ(笑)。このブログは占いに関係なく今後もポエム系スケオタ(笑)のブログとして何も変わらず存続していく予定ですのでこれからも遊びに来ていただければ嬉しいです(笑)。


ご厚意で練習台になってくださった方々に、メール鑑定という形で鑑定文を書いていて、またそれを読んでいただいて気付いたのは「その人のためだけにカスタマイズした文章を、その人の幸せを願って書くという文章作成の形は、私がいちばん好きな「書くという作業」のひとつだ」ということです。
実は手紙やメールを書くのが好きな私。メールが面白いと言っていただけることもありました。「お金のために書く文章」にどうしても馴染めなかった私は、書くことを仕事にしたいという気持ちと、では何をすれば自分が納得してそれができるのかということの狭間で揺れ続け、何もできなくなっていました。生活は破綻し、もうどうしようもなくなるまで追い詰められていた。
けど、好きな「占い」と「書くこと」を結び付けたこの仕事は、もしかしたら私にピッタリなのかもしれない。続けてみなければ言い切ることはできませんけども、やっと何かに辿り着けた気がします。

そもそも、この占い師の道まで辿り着いたのも、愚直に書き続けてきたこのブログがあってこそのことなのです。あの記事が嬉しかった、この記事がありがたかった、文章が好きだ、そう言ってくださる方々に出会えたことが道を開いたのです。何かを好きだ、楽しい、素敵だ、ただそれだけを言いたくて伝えたくて書き続けてきた文章が誰かの心に届いた。こんなに嬉しいことはないです。
だから、占いは決して魔法の力じゃないですけれど、皆様のモヤモヤした心を整理できたり、少しでも楽しい気持ちが灯ってもらえるように、今後は占いという形でも優しさを返したり何かを伝えたりしていけたらと思っています。

お近くの方には対面鑑定という方法がありますし、直にお話ができる方がより深く占えるだろうと思うのですが、このご時世なのでご案内に気が引けてしまうのですよね。すでに場所まであるというのがもう後には退けない感がすごいですけど(笑)。普通そんなことないと思う(笑)。

占いならカードさえあれば全国どこでも鑑定できるというのも強みですね。前述の手相鑑定で「来年からは仕事で遠くまで移動するようになる」と告げられているのですけど、もしかしたら占いのことかもしれませんね。北京オリンピックに行くって意味に違いないとかなんとか勝手に言い張ってましたけど(笑)。


そんな感じの年明けです。家賃払えなくて今にもアパート追い出されそうなんですけどね。死ぬんじゃない?自分のことは残念ながらちゃんと占えないようなのでどうなるかわかりません(泣)。けど、今年はきっといい年になるような気がします。

2020年も「うさぎパイナップル」に遊びに来ていただきありがとうございました。2021年も時々覗いていただければとても嬉しいです。




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NHK杯2020雑感⑨

長々と書き綴って参りましたNHK杯の感想もいよいよ最終回です。残すはエキシビション後半の感想のみ。とっくに競技が終わってからののんびりした掲載にも関わらず、前回までずっと読んでくださった方がいらしたら本当にありがとうございました。ぜひ最後までお付き合いいただければとっても嬉しいです。

エキシビション


★スケーターさんいらっしゃい第二部
ニュースを挟んで「スケーターさんいらっしゃい」第二部。

まずは鍵山君と佐藤君が登場。ふたりがこうして並んでるとやっぱりまだ若いなあ。若いスケーターをどう思うか的なことを友野君が言われちゃうわけかもしれない…(笑)。
ペットボトルの蓋でキャッチボールしてるとこなんてほんと男の子…。かわいい…。かわいいかわいい言ってる間に終わってしまった(笑)。

女子は樋口さんひとりだけ。優勝者はもうインタビューしたからか。でも鍵山君いたよねさっき(笑)。
オカリナとトランペット演奏について触れられてる、映像付きで(笑)。自粛期間中暇だったとのことですが。アナウンサーからオカリナやトランペットの音色をプログラムになんて無茶ぶりされてる(笑)。上手にかわしてるけど(笑)。

それからジュニアの二人、本田ルーカス君と松生さん。本田ルーカス君はなんて呼ぶのが正解だろうか。本田いっぱいいるからわかりやすそうな呼び方してるんだけど(笑)。髙橋君には恐れ多くて話しかけられていないそうだが、男子選手にはそういう存在なのね。我々にとっては「不味い餃子も美味しい」等の名言を残すイメージしかありませんが(笑)。グラサンかけて退場してった(笑)。ごめん松生さん、本田ルーカス君のグラサンのインパクトが強すぎて記憶飛んだ(笑)。

最後は坂本さんと三原さん。仲良しの二人で組ませて「いらっしゃあい」したんですね(笑)。
三原さんがたまにボケるとばらす坂本さん(笑)。坂本さんのことを褒めまくる三原さん。性格出ててかわいい(笑)。しかもスケート以外の目標を挙げてくる坂本さん…。折り紙折ってたのは記憶あるけどDIYを極めたいの…?んで三原さんは「けん玉検定」。これが関西人の血か!!!!しかもなんか巻き気味で終わったような…。

さてさて、後半が始まりますよー!!


10:中田璃士
Believer。背中にキスマークの入ってる、シンプルに見えてインパクトのある衣装。
曲は力強いんですけど本人はまだ可愛らしい。でも曲と乖離してる感じではないんですよねえ。クリムキンイーグルってことは昌磨君が憧れ?ああやっぱり。てか本田武史先生、生まれた時から知ってるって!!!ついにそんなスケーターが登場する時代に!!!


11:山下真瑚
オーバーザレインボー。彼女は奇をてらってない、素朴な感じの滑りの印象だけども、ジャンプは迫力があって思わず唸っちゃったりしますよね。酸っぱくないすももとかりんごとかみたいなプログラムだった…←意味不明だと思いますが伝わってくれ…


12:深瀬理香子&張睿中
深瀬さんの衣装のスカートかわいいなあ…。スイングでちょっとお洒落な感じだけど、やっぱりどこか品があって、本来のアイスダンスってこんな感じだったのかなって思いながら見ちゃうカップル。スピンが素敵だったー。あとなんか楽しそうでかわいい…。


13:佐藤駿
なんでだろう、不思議と彼にピッタリ寄り添った曲に聞こえる。曲に沿って気持ちよく滑ってるように見えました。どこか少年のロマンティックさを感じる選手ですが、こういうのもいいですね。


14:樋口新葉
カーニバル・オン・アイスでも滑ってたコミカル系のプログラムですね。これ本人がとにかく楽しそうなのがいいですねえ。ラストのポーズまで「やってやった!!」感があっていい(笑)。女子で弾けられる人はいいですねえ。本当に彼女は幅が広いなあ。


15:小松原美里&ティム・コレト
小田和正の『生まれ来る子供たちのために』。カーニバル・オン・アイスでは歌詞あんまり聞いてなかったから、今回はそこを重視して演技を見た。二人が歌の意味をすくって演技に込めてるんだなって、その想いと二人の絆が見えてくるような演技でした。本当に夫婦の二人の演技って日本人同士ではあまり見ないから、これが特別な関係性の人間同士にしか出せない味なんだなって。素敵でした!!

優勝者はアンコールあり。競技でも思ったけど、二人の「滑ることへの歓び」がすごく感じられた。ティムさんが日本国籍取得したから北京目指せるって実況も言ってたけど、すべてが整ってさあこれからですね…!!


16:鍵山優真
テイクファイブ。こりゃ鍵山君の滑りを活かせそうな最高の選曲じゃないかと思いましたが、ねえこれ競技でもいいんじゃ…?エキシビションでリラックスしてるからかもしれませんけど、ひたすらするすると気持ちが良い。スケートって滑りを見る競技なんだなって思い出させてくれる。その滑りから生まれるジャンプは今日もキレキレでしたのお…。

アンコールはフリーのアバター。フリーの衣装、当たり前だけどちゃんと曲に合わせて作ってあるのねってなんか実感した…。シニアデビューシーズンだったっけまだ…?なんか昨シーズンくらいから既にいたような感覚…。


17:坂本花織
ロシュフォールの恋人たち。男子が滑ったあとに見ても引けを取らないくらい滑りが迫力。リンクが狭く感じるもんなあ。切ない感じは全然ないけど(笑)ひたすらその滑りを見てたくなる感じ。ジャンプはラストだけ転倒しちゃったけど。

アンコールでもジャンプは転倒。あれだけよく滑ると転び方もめっちゃ滑る…。しかしこのスピード感はホント素晴らしいわ、下手なアクション映画より断然スリルあるもんね。ジャッジの前を蹴り上げるように滑ってくスパイラルの必殺技感がたまらねえっす。


18:フィナーレ
今回もソーシャルディスタンスな振付なのかしら。最後の挨拶も一列になってしてくれたけど、手は繋いでなかったもんな。髙橋君と村元さん、やっぱ抜群に華があるなあ…。年齢的にずっと上だということもあるのでしょうけど、存在感が桁違いだなこうして見ると。

ほぼ日本人選手しか出ていないし人数も少なめで、少し寂しいエキシビションではありましたが、無事大会が開催できて本当に良かった…!!どうか選手たちから滑る喜びが失われない世界でありますように…!!


これを掲載している頃には既にNHK杯は忘却の彼方、おそらく全日本も終了しているタイミングだろうと予想しながら書き上げましたが(泣)、そんな今更の感想文に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。極度の貧困のためなかなか思うように演技を見られない日々が続いていますが、またこんな風に感想を綴れたらと願っています。その際は目を通していただければとても嬉しいです。




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NHK杯2020雑感⑧

いよいよ大会も最終日。エキシビションを残すだけとなりました。出場者数を考えたら全員滑ってもおかしくないのではなどと勝手に考えておりましたが、さすがにそういうことはないらしい…。ペアが全然出てないしアイスダンスも3組だけですしね、選手の数がそもそも少ない。変則的な大会なので仕方ないけど。そのためエキシビションもちょっと短めのような印象。

番組は髙橋君と村元さんのコールからスタート。いちばん注目が集まったでしょうからねえ。元男子シングルのスター選手で、その選手がアイスダンスに転向して初めて試合に出場するなんてこれ以上の話題性ないですもん。
色々言う人もいたみたいだけど、これがきっかけでアイスダンスに注目が集まったと考えればいいんじゃないかな。出場してたほかの選手の皆さんにも関心が寄せられたでしょうし。正直こんなことでもなければ永久に地上波で生放送なんて行われなかったかもしれないですよ…。

長くなったので、エキシビションについては記事を2回に分けてお送りしますね。

エキシビション


★スケーターさんいらっしゃい・第一部
昨日の放送の最後に流れた予告を見てずっこけたんですけど(笑)。大阪だからって(笑)。あと密にならないように「部屋」の主を不在にしたためってことなんでしょうけど、何故こんなあからさまなパクリを(笑)!!!!いいけど、面白いから(笑)。むしろもっとやって(笑)。
髙橋君と村元さんが三枝師匠の手の振りやってて吹き出した…。関西だっけふたりとも(笑)。

てなわけでトップバッターは村元さんと髙橋君。村元さんのごはん美味しいんだ~、いいなあ(笑)。二人の目標が興味深い。村元さんやっぱり北京狙ってるのね。てか最初から言ってたか。髙橋君は何歳まで続けるか決めてないのね。できるとこまでやって欲しいです!!

村元さんだけ席を立って、髙橋君に憧れてる選手ということで友野君が登場。男子はみんな憧れてると思います、って素直だなあ(笑)。ヒップホップ白鳥の湖を草太君と真似してたって、その姿想像すると可愛い…。でも友野君の演技スタイルを考えるとああわかるなあって納得。
やっぱり色気の出し方をみんな聞くのね、髙橋君に(笑)。んでもいつも本人がわかってなさそうだし、友野君も無理して出さなくていいと思うんだけどなあ、色気…(笑)。
北京狙うんだね友野君。22歳はまだ若手って言ってもらえてるぞ!大輔34歳が言うと説得力があり過ぎるのお(笑)。


1:オープニング
どーも君たちも登場するけど今年はスケーターとの絡みなし?コロナのばーか。
友野君と髙橋君、さっきまでトークに出てたのにもう登場。友野君はそれを感じさせずに出てきたけど髙橋君はあきらかに慌ててて、めっちゃ髙橋君らしかった(笑)。


2:島田麻央
まだお母さんたちに抱っこされてテーマパークでお姫様の格好させてもらって喜んでる女の子みたいな可愛らしさなのに、滑り出すと「ノービスってなんすか?」という言葉しか出てこなくなるね…。ジャンプもスピンもジュニアレベルすら超えて行きそう…。
このシンデレラはまだ王子様と結婚は考えてなくてひたすら元気にいたずらしてそう、可愛い。


3:本田ルーカス剛史
サングラスで登場。おお、なんか石原軍団っぽくていい(笑)。大阪出身ならぜひ「いらっしゃあい」に(笑)!!!
滑りがするするしてていいですなあ。バレエジャンプも二連発。足の開きがすげえええ!!バレエジャンプよく見るようで意外とみんな入れてこないような。あれだけ魅せられるバレエジャンプ、いいっすねー。ジュニアだけどすでに渋さがあっていい(笑)。


4:三原舞依
久しぶりのプログラムですかね。いたいけなくらいに痩せてしまっているけれど、その滑りからはエネルギーがみなぎっていて、きっと心配いらないだろうなと思いたくなる。彼女のエキシビションの定番?、連続ジャンプは5連続。それもまた見せてくれるようになってほんとに良かった…。


5:田中刑事
オープニングで見た衣装の配色で予想はしてたけど!!やっぱりエヴァか!!!!!!もうプログラム作ったみたいな話は聞いてたけど!!
来シーズンのショートプログラムをもう滑るって。滑りたくてしょうがなかったのねきっと…。映画が公開されてたらホントはもう滑ってたのかなあ。コロナ滅びてくれ…。
これエヴァの曲なんだ、言われなきゃわからんけど刑事君にはめちゃくちゃ合ってると思ったし何より本人の気合が違う…。はよ公開されて!!!!


6:松生理乃
試合ではほぼミスが見られなかったので、ジャンプのミスが続いてやっぱり全日本ジュニアからの連戦でお疲れかな。仕方ないですね。
照明の中で見る優美な滑りはもうジュニアのレベルじゃなかった気がする。衣装がブルーなこともあり、水の精霊の踊りみたいで素敵だった…。


7:友野一希
衣装が似合うんですよねえこれ。ラッパは持ってたけどグラサンしてたっけ?あれ本田ルーカス君の?と思ったらやっぱり(笑)
友野君はエキシビションを滑るために生まれてきたような子だなといつも感心してしまう。ホントだったら観客もギャーギャーヒューヒュー言いたいっすよねえ。今日もキレキレで元気をくれましたねー。


8:ユ・ヨン
黒のトップスとパンツのセパレート衣装。鍛えられた腹筋がわかりますねえ…。
非常に渋い選曲でしたが、不思議と年齢を感じさせないということはなかったなあ。フリーの巻き返し素晴らしかったです。


9:村元哉中&髙橋大輔
なに、宮本賢二振付。それはノリノリで振り付けたのでは先生…(笑)。
エキシビションだからリラックスして滑れるってのもあるだろうけど、滑りが深い…。そして髙橋君が濃すぎない。村元さんがちゃんと主役になってるし、けど髙橋君が添え物にもなってない。ちゃんと二人の人間の物語が見える…!!

髙橋君のことをおそらくは知り尽くしているだろう宮本先生の振付ということもあるだろうけど、このカップルがどれだけ魅力的なのかがこの3日間でいちばん伝わって来たんじゃないかな。リフトなどはまだハラハラしながら見てしまうけど、会場中に広がっていくような深く豊かな表現が染みわたってきた。これは天性のものだろうから、ズエワ先生の言葉も決して大袈裟じゃないんじゃないかと思わせた…。素敵でした…!!!


前半はここで終了。よって記事もいったんここで終了いたします。次回はいよいよ最終回。今更の掲載になってしまってますけど、最後までお付き合いいただければとっても嬉しいです。




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NHK杯2020雑感⑦

さてさて、男子シングルの試合です。何かあっという間に男子フリーまで来た気がする。感想書きながら観戦してるので、ただのんびり試合見てツイッターに呟いて、とかじゃないので私もある意味試合なんですよ(笑)。
んで記事の形で残すとなると単なる感想だけど一種のアーカイブにもなるので、ちゃんと選手名の表記や採点表をチェックしてできる限り間違いがないように書く努力もしてるし、どの選手もいいとこを勝手に見つけて勝手にすごい!って叫ぶつもりで見てるし、忙しいんですよね。勝手に忙しくしてるんだけどね(笑)。

でもこんな私の記事でも見つけてくださる方がいらっしゃるので、その方が読んだ時に、どの選手のこともみんなで一緒になって応援できる会場にいるような気持ちで読んでくれたら嬉しいな、と願いながら綴っております。1円にもならない、ホントに趣味のブログですけど。きっとブログで稼いでるような人から見ればお笑いなんでしょうけど、もうそんなことはいいんだ。私はお金のために文章が書けない人間だった。じゃあこれからどうやって生きて行こうかって話ですけど。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

男子フリー

第1グループ

男子は全員地上波で嬉しい。挨拶もしっかり流れて嬉しい。


1:吉岡希
4回転トゥループからのコンビネーション決まったー!!!第一滑走者からこんな綺麗な4回転が出るなんてどんだけよ!!!
次の4回転はダブルに抜けましたが、高さのあるトリプルルッツなど見ごたえのあるジャンプが続く。ほかにもミスはありましたしステップなどもまだ磨けるポイントはある気がしましたが、男の子!!!って感じがする演技で静かなカッコよさがありました!


2:山本草
あら、衣装青じゃなかったっけ?緑のものに変わったのね。
うーん、ジャンプの調子がいまいちだったか。4回転サルコウいいジャンプに見えたけど開いて降りてきちゃった感じ。4回転トゥループ1本目は転倒、2回目は繰り返しにならないようにコンビネーションにしたのは意地か。トリプルアクセルのコンビネーションの美しさなどから考えると、ああもったいないなあこれだけ滑れるのになって思っちゃう。ステップの蹴りはやっぱかっこええ~。
やっぱ草太君は足元をつい見ちゃいますね。また生で見たいなあ。会場で見た方がより良さがわかる選手だと思いました。あら、大西コーチに代わったのね。


3:三浦佳生
最初の4回転はダブルに抜けましたが、そのあと2本決めた!!!素晴らしい4回転ジャンプ、惚れ惚れいたしました。4回転ジャンパーの中でもああこの人上手いなって思うレベルかもしんない。後半にも取り戻すために4回転入れてきた、手はついたけど。トリプルアクセルの失敗などもありましたがすごくワクワクする演技でした。
んで滑りに凄く勢いがありますね。こんな壁ギリギリまで滑ってる、ってショートでも思ったんだけど。んでその勢いをそのまま活かしてるようなジャンプだからあんなにカッコよく決まるんだろうなって思ってしまう。この個性いい、パーフェクトに滑れる日が来るのが楽しみ。


4:佐藤駿
冒頭はトリプルルッツ。4回転が抜けたんだろうけど、これはこれで綺麗だな。4回転トゥループ2本はとてもいいジャンプでした。さすが…!ルッツの2本目で転倒してしまってコンビネーションに繋げられず。スローで本田君が4回転をもう1回跳ぼうとしたのではないかと言ってる。意地でも取り戻そうとしたのかな。本田君の予想通りだったらかなりの精神力。
その他ジャンプに細かいミスもあり、いい演技とはいかなったのですが、さすがの暫定1位。


5:三宅星南
星南君の素敵な衣装が地上波で流れたああああ!!!それだけで今日はもう優勝でいいんじゃないか?←錯乱
うーん、しかしジャンプが絶不調だった…。4回転サルコウの転倒は仕方ないと思ったが、その後も転倒2回、アクセルのパンクなども…。取り戻そうとしてトリプルアクセルをもう1回跳ぼうとしてきたところなどは気概を感じました。ステップもレベル4。
幻想即興曲という美しく情熱的なピアノ曲ですけど、手拍子で応援できる曲じゃないので崩れた時に観客が力になれないのがつらいところ。けど優雅さなどは感じられたと思います。パーフェクト版が見たいいいい!!!

第2グループ

6:木科雄登
綺麗なトリプルアクセルのコンビネーションからスタート!細かいミスなどもありましたがまずまずの演技かと思っていたのに最後のジャンプで転倒してしまった…。うう、もったいないですね。
ラプソディー・イン・ブルーフィギュアスケートの定番な気もしますが、定番の良さを彼の個性で表現してたと思います。何度か繰り返して見て、じわじわと味わってみたいプログラム。衣装も茶色系統で、ちょっと変わってるけど可愛くて素敵です。


7:田中刑事
衣装ちょっと変更されてますね。より豪華さが加わった感じ。白いシャツに変更はないので余は満足です←男子の白いシャツ衣装が好きすぎる人類
冒頭のサルコウはトリプルに抜けたが綺麗なジャンプ。2本目は4回転のコンビネーションに!!アクセルのコンビネーションはダブルになってたので、あとでトリプルアクセルを2本入れてくるだろうと予想していてその通りではあったのですが、まさかの2本ともシングルに…。うーむ、これは得点的には痛い…。
しかし、ジャンプ以外の要素ではさすがベテラン。しっかり魅せてきました。ステップレベル4の上なかなかの加点。ラストのほのかな色気が漂うポーズをアップで!!!アップで見せないとカメラさん!!!!!!←虚しい主張


8:本田ルーカス剛史
アクセルの呪いが続いているのか、彼も冒頭がシングルに。その後もパンクなどありましたがだんだん盛り返してきた。決まるとジャンプが伸びあがるようで綺麗ですねえ。最後のジャンプをリカバリーにしてて素晴らしかった。
ステップもスパイアクションを彷彿とさせてとても良かったです。銃を撃つ振りはなんか照れが見えるような気もしましたが(笑)、若いのにちょっと渋みもある007でなかなか味わい深いですね。ジュニア選手ですしNHK杯は初めてでしょうが、とても落ち着いてました。おお、表彰台確定か!!


9:友野一希
アクセルの呪いがまだ続くのか!!!彼もパンク!!!でも2本目は綺麗に決まったから呪いもこれで終わりだろうか、終われ…。
4回転サルコウも綺麗に決まりましたね。トゥループの方はパンクしたし、ラストのコンビネーションもダブルジャンプ2本、しかもザヤックに引っかかったっぽい…?そうだよね、ダブルトゥループ3回目…。
などど、ジャンプはあまりよくはなかったんですが、それ以外の部分は見ごたえありましたねえ。全身で音を集めて、感じて、ピッタリと自分に沿わせて、それを会場中に解き放っているようで。ものすごくスピードもあったんですけど、それがどこか狂気的で、友野君こんな表現もできるのねって昨シーズンも感心したんですが、磨きをかけてきましたね。


10:鍵山優真
うおおおお、独壇場だあああ…!!!なんすかあのぐうの音も出ない4回転は。しかも3本。コロナって何?プレッシャーって何…?
ルッツのコンビネーションのセカンドのループがシングルに抜けたくらいですかね?でもそもそもセカンドにループ跳ぶのが難しいだろうからなあ。参考記録にしかならないみたいですし、今大会はみんなガンガン挑戦して来ればいいさ。
トリプルアクセルも呪いなんて知らないよ?って余裕でしたし、鮮烈な印象を視聴者にも残したんじゃないでしょうか。ジャンプ以外もしっかりこなしてましたし、得点はひとりでぶっちぎり。友野君と50点くらい差がついちゃってる。だってもうジャンプの加点が凄いし、フリーをほぼクリーンに滑れたの鍵山君くらいでしたしねえ。


鍵山君の優勝は大崩れしなければほぼ決まりのような気がしてましたが、その通りになりましたね。てかショートの順位と変わらなかったのか。簡単に順位入れ替わりそうだったのに、皆あまりいい演技じゃなかったってことでもあるかな。試合ほとんどなかったしねえ、しょうがないかもねえ。ちゃんと練習できなかった選手も多かろうしねえ。
本田君はフリー6位で三浦君はフリー2位だけど表彰台に乗れたのは本田君。ショートプログラム大事ですねやっぱり。でも強い選手は総じてフリーが強いという印象は変わらんなあ。

優勝者インタビューの様子見てるとまだまだ可愛らしいんですけどね鍵山君。んで鍵山君のお父さんの「チャレンジャーだから」って言葉いいですねえ。若さの特権を活かした挑戦的な演技、素晴らしいです。

大会はこれで2日目まで終了。ではでは、次回はエキシビションの記事でお会いしましょう。




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NHK杯2020雑感⑥

フリーダンスも地上波生放送。人数が少ないからかもしれませんが、今までのこと考えたらびっくりっすよね。
試合の前にはクリス・リードの追悼として過去の映像やキャシーからのコメントが流れました。宮本先生が涙声で、彼はアイスダンスの選手だったから特に思うところがあっただろうと思うと私も泣いてしまった…。
そのクリスと組んでいた村元さんが髙橋君と組んでリンクに立つというその運命。髙橋君もまた数奇な運命の中にいる選手ですよね…。クリスは本当にこれからの人だと思っていたので、今も胸が痛い。クリスのことを取り上げてくれてありがとうNHK…。

リンクインから中継する場合って、注目選手がいる時だけですよね。オリンピックメダリストであれだけ人気があったわけだから、髙橋君がいるだけでこの扱いになるのも納得か。

アイスダンス・フリーダンス

1:深瀬理香子&張睿中
リズムダンスの爽やかなイメージとは違って、少し重めの曲でしたがそれでもなんだか上品。舞踏会の一幕みたいですよね。本来のアイスダンスってこんな感じだったのかなって想像してしまう。
2つ目のリフトがすごく素敵だったしスピンも綺麗だった。特にリフトがバチっと決まってるなあという印象。ホントいろんなカップルがいてアイスダンス楽しいですねえ。自己ベスト更新!!


2:村元哉中&髙橋大輔
公式練習時の写真を見た時から、シングルの時とは別種の華やかさを感じてとても楽しみにしていたプログラム。スピンやリフトはまだまだこれからなのかなとドキドキしながら見ましたが、やっぱりステップとか滑りそのものがあからさまに上手い…。ツイズルで転倒もしちゃいましたが華やかさが凄くて、公式戦デビューなんてこと忘れてしまった。
村元さんが髙橋君の不慣れな部分を経験と身体能力でうまくフォローしつつ、髙橋君の持ってる抜群の存在感を引き出してる感じ。あんなに華やかだった村元さんが霞むくらい存在感が…。
男性がこんなに目立つカップルっていうのも珍しい気が…。だいたい黒一色の衣装だったりして女性の添え物的な感じなのに。それが本来なのかな。
でも、私の単なる印象だけど、個人的に凄いなって思うカップルって、女性はもちろんのこと男性の滑りが無茶苦茶上手かったり男性の存在がわりと主張してたりする場合が多い気がするので、髙橋君がこのまま慣れていけばもっと凄いものが見られそうな気がする。村元さんもすごく華があるから、相乗効果で見たこともないカップルが生まれるかもしれませんね。
滑り込みがあからさまに足りないような印象だったので、今後がホント楽しみです。


3:小松原美里&ティム・コレト
挨拶や練習の時から素敵な衣装だと思ってたけど、伊藤さんの作品か!!!!うわあ、納得。羽生君の衣装を手掛けたことですっかり有名になられましたよね。
プログラムは持ち越しなんですね。途中の元気だった頃を思い出すようなパートがなんとも優しくて、実際にご夫婦だからこそ出せる空気感みたいなものがあってすごく好きなんですけど、今日も素敵だった。そこからの悲哀溢れるラストまでは圧巻ですね。
彼らの安定したスピンやリフトを見ると、髙橋君たちはまだ本当に山を登り始めたばかりだというのがわかっちゃうなあ。日本のトップとして負けるわけにはいかないという気迫もあったろうな。衣装も切なさをより際立たせるようで、以前見た時も素敵なプログラムだと思いましたが、ますます素敵でした!おお、彼らも自己ベスト更新か!


あら、2位と3位はそんなに点差なかったのね。小松原&コレトは圧倒的ってことかー。でも3組ともそれぞれの個性があってほんと楽しかったですね。人が二人になることでしか出せない物語がカップル競技の面白さだなって思いながらいつも見てます。
ティムさんインタビュー日本語で頑張ってる。日本のお名前は「小松原尊」さんなのね。婿養子?とか思っちゃってごめんなさい(笑)。日本国籍取得のお祝いにもなる優勝でしたね!!

これでアイスダンスに興味を持った人は、国際大会もぜひ見て欲しいなあ。世界のトップはもうなんか、地球じゃないとこで滑ってる感じで開いた口が塞がらないからぜひ見て欲しい…。村元さんはホント凄かったんですよ、平昌の演技とか。それを一緒に滑っていたクリスがもういないことが本当にまだ信じられないけど、髙橋君と新しい扉を開いて行って欲しいです…。


表彰式は女子とアイスダンスが続けて。きっちり全部流してくれるの嬉しい。しかも地上波…。これも髙橋大輔効果かもしれないが、表彰式の雰囲気やアイスダンスを堪能してもらえて良かったんじゃないかなあ。またねー、表彰式を会場で見ると楽しいのよ。すげえ楽しいから。くっそお会場行きたい…。

ではでは、次回は男子フリーの感想でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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NHK杯2020雑感⑤

さあ、大会2日目です。ペアがないしアイスダンスも出場者が少ないので大会の時間そのものがちょっと短いですね。気温もこの時期にしては高めなので、見る方としては楽でありがたい。湯たんぽ抱いてひざ掛けしてるくらいでも十分。まあ、自宅だってことなんですけどもね(泣)。
ではでは、早速感想をどうぞ!!

女子フリー

第1グループ

1:ユ・ヨン
昨日の出来の良くなかったショートから一転、なかなかのフリーでした!!前半は特に素晴らしかったですね、トリプルアクセルも綺麗に降りました。後半でコンビネーションが飛べないなどミスが出てきましたが、最後のジャンプでリカバリー。回転不足判定もいくつかあったものの、実力を発揮したフリーだったのではないでしょうか。
素敵な衣装ともあいまった、ブランド物のキラキラしたスカーフみたいな演技も素敵でした。すみません、どう表現したらいいのかわからないんだけど、綺麗とか優雅とかそういう言葉は妥当じゃない気がして…。


2:浦松千
衣装元に戻ったのね?ミスサイゴン。この白ベースの衣装も美しくて本人によく似合ってますね。
後半でジャンプのパンクなども見られましたが、前半はしっかりと決まっていましたし、特に最初のコンビネーションのセカンド高くて良かったです。全体的に流れるしなやかな美しさが堪能できて、いいプログラムだなと思います。
全日本ジュニアの演技の印象を払拭できたかな?キスクラで笑顔が出ててホッ。採点に時間がかかってて本人もそう声が漏れてるのを実況に拾われちゃってる(笑)。ルッツとフリップにアテンションが全部ついてて、回転不足判定もあるから時間かかったのかな。


3:荒木菜那
美しい衣装ですね、色がとても綺麗なブルー。風の色みたいだ。
曲も『風の谷のナウシカ』。小塚君はプログラムのために演奏してもらって録音したらしいけど、彼女もそうなんだろうか、この編曲の感じは。
ジャンプの転倒が2本。高さがあるジャンプのセカンドで転倒したりしてもったいない感じだった。綺麗に跳べてるジャンプは迫力あったしね。
せっかくナウシカなのでここでメーヴェっぽいスパイラルが欲しいとか勝手に思っちゃいましたごめんなさい。


4:本田真凜
ラ・ラ・ランドっていろんな人が滑ってるけど、曲が真凜ちゃんを選んだんじゃないかって思うくらい真凜ちゃんにピッタリで、いつ見てもウキウキするよこのプログラム。少女期にしか出せない気まぐれな魅力に満ちてますね。
荒川さんの声でなんとなくわかるんですよね、回転不足。なので得点的にはあまり伸びないかもしれないですけど…。ラストのトリプルトゥループの入り面白かったな。怪我の回復具合がそんなに良くないのかな、荒川さんももっと上の構成でできるみたいなこと言ってるけども。


5:川畑和愛
冒頭のコンビネーションや次のループなど、素晴らしい高さがあって思わず「うおお」と声が出ちゃうほどだったんですが、フリップで転倒したあたりからジャンプが崩れてきてしまった。立て直せないまま終了してしまった感じでいろんな良さが出せなかったかな、無念。
前半は日本の少女で後半は世界に羽ばたいていくイメージって、ステファンの作ったストーリーかなあ。川畑さんの飛躍を願ってイメージしてるみたいに聞こえたけど、どうなんでしょうね。


6:三原舞依
森の妖精とのことですが、衣装もそれをイメージしてるみたいですが、え、本人がもう妖精で良くない…?
緑の葉に落ちる露をぱちんと跳ねながら遊ぶ妖精のようである。マイナスイオン。空気清浄機のCM来そうですけど。ミントの香りとかしてきそうなんですけど。
スピンもめっちゃ雰囲気あっていい。ジャンプもミスなく(ふたつほどqついてましたが)、あの彼女が戻ってきた感。最後はガッツポーズ!!!いやあ、素晴らしい演技でしたね…!!いいものを見た、心が洗われた…。きたー、高得点出たー!!!

第2グループ

今日は挨拶も映してくれて嬉しいぞ。テンション上がるぞー。


7:河辺愛菜
トリプルアクセル何とかこらえた。転倒はしなかったけど回転は足りなかったか…?qか、あともうちょいか…。ほかのジャンプで転倒もあり、完璧な演技とはいかなかったですけど、決まったジャンプすっごいかっこいい。
なんか彼女、しっかり固い軸が体の中に一本入ってるみたいで、シャープさとは違う、ただの迫力とも違う何かがあってカッコいいですね。衣装の色も濃いブルーで渋くていい。少女の可愛さを前面に出す系統ではなく、こういう系統の演技ができる選手というのも個性があっていいですね。


8:横井ゆは菜
トムとジェリー。私が知らないだけかもしれないけど、なかなかこれを題材に選ぶスケーターっていなかったかもねえ。よく耳にするあのメロディがワクワク感を煽ります。
素晴らしいダブルアクセルからスタートしたんですけど、どうも彼女にしてはジャンプの調子が今ひとつ…。ジャンプがガンガン決まって行けば、表現面も乗ってコミカルさをもっと爆発させられたんじゃないかと感じるので、ちょっともったいない印象でした。
おお、マスクがトムとジェリーだ、遊び心があるね。そういう抜かりないところも好き(笑)。


9:松生理乃
全日本ジュニアに続いて素晴らしい演技…!!!すっかり全日本ジュニアで魅了されてしまったんですけど、本日でそれが錯覚じゃなかったと確信してしまいました。
ふわりとした美しいジャンプが続いて、ラストのコンビネーションまで非常にシャープな出来。細やかな表現もとても繊細で、午後の柔らかな空気の中で耳を傾ける音楽や木漏れ日の音や、名画の一枚みたい。あー、素晴らしい。見終わってもじわじわと心が洗われてくる…。素敵でした…!!採点表を見ると細かいミスは見受けられるのですけど、それでも納得の高得点です!!


10:山下真瑚
4回転サルコウ!!回転足りてないように見えるけど、転倒はしなかった。次のトリプルルッツサルコウでリズムが崩れたか。パンクもひとつあったけど、決まったジャンプは高さが素晴らしいので加点がたくさんもらえそう。あれなら4回転も跳べそうな気がしてきますもん。おー、ルッツのコンビネーションなかなかの加点。
ショートプログラムが彼女に馴染みすぎているせいなのか、フリーはまだそこまでの感じが無くて、滑り込んで彼女にフィットしてくるのが楽しみですね。


11:樋口新葉
トリプルアクセル降りたあああああ!!!qついてたけどもそれでも試合で決めたあああ!!!!!ちょっとそれでエネルギーを取られたか、ダブルにパンクしたジャンプも2本ありましたけど、決まったジャンプはさすがの完成度です。ステップもたいへん渋くていい。なんか渋い。納得のレベル4。
これは今後に繋がる演技となったのではないでしょうか。本人がガッツポーズしてしまうのも納得ですね。
衣装は変更されたのかな。黒と赤でよりポエタっぽいイメージに。おお、暫定1位!優勝は誰の手に!!!


12:坂本花織
音楽が鳴る前の顔が緊張してて大丈夫かとドキドキしましたが、心配無用でした!!パーフェクト!!!!うおおおおおおおおおおおおお会場行きたかったああああああああ!!!!!
すべてのジャンプが完璧すぎる。ダブルアクセルはもうなんかダブルアクセルの域超えてるよね、ハンヤンのトリプルアクセルを彷彿とさせる幅。プログラムも素晴らしい。映画いまだに見たことないんだけど(笑)映画より面白いのでは?と見たことないのに言い出しそうになるレベル。
ジャッジの前を片足上げて滑ってくとこ、今日はジャッジを全員なぎ倒していくんじゃないかと思うくらいの超迫力でした。彼女の滑りの特色を活かし切ったスピード感の溢れる、ツンとした美しさとシャープさのある素晴らしいプログラム。NHK杯行った人、あんた勝ち組…。うらやましすぎる…。
圧勝でした、ものすごい得点。コレオの加点すげええ!!!でもショートもフリーも完璧に揃えてきましたからね、これは納得でしょう。


松生さん3位か、頑張りましたな。今後のことを考えると大技を入れることも必要となるでしょうが、それだけでもダメで、ミスなくGOEを稼いでいくことがどれだけ大切かということを改めて感じさせましたね。
坂本さんやっぱ緊張してたんだなあ、顔でわかったもん。でもそれが今回はいい演技に繋がったようで良かった。彼女の演技を見た後のこの爽快感は何なんだろうねえ。病みつきになっちゃうんだよそれが。

はー、いいものを見ました。変則的な開催となったNHK杯ですけど、カオリサカモトに何度目か分からないけど惚れ直したので私は満足です…。
ではでは、次回はアイスダンス・フリーダンスの記事でお会いしましょう。




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