うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2020雑感⑭

非常に熱かった2020年の全日本も残すところエキシビションのみ。掲載する頃にはとっくに今更なんですけど(泣)、せっかく感想を書いたので最後まで載せさせてくださいませ。
配信も見られず(単純に貧民だからですとほほ)地上波放送も行われない地域でしたのでBSを視聴しての感想です。

メダリスト・オン・アイス①

★オープニング
今年大流行していた『鬼滅の刃』ですが、私は読んだことも見たこともありません(笑)。でも主題歌は何となく耳に残ってしまいましたね。藤澤ノリマサさん歌唱なんですね、この人よくFaoiとか出てるよな…。

オープニングはシニアの選手しか出てないのかな。羽生結弦氏は髪型を変えてフリーの衣装で出てくるという小技をかましていらっしゃった。アニメは見たことないが昔の日本が舞台だというのはわかるので、和風の衣装で出てくるのはちょうど良かったかもしれない。鬼なら一人で全滅できると思うよあの人←鬼と戦う話じゃなかったらごめんなさい


★吉田陽菜
衣装が可愛いですねえ、赤いパーカーにラインの入った靴下で普通にその辺にいそうな女の子だけど、普通の女の子はこんなにスケート上手くない(笑)。トレーナー?の数字は67?
振付もかわいくて、最後に赤いパーカーをまた効果的に使ってました。若さが弾けますねえ。


★三浦佳生
なかなかジャンプの粒がそろいませんが、大粒のジャンプは4回転トゥループなんざ入ってるのでたまりませんね(笑)。壁でピアノを弾くような仕草が印象的で、あとスピード感がやっぱりいいですね。歌い上げるような選曲も似合ってるんじゃないかと思いました。


2選手ごとにインタビューがあるっぽい?過去ジュニアの選手にはインタビューしてなかったと思うからなかなか興味深いですね。


★松生理乃
NHK杯の時に滑ってたプログラムじゃないんですね、ショートプログラム。照明の下で滑ると幻想的で、競技とはまた違った魅力がありますね。うっとり眺めてしまった。競技も頑張りましたよね。


★本田ルーカス剛史
滑りも滑らかなんですが、身体全体の使い方も滑らかで見てて気持ちがいいです。バレエジャンプも盛り上がりますね。声出して騒ぎたいお客さんもいただろうなあ。全日本の結果はふるいませんでしたが、さすがジュニアチャンピオン。


やっぱり二人ずつインタビューするらしい。ジュニアの選手のインタビューはあまり聞いたことないから、こんな声なんだなってしみじみ耳を傾けてます(笑)。


三原舞依
少女だった彼女も気がついたら大人の女性になっていたのだなあ、と改めてしみじみ思いましたね。生きること、好きなことに邁進できることの歓びを、その滑りで示してくれているようです。小さな希望の灯がともるような演技でしたね、素敵でした。


★佐藤駿
NHK杯の時も思ったけど、このプログラムすごく彼に似合ってる気がします。スピード感もあって見ていて心地よいです。今日は日本語版と実況が言ってるってことはNHK杯の時は英語版だったのかな?日本国内のエキシビションなら日本語版の方が視聴者に伝わりやすいかもしれませんね。
あれ、インタビューなかった…。


★河辺愛菜
トリプルアクセルが跳べるだけあってジャンプにも滑りにも迫力があります。やはりスピードがある方が高難度のジャンプは跳びやすいのだろうか。加速がついた方がいいですもんね。


田中刑事
ジョジョきたあああああ!!!!これ大好き!!でもエヴァじゃないのか。局的にダメだったのだろうか、NHKはOKだったのに(笑)。それともMOIでならあの髪型にセットしてもらえるからでしょうか(笑)。
超運動量の多いプログラムだと思うのですけど、ドッギャアーンなポーズもいっぱい入っててひたすらテンション上がってるうちに終わってしまい、いつも「もっと見たい!」って思っちゃいます。無茶言うな(笑)。ジョジョ、1部と4部の途中からと5部と6部しか読んでなくて実はよくわかってないんだけどね…←一番人気らしいあたりを読まずにオタクとして暮らしてきてしまった…
第1部のラストが刑事君だったようですが、じゃあオンエア版はかなりカットされてるってことですね。まあ、これまた毎年そうか。


数名の選手がカットされているようですがここまでが前半だったっぽいので、記事もいったんここまで。次回でいよいよ最終回です。よろしければ最後までお付き合いいただければ嬉しいです。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いています。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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全日本選手権2020雑感⑬

さあ、今年の全日本も大詰め!女子フリー後半グループの感想です!掲載する頃には今更ですけど、よろしければ最後までお付き合いください!

女子フリー②

第3グループ

6分間練習などはアイスダンス等々を放送していたため流れなかったのですけど、バックヤードの紀平さん密着映像がちょいちょい挟まれて、すぐ近くにいるステファンがちょいちょい抜かれるのでブログ書いてる暇がない(笑)。
スマホ?見ながら腰かけてる様子が結構長く映ってたけど、マスクしてても横顔でも顔面レベル4がわかってしまうな…。でも紀平さんのこと見てなくていいのかな(笑)。アップ中だからいいのか?ほかにも廊下移動してるところとか映るしさ!!なんか生徒が二人いた男子より忙しいんだけどおかしいな(笑)。


13:吉岡詩果
転倒2回が痛そうだった…。あまり流れていないように見えるジャンプもありましたけども、伸びやかに雰囲気を持って滑ってたんじゃないかな、気がついたら終わっちゃってましたし。スカートの部分だけ紫のグレーの衣装でシックですけど良く似合ってるように見えます。
暫定4位。少しジャンプミスが響いたかな。回転不足もあったのですね。


14:住吉りをん
ルッツは跳び上がる瞬間に転倒するのがわかってしまいましたが、それ以降は素晴らしかったのではないでしょうか。ダブルアクセルまでの流れもとても素敵でしたし、そこからのスピンもすごく見ごたえがあった。
ロシュフォールの恋人たち」はクラシカルな雰囲気の曲としては少し強めな気もしますけど、それに全然負けない、伸びやかで決して若々しいだけではない演技でした。実況の言う通り、また楽しみな選手が全日本にやってきたというところですかね。衣装も色合いがかわいいです。おお、暫定3位!


15:白岩優奈
ラスト2本のジャンプでミスが出て、最後は転倒してしまいましたけど、そこまでは大きなミスもなく非常にいい出来のジャンプが続いていましたし、全体的にもスピードがすごくて、衣装などからも感じる厳しく難解な世界観をまずそのスピードが表現していたような気がします。何かを伝えたいという気持ちを感じる演技でした。良かったと思います。


16:川畑和愛
このプログラムに込めた思いをちゃんと伝えられるような演技だったと思います…!!
冒頭のルッツはコンビネーションに繋げられず、アクセルのコンビネーションの着氷でミスしたりもしていましたが、しっかりリカバリーもできたし、何よりジャンプが成功することによって後半曲調が変わり自分も観客も鼓舞するような音楽の表現に集中できてた気がする。コレオすごく見ごたえありました。高い加点にも納得。振り付けたステファンの言う「日本の少女が世界に羽ばたく」物語が今回は見えた気がしましたね。


17:河辺愛菜
トリプルアクセル高さあったんだけどなあ、あれで決まってたらすごいジャンプになったろうに。しかしミスはそこだけだったと思う。とにかくジャンプの質が素晴らしく、スピードも全然落ちない。何と言うか、身体にしっかり重しが入っててふわふわしてないので迫力があって、ものすごくワクワクしながら見られてしまう。素晴らしかったですねえ、会場いたらスタオベしたかも。
フィーチャリングYOSHIKIYOSHIKIなのかこれ?確かになんかそれっぽさはあるけど。YOSHIKI僕の曲スケートに合うと思うから使ってみたいなこと言ってた記憶があるけど(うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい)ホントに合うかも、めちゃカッコいいプログラムになってたし。
ラストのポーズは向きを間違えたらしいが、そんなんわかんないから大丈夫(笑)。


18:松生理乃
うおおおおこれもスタオベ!!!!ノーミス、素晴らしい!!!
ゆったりした曲ながら非常によく動いているんですけど、決してせわしなくなくて優雅で、余白があるんですね。着氷も余裕があって綺麗ですし、腕の表現もとても上品でチャーミング。見終わった観客が非常に充実感のある甘さに包まれていく感じです。
荒川さんが体幹の強い選手、オールラウンダーみたいなこと言ってたけど、体幹ってやっぱ重要なのね。バランス崩しにくくなったりするのかな。
おおお彼女も高得点!!暫定1位!!!!最終的にどこまで食い込むか!!

第4グループ

さあ最終グループですよ!!さすがに挨拶も映りますね。新田谷さんがここに入ってるの素晴らしいよね、引退撤回してのこの結果ですもんね。


19:宮原知子
トスカ。フィギュアスケートと言えばトスカかトゥーランドットな気がしてしまう。
前半はこんな曲もトスカにあったのねって感じの歌。そのオペラが宮原さんに非常に良く合ってて、赤一色なんだけど上品なカットの衣装も雰囲気を醸し出してる。ジャンプなどもミスなく素晴らしい出だし。コレオの加点は2点を超えてる。
後半はド定番のトスカ。荒川さんの声で回転不足がわかるし転倒もあったけれど、ステップからラストのスピンまでの流れなど非常に迫力があり、会場で見ている人を強く引き込んだんじゃないでしょうか。
なんと、ステップレベル4の上満点!!高得点、もちろん暫定1位!


20:新田谷凜
ジャンプの転倒とパンクが1回ずつありましたが、十分にまとめ切った演技だったんじゃないでしょうか!!ラストのジャンプは3連続ですよ!!
ブラックスワンって毎シーズン一人はいるような気がしますけど、大体みんな使ってるようなメロディは後半で、前半はもう少しおとなしい感じ。でも後半に入るあたりで曲からも何か不穏な空気がし始めて、嵐に乗って黒鳥が飛んでくるみたいな感じの構成でした。最終グループは初めてとのことでしたけど、堂々とした演技でしたね。


21:山下真瑚
1本目のルッツのコンビネーション、目の覚めるようなジャンプでしたが転倒。しかし2本目のルッツのコンビネーションは目の覚めるようなジャンプを3連続で…!!これだけでもう満足感があるレベルですねえ…。
しかしジャンプのミスがいくつか続いて、得点的にはどうだろうか。映画の内容はわからないですけど、山下さんの健康的な明るさは物語をハッピーエンドに導いて行ってくれそう。どこかあたたかい気持ちになってくる演技でしたね。滑りも気持ちがいいです。
うーん、あまり伸びなかったかな得点。演技時間もオーバーしちゃったのかな、1点減点が。


22:三原舞依
おおおお!!!おおおお!!!!
ジャンプがひとつダブルに抜けたくらいじゃないかな、審議もほとんどついてないし。さすがのミスの少なさ。
プログラムの後半を見つめていると、森に迷い込んだ少年と心を通わせるものの、少年の未来を思って人間の世界へ帰す妖精の切なさと成長の物語、みたいなものを勝手に想像してました。三原さんのふんわりしてるけど芯の強い雰囲気がそうさせたんだよしょうがないって…。
おや暫定3位?パンクが響いたか?結局フリーは7位だったんですね、接戦…。


23:坂本花織
きいたあああああああ!!!!!来たああああああああ!!!!!!パーフェクトおおお!!!
コンビネーションが1本ちょっとあやしいようにも見えたけど、オールグリーン、減点なし!!ジャンプの高さは言わずもがな、着氷も流れが非常にあって、とにかく何もかも見ていて気持ちがいいのである。
しかもその抜群のスピードと滑り。これだけの迫力で演技ができる女子選手はそうそういないのでとにかくガン見してしまう。今日もジャッジを全員なぎ倒していく足上げコレオが決まり過ぎです、もはや必殺技的な何かだなありゃ。加速していく音楽とのシンクロも興奮度マックスだし、坂本さんのツンとした横顔がまた雰囲気合うんだよねえ。
あー、生で見たかったマトリックス。どこの試合でもいいから生で見に行きたかったよちきしょおおおおお!!!150点超えたあああ!!!ルッツがエラーついてて減点あったけどそれでもこの点か。トリプルアクセル等の大技入ってないことを考えたら驚異的。
そうそう、あの足上げコレオ(加点すげええ)、あとから見たらジャッジが次々よけてて笑った…(笑)。


24:紀平梨花
4回転サルコウ!!!サルコウ降りた!!!!変な声出た!!しかも真っ直ぐでぶれもない、すごい完成度!!決まったら2003年の安藤さん以来だという話だったけど、実に17年ぶりか!てか17年前に跳んでた安藤さんすごいな!!!!ちゃんと4回転判定になってるどころか加点が3点オーバー。ぐうの音も出ないほどの成功ですな。
しかも次のジャンプがトリプルアクセル。男子の方でしょうか…。回転不足でGOEはマイナスでしたが基礎点が違いますからな、ダブルとは。
多少微妙な部分もあった気がしますが大きなミスはなく、これが実はシーズン初戦でしかも初披露のプログラムと考えると十分な出来。しかも美しいピアノの音色の(すっごく綺麗な曲ですねこれ)爽やかな優しさのあるプログラムにも関わらず男子の方のような構成で、圧倒的な技術点を叩き出せる鬼の構成。開いた口がふさがりませんよ!!!!

てか演技の最後に聞こえた「フォー!!」って叫び声は誰のだ(笑)。観客我慢してるのに(笑)。ステファンか応援に来てた男子選手かな(笑)。
紀平さんの演技の余韻にも浸れずステファンチェックが止まらない。Mr.サンデーに移るまでにもなんか紀平さんとハイテンションに喋ってるの映ってて笑った…。ステファン毎年のように全日本来てるけど、過去いちばん映ってた気がするんですけど。メダリスト・オン・アイスにゲストで来てた頃は地上波でカットされたりしてなかったっけ…?
そんでもってあの叫び声、やっぱステファン?んで紀平さんのアップ中にスマホいじってたのはもしかしてインスタ更新…??余裕ですねあなた!!!更新するタイミングそこ??!!


終わってみれば貫禄のメンツでしたね表彰台は。宮原さんも表彰台返り咲き。松生さん頑張ったな。横井さんも最終的にフリー6位ですさまじい巻き返しでしたね。
紀平さんが新たな世界に行ってしまったので日本の女子は新時代に突入しました。トリプルアクセルを跳べる選手はどんどん出てきてるし、4回転が乱れ飛ぶ日も近いのかもしれない。もう手が付けられないと思っていたロシアの女子に対抗できる日も近いかもしれませんな。

そんな女子の選手の素晴らしい演技の数々に熱くなっていた魂を一瞬で塗り替えていくステファン・ランビエール35歳。スイス出身。何故かもはやステファンのことしか記憶がない。今年は来られないだろうと思っていたのに結局例年以上にステファンが面白くて、いい全日本の締めになったと思います。って締めがステファンでいいのか!!!でも異論がない人も多いのでは(笑)。
…もう私も忘れかけてますが、私の本命はステファンですからね(笑)。どうにかまだギリギリで(笑)。

締めに入りかけてますが、競技は終了してもまだエキシビションが残っておりますよ。ではでは、次回はそのエキシビションの感想でお会いしましょう。



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全日本選手権2020雑感⑫

大会最後の競技は女子のフリー。本日もBSと地上波で全員放送してもらえそう。しっかり見て感想を綴っていきますよ、掲載する頃には「いつの話してんだ」になってるでしょうけど(泣)。

女子フリー①

第1グループ

1:千葉百音
ルッツがうまくいかなかったですね、冒頭は大きく転倒してしまいましたし、2本目はコンビネーションにしようとしてリカバリーもできなかったか。しかしそのほかのジャンプは綺麗だったと思います。
ステップも良く音に乗っていて、ラストに跳んだループは助走も音に合わせてある感じ。ラストのスピンも花が咲いていくようでとても素敵でした。トップバッターとしてはなかなかいい演技だったのではないでしょうか?衣装も良く似合ってますね。


2:浦松千
冒頭の静かなパートから曲調が強めのパートに変わるのですが、そこでジャンプがパンク。ここで決まれば曲調も助けになって本人も観客も乗ってきそうなのですが…。後半もまたパンクがありましたが、いいジャンプも跳んでたと思いますしスピンがとても綺麗でした。
怪我があったとのことですが、明るい可憐さみたいなものは演技から伝わってきたような気がします。


3:廣谷帆香
いい演技でした!!後半のトリプルトゥループで転倒してしまった以外は、ジャンプも美しく跳んでいました。ルッツ素晴らしかったですね、高さが出やすいジャンプなのかもしれないですけど、これだけしっかり高いと見ごたえがある。
コレオのスパイラルには火の鳥の姿が見えるようでしたし、ラストのスピンも同様。得点はあまり伸びていないようにも感じましたが、頑張ったのでは。


4:松原星
ジャンプの転倒が2本ともかなり痛そうな転び方でヒヤッとしましたが、決まったジャンプは本当に綺麗ですね、加点したくなる。スピンも非常に美しくて見ごたえがありましたし、ステップもシャープで、上品過ぎず派手過ぎずにピアノのどこか寂しい音色をよく表現してたように思います。ミスは残念でしたが、細かいところがとても素敵でした。


5:竹野比
ロミオとジュリエット。パンクしたジャンプもありましたけど、流れるような滑りやスピンはただじっと見てしまいますね。あの切ないメロディで終わっていくのですけど、美しいスピンとともに見る者の心にも切ない余韻が残っていくような気がします。スピン全部レベル4か、納得。
キスクラにいるのは中庭先生かな。年齢的には引退を考える頃ですけど、現役続行したんですね。頑張って欲しい。


6:吉田陽菜
ツィゴイネルワイゼンかな。トリプルアクセルに挑戦してきたんですね、パンクしちゃったけども。しかしそれ以外は着氷乱れくらいでしょうか。綺麗に決まると着氷まで美しいジャンプが跳べるのですね。とてもテンポの速い曲ですけど、曲に振り回されるような感じでもなく、ラストのジャンプではしっかりリカバリー。
トリプルアクセルが決まるようになれば上位に食い込んでくるようになるのかな。まだジュニアですもんね、これから。

第2グループ

7:永井優香
前半が映画版、後半がドラマ版のエデンの東なのか。スケートファンにお馴染みなのは後半の方でしょうか。映画もドラマも見たことないけどどっちも曲だけすっかり覚えてしまったなあ。本は読んだけどね。
中盤くらいまではミスがありつつも気持ちよさそうに滑っていたように見えたのですけど、終盤にジャンプが抜けて、ラストのコンビネーションはなんか跳ぶのを諦めたような抜け方で、それ以降は動きも明らかに悪くなっていたように思えたので、疲れが出てしまったか。最後の全日本なのでいい演技で終わって欲しかったですけど、これも人生ですかね…。国際大会にも出ていたような選手ですし、引退は寂しいですね。


8:本郷理華
攻殻機動隊だったっけこれ。宗教的と言おうか原始的と言おうか、混声合唱の声が非常に耳に残るのですが、本郷さんが全然それに負けてないどころか、本郷さんの雰囲気に合うのですよね。だからこそのコレオの没入感なのでしょうねえ、客席も惹き付けられているような印象でした。やっぱコレオにしっかり加点ついてますね。
ジャンプの回転不足やエラーなども見受けられましたけど、インパクトを残す演技で良かったのではないでしょうか。パンツ衣装や髪形もすごくそれっぽくていい。競技に戻ってきてこのプログラムを披露してもらえて良かった…!
キスクラではショート同様にちっちゃいパソコン?でコーチと繋がってる?こんな帯同の仕方もあるのね(笑)。


9:横井ゆは菜
観客総立ち必至の演技きたー!!!!「綺麗系」か「カッコいい系」に分かれがちな女子のプログラムなのに、競技で「トムとジェリー」だなんてコミカルな題材を持ってくるというだけでも目を惹きますけど、それに加えて今回はミスがない。特にジャンプは本当に素晴らしかった。フリップの高さ、流れる着氷、迫力。素晴らしい。
コレオなども子供が喜んで見始めそうな楽しさと弾けぶり。ジャンプが全部決まったあとは本人ももうガッツポーズの瞬間を待ちきれないかのようにスピンを回ってる。曲が明るいだけに、出来が良ければどんどんどんどんパワーが出て乗ってくるプログラムなのですね。
採点に時間がかかってたけど、当然のように高得点。ちょっとこれまでの選手を引き離す点。さあどこまでトップを守るか。


10:鈴木なつ
序盤はジャンプに乱れが出ていましたが、それに落ち込むどころかどんどん動きが良くなっていったように見えた。ジャンプも次々決まっていきましたし、にぎやかで熱狂的な曲に乗ったステップはミュージカルの一場面のようですね、じっくり見ちゃいました。赤と白だけのシンプルな配色の衣装なんですけど、不思議と目を惹きます。


11:青木祐奈
コンビネーションのセカンドジャンプにループが入っていたり、スピンに逆回転を入れていたり、能力の高い選手ですよね。プログラムのラストがコレオなんですが、身体の使い方も良くてとても印象的です。やっぱり高い加点。ノービスくらいの頃には相当活躍してる印象でしたし。今だって全日本に出場してくるくらいだから十分実力者ですし。うわ、スピンもステップも全部レベル4だ。
なので、ポイントはジャンプのミスがどれだけ響いてしまうかということになるのか。うーん、あまり伸びてない印象。もったいないなあ。


12:樋口新葉
新葉ちゃんがこのグループにいるとは…。本来なら優勝候補の一角ですからねえ。
トリプルアクセル行けるかと思ったんだけど、手をついてしまったか。惜しかったなあ。さらに後半でジャンプをパンクしてしまいましたが、それ以外は素晴らしいジャンプをたくさん跳んでいたように思います。最初に跳んだコンビネーションの加点すごいな。
ステップの出だしも新葉ちゃんの体から音が鳴っているような錯覚に陥り、素晴らしい音との調和だと思いました。情熱と熱狂の中で終わっていくプログラムに最後まで引き込まれて見られました。
出場が決まっていた世界選手権が中止となり、モチベーションの保ち方も難しかったでしょうけど、何らかの形で手ごたえのあったシーズンとなっていますように。


ここで整氷が入り、放送も地上波へと移動。さあ、女子の覇者が決まりますよ!!
てなところで本日はここまで。後半グループの感想はまた次回に。



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全日本選手権2020雑感⑪

配信は有料のものしかなく、BSでもアイスダンスの放送はなかったんですけど、男女フリーの製氷の間に地上波で上位2組だけ放送してくれたので感想を。
全日本のアイスダンス競技が地上波に乗った記憶がないので、2組だけでも見られてこれはこれで良かったかもしれません。これまでまったく放送が無かったことを考えれば大きな一歩じゃないのかな。

アイスダンス・リズムダンス

4:小松原美里&小松原尊
見るたびに良くなっていきますね、このプログラム!!めっちゃワクワクして見てしまいました。よりディープにイキイキと、彼らの世界が広がってきたような気がする。足元とかユニゾンとか、いろんなとこに目が行ってるうちにあっという間に終わってしまうのだった。ティムさんのシルバーのジャケットもインパクト。きっといきなり楽しい気分になれた人もいるのでは。男子フリーの放送の前に流れましたからね。
ティムさんは日本国籍を取得されたからこのお名前で出場されるのか。なんかそこも感慨深いですね。国際大会ではこれまで通りティムさんを使われるとも聞いたけれど。NHK杯の時に、やたら過去の世界選手権の記事にアクセスがあったんですけど、どうもティムさんがイケメンだと気付いた人々によって検索されていた様子。これが地上波の威力か…。


5:村元哉中&髙橋大輔
衣装少し変えたのね。こっちの方が多少落ち着いていいかも。黄色のパンツも面白かったけど髙橋君が目立ち過ぎだったもんな(笑)。
公式練習中に村元さんが怪我をしたそうで心配したのですが、その話を知らなかった人にはわからなかったんじゃないだろうか。NHK杯と比較すると髙橋君の固さも取れてきて、スピードにも乗って華やかさも抜群で。アイスダンスのことはさっぱりわからなくても楽しい演技だったんじゃないかな。
シングルからあの年齢で転向してまだ1年経っていないカップルとは思えない。もちろん技術的な細かいことを言ったらまだまだなのでしょうけど、「持って生まれた華」は練習で培われるものではないでしょうから、ふたりのレベルが上がっていく過程が楽しみでしょうがないです。

アイスダンス・フリーダンス

5:小松原美里&小松原尊
「薄れゆく意識の中で楽しかった日々を思い出す」って…。解説聞いてるだけでもう切ないんですけど…。
ツイズルやリフトも滑らかで美しく、中盤の楽しげな曲調になるあたりは何度見てもやっぱり好き。ワルツみたいな感じでアイスダンスの魅力たっぷりって印象なんですよ、アイスダンスよくわかんないんだけどそう思うのよね。
そこから突き落とされるように曲が悲壮感を帯びると、何とか助ける方法はないのかとハラハラしながら見てしまう…。どんどん見えてくる「物語」の像がはっきりしてくるあたり、滑り込んでいいプログラムに育っているのでしょうね。


4:村元哉中&髙橋大輔
放送はこの順だったんですよ、なのでそのまま放送順で書きますね。
村元さんの怪我がどの程度かはわかりませんが、おそらくそれをかばいながらなのでリフトなどでぐらついたりとミスもいくつか見られました。村元さんもやはりNHK杯の方がイキイキしていたように見えますね。
なのでシンクロ具合や華やかさはNHK杯ほど感じられなかったかもしれませんけど、氷上にいるだけで目を惹き、どんなものを見せてくれるんだろうというワクワク感が凄いので、ぜひ今後も長く続けてもらえたらなあと思います。
フリーは3位だったのか。採点表からの印象だと、あれだけステップがうまかった髙橋君の評価がアイスダンスではこうなるんだな、まったく別の競技なんだなと改めて感じる。きっちり要素の見方を覚えているわけじゃないので、なんとなくの印象ですけど。


地上波効果というのは凄いものですねえ、またもやティムさんがイケメンだと気付いた方々からのアクセスが増えてました(笑)。そんなに大したこと書いてないんですけど(笑)。
2019年の世界選手権のリズムダンスの感想なんですけど、何でそれが引っ掛かってくるんですかね検索に(笑)。そんなにアイスダンスについてゆるっとでも感想書いてる人いないんだろうか。そんなこともないと思うのですけどね。これからは増えていきそうですね~。

残る競技は女子のフリーのみ。ではでは、次回はその女子フリーの感想でお会いしましょう。



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全日本選手権2020雑感⑩

今更綴る全日本選手権の感想文。本日はほぼ全編ポエムです。久しぶりに全開です。書き上げたものを読み返して「誰が書いたんだろうこれは」と怯えておりますがたぶん私が書いた←目がうつろ
そんなわけで、長過ぎて今回はほぼ羽生君の感想だけですが、それ以前に滑った選手についてももちろん書いておりますのでよろしければ前回の記事も参照していただければ嬉しいです。

男子フリー③

第4グループ②

24:羽生結弦
いつも通りに近い演技をすればほぼ確実に表彰台に上り、しかも自分を蹴落とすかもしれない存在が二人ともミスの少ない演技をして高得点を叩き出している。ショート1位で折り返したときはフリーでミスが出やすく、しかもシーズン初戦で初披露のプログラム。3年出場できず、昨年は王座を昌磨君に攫われてもいる。一回り近くも離れた選手が自分の立つその場所を若い牙で奪い取ろうとしている。国の代表を決める大会の最終滑走者。プレッシャーがかからないわけがない。

今年はとにかく大会が無事に開催されればいい、選手が皆元気に出場してくれればいい、順位や代表権は二の次だと思っていたけれど、これは試合なのだとやっと思い出したような感覚。そうだ、これは試合だ。彼らが人生を捧げてきた毎日にひとつの答えが出る、シビアな戦いの場。

久しぶりに蘇る緊張感。試合前に禊と称してお風呂に入って来たり、柚子の使用された食品を口にしてゲン担ぎしたり、国際大会の場合は特にそんなことをやってみたりもしていてこの日もルーティンのようにそうしていた。堅あげポテトの柚子胡椒味と野菜生活の高知和柑橘ミックス送ってくださった方本当にありがとうございます…!!もう食べるものなかったので神です(涙)。
けど、それは何となくの習慣のようなもので、大会が無事に終了すること以外何も考えられない状態だったはずなのに、無意識はやはりこれは勝負なのだとちゃんとわかっていたのかもしれない。人間は時に頭で考えることより、無意識や感覚に従った方が正解に近い場合がしばしばあるのかもしれないと自分の経験からは思います。

着物のような合わせの衣装。濃い水色がマーブル模様のように滲み、薄桃にも白にも見える花が青空に枝垂れた桜のようにあしらわれている。帯は金に縁どられた濃紺で、特徴的な形の結び目が見える。袖や裾は柔らかに広がり、特に袖口は演技の邪魔にならないかと思うほどたっぷりとしている。指先には帯と同系色の手袋。
その細い身体とも相まって、一見して男子の衣装のようには見えない。黒髪に白い肌、切れ長の黒い瞳を持つ、伝統的な日本人の姿として人々の目に映るであろう青年を、これ以上に引き立てる衣装はないであろうことはおそらく書くまでもないのだが、そこにいるのは青年なのか戦国の姫なのか、一瞬分からなくなるまやかしがかかっているようだ。
SEIMEIよりずっと中性的な衣装に感じる。衣装の色やデザインは「花になれ」を彷彿とさせるし、あのプログラムや衣装もとても彼に似合っていて好きだったので似た系統で嬉しかったのだけど、「花になれ」よりもまたずっと中性的に思えてしまう。「花になれ」の頃から10年近く経っているのに、似た衣装を纏いながらもその頃とはまた違う、男でも女でもない存在のように佇む羽生結弦。彼には何度も驚かされてきたけれど、今日もまた新たな衝撃を覚えて軽く眩暈がする。

両手を天に伸ばす。演技が始まる。羽生結弦の新フリープログラム、「天と地と」。

滑り出したその表情は、リンクサイドの姿に「姫?」などと呟いてしまっていたことなど完全に消し去ってしまうほど、血煙の中に攻め入っていく武者そのものだった。あのイヤホンが好きでけん玉が好きなごく普通の青年はそこにはいない。そこにいるのは、恐ろしいほどまでに研ぎ澄まされた白い刃だった。雲一つない漆黒の闇に白々と浮かぶ冷ややかな細い月だった。

ループが決まればリズムに乗るはず、とにかくループさえ決まってくれれば、と祈るような気持ちで画面を見つめる。
果たしてその4回転ループ。これほど美しく成功させたのは久しぶりではないか。ループはどうやら4回転となると難易度が高いようで、ただでさえ跳ぶ選手が少ないのに、それをこのプレッシャーのかかる場面でこともなげに着氷してみせた。遠い彼方の戦場に、武神が鮮やかに舞い降りる。

サルコウまではまだわからない、とそれでもまだ緊張を解くことなく見守る。4回転サルコウも成功。ただ転倒しなかったとか着氷させたとかいったレベルのジャンプではない。あまりにも美しい。加点は4点を超えた。血飛沫ひとつ浴びることなく、一見女性のように思えるほど儚い姿をした若武者は戦いの野を行く。

トリプルアクセルのコンビネーション、ほぼ間髪入れずにトリプルループ。コンビネーションの着氷が流れないとループに繋げられないと解説は言う。わざわざそんな跳び方をしなくてもいいところを、これでないと作品世界に合わないとあえて入れているのだろう。
ここまでですでに技術点は50点近い。どんなに神がかり的な演技に呆然としていても、いったい何点を出すのかと速報に目が行くようになると、フィギュアスケートはスポーツなのだと頭が完全に理解できるようになったのかもしれない。

ステップの前には休憩ポイントと思われる個所があるが、当然演技の一部になっていて不自然さはない。ステップ、そして4回転トゥループからのコンビネーションがふたつ。演技後半だということを忘れてしまうかのように、まるで息でもするかのようにしなやかで軽い。刀ではなく笛を携え、花吹雪の闇夜に姿を見せる若武者。その切れ長の瞳には、静かなる殺気と戦いへの虚無感が背中合わせに棲んでいる。
花を愛で鳥を愛し、風と戯れ月を詠う。僅かな空気のにおいに四季のうつろいを思う繊細な青年を、時代は血煙の戦場へと容赦なく駆り立てる。青年はその運命を厳かに受け入れ、白刃を手に武神へと姿を変える。
武神はかつて、血気にはやる好戦的な若者だった。持って生まれた闘争本能と磨き抜かれた戦いの術が、数々の殊勲と富を彼に与えた。築いた財に驕り、守られ、天守閣から地を見下ろすだけの余生を選ぶことも彼にはできた。しかし武神は今日も、先陣を切って凍り付いた荒野を走るのだ。薄紅色に頬を上気させる白い肌の、まるで少女の人形のような青年は、戦いの中でしか生きられない。天命を知った青年は、魂に棲む修羅をも手なずけて孤高の道を行く。

ラストジャンプのトリプルアクセルを降りた瞬間の、西岡アナの「すごい…」の一言。それはもう実況というよりは、単なる心の声が漏れただけのように聞こえた。そうさせてしまっても仕方がないと思った。彼は目の前でこの演技を見ているのだ。見て声を出してもいい数少ない立場の人間だ。あまりに凄いものを見てしまうと、人は言葉を失ってしまう。

本来ならば、ジャンプを降りるたびに歓声が上がり、ラストジャンプの段階でもはや音楽が聞こえないほどの、悲鳴に近いような声で空間は満たされていただろう。これだけの演技ならそうなっても仕方がない。
しかし社会情勢によってもたらされた声を出してはいけないというルールのために、ある意味で雑音の少ない会場だったわけである。羽生君の音の取り方が通常よりよく感じられたのは大きなポイントだったかもしれない。羽生君の身体から琵琶の音が聞こえるような錯覚。ふんわりとした袖が効果的な役割を果たす。

ステップとスピンがひとつレベル3だったが、ほぼパーフェクトな出来だった。本人も勝利を確信しているのだろう、天を指さす姿からそれがわかる。演技が終了してもすぐに「いつもの羽生結弦」に戻ることなく、「武神・羽生結弦」を解かなかった。我々が決してこの目にすることのない「神」の姿が、そこにはあった。神は再び羽生結弦依代に選び、この閉塞した世の中に降臨したのだ。

涙が止まらなかった。ここまで、ここまで凄まじい演技を目にすることになろうとは。とにかく無事で出場してくれればいいとだけ思っていた私は自分を恥じた。羽生結弦を見くびるな、といつかのオーサーの声が聞こえた気がした。
羽生君は舞台が大きければ大きいほどとんでもない力を発揮するといった主旨の話をかつて本田君がしていたけれど、初戦、王座の奪還、コーチ不在、社会状況。緊張感と不安に押し潰されてもおかしくない状況に加えて、自分が希望になり得る存在だと自覚したうえでの出場。本当は彼が背負わなくてもいい使命を果たそうとするその心境が、何よりも強い集中状態を生んだのかもしれない。いちばん必要な、いちばん失敗できない舞台で、ショートもフリーもほぼミスのない演技を揃えてくるなんて。これができるから、羽生結弦は強いのだ。しかも、本来であれば選手を後押しするであろう歓声すらない状況で彼はこれをやってのけたのだ。
これはまさに、日本の地で行われ、それを日本のあらゆる場所から見られるよう生中継された「滅多に現実に現れない現実を超越した世界」であった。人間の興味の有無はその人次第なので強制はできないが、これを見たか、見なかったかはその後のその人の人生を変えるのではないかと思ってしまうほど圧倒的で、凄まじい演技だった。我々は羽生結弦がその力を存分にふるっているまさにその時を生きている。何十年も経ってから、自分の時は重なっていたのにと悔やんでも、もう時は戻らない。

キスクラに座り、プーさんのティッシュケースを落としたらしい羽生君が「お前、痛かったか?ごめんよ」だの「お前ソーシャルディスタンス取っとけ」など言い出しているあたりでやっと我に帰る。武神は天へと帰還したらしい。いや、羽生結弦の魂の中に姿を隠しただけだろう。あの武神は、羽生結弦そのものだったから。
カメラを意識したあざとい発言かと思いきや、それ素だったんですかい…。なんだかわいいな(震)。でも「お前」呼ばわりなあたりがやっぱ羽生君だなと思いました(笑)。

300点を超えることは明白だったので、こうなるとショートのスピンのミスが悔やまれる。しかし公式記録にもならないのだし、本当の絶対神が降臨する機会を再び待てるのだと思えばいいのだろう。あんな技術と芸術と魂の調和を見てしまっては、いいたとえではないかもしれないが心地よい幻覚に浸らずにはもはやいられない。
そう言えば、ルッツもフリップもプログラムに入っていなかった。一瞬怪我が頭をよぎったが、そういう理由ではなさそう…?得点的にはトリプルであってもルッツやフリップの方がループより高いのに、あえてループなのは彼のこだわりなのだろう、たぶん。


終わってみれば羽生結弦の圧勝であった。誰もが納得の勝利と言うほかないだろう。
会見で昌磨君が羽生君について語ったコメントに私はとても心を動かされた。なんという素直な青年なのだろう。あんな、ある意味で若手の牙を叩き折ってしまいそうな演技を見せつけられて、王座を奪われてもなお、彼は「嬉しかった」という言葉を言えるのだ。目標としていた、一度でいいから勝ちたいと切望していた存在が、やはり格が違うと思い知って、悔しさよりも嬉しさが勝ってしまうその感覚、わかると思う人もいるのではないだろうか。それを本当に、何の裏もなくただ素直に、正直に口にできる彼もまた素晴らしい選手だと思った。スポーツの清々しさがここにある。

刑事君が今年も全日本に強いことがまた証明されましたね。終わってみれば4位。なんだかんだ言って上位選手は皆力があるなと納得の順位だったのでは。三浦君のショートからの巻き返しも素晴らしかったですね。

ショートプログラムでも思ったのですけど、選手たちがどこか嬉しそうだったのが印象に残りました。特に今シーズン試合に出ていなかった昌磨君や高志郎君、羽生君からはそれを感じましたね。スケーターの人生は氷の上にあるのですよね。
「お金もないのにスケートなんか見て」と色々な人に言われてきました。それは間違ってはいないかもしれない、私が貧しいのは本当のことだから。けど、世界は一変した。エンターテインメントが目の前から奪われ続け、行動をも制限された現状に何の不満も抱かずに我慢できる人が果たしてどれだけいたのでしょうか。生命維持という一点から見れば無駄に見えるものから与えられるものに我々は時として生かされている。そうでなければ、文学や音楽、舞踊や演劇、装飾やスポーツなどといったものが地上に生まれる必要があったでしょうか。ただ息をしているだけでは生きていることにならないから、我々は人間を名乗れるのです。今大会の選手たちの演技から、私はそれを改めて感じました。

ほんとどうでもいいんですけど、羽生君のフリーの演技の直前に携帯が鳴って、何だろうかと思いつつも見る余裕まったくなかったんですけど、なんとそのタイミングで高知におられる私が大ファンの方が久しぶりにツイッターを更新していた…。渋滞しないでくださいよ皆さん。羽生君にステファンにアクティブK介さん。クリスマスと盆と正月が一緒に来てるじゃん!!←落ち着け

そうそう、羽生君にお祝いを言おうとタイミングをうかがっているステファンの姿が映り込んでる時点で吹き出しそうだったんですけど、直後にしっかり捕まえてお祝いを述べているらしいステファンががっつり大映しになってたまらず爆笑。何映りに来てるんですか!!いや映りに来たわけじゃないと思うけど(笑)結果的に何いちばんいいとこで映ってるんですか!!!確か2016年のNHK杯でもこんな光景見た気がするんですけど!!てかソーシャルディスタンスガン無視かーい!!!
何故ステファンは毎年こんなに全日本でネタを振りまいていくのか。面白くしようという意図はおそらくまったくないのになぜこんなに面白いのか。だってそれがステファンだもの…。俺たちは赤猫やシマウマをはるか背にしてここにいるんだ←余計なことを言うな
女子も楽しみだわ、試合もだけどステファンが…(笑)。


約1年ぶりのポエムでしたが、個人的には「あの凄まじい演技を書き表すにはあまりにも駄文」としか思えなかったので不完全燃焼です。世界選手権開催されますように。羽生君は私の「文章で表現したい」という気持ちを最大に高めてくれる存在のようです。そこもまた目が離せない理由のひとつなのかもしれませんね、私にとっては。
ではでは、次回はアイスダンスの感想でお会いしましょう。


※長くなったついでに過去記事をひとつ。この全日本での羽生君の演技に、私はもう4年近くも前のこととなったヘルシンキの世界選手権を思い出しました。その時の記事を置いておきます。この記事に書いたことは全日本の演技に感じたことと同じなので。
ブログを始めて半年くらいの記事ですが、これを夢中で書きあげて読み返したときに「私はこういうものが書きたいのかもしれない」と感じたので、色々な意味で思い出深いです。逆転優勝だったこともあり非常にドラマチックでしたしね。
usagipineapple.hatenablog.jp




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全日本選手権2020雑感⑨

掲載する頃にはとっくに今更の全日本の感想文。本日は男子フリーの後半グループの感想です。
ではでは、早速どうぞ!!

男子フリー②

第3グループ①

13:本田太一
滑り出しから気合いが感じられましたね。トリプルアクセルは転倒してしまいましたし、すべてのジャンプが成功したわけでもないですが、噛み締めるように滑っているように思えました。
「全日本最後のジャンプ」と実況が入る。ダブルアクセル綺麗に決まった…!最後の全日本を地上波放送に乗る後半グループで終えられて、彼の人生に残る瞬間になっていたらなと願っています。観客からの長い拍手も彼への想いを感じました。


14:日野龍樹
4回転と後半のトリプルアクセルは転倒してしまいましたが、決まったジャンプは伸びあがるようで綺麗ですね。淡々とした彼の雰囲気がこの曲には合っていたし、なんだかまた見たくなるプログラムでした。何度も見て咀嚼してみたい。
ステファンが15年前に使ってた曲をずっと使いたくて今まで温めてたということでいいのかな?確かに彼が滑りたくなるのもわかる気がする、なんか彼にとても合ってて。
中京大学?のジャージ似合いますねえ。イケメンだわ(笑)。そういや途中で壁にぶつかりそうになってた?

残念ながら今シーズンでの引退が発表されて、もう全日本で彼が見られないのかなと思うと寂しいです。年齢的にはいつ発表があってもおかしくなかったし、今シーズンか来シーズンにはと聞いてもいましたが、なんだか急に感じてしまいました…。長い間ありがとう…。


15:櫛田一樹
4回転がトリプルに抜ける。トゥループがトリプルになるのはのちのジャンプ構成的にも難しくなるかなあ。前半はいいジャンプ跳んでたんですけど、抜けや転倒も続いてコンビネーションは一つしか入らなかったか。なんだか焦りのような、気負い過ぎてるような感じがしたのでそれが悪く出ちゃったかな。でも意地でもひとつ跳んだのは凄い。
アイスダンスの選手と練習して滑りを見直したって実況が言ってたけど、ショートで少し今までと感じが違ったように見えたのはそれが原因だろうか。


16:島田高志郎
高志郎君も今年まったく演技を見る機会なかったんだよね。このプログラムも初披露。
4回転サルコウ綺麗に降りましたね…!qはついてたけど転倒やダウングレードよりはずっといいはず。
流れに乗るかと思ったが、トゥループの方は転倒。それで確実に点の入る構成に変更したのだろうか、3本目の4回転は跳ばずに、後半にコンビネーションを固める作戦に変更した様子。色々な戦略をあらかじめ用意しているのでしょうね。
ラストのスピンが素晴らしかったですね、惚れ惚れしてしまう…。彼の中の炎がコントロールされていた感じで、どことなく外国の貴族のような気品と雰囲気。ステファン振付だったはずだけど、ステファンらしいようであまりステファンの影が見えず、きっちり咀嚼して自分のものに仕上げて滑ってるのかもしれないと感じました。また見てみたい。


17:三宅星南
4回転サルコウは転倒しましたしアクセルのパンクなどもありましたが、とても素敵な演技だったと思います。幻想即興曲のメロディを優しく、時に強く激しく拾い上げていました。その王子様のようなロマンティックな衣装と相まって、どこか切なくて余韻の残る演技で、ジャンプミスを忘れてしまうほどの魅力に満ちていたと思います。
宮本賢二振付か、これは傑作だと思います。また見たい、素敵だった…。ステップレベル4も納得…。


18:友野一希
4回転3本のうち1本しか成功せず、トリプルアクセルでも転倒。着氷の乱れなども続き、どうもジャンプが噛み合わない。フリーで巻き返したい、いい成績を残したいと気負い過ぎてしまっただろうか。ジャンプが決まらないと熱狂の渦に巻き込むコレオも少しパワーダウンしてしまうようには感じるけど、それでも友野君の良さを最後に見せつけて終われたんじゃないかな。コレオの加点も2ついてる。
悔しい出来にはなってしまったけど、またキレキレの友野君を見せてもらえる機会はきっとあるから。今だって暫定1位だし。

第4グループ①

待機中の選手の様子が映ると、どうしても目が行っちゃうわけですよ。あああ、あああああ、花になれ系の和風衣装の、一見女子のそれみたいな花に囲まれた衣装の人がいるよ…。何故か第一印象は「ナウシカ」だった…。姫様だった…。いやそれ26歳男性…。
挨拶の時の鍵山君が「どうしようかな」みたいな顔してたのがちょっとかわいかった。昌磨君と羽生君に挟まれての挨拶ですもんねえ、どうしようかなって気分にもなるかもね(笑)。


19:山本草
4回転サルコウは成功したものの、全体的にジャンプはどうも決まらなかった。転倒もあったし、着氷がなかなか綺麗に決まらない…。最終グループに残るのは初めてとのことだったし、やはり重圧もあったでしょうか。
しかしイーグルやステップなど見どころもたくさんで、彼の伸びやかなスケーティングに合う選曲も手伝って雄大な気持ちで見られましたね。確か羽生君のファンだったよねえ、衣装がちょっと今回の羽生君とも似てるし、同じグループに残れたし良かったね(笑)。スピンは全部レベル4。


20:佐藤駿
衣装見たことあるなと思ったら、昨シーズンのものにプログラムを変えたのか。少年の初恋の切なさを思わせるようなロミオとジュリエットで、彼には似合ってるように思いますし、やはりいい成績が取れた時のプログラムはイメージがいいのね。
ルッツはトリプルに抜けましたね、練習で目の覚めるような4回転を決めてたのに本番ではなかなかうまくいかないものですね。コンビネーションの4回転はとても綺麗だったけど。
3回転などはもう軽々跳んでるような印象ですが、きっと表彰台を狙ってたでしょうから彼にしてみれば不本意な出来だったかもしれません。怪我をしていたという情報も解説からありましたし、またいい演技ができる機会を…!


21:田中刑事
1本目のサルコウは手をついたけど、コンビネーションは決まった!!後半のトリプルアクセルでの転倒?(採点表見ると転倒扱いになってない?)やコンビネーションが1本しか入らなかったことなどミスもあったのですけど、やはり全体的な完成度が素晴らしい。少し痛みもあったのでしょうか、少し悩ましい表情がまたたまらないのです。映画の内容知りませんけども、悩みながらも事件を解決していく探偵の姿が浮かびますね。
衣装は以前のものが好きだけど、そこまで大幅な変更もないしベストに白い袖は健在なのでこれでもいいです(笑)。めちゃ似合いますよそれ、刑事君…。


22:宇野昌磨
4回転サルコウにフリップ、素晴らしい出だし!しかしトゥループがトリプルに抜ける。本人笑っちゃってましたね。それで構成を変更し、4回転トゥループを2本、トリプルアクセルも2本でしかもラストジャンプをコンビネーションに。なんか結果的にとんでもねえジャンプ構成になっちゃってますけど!!!ラストのスピンは体勢崩しかけたように見えたけどしっかり回ったか。レベル4だわ、じゃあ私の見間違いね。
何となく、昨シーズンまでの昌磨君からさらにひとつ上のステージに進んだ感じだった。余裕がある。スケートを楽しんでいる。素直な心をそのままブレードに乗せている、そんな印象。たぶん「そのまま」の宇野昌磨がいちばん強いんじゃないかと勝手に思っているので、見ている方も緊張するはずなのに、どこかリラックスして一緒に楽しめた。
演技が終わるとぴょんっとジャンプして喜びを爆発させる。出来も良かったけど、本人が本当に楽しかったんだろうなあ。素直な子だよね…。
しかし、片想いの切なさを歌った曲だったの?昌磨君楽しそうなんですけど(笑)。
採点表を見ると1回転ジャンプはあるのに2回転は消滅しているという不思議な構成に…。ルッツも消滅。あら、ステップレベル2?

ステファンももちろんキスクラに。マスクしてるからわかりにくいかもしれませんがいい男でしょう(笑)。ネクタイピンクなのね。なんかほわほわしたキスクラだなあ(笑)。


23:鍵山優真
表彰台がかかってるというプレッシャーにも負けない演技!!!2本ほどあまりよろしくないジャンプはありましたけど、それ以外の要素はほぼ良かったのでは。ジャンプの質がとにかく高くて、加点がすごいんですよね。フリップなんてトリプルだけど素晴らしかったし。アテンションついてたけども…。
ただ、スピンなどでレベルの取れていないところもあるし、ジャンプのミスが昌磨君と僅差なのでどう出るかと本田君は分析してる。それでも素晴らしい演技には間違いないから「頑張ったじゃん」というお父さんの言葉は本当にその通りですよね。
ちょっと採点に時間かかってたように感じましたが、気のせいかしら。本田君の分析の通り、昌磨君には及ばない点数に。それでも2年連続の表彰台をこの時点で確定しているわけで、快挙ですよ!


もうお一人滑走者が残っているのですが、いつも読んでくださる方はお察しの通り、大長編ロマンポエム(←意味不明)が書き上がってしまったため次回に回します。でないと今回だけで1万字くらいありそうな記事になっちゃいますからね←遠い目
そんなわけで次回はほぼ全編ポエムですので、お付き合いいただける方はどうぞそのつもりでお待ちいただければ(笑)。



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全日本選手権2020雑感⑧

大会2日目です。アイスダンスの配信は有料のため見られなかったので、BSで放送された男子フリーの感想をまずは綴っていきます。アイスダンスについては上位2組のみ地上波で放送されたので、後日また感想を載せますね。

ニュース番組のチェックもしつつ、ブログ記事も書きつつと1日目にして疲労困憊でしたが(笑)、放送前にしっかりお風呂に入って禊。クリスマスプレゼントしていただいた(神様ですありがとうございます…)堅あげポテトの柚子胡椒味と、野菜生活の高知和柑橘ミックスが観戦のお供。貧民過ぎて飢え死にしそうだったので、あまりのありがたさに号泣…。
野菜生活のはずっと飲みたかったので小躍りして喜んでしまいました。だって高知ですよ…。高知と柚子…ぐはああ←この人高知にファンの人がいて高知に過敏に反応するのです、そっとしておいてあげてください…

そんなこんなで準備も整ったところで(笑)観戦開始!!

男子フリー①

第1グループ

1:國方勇樹
序盤はジャンプミスが続き、ループの転倒はジャッジ席に隠れてよく見えなかったものの立ち上がるのに時間がかかっているようで心配しましたが、むしろそのあとは動きが良くなっていったような気がする。ジャンプもしっかり決めてましたし、コレオやステップも動きが大きくて見ごたえがあったと思います。ラストのルッツはパンクしてしまいましたが、目標のフリー進出が叶って良かった。フリーは全員が滑れるわけではないもんねえ。
あれ、転倒以外に減点がある。スタートの開始が遅かったらしい。やっぱきっちり計測されてんのね。当たり前か、ルールだもんな。


2:小林健
ノーミスではなかったですが、とても思いのこもった演技だったと思います…!!ルッツもフリップも高さがあってすごくいいジャンプ。トゥジャンプ得意なんだろうか。スピンも丁寧に回っていましたし、曲に鼓舞されるように勇猛に滑ってたような印象。
小学生の時に作ったプログラムだったのか。引退のシーズンに選ぶくらいですから、思い出がたくさんあったのでしょうね。だからこその深い想いが感じられる滑りだったのでしょうね…。衣装もかわいかったです。


3:木科雄登
トリプルアクセルのコンビネーションはしっかり降りたし、特にアクセルは良かったと思うんですけど、そのあとパンクが続いてしまう。ジャンプを跳ぶまでの助走が長くて、元々そうなのか慎重になっていたのかわからないけど、最後のコンビネーションも抜けてしまったな…。
滑り自体は音をうまく捉えてて振付にどこか遊び心もあって、見てて面白かったんですけどね。NHK杯でも癖になるプログラムだと思ったので、パーフェクト版が見たかった。


4:大島光翔
ジャンプはミスがかなり出て、ラストのループもパンク。でもトリプルアクセルもしっかり挑んできましたね。そして何より腕の使い方が非常に印象的。非常に曲やプログラムを楽しんでいるように見えるし、踊り心があって観客を自然に引き込む力を感じられた。実際手拍子も起きてましたね。これはジャンプが安定すれば非常に印象的な演技ができる選手になりそう。覚えておこう…。
無良君によると4回転ルッツに挑戦しようとしたらしい…??気付かなかった。しかも練習でもやったことないのに入れたって…?!!まだジュニアだし可能性が一杯な演技だ…。ホントだ、採点表もちゃんと4回転ルッツになってる、回転不足だけど。
キスクラ、今日もよっく喋ってるなー(笑)。すべての選手の中でいちばん喋ってるのでは(笑)。


5:長谷川一輝
優雅でロマンティックな滑りでいいですねえ。伝統的なフィギュアスケートを味わえるようでいい。滑りが滑らかでいいのですよ。
ジャンプは中盤はいいものを跳んでましたが、ミスも多かったしダブルジャンプも多かったのでそこまで点は出ないか。スピンも素敵でしたね。こういうタイプの選手ももっとテレビの電波に乗って欲しいですね~。


6:小林諒真
4回転トゥループに挑んできた、最後の全日本で…!!いや、最後だからこそのチャレンジなんだろうな。転倒しなかった、立ったぞ…!残念ながらダウングレードのようですが、挑戦大事。
曲の盛り上がりにつれて彼の気持ちもどんどん乗って行ったように思える。ジャンプのミス、特に最後のジャンプは全く得点が入らなかったようで完璧ではなかったけど、スケートへの愛情みたいなものを感じるとてもいい演技だと感じました。引退する選手はえもいわれぬ演技をすることが多いですね…。コーチは佐藤信夫さんなんですね。

第2グループ

7:中村俊介
うおお、トリプルアクセルしっかり決めましたね!次は4回転だったんだろうか、だよねあの高さや速さは。跳び直したとしたらジャンプのカウントどうなるんだろ?あ、別に大丈夫みたい。
年齢を考えたらかなりのジャンプ構成。緊張もあっただろうし固さやアラは感じたけれど、彼も可能性がいっぱいだ。おおお、暫定1位!!


8:森口澄士
個性的な衣装。何となく雰囲気なども岩手の佐藤君に似てるなと思ってたら、曲もシルクドソレイユなのか!直感って恐ろしいなあ…。
序盤にはアクセルのミスなども見られたんですけど、後半になってもいいジャンプ跳んでた。ルッツもフリップも高さがあって気持ちがいい。後半になって曲がオーになったと思ったら、やっぱり佐藤君の使ってたあたりに戻って終わった。楽しかったわ。暫定1位きた!


9:中野紘輔
冒頭で4回転ジャンプに挑戦。成功!!!本人もガッツポーズしてるけど私もガッツポーズしてしまいました!!!現役続行して全日本のフリー残って綺麗に4回転跳べるなんて最高じゃないか!!!こっそり応援してるのでめちゃくちゃテンション上がりましたね(笑)。しかも加点もしっかりついてる!!!素晴らしい!!!
4回転に体力を取られてしまいそうなところですが、プログラムの最後まで集中が切れずしっかり滑ってたと思います。ラストのサルコウは転倒してしまいましたが、品のある迫力を感じて私は良かったと思いますよ!!フリー見られて嬉しかった!!


10:須本光希
ショートは見られなかったんですがこのグループということはあまり良くなかったのでしょうし、今日も冒頭のジャンプでミスが出て心配しましたが、フリップに成功したあたりからどんどん勢いが増してきて、静かな気合や迫力を感じて私は少しグッときました。滑りそのものがいいからかもしれませんね。最後のフリップでまた転倒してしまったのですけど、もったいなかった。
衣装の裾が風になびいて雰囲気があって、曲や滑りに対してひとつのいい演出になってたと思います。
演技時間の減点ということは、時間オーバーしちゃったのかな。最後のスピンもありゃ、レベル1?


11:本田ルーカス剛史
トリプルアクセル、ものすごい勢いとスピードで入ってきたんだけど転倒かああああ。しかし転び方もなんか滑らかなのだった…。その後もパンクが続いて少し心配したのですが、中盤以降はかなり盛り返していたように思います。
股関節に痛みがあるとのことで、だからなかなか思うような演技ができなかったのかな。その中でも魅せられるものは魅せてたと思いますし、このあと試合がないのならじっくり治療期間に当てられたらいいですね。


12:三浦佳生
4回転トゥループ変な声出た、すげえジャンプだった…。サルコウは抜けたけどそのあとリカバリーで跳んだ!!4回転!!!リカバリーしてくるとは…。しかも加点が3点以上ついてる。
さらにコンビネーションでも4回転。トリプルアクセルもこなし、ジャンプのミスは抜けたサルコウだけか。しかもスピードが最後まで落ちない。レーシングカーが突っ込んでくるようなものすごいスピードなのに落ちないし、4回転3本入れてまだ15歳ということを考えたら末恐ろしさしかないですわ。素晴らしいもの見せてもらいましたねえ、これ地上波乗らないのフジ的にもがっかりでは。
そりゃ得点も出ますわね。最終的には何位だろうか。後半グループには彼の得点がひとつの指標になりそう。


ここで整氷。放送もBSから地上波へ。今日はすべての選手を生放送で見られるのでたいへんありがたいし嬉しいです。
地上波はアイスダンスが少し放送されてから男子の中継へ。アイスダンスが地上波で流れるのは昨年まで男子シングルの選手だった高橋大輔その人の存在あってのことなのだろうと思うと、いまさらながら不思議な気持ち。


てなところで、いい加減長いので本日はここで終了。続きはまた次回に。



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全日本選手権2020雑感⑦

今日の記事だけちょっと短いですが、記事が長くなり過ぎないように分けたため「こんな回もあり」程度でさらっと読んでくださいませ。ではでは、女子ショートプログラム最終グループの感想、いってみましょう!

女子ショートプログラム

第5グループ

挨拶のタイミングちょっと間違えたっぽい坂本さんと、ばっちりくるりんと挨拶してる三原さんの対比が可愛かった!!和んだ(笑)。


25:白岩優奈
素晴らしい演技でした!!ラストのジャンプが曲が盛り上がっていく直前に入っているので、ズバッと決まるとこれ以上ないくらい盛り上がる。このエデンの東という曲(ドラマ版と聞いたな)は非常にスケートに適した一曲に思えるのですけど、観客の心がもしも落ち込んでいたなら、それを掴んで上へ上と引き上げてくれるようなパワーがあります。今日の彼女の演技にもそれが感じられてとても満足感がありました。
衣装のデザインはちょっと独特ですね。彼女わりと個性的な衣装が多いような。ステップレベル1?


26:渡辺倫果
コンビネーションジャンプで転倒。リカバリーはしたものの、何とかといったところか。でもしないよりは絶対にいいから頑張った。
バチェラレットと言うとどうしても髙橋君を思い出しますね。赤と黒の衣装がすごく曲のイメージに合っていて、女の情念みたいなものを感じさせるんだけど、彼女自身からはそんなドロドロしたものは見えなくて、なのに曲のイメージから外れてないの面白いなって思いました。うまく表現できないんだけど伝わるかなあ…。無理か…。
うーん、得点的にフリーには進めないかな…。うん、やっぱり厳しかったか。無念…。


27:坂本花織
コンビネーションジャンプのミスが痛い。ラストに入れてるからあそこで絶対決めるしかないからなあ。そこだけで、あとは皆素晴らしい出来だったのですけど。ダブルアクセルは男子と競っても勝っちゃいそうな幅…。
ステップからスピンへの流れが素晴らしすぎる。叩きつけるようなピアノの音と完全にマッチしてて怖いくらい痺れてしまう。ステップは確かに見ものですね、めっちゃガン見。
ミスはあっても70点越え。さすがです。質がいいもんねえ全部…。結局GOEマイナスになってないもん、コンビネーションジャンプも。


28:三原舞依
彼女はミスの少ない選手だったけど、この舞台でもそれができるのが本当にすごい…!観客は本当は声が枯れるまで「お帰り!」って叫びたかったんじゃないかなあ。こんなに痩せてしまって、体力が戻り切っているのか心配になってくるほどなのに、そんな心配なんて無用だと、決して押し付けるのではなしに語り掛けてくる演技が素晴らしいです。
こんな状況ですし、選手たちは皆演技ができてうれしそうに思えるけど、彼女はその中でもいちばんにそれを感じるかもしれません。おおお高得点!!!採点表が美しい…。


29:宮原知子
宮原さんの演技をこの時期まで一度も見てなかったなんて、ほんと信じられんシーズンだよなあ…。
単独ジャンプがまさかの2回転に。彼女らしくないミスですが、ショートでこれは痛い、得点が…。その他の要素は素晴らしかったですね。
ステファンは女子の振付の方が才能があるような気がするなあ、とても品があるけど個性もあって。こんな難解そうな、明るいとは言えない曲でこれだけ魅せられるようになった宮原さんもすごいですね、どんどん味が出てきてる。
回転不足やパンクもあったものの、スピンやステップが圧巻でミスをかなりカバーしてるのでは。さすがだなあ…。


30:川畑和愛
ループの着氷が乱れた以外は良かったですね。コンビネーションジャンプの高さも素晴らしかった、加点いっぱい貰えそう。うん、いっぱいついてる。
悩める人へのメッセージソングみたいなことを曲の説明としてテロップに書かれていましたが、この悩み多き世界の年の瀬に開催された大会の初日のラストを締めくくる演技としてはまさにピッタリのプログラムだったのではないでしょうか。じわっとメロディと彼女の笑顔や足元が心に残っていくんですよね…。
これでも暫定9位か。いや、最終滑走者だから最終順位ですね。


紀平さんが少し得点的には抜けていますが、なかなか接戦でフリーを迎えるのでは。新田谷さんが最終グループ残ってるのは快挙じゃないでしょうか。うーん、フリーも楽しみ!!

ではでは、次は男子フリーの感想でお会いしましょう。




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全日本選手権2020雑感⑥

マイペースに長々と掲載している全日本の感想。本日は女子ショートプログラムの第3グループから。ではでは、早速続きをどうぞ。

女子ショートプログラム

第3グループ

時間的にこのグループの途中で配信が終わるはず。演技の途中で配信が切れるのだけはやめてくれえええ…。その場合はちょっと遅れてもテレビで放送してくれるかなあ?
挨拶に真凜ちゃんがいないということは…棄権??練習に姿を見せてないという情報はあったけど、大丈夫かな…。


13:浦松千
ジャンプに1本ミスが出ましたが、ミスの中ではダメージが少ない方には思える。なかなか接戦なのでどう出るか…。
黒に金の衣装の上、曲調からも悪女っぽさが欲しくなるけど、仕草などがやっぱどこか可愛らしくて、それが個性なんだろうなって微笑ましくなってしまう。私は好きよその可愛さ…。でも挑戦も大事ですもんね。
フリーにはギリギリで進出ですね。接戦だな…。


14:松田悠良
彼女の演技の前に無料配信は終了。このタイミングではテレビ放送はないか、少し遅れて放送されるかですねとほほ。テレビをつけたら本郷さんの演技とボレロなオープニングが流れましたが。そのあとも有力選手の演技が続くので放送は厳しいか…。
うーん、やっぱり放送なし。演技の出来が良くなかったのかな…。フリーに進めず、まったく演技を見られなくて残念…。


15:松生理乃
テレビ放送は彼女からのようです。序盤で尻もちをつくように転倒してしまったのですが、荒川さんによると氷の溝にひっかっかったのではないかとのこと。その直後にジャンプを跳ぶのに呼吸は整うかとドキドキしたけどばっちり決めてきた!!
その後のジャンプも素晴らしく、非常に柔らかく優しい雰囲気の演技が続いていく。ただ雰囲気がそうなだけじゃなくて身のこなしも素晴らしいんですよ。今回もいい出来でした!それだけにあの転倒がもったいない。


16:本田真凜
6分間練習時に棄権のアナウンスが…。どうしたんだろう。こういうご時世なので大事を取っただけだと思いたいですが、めまいから回復しないのか、それは心配…。


17:山下真瑚
このショート、初めて見た時からほんと進化していってますよねえ。初期はホントに子供っぽかったのに、なんだかリンクいっぱいに彼女のパワーや世界が広がっていくような、全然別物のプログラムになってる。春の賑やかな綺麗な色の鳥が花園で飛び回ってるみたい。それと豪快なジャンプとのギャップもいいのです。
ラストのポーズは笑顔が照れちゃってますね、ジャッジの目の前ですもんね(笑)。ジャッジも笑っちゃってるのかも(笑)。


18:千葉百音
彼女もどうやらテレビ放送なしらしい…。配信からずっと見てる民としては全員放送して欲しかったぞ。フリーには進出できたみたいなのでフリーの放送を楽しみにしよう…。

第4グループ

テレビはやはりこのグループから生放送。今年はステファンが紀平さんのコーチという最早どうしたらいいのかわからない状況のため(筆者は長年のステファンのファン)どこをどれくらいの配分で見ればいいのか。目は2つしかない。しかもこのブログ記事書きながら見てる。感想部分は大体リアルタイムに書いてる。ただでさえ羽生氏の新プログラムのため発狂してるのに!!やっぱ映りまくるしあのスイスからお越しの方!!!!←パニック


19:松原星
ルッツの着氷は乱れましたが、そのあとは良かったのではないでしょうか。スピンの回転も速く、渋みのある曲をただ渋いだけに終わらせずしっかりと芯のあるものにしているような、見ごたえのある演技だったと思います。
宮原さんの演技に感銘を受けて選んだ曲とのことだけど、そういう想いが強い曲の場合は選手も力をもらいやすいのですかね。しかし得点はあまり伸びてない?フリーには進めるのかな?大丈夫みたいだ、ホッ。


20:樋口新葉
うーん、トリプルアクセルは転倒。ダウングレードですかね…。コンビネーションも微妙なジャンプになってしまったか。でも後半はその辺のミスを忘れてしまうようなさすがの迫力でした。しかしいつもよりはミスを少し引きずった感じの演技にも見えたかもしれない。迫力がいつもに比べたら弱かったような…。
パーフェクトな演技が見たくなる選手なのでフリーの巻き返しに期待したい。暫定4位。ステップレベル4の上に加点も凄い。


21:吉岡詩果
永井さんと同じ曲なんですね。曲の説明テロップが出てたけど、全然知らない曲でも曲のイメージがちゃんと掴める演技してる選手たちって凄いなとこういう説明読むと驚くのよね。
そして同じ曲だからこそ選手ごとの表現や個性の違いが面白かったりして。吉岡さんはやはりもう少し少女のイメージだけども明るく生きていく強さが感じられる演技で、しかも素晴らしい出来でした。ぼーっと見とれてたら終わっちゃってたよ…。実況も感激してますね。暫定4位。


22:河辺愛菜
あの迫力でトリプルアクセルを決めたらものすごい加点つきそうなのに、うーん転倒こそしなかったが成功はせず。しかしミスはそこだけですかね。ステップレベル2だったけど炎みたいでカッコよかったし、ジャンプもしっかり。フリップにはアテンション。
なんか彼女カッコいいですねえ、いいですねえ…。動きがなんか切れ味がいいからですかねえ。


23:紀平梨花
6分間練習であまり決まってない印象だったのに、本番ではばっちり決めてきた!トリプルアクセル!!コンビネーションのセカンドジャンプこそ乱れはありましたが、ほかは大きなミスもなさそう。
スピンからの側転など見せ場も入っていて、ルール的には大丈夫なのかも気になるが(大丈夫じゃないと入れないってば)、女子でこれはなかなか見られないような。そんなショーみたいなことやっててもこの構成をこなせるのが素晴らしい。何度も味わいたくなるプログラムだぞこれ…!え、もっかい見たい…。てか今シーズン初めて紀平さんの演技見たってことだよねうちら。ホントにひっでえシーズンだよコロナのバカヤロー…。

キスクラにステファン。マスクで顔が隠れてるのがもったいないですがそのいい男は一応まだ私の本命でしてのう。まさか紀平さんの隣に座る日が来るとは。ステファンの人気と知名度が年々上がっていく気がするんですけどどういうことなの(笑)。引退して10年以上経ってますけど??!!


24:新田谷凜
昨年の全日本を見て、まだまだやれるよと感じた観客やファンは多かったでしょうし、自身もそう思ったのかもしれないですね。そんなひそやかな期待にしっかり応える演技でした。ジャンプの高さが心地いい…。味わいのある演技ができる年齢になる頃には引退してしまう選手が多いので、頑張って欲しいです。
おおおお高得点出た、暫定3位!!!素晴らしい!!まったくGOEのマイナスもエラーもない採点表が美しい…。


女子の試合にもステファンが登場するようになってしまい、ただでさえ忙しい全日本が超忙しいんですけど!!!筆者はトリノくらいから(はっきり覚えてない)のステファンのファンでね、年季入ってるからもうそれなりに落ち着いてはいるけどね、やっぱガン見するよねそれでも!!!今年はさすがに来られないと思ってたから嬉しいけどびっくりですよ!!そのうち全日本最多出場のスイス人とかになるんじゃ←出場してない

最終グループの感想はまた次回に。女子ショートプログラムの感想は次回で最終回です。



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全日本選手権2020雑感⑤

男子に続いて女子のショートプログラムです。地上波放送では女子の一部が生放送された後に男子が録画放送されたため女子が先に終わったような錯覚を覚えますが、実際には男子が先。

もうとっくに今更の感想文ですけど、演技の感想部分は当日中にほぼ書き上げていますので、今更ですが無意味に当日のライブ感を無理矢理味わっていただければ幸いです(笑)。

女子ショートプログラム

第1グループ

男子に続いてぼんやりしていて挨拶見逃す。でも挨拶だけだったのでまだよかった…。6分間練習が目の前の画面でライブで行われてるってだけでテンション上がりますからねえ。


1:横井ゆは菜
滑走順抽選の時のリアクションや豪快なジャンプからは正反対のイメージの曲調ですが、可憐そうに見えて芯の強さを感じる歌声だから実は彼女らしいのかも。ジャンプの転倒がありましたがそこまで悪くない演技には見えました。転倒がもったいない。スピンやステップのレベルの取りこぼしもあるけど、その転倒でこの順位になってしまうのね。ショートは結局16位か…。


2:佐藤伊吹
可愛い衣装ですねえ、袖のデザインが可愛い。肩をふんわりさせてきゅっと絞ってあって、けど身ごろはスッキリしてるからもたっとしてなくて。
ジャンプもしっかり決まったし、何より本人が楽しそうに見えました。いい演技だったんじゃないかな。けど回転不足で得点は伸びず。
画質が落ち気味だったのがちょっと残念だった。配信頑張れ。


3:大矢里佳
これまた綺麗な衣装ですねえ。青にも色々あるけど、凄く素敵な青。見てるだけで浄化されそうな。
その優しい青と優しい曲に寄り添うようなどこか優しい演技で素敵でした。水たまりに映った青空みたい。大きなミスもないように見えましたし、頑張ったのでは。あ、スピンがひとつレベル1だったのか…。


4:本郷理華
会場にいたらスタオベですね…。年齢的には引退してもおかしくないのに戻ってきてくれて、しかもノーミス。何より、本郷さんってこんなスケーターだったかな?とびっくりするくらい見たことなかったような柔らかいイメージで、ジャンプを跳ぶ前にふっと見せた笑顔がとても魅力的で…。滑る喜びや生きる喜びにあふれているような演技でとても素敵でした…!!
テレビ放送があったのはベテランだからだろうか。配信だとほとんど何の情報もなかったから、曲名とか解説とかありがたいけどそれらが何もない状態がいかにシンプルなのかわかるね…。


5:廣谷帆香
スピンが素敵でしたねえ。全部レベル4か。曲も勇ましいわけではないんだけどどこか冒険に旅立つような感じで、特に中盤の演技はスピード感もあり、どこか旅路を感じさせてワクワクしました。しかも序盤からはあまり想像しなかったイメージが次々出てくるの面白かった。全部勝手な想像なんですけどね(笑)。


6:滝野莉子
シェヘラザード。佐藤さんの衣装とイメージが似てますね、色も青だし。中東のお姫様風と言うとだいたいこういう感じになるのかな。
少しジャンプにミスが見られたので、今のところ大きなミスがあまり見られない大会の展開ではそれがどう出てしまうでしょうか。でも本当にシェヘラザードが語りかけてくるような美しさが感じられすごく雰囲気あったと思います。
うーん、やはり点が伸びない。フリーは進めなかったか…。泣いてるのかな、ホントにお姫様みたいで素敵だったよ…。


ここで製氷。ここからは第3グループの途中でテレビ放送にも移っていきますし時間が厳しい。とりあえず今のうちに何か食べたりトイレ行ったりしないとな。
そんな無駄なライブ感とともにお送りしています。載せる頃はとっくに試合終わってるというのにね(笑)。

第2グループ

挨拶の途中で固まった…。私に挨拶を見せてくれる気がないらしいですよこの家は…。


7:鈴木なつ
懐かしいラムネの瓶の中のビー玉を通して見る空みたいな、清涼感のある素敵な演技でしたね。でもただ爽やかなだけじゃなくてスピードがあってそれが最後まで落ちなくて、清涼感のある夏みたいな感じでさ。って全然伝わらないと思いますが…。いい演技だったのではないかな。GOEにマイナスないし、スピンも全部レベル4。


8:住吉りをん
ザ・ローズだっけこの曲?本当に花がほころんでいくみたいな、瑞々しくてなおかつ生命力も感じる演技だったと思います。衣装もとても品があって素敵。白がほとんどなのですけど、胸や腕のあたりの刺繍はうっすらピンクなのかな?子供らし過ぎないけど少女の可愛さがある衣装で、素敵すぎてガン見しちゃいました。


9:永井優香
彼女も引退の年なのか…。ずっと見てきた選手たちがもうそんな年齢だというのに改めて驚いてしまう。
その最後の全日本をしっかり味わっていこうとしている演技に思えました。一見ドレスみたいな可愛い衣装なんだけど、たくましく生き抜いていく女性の人生みたいなプログラムで、きっと彼女のこれからの人生もしっかりと大地を踏みしめて生きていくんだろうなって感じてしまいました。ジャンプも豪快に決まってて良かったですね。
テレビでも放送されたんですが、実況が入ってるとまた違った味わいで見られていいですね。衣装も細かいところまでわかるし。


10:青木祐奈
5、6年くらい前によくショーで見かけていた頃の印象が強くて、もうこんなお嬢さんになってるのねえと見かけるたびに思ってしまう…。
コンビネーションジャンプがさすがでしたね、セカンドまでの間髪入れなさ過ぎ具合が素晴らしい(笑)。しかもセカンドジャンプはループ。なかなか跳べる選手いませんしね。どこか上品なイメージの演技も素敵でした。おお、暫定2位。


11:吉田陽菜
スピードが全然落ちないんですよねえ。どっちかというと柔らかいイメージの曲だと思うんですけど、躍動感とか生命力みたいなものをより感じるような。後半は曲調変わりますしね。最後のポーズはどういう意味があるのかな?
彼女もテレビ放送あり。トリプルアクセル惜しい。しかもいちばん集中できるであろう最初じゃなくて演技中盤くらいに跳んでるってあたりが可能性の塊ですね…。


12:竹野比
ニューシネマパラダイス。すごく彼女に合いそうな選曲なのですが、あああパンク…。ショートでのジャンプのパンクは厳しい、得点的に…。どこまでほかの要素でカバーできただろうか。
パンクの後やっぱそれが気になってちょっと上の空になったような印象もありましたが、スピン素敵でしたね~。おお、全部レベル4な上ステップもレベル4!!


長くなってきたので、いったんここまで。また次回の記事でお会いしましょう。



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