うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

人生初の免許は履歴書に書けないあいつ

今日もとりとめもなく。

シーズンも終了し落ち着いたこのタイミングで、次々と選手の引退が発表されていますね。
まず前々から平昌が最後だという話だったパトリック・チャン、メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード。カナダは本当に、競技で見かけるメンツがガラリと変わりそう。シーズンが始まってから寂しさを痛感することになるのだろうな…。パトリックはバンクーバーからのオリンピック3大会もずっと見てきたし、男子の競技にいて当たり前の選手だったので、もう彼の姿はないという事実を認識するのに少し時間がかかりそうです。メーガンさんとラドフォードさんにはきっとショーでまた会える気がしてる。
さらにマックス・アーロン。既に次の進路も決まっているのかな。最後にアメリカ男子に3枠をもたらした、最高の引き際だったんじゃないでしょうか。今シーズンわりといい演技が多かったので続けるような気がしてたのにな…。今まで本当にありがとう。

休養が発表された選手も何人か。そのまま正式なアナウンスのないまま競技に出ることがなくなり実質引退していく選手は少なくないので、中にはそのパターンの人もいるかもな、と覚悟してその発表を受け止めました。
特にオリンピックの金メダリストは大抵翌シーズンは休養か引退なので、羽生君が現役続行、来シーズンも競技に出る、とはっきり宣言してくれているのは本当に幸せなことなのですよね。しかも連覇して、ですからね。ザギトワもとても若いこともあってまだまだ続けてくれそうだし、男女の金メダリストの競技での姿に普通に会える、わりと珍しくて幸せなシーズンが待っていそうですね。ああせめて、せめてNHK杯だけでも行きたい。地元なんだぞ…。もしチケット取れなかったらグリーンアリーナでバイトしようとか思ってたけど、それだと競技見られねーじゃん、と気付いてやめた(笑)←バーーーカ

パレードのことは書いたので、園遊会とか表彰式とかについて。園遊会のニュースをこんなに食い入るように見たのは四年ぶりですねー(笑)。両陛下のお優しい声に答える羽生君の姿、ついに実現したダブル羽生、和田アキ子に自撮りレクチャー、みんなとっくにもう知ってたけどやっぱりツイッター見てるの確定、等々、わりと情報量の多い園遊会だったような。てか羽生君のニュースなのか?ってくらい羽生君のこと取り上げられてたな…。
首相官邸に入っていく羽生君は「即位されましたっけ?」と思わず尋ねてしまったくらいの貫禄というか違和感の無さでした…。羽生君が国家元首を務める国には移住希望者が殺到するでしょう…。もちろん私も移住希望。えっ、審査に通らない?そんなあ(泣)←予想通り過ぎ←てか何このしょうもないネタ
かと思ったら中学生みたいなハードル跳びを披露してたりね(笑)。この「普通の羽生君」が失われないところが彼のいちばんの良さかもしれない。足の回復は順調そうでそれも良かった。5回転発言にはさすがに面食らったが、やっぱりトゥループかな、意外とサルコウいけたりして、なんてすぐ冷静に予想するあたりこれだから調教されたファンは…(笑)。

んで結構取り上げられてた「羽生君は自転車に乗れない」。前にもチラッと聞いたことはあった気がしたが、気のせいだっけ、何だったっけ…。単純に日常生活で乗る機会が無かっただけで、練習すればすぐ乗れるようになるんじゃないかと思うんだけどなあ。何故って私でも乗れるから(汗)。
実は私の通ってた小学校には「自転車免許テスト」なるものがあって、自転車に乗れるようになるまでは学校卒業できないくらいの勢いで必ずテストを受けなければならなかったのです。筆記は一発合格したけれど実技は最後のひとりになるまで受からず、衆人環視の中延々と試験を受けさせられる屈辱は今でも覚えてます(血涙)。私とは逆に実技は一発だったにも関わらず最後まで筆記に合格しなかった男子がいて、お互い替え玉すれば早かったのに、と今も思いますが←バレるわ
おかげで今でも自転車には乗れますが(水泳と自転車は一度覚えると一生忘れないと聞いた。ホントかな?)、私は逆上がりも二重跳びもたぶん一度もできたことがなく跳び箱もまともに跳べなかったようなはっきり言って絶望的な運動神経の持ち主なので、その私が乗れるようになったくらいなのだから羽生君の身体能力をもってすればわけもないような気はします。
ただ、自転車に乗れないという方は実際にいるし、スポーツ万能なのに何故か泳げない人も実際にいる。「運動神経が絶望的過ぎて組体操で組む相手がいなかった」というレベルの私が自転車と水泳だけは人並みに覚えられたことを考え合わせると、もしかしたらこのふたつは運動神経と別の要素が重要だったりするのかなあ、なんて予想してみる。そんなん無いでしょうけど、きっと。
しかし、ワイドショーのスタジオ等々が「自転車乗れないなんてかわいい…」という空気だったので、これはこれで彼の人気が上がっただけな気も(笑)。

そしてファンタジー・オン・アイスにやっぱり羽生君出演!幕張と金沢しか発表されてないが、たぶん少なくとも神戸は出ると思う。ファンタジーには2010年からずっと鑑賞に出向いているので、どこか一ヶ所だけでもどうしても行きたいんだけど現状不可能過ぎて血を吐いてます…。見ればわかりますがこのブログ、アイスショー旅日記がメインなので、全然旅日記がつけられないこの状況ではブログが終了してしまうのですが(泣)。時間はいくらでも作れますけど諭吉が迷子になったらしくて帰ってこないんです。うちの諭吉知りませんか。え、元々うちの子じゃない?いやいやそこを何とか言いくるめて←絶望

さて、おかげさまで今月も、先月のアクセス数を少しだけですが更新しそうです。てか、しました。もちろんごくごくわずかな数字ですけどね。
少し前からチラッと考えていたことではありますが、そういうご意見をいただいたこともあり、このブログをフィギュアスケートの感想文だけに特化したブログに変更しようかな、とちょっと思案中です。フィギュアスケートのブログとそれ以外のブログに分割する、といったイメージですね。
と言っても既に7割くらいがスケートの記事なので、わざわざ分けてもあまり変わらない気もするし、ブログ開設にあたって唯一私が決めていたのが「できるところまで毎日更新しよう」ということだったので、前述した通り全然旅にも出られない状況が続くと書くことがなくなっちゃって更新できなくなるじゃん、という不安が…。平日はスケートの記事、週末はそれ以外、みたいな感じで更新してもいいかなとイメージはしてるんだけど、それなら今まで通りひとつのブログにしといても一緒じゃねーかな、と思ったり(汗)。分割するっても過去の記事はどうやって分割させりゃいいのかわかんないし…。
もうひとつ、ほかの人のブログやらツイッターやらでもそうなんだけど、その人の人となりがわかるような内容がたまに混ざってる方が個人的には面白い、ってのがありますね。趣味嗜好や考え方の方向性が別の方面からも伺い知れて、その人が主に書いてる内容について判断材料が増える。少々盲目的なのか、一貫性があるのか。好きなことに関しては気分良く記事が書けても、そうでもない内容の料理の仕方に本当のその人が見えたりとか。単純に「この人これも好きなんだ、親近感湧くなあ」って思えたりとかさ。
だから、ひとつのテーマについてしか書かれてないブログより多少雑多な方が好きだったりはします。ブログに情報を求める人はそうじゃないだろうけど、ブログに情報を求めるのは個人的にはいちばん最後なので。まず一次情報に複数当たるのが情報検索の基本じゃないのかな、違うかな…。ブログしか引っ掛からない場合はしょうがないけど。ブログなんて誰が書いてるかわからないものをひとつだけ見て情報源としてあっさり信じるのは「騙してください」と言ってるようなものだと思いますよ。一次情報だからって正しいわけじゃないけどさ。だから必ず複数の情報源を探すのですよね。
そんなわけで、現状ちょっと考えてる、程度ではありますが、将来的にはブログを分割することも視野には入れてる、とメモ代わりに書き付けておきます。もしこの件についてご意見があれば、こそっと教えていただければ嬉しいかも。

これから3ヶ月くらいは毎週アイスショーが行われるので、フィギュアスケートファンには熱い季節が続きますね。私もどこかには足を運びたいです(泣)。高島屋の展示もものっそ見たい!(泣)諭吉が振り向いてくれません!諭吉!こっち向いて諭吉!金のモールいっぱいつけたうちわ振ったら振り向いてくれる?←無理

「フィギュアリクエスト企画 もう一度観たいあの演技 第1弾」雑感③

長い長い感想文も本日が最終回。ではでは早速。


羽生結弦
2014年 カップ・オブ・チャイナ
フリー

私にとっては特別なプログラム。この時の様々については過去にも何度か書いてるので、最後にリンクを貼っておこうと思うけど、その頃の気持ちと今の気持ちは何一つ変わってない。羽生君は何も間違ったことはしていない。ひとつだけ間違いがあったとすれば、彼の持つ影響力がおそらく彼が思っている以上に大きくなっていたことを把握していなかったという認識不足だけ。ただ、それは彼でなくても予想外だったことかもしれない。あの時に噴き出した批判や悪意の数々に、私は今も強い不快感を抱いている。自分の物差しでしか物事を測れず、事実も確かめず、19歳の青年の決死の想いや努力を汲み取ることもなく、自分が好きで見ているはずの競技に携わる人々を信じることもない人間たちのその声は、ファントムよりもずっと狂気じみていて恐ろしかった。
上海のリンクに現れた「本物のファントム」。羽生結弦という理性的な人物がたった一度だけ人間の境界から出て見せた純粋な狂気。歌い始めた時は本気でゾッとした。本当の羽生結弦があの日のあのリンクにいたように今は思う。もうあのファントムは二度と現れないだろう。どれだけ批判されようと、あの日見た幻を私は忘れない。
羽生君の涙は何度も見てきたけれど、泣き声を上げているのを聞いたのはこの時だけだったように記憶している。彼のスケートへの強い想いをあの時以上に感じたことはなかった。実はフルで見たのは生放送当時以来だったのだが、何故私がこの選手に惹かれたのか、その答えをこの時に掴んだのだと、改めて感じることとなった。リクエストしてくださった皆さん、ありがとう。もう一度見られて良かった。


宮原知子
2015年 国別対抗戦
フリー

ミスサイゴン。これ好きだったな。彼女のプログラムでもしかしたらいちばん好きかも。
国別だから応援席が楽しいことに。でもこの年はまだ比較的おとなしめ?


浅田真央
2015年 カップ・オブ・チャイナ
ショートプログラム

真央ちゃんのシーズンは平昌まで続くんだろうとこれ見た時は思ったけどね…。楽しそうな真央ちゃんっていちばん見てて幸せになれる。


高橋大輔
2009年 グランプリファイナル
ショートプログラム

高橋君の演技に私が本当に注目するようになったのはこのシーズンからだと思う。あの怪我以降彼は変わった。そしてこの素晴らしいプログラム。高橋君の代表作であるとともに宮本賢二の最高傑作でもあるだろうなあ。


無良崇人
2014年 スケートカナダ
フリー

これは本当に素晴らしい演技だった。無良君の演技でいちばんくらいに印象に残ってる。キスクラの涙も含めて…。泣いてないでみんなに挨拶を、ってな感じのことお父さんに言われてたのね。それは当時気付かなかったかも。
このファントムは残酷なことしそうにもないな。衣装もこっちのバージョンがノーブルで好きでした。


宇野昌磨
2015年 グランプリファイナル
フリー

まだ残る幼さと衣装の色のせいか、森の妖精っぽさがプログラムの前半には滲み出ている、ような気がする。でも後半になると妖精から王者に。2年経って完全に王になったな、と今見ると感慨深いものがあります。


羽生結弦
2015年 グランプリファイナル
ショートプログラム

この番組、初回の放送は2016年か2017年の9月までに放送されたのかな。世界最高点はご本人が更新なさったよ、同じバラードで…。最初に見た頃はこんな難しいプログラム大丈夫か、鬼だよジェフ、なんて思ったものだが、完全に自分のプログラムにしちゃったよね羽生君。


羽生結弦
2015年 グランプリファイナル
フリー

何度も何度も書いてますが私はSEIMEIが大好きです。そのSEIMEIの完成度が最も高かったのがやはりこの時ですかね。何せ当時の世界最高点ですよ。バルセロナのこの氷が好きだって言ってたような記憶があるので、全部の試合をバルセロナでやったらそのうち400点くらい出してたかもしれないよ羽生君←無茶言うな
羽生君の涙に何度目かわからないもらい泣き。ものすごいプレッシャーだっただろうな…。来シーズンからルールが改正されるという話ですし、この時の合計点はもう更新されることはないかもしれませんね。本当に、我々はなんて恐ろしい選手の現役時代に生きているんだろう。しかもこの選手は自分の国の人なんだよ。自分の国の言葉でインタビューも聞けるし話も理解できるんだよ。スケートファンとしてこれ以上に幸せなことってたぶんないよ。って最初の方でも似たようなこと書いてますが許してください(汗)。
何度見てても最後のルッツだけはやっぱり緊張しますがそれも許してください(笑)


以上で終了。番組のオープニングとエンディングには『The Final Time Traveler』が流れてました。この曲好きなんだよな。番組中はCMが一切なかったのですが、名演技揃いだったのでまったく厭きず、最後まで集中して見られました。何せビデオ的なものがないので、久しぶりに見る演技やもしかしたら初めてかもしれない演技が大半だったのですよ。とても充実した時間が過ごせました。テレ朝の持ってる映像だけなので、グランプリシリーズと国別だけなんだけど、それでも十分楽しめましたよ。いい時間だった…。

というわけで、最後にリンクを貼っておきます。探せばまだあるけど、長めに書いてるのはこのふたつかな。後者についてはこのブログでいちばん時間をかけた記事じゃないかと思います。昔書いた文章を載せる予定だったのですが、散々悩んだ結果、元々の内容を要約して別の記事に付け加えるという形にとどめました。要約ですが、私の気持ちが当時と同じことに変わりはないです。

usagipineapple.hatenablog.jp
usagipineapple.hatenablog.jp

「フィギュアリクエスト企画 もう一度観たいあの演技 第1弾」雑感②

昨日の続きです。ではでは早速どうぞ。


★オクサナ・ドムニナ&マキシム・シャバリン
2007年 グランプリファイナル
フリーダンス

何この教科書に載せたい仮面舞踏会。わしの観たいのはこれじゃよ感。衣装も完璧。この仮面舞踏会という曲は意外と滑る人選ぶかもね。華やかさと少しの翳りとが同居してないと様にならない気がする。


浅田真央
2007年 グランプリファイナル
フリー

も、ものすごい演技なんですけど…。叫んでいい?すげええええ!!
こんな衣装だったっけ、今見ると面白いデザイン。コーチがまだアルトゥニアンだった頃かあ、懐かしいな。


ユリア・リプニツカヤ
2013年 グランプリファイナル
フリー

これはずっともう一度見たかった。素晴らしいプログラムです。ビジュアル的にこれほど美しく説得力のあるプログラムはないんじゃないか。幼さの残る美少女のリプニツカヤがリンクに立っているだけで物語がもう始まっているように感じるほどだった。彼女が既に競技を引退してるなんて信じられないよ…。


★シュー・シェン&ホンボー・ツァオ
2009年 グランプリファイナル
フリー

好きなペアを一組だけ挙げろって言われたら自分は彼らかもしれない。ホンボーさんの何でも受け止められそうな安定感とか、リンクが広大な砂漠や雪原に見えてくるような演技の拡がりとか世界観とか。トゥーランドットと言われて最初に思い出すのも彼らかも。


高橋大輔
2006年 スケートカナダ
エキシビション

衣装派手だな、こんなんだったっけ?この頃の高橋君のイメージのままの人多そう。ジャンプが決まってなかったが、これひょっとしてステファンが演技内容が酷くてもう表彰台はないと思ったのか客席で余裕ぶっこいてたら優勝してて慌てて着替えに行った大会か?みんなすげー自爆だったかなんかで大波乱だったんじゃなかったっけ…。笑っちゃいけないんだけどあの時のステファンの慌てぶりは傑作だった…。


高橋大輔
2007年 スケートアメリカ
エキシビション

もう10年以上前なのか、この髪型が懐かしい感じ。高橋君のプログラムは振付した人の「高橋君大好き」感が滲み出てるのが面白い。またこういう野性味溢れるスケーターも出て来て欲しいですね。個人的にはリリカルなプログラムの高橋君が好きですけど。


町田樹
2010年 カップ・オブ・チャイナ
エキシビション

こういう普通の少年っぽい町田君が大好きだった。いつの間にか不思議なキャラになってたけど。それはそれで面白いし好きだけどね。このプログラム、疾走感がいいですね。


小塚崇彦
2010年 エリック・ボンパール
エキシビション

上手い、上手すぎる…。こういうゆったりした曲って滑る人をすごく選ぶと思うんだけど、全然気にならない。私は彼の滑りが大好きだった…。え、アンコールかと思ったらこれアンコールどころじゃなくもう一本あるのか?贅沢だなあ。ああ、見とれてたら終わっちゃったよ…。


キム・ヨナ
2008年 スケートアメリカ
ショートプログラム

うわあ、懐かしいなあ。だんだんとヨナの独壇場になり始めた頃だっけ。オーサーが細い(笑)。
私はヨナの演技も普通に楽しんでたけど、自国の選手に勝って欲しい人やしょうもないナショナリズムにかぶれた人など、ただ自分の不満の捌け口が欲しいだけで演技をちゃんと見てない人物があまりにも多くて心底うんざりだった。どんなに立派でもきちんとした人でも、この手の思想を軽くでも信奉していると気付いた時点でその人の評価が地に墜ちるくらい私はこの手の人たちが嫌いですが、それを決定的にしたのはヨナへの意味不明の悪意の数々でした。日本人として申し訳ない、という気持ちが彼女を見てると今も湧いてきます。
自分だって好き嫌いでしか演技を判断できてないしそれを隠そうともしないのに、ジャッジには贔屓だとかなんとかって不満タラッタラな人も多かったけど、お前のどこがスケートファンなんだよ、といつも思ってた。それはほかの選手への悪意にも言えることですけどね。ジャッジも人間だから間違うことも好みもあるだろうけど、基本的にジャッジを信じられない人間が見て楽しめる競技じゃないと思うのだが。楽しくないのに我慢して見て、やっぱり文句しか出てこないってしんどくないのかな。


中野友加里
2008年 スケートアメリカ
フリー

うわー、懐かしい!かわいい衣装も込みで好きだったなこれ。子供の頃にジゼルの物語を読んでかなり怖かった記憶があるんだけど、彼女のジゼルは終始明るいですね。明るい部分のジゼルなんだろうな。


安藤美姫
2008年 スケートアメリカ
フリー

そうか、彼女もこのシーズンはジゼルだったっけ。同じジゼルでも陽と陰という感じ。中野さんのジゼルは森の中でリスと戯れてるイメージだったけど、安藤さんのジゼルには確実にリスはいないな(汗)。むしろ私の記憶にある怖いジゼルそのもの。
ジャンプやっぱりうまいなあ。衣装も素敵、今見ると。衣装は全然覚えてなかったので今改めて見て新鮮な気持ち。


町田樹
2014年 スケートアメリカ
フリー

あああ、これか、第九か…。色々思い出しちゃって平常心ではいられなくなりそう(泣)。しかもこれ、なんて素晴らしく気合いの入ったいい演技…。町田君については実はジャンプが好きだったので、競技の演技を久しぶりに見られて幸せです。


まだまだ続きますが本日はここで終了。次回いよいよ最終回。せっかくなので最後までお付き合いいただれば私はとても嬉しい。

「フィギュアリクエスト企画 もう一度観たいあの演技 第1弾」雑感①

4月のCS無料放送の日は各局でフィギュアスケートに関する番組の放送がかぶりまくり、どれを見ようか結構真剣に悩みました(泣)。長年地上波しか見られずこれまでに見ていなかった番組がたくさん存在し、さらに録画もできない環境だったのでまたとない機会だったのです。半日以上ほぼぶっ続けでテレビを見たなんて人生初かもしれないよ…。無音だと逆に集中できないことが多いのでいつもテレビは流してるんだけど、音が欲しいだけなので実はほとんど見ていないのです。いちばん好きなのはマラソン中継。あの淡々としたリズムが邪魔にならなくていいんだよねー。ドラマみたいに感情が吐露するタイプの音はちょっと苦手ですね。BGMとしては、ですが。

まずはスターズ・オン・アイスとテレ朝の番組がかぶっちゃったんですが、悩んだ末に表題のテレ朝の番組を選びました。過去の名演技を視聴者のリクエストを募って選んで流す、という趣旨の番組なのですが、上記の通り地上波しか見られず録画もほぼできず、しかも薄給なのに暇は一切ないという仕事をしていたため帰宅する頃には放送が終わっていたということもしばしば(泣)。そう、見てない試合が実は山程あるんです。ネット環境もしょぼいので視聴に関する環境はスケートファンの中でも長年最悪に近かったと思います…。
ソチ直後の世界選手権も実はほとんど見られなかった。今年の世界選手権見てて強烈に思い出しました…。私が手の抜けない性格だってこともまあ大きかったんですけど、あの頃から暗黒時代に確かに突入し始めてたのを今になってひしひしと感じる。そういう感じのことを手相鑑定で言われたことがありましてな。時期まで当たり過ぎてむっちゃ怖!今年その低迷期から完全に抜けるらしいので、マジでそれに賭けてますよ(血涙)。

そんなわけで、もしかしたら初めて見たかもしれない演技と、もう一度見られて嬉しかった演技が盛りだくさんでたいへん楽しく視聴できました。長いので、数日に分けて感想を載せていきます。よろしければ最後までお付き合いください。


浅田真央
2006年 スケートアメリカ
ショートプログラム

ノクターン。真央ちゃんはピアノ曲が似合うけど、この曲がいちばん彼女のイメージだなという気が個人的にはする。きらきらきらって音のとこが、なんかもう真央ちゃんの滑りから宝石がこぼれてるように思えてくるんですよ。伝わるかなこれ(汗)。まだ真央ちゃんが悩んでるような表情を見せなかった頃ですね…。本当にスケートが好きなんだな、という明るさだけがリンクを駆け抜けていた頃。懐かしいな…。


浅田真央
2013年 スケートアメリカ
ショートプログラム

再びノクターン。続けて見られるとは感激。同じ曲なんだけど、光の三原色だけだったのが一気に72色くらいに増えた感じ。ものすごく演技に拡がりが出ている。技術的な上達はもちろん、これが人生と年齢を重ねていくことなんだと、7年前の演技の直後に見るとはっきりとわかる。そうか、こういう見方ができるんだこの番組。これは面白いかも。


羽生結弦
2012年 スケートアメリカ
ショートプログラム

もはや知らない人はいないであろうプログラムとなったパリの散歩道。黒っぽいシャツで滑ってた頃ですね、懐かしい。まだあどけないのはあどけないけど、意外とあんまり顔変わってないなあ。
てかなんっじゃこりゃ!ジャンプ綺麗すぎでしょ…。スケーティングはこの頃に比べると今はもっと綺麗になった印象。ジェフの振付の才能おっそろしいとか思ってたっけ…。ああそうか、この頃から世界最高点更新の鬼が誕生しつつあったのか。もうホントあんた何なの。よく日本に生まれてくれたよこのスケーターが。羽生君を現役で応援できる人生ってたぶんフィギュアスケートファンとしては最高の幸せだと思ってます。


宇野昌磨
2015年 エリック・ボンパール
ショートプログラム

昌磨君のこのショート大好き。わあ、まだかわいいなあ顔立ち。そしてこれいい演技っすねえ。そうか、テロがあった時か…。
そう言えばさっきから解説が一切ないな。なので細かい技術的なことはわかんないんだけど、解説なしの演技は自分の想い出と感情が強めに呼び起こされて、これはこれで別の集中ができていいかも。


高橋大輔
2012年 国別対抗戦
フリー

よくこんな難しい曲で滑れるなって当時感心したんだよねえ。すごくファンのツボをついた振付がいっぱいで、それを舞台の一部のようにこなしてる。ジャッジもあんな風に目の前で微笑まれたら加点ボタン押しちゃうよそりゃあ(笑)。
いやあ、いい演技でしたねえ。いい時の高橋君そのもののといった感じ。各国の応援席の様子も素晴らしい。ホントもうファン同士で争うのはやめよう…。


宮原知子
2015年 グランプリファイナル
フリー

当時このプログラム苦手だったんだよね、ごめんね…。ほとんどミスしないという安心感はあったけど、同時に彼女を見てるといつも不安だった。その頃の不安感が今はもうまったくない。今シーズン(もう昨シーズン?でも区切りは6月としたらまだだよな)いちばん進化したスケーターじゃないかな、と個人的に思ってます。


町田樹
2012年 スケートアメリカ
フリー

火の鳥。これ優勝した時だっけ、いや違うやこの時は3位で、優勝したのはカップ・オブ・チャイナですね、すみません。当時の新聞記事は大事にスクラップしてる。広島はな、一面だったからな。グランプリシリーズの優勝で一面だったからな!文句あるか、これが広島だ!
笑顔で滑ってるし、見ててワクワクするいい演技っすなあ。この時にも出ていた独特の味が、だんだんとさらに独特な方向に進み始める直前という感じ。


鈴木明子
2009年 カップ・オブ・チャイナ
フリー

衣装がダメって解説に言われてたのこの時だっけ…。結局変えたよね確か。当時はかわいい衣装にも見えたけど、確かにダメというか線が綺麗には見えないかも、と今見るとちょっと思う。しかしいい演技っすなー。あっという間に終わっちゃったよ。


羽生結弦
2013年 グランプリファイナル
フリー

こりゃオリンピックは羽生君が金メダルじゃないかって当時見てて思ったやつだな。完全に勝つ選手のオーラが出てた。最後はもうへろへろの羽生君、懐かしい…。少年と少女の同居したこの繊細で魔性を感じる雰囲気、それなのにこの肝の座り方。規格外の化け物が日本に生まれたことをまざまざと見せつけられた。パトリックはさぞ恐怖だったろうな、って正直同情するほどだったよ…。はあ、福岡行きたかったなあ。今も後悔してる…。


★タニス・べルビン&ベンジャミン・アゴスト
2007年 グランプリファイナル
オリジナルダンス

べルビンかわいすぎ。何着ててもかわいい…。てかこれ競技だよね、帽子かぶってるプログラムってめちゃ斬新やん。んで、たぶん初めて見るなこの演技。アイスダンスはもうこの頃には放送されないターンでしたっけ…。ちょっともう記憶曖昧だけど…。


長いのでここで一旦終了。続きはまた明日。

君を育む青空が、いつだってスタート

一足早い夏の訪れのような1日に、東北の青空の下でその人は優しいその腕を振っていた。
故郷に戻ってきた王者を讃えるパレード。そう、羽生結弦の2連覇を祝したパレードが4月22日、仙台で行われたのである。

続々と北の地に集結するファンを、私は羨ましく眺めていた。平昌で羽生君の優勝が決まった瞬間から、今度こそパレードを現地で見たいと強く思っていたけれど、私の現状ではおそらく不可能だろうということもどこかで悟っていた。せっかく地元から航空機の直通便もあるし、親戚も知人もかの地には住んでいる。時間と金銭的余裕さえあれば、どうにでもなるはずだった。後者をクリア出来ずに、様々なことを諦め続けてもう何年になるだろう。ずっと最低限の生活すらギリギリ、という毎日を送ってきたけれど、そのダメージはあまりにも大きかったようだ。

しかし天は私を完全に見捨てたわけではなかったらしい。なんと、NHKがパレードの様子を全国中継するというではないか。
えっっっっ、リーグ連覇したカープのパレードすら中国地方だけでしたよね生中継?羽生君ひとりで全国中継って!えええええ!?えええええええええ!!??
…教育以外全局で生中継していた広島県を「控えめに言って狂ってますよね」と評していた人は私以外にもたくさんいたが(※広島県民)、もしかして我々狂ってないのかなこれ?これがスタンダードってことかな?なんか仙台でも便乗商法みたいなのいっぱいやってるみたいだし!大丈夫、広島県と全世界だけの違いだよ!良かったな我々!
…んなわけない(笑)。広島県民のカープへの熱狂ぶりはいちばん近い言葉を当てはめるなら「宗教」である。私は「地元の球団だからチェックはしてる」という程度だけど、やはり長年の暮らしの中で洗脳…もとい(笑)、自然に染み付いた何かをかなり感じてはいる…。まあ熱中できるものがあるのはいいことですよ。みんなで盛り上がれるし、楽しいじゃん。それに、黒田の引退セレモニーの感動は生中継の威力だと本当に思ったよ。演出の差し挟まれる余地のない、ただ純粋に素晴らしい映像だった。

しかし、これがオリンピックの力か。フィギュアスケートのシングル競技でオリンピックを連覇するのが如何に困難かということは「66年振り」という数字からして明らかで、その偉業に対して全国でお祝いする価値があると判断するのは何もおかしくないだろう。そこに羽生結弦という人物の膨れ上がる人気が加わる。世界に名の知られた日本人は何人もいるし、一般層にも大人気となったスケーターもたくさんいるけど、羽生君の人気はそれらとはまた違う、ちょっと過去に経験したことのない段階に進んでいる気がする。こんなコンテンツを見逃すほど皆愚かではあるまい。

そんなわけで、中継の随分前からそわそわとテレビの前でスタンバイ。でもねー、実はサブチャンネルの刑に処せられた地なんだよねー、ここ…。元々の放送予定があってしょうがなかったんだろうけど、画質…。落ちるよねきっと(血涙)。

はてさて放送が開始。やっぱり画質…(泣)。もうしょうがない、ソチの時はこんな中継なんて無かったもん、見られるだけマシ。
「ホテル取れなくて今日来た」って言ってる小塚君に「改めてすげえ騒ぎだし経済効果だな」とうっすら感心してるうちに出発式?が始まる。こんにちはー、って、やると思ったけどなんだこれかわいいな。もう負けたよ…。
お皿とかお米とかオルゴールとか、次々贈呈される羽生君。お米四年分…。ここまでハッキリ次も、って方々から期待される人あんまりいないような…。

そしてパレードが開始。おお、SEIMEIとロミオとジュリエットを演奏しながらなんだ。勇ましくていいね。
んでこれ…。カープのパレードくらい人いない?公式発表では10万8千人だったそうだけど、正直もっといるように見えた。カープのパレードはもっと距離があったから、距離が短い分ギュッと人が詰まっててそう感じたのかもしれない。パレードの距離も人数もカープは羽生君のだいたい3倍だったはずなので、そう考えると私の抱いた感想もあながち間違いではなかったのかも…。
しかし歓声が黄色い。ジャニーズのライブってこんな感じなのかな?(行ったことない)フィギュアスケートのファンは女性が多いからこうなるだろうけど。SEIMEIポーズは分かるがあっかんべーは何でやってたの?(笑)うちわアピールか?羽生君メガネ男子だけど、実は目はいいのだろうか?

テレビ中継が終了したあとはネットで配信された映像をガン見してたんですが、すげーな野外ライブみたいだな、という感想は最後には「むしろこれ戴冠式」「祝賀通り越して建国パレード」に変わっていた…。ものすごい熱気が画面越しからでも伝わりました。この人一体どこまで行くんだろう。この閉塞した時代に、神はわざわざ日本を選んでこの宝物を与えてくれたんだという気がしてならない。彼がこれからどうするかはわからないけど、一スケートファンとして、後悔することのないように彼の物語を追っていきたい。

記者会見までガン見して、この熱い熱い1日は終了した。いや、まだ終わってない。ニュース番組をひたすらザッピングして最後まで見終わるまでが遠足←録画機器がない←そして遠足ではない
かなり気温が高かったようですが、羽生君、日に焼けて肌が痛くなったりしてないかな、とちょっと心配した。私はちょっと焼けるとすぐにヒリヒリして痛くなるタイプなので。羽生君が同じかどうかわかんないけどさ。正直羽生君と張れるのは色の白さくらいです←張り合う意味ねえええええ←北海道出身の知人が「北海道には色の白い人が確かに多いけどあなたほど白い人はそうそう歩いてません」という名言を残した時に初めて自分の白さに気付きました←ずっとどうでも良かった、今もどうでもいいがまあ話のネタにはなるよね

知っている顔を見つけたのであろう羽生君の、少年の素の顔を捉えた写真を温かい気持ちで眺めたりして、スケートファンとしてこんな選手に出会えるのは最高の幸せだな、と改めて思ったのですけど、同時にめちゃくちゃ悔しくも思いました。
…行きたかったわ、私だって。現地でおめでとうって叫びたかったわ。てかそのつもりでおったんじゃ。平昌同様そこまで計画に入れとったんじゃ。貧民過ぎてどうにもならんかったんじゃ!!ホントははらわた煮えくり返るほど悔しいんじゃーーーーーー!!!

こういうモードの時は私は悔しすぎて情報をシャットダウンしてしまうタイプなのだが、今回はしっかりこの目に焼き付けようと誓っていた。この悔しさを忘れないために。絶対に今の状況を脱出するために。脱出どころか、もっと遠くまで行くために。今はまだ何も見えないし、きっと夢を語れば語るほど笑われてしまうけど。何となく四年単位で物事を考えてしまうのはフィギュアスケートファンにはよくあるんじゃないかと思うけど(笑)、四年後には追いたいものを好きなだけ追える自分になってやる。今日がそのスタートだ。

滅多に飲まない酒を口にして、案の定すぐ回ってくらくらする頭でこれを書いてる。缶チューハイ一本ですぐ酔えるんだから安いよな(笑)。これはあることへの自分へのお祝いであり、羽生君をお祝いする気持ちの表れでもある。どうせどこかで深淵に飲み込まれてぷっつり終わるだろうと、夢も希望も目標も抱いたことのなかった私の人生のテンションが、地に落ちたままの日々は今日で終わり。またすぐに心折れるかもしれないけどね(笑)。

しかし、羽生君におめでとうって言いたいとか口にはするものの、いざ本人が目の前にいたら「私のようなふざけた者がファンだなどと申し上げてたいへん申し訳ございません」とダッシュで逃げてしまうのが私なのである。逃げるならまだいい、手を振ってもらったりしても完全に固まってしまって一切反応できないタイプ(泣)。違うの嫌いなんじゃないの、むしろその逆なんだよう(号泣)。なので家でのんびり見てるのが性に合ってるというのが本当のところかもしれない(汗)。
いやいや、堂々と「ファンです」って言える自分にこれからなったらいいんだよな。ホントもう色々今更なんだけど、この足が動くと信じて私は地平線まで走っていくよ。いつか堂々と、大ファンですって言えますように。その日が来ても来なくても、いつまでも応援しています。本当におめでとう。遠く広島の地から、そっと叫んでます。


※羽生君と全然関係ないんですが急ぎなのでここで。数日前にブログをhttps化したのですが、その影響で過去記事へのリンクが相当数消えてしまっているようです。急ぎ手作業で修正しましたが、何せ600記事近くある上どれにリンク貼ったかなんていちいち覚えてないので(泣)抜けがあるかもしれません。原因はたぶん把握できたのでもう大丈夫だろうとは思うのですが…。もしお気付きの点があればご指摘いただければ幸いです。

特別編・サンフレッチェ広島対ヴァンフォーレ甲府③

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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キックオフは19時4分から。練習を終えた選手がいったん引っ込み、ユニフォームに着替えてまた入場。私の席の近くに入退場口があったのですが、選手の入退場の時だけ屋根みたいなものが前にせり出して通路になってました。
背も高く肩幅も広いサッカー選手の背中。男のスポーツって感じでワクワクする。本日のキックインセレモニーはこの人です、と紹介されて登場したのは町田君。そうです、町田君の出番はまだ終わってませんよ。
コールされるとすぐにボールをグラウンドに蹴り入れる町田君。コロコロと問題なく転がりボールはフィールドへ。緊張しただろうけど、大役お疲れ様でした。

キックインセレモニーの待機中だったかと思いますが、後ろ手に組んで真っ直ぐ立っている町田君の背中をガン見し放題。まさに夢のような席。ちょっと足が開いちゃうのはスケーターだからなのかな。そして奥にいる選手より手前にいる町田君の方が小さく見えるのは何故…。ていうかそれだけ町田君が小さ…ゲフンゲフン。
町田君の小柄さはキックインセレモニーのあと行われた記念撮影の際も顕著で、サンフレッチェの選手たちと並ぶと顔も背丈も「縮尺違う」と叫びそうになるくらいの差が。アイスショーでも小柄な町田君は見つけやすいんだけど、今日は小柄過ぎて埋もれてしまいそうな勢いでした…。町田君に限らずスケーターの男性は大柄ではないということをこの日改めて実感しましたよ。

撮影が終わると、町田君はグラウンドに一礼して入退場口へ消えて行きました。これで町田君の出番はすべて終了。この後は関係者席あたりで試合を観戦したのでしょうね。指定席の上の方がそうなのかなあと勝手に想像してなんとなく見上げてみたけど、もちろんわかんなかったです。偉い人は上の方にいるんだろうって勝手に思っただけなんでたぶん全然関係ないし←無茶苦茶だなおい…

さて、試合は滞りなくキックオフ。前半21分くらいに甲府の10番・クリスティアーノが得点して甲府が先制。この甲府の10番明らかに動きが良くてその後もボールが渡るたびにヒヤヒヤ。サンフレッチェも何度となく攻めるんだけど、甲府の固い守りをなかなか崩せない。素人にも攻めあぐねてるのが見て取れる感じ。しかも甲府サンフレッチェのキーパーに跳び蹴りだかなんだかをかまして(もちろんわざとではないのでしょうが)レッドカード一発退場。キーパーはなかなか立ち上がれなくて、担架が出動しかけたところでOKサインが出て試合続行してたけど、正直大丈夫だったんだろうか。そんなわけで10人に減った甲府に対して得点のチャンスを掴めないまま前半が終了。

ハーフタイムにはプレゼントの抽選が。広島⇔東京航空券、超欲しい。パン詰め合わせでもいい。当たるわけなかったけど(笑)。しかし豪華なプレゼントですね。アイスショーなら考えられません。サッカーはメジャースポーツなんだなあ、と改めて実感。規模が違う。
さらに花火の打ち上げも。前日に毎年恒例の宇品の花火大会が開催されてたが、あれと比べるともちろん派手ではないけど目の前なので臨場感があって楽しい。最後の花火は星のかけらのようにキラキラと余韻を残して消えて行き、後ろで見ていた人が感動してました。
それにしても寒い。日が落ちてから明らかに寒い。念のために持ってきていたパーカーだけではしのげず、タオルを体に巻いたけどまだまだ寒い…。うどん食べたい…。

後半がスタート。相変わらず攻め続けるも得点の入らないサンフレッチェ。シュートはことごとくゴールポストを外れ、選手も3人交代したけどそれでも点が取れない。ワールドカップ代表に選出されなかったことを不思議がられたという佐藤寿人選手をいの一番に交代させた時は負けてるのに?と疑問だったけど、どうやら怪我をしてたらしいですね。ちなみに我々の席はなかなかの監督ガン見席でした。森保監督はテレビと同じ顔でした。って当たり前(笑)。

明らかな負け試合ムードに、寒さもあってテンション下がりまくりの私も無口になり、はよせえや、と客席から罵声が飛び、客もそろそろキレ始めて重苦しい空気になってきた頃、何度目かのチャンスで甲府のゴールを攻めるサンフレッチェ。客席からは祈るような手拍子。もちろん我々も参加。もうこれを逃したらチャンスはないと観客も察していたのでしょう。ファンと選手の心がひとつになる瞬間。

もう後半40分を回ってたと思います。ついに、ついにサンフレッチェが得点!客席は大歓喜、重い空気が一気に吹っ飛びました。さあもう1点、と誰かが呟いていましたが、試合はそのまま動くことなく終了。結局1対1の引き分けでした。
聞くところによると、サンフレッチェ甲府が苦手なんだそうです。確かにそんな感じがしなくもなかったです。勝てなかったのは残念だったけど、負けなくて良かったのかもしれません。町田君がカープの解説に来た時はそれまでの連敗が嘘のように快勝したので、サンフレッチェもそうなって欲しかったんですけどね。

試合終了後、本日のMVP?の発表。最後に点を入れたサンフレッチェの選手でした。個人的には甲府の10番じゃ?と思ったけど、でも確かにあのどんよりした空気を一変させた彼のゴールが最もふさわしかったように思います。
その甲府の10番は、甲府の応援席に挨拶した後入退場口の方へ歩いてきました。我々の近くに座っていたどこぞのお父さんが「クリスティアーノ!ナイスプレー!」と声をかけると、お?という感じでお父さんの方を見ていました。その後、トイレにでも行ってたらしい子供が戻ってくると、「お父さんクリスティアーノに挨拶したよ!」と上機嫌で自慢。
…私的今日のMVPはあなたですお父さん。何子供よりはしゃいでんですか。ありがとう面白かったわ(笑)

電光掲示板には本日の来場者数が発表されてました。15101人だそうです。日曜日だし、サンフレッチェ側は結構埋まってたけど甲府側はスッカスカだったのでこんなもの?それでも万は超えるのね、やっぱり規模が違うわ。
その後、出口の混雑が落ち着いた頃を見計らって外へ出たのですが、坂を下る行列の後ろで「今年はなかなか勝てんのー」とどこかのお父さんが嘆いていました。2連覇ですからねえ、どうしても期待が大きくなりますよね。町田君もサンフレッチェの活躍にパワーをもらったってどこかで言ってたし、今日のことがお互いの力になればいいなあ。

3年ぶりくらいにサッカー観戦に行きましたが、スケート鑑賞に慣れ過ぎてなんかいろいろ新鮮でした。前のめろうが飲み食いしようがポニーテールだろうが誰も怒らないし、甲府サンフレッチェも飛び跳ねながら立ち上がりながら全力で応援してるし、きっちり背中を座席につけて静かに鑑賞しなければならないアイスショーとのあまりの違いに、初めての観戦でもないのにカルチャーショック状態(笑)。開放的な気分になれましたわ。
選手の名前くらいは覚えて行こうと思っていたのですが、いろいろあって生きるのが精一杯状態だったのですみません(泣)。クリスティアーノだけは例のお父さんのおかげで覚えました(笑)。

いろいろあって(いずれ書くと思うけどその気力が湧くかどうかも今はわからない…)精神的ダメージが激しく、テンション下がりきったままでこの日を迎えてしまい、心から楽しめるのか実はかなり不安だったのですが、町田君の楽しそうな様子を見て、観戦の予定を入れておいて良かったな、としみじみと思ったのでした。今シーズン国内で見られる町田君の試合は全日本くらいかなあ。メダリスト・オン・アイスは行きたいけど長野なんだよねー。遠い。本命が来るなら這ってでも行ってたけど、今年はその元気が湧いてくるだろうか…。

町田君は翌日午前中に広島県庁を訪問し、その日の夜には新プログラムの振付のためアメリカへ飛び立ったようです。県庁訪問の様子はNHKと広テレ、サンフレッチェの試合に町田君が登場した様子はRCCと広テレが放送してました。ほかにもやってたかもしれないけど私が確認できたのはこれだけ。最初で最後のオリンピックだとソチを指して語っていた町田君が、4年後のオリンピックも視野に入れ始めたことを最後に表明した今回の広島凱旋。先のことはきっと町田君にもわからないんだろうけど、また4年間応援できるならこんなに嬉しいことはない。いつかまた戻ってきてね町田君。広島のファンはいつだって応援しているよ。

※筆者のサッカーの知識は「キャプテン翼は全巻持ってる、でもオフサイドの意味はいまだにわからない」というレベルなのでいろいろ適当に読み飛ばしてください。って最初に言えよそれ(汗)

ー完ー

2018年追記:
色々悩んだ末にお蔵入りにするつもりだった記事です。内容がどうって言うよりも私が思い出したくないことを色々連想してしまって…。町田君には一切関係ないことなんですけどね(泣)。サッカー観戦も楽しかったし、記事は丁寧に書いてるかなと修正しながら思ったのでそういう意味では問題はないはずなんですけど…。これが皆様の目に触れているということは、私の気が変わったということです。この追記を書いている今は、実はお蔵入りさせるつもりでとりあえず修正だけはしてみた、という状況だったりします。
最後の方で、四年後のオリンピックがどうのこうのって記述があるけど、何をもって私がそう判断したのかはちょっと記憶になし。まだこの頃には先のことは固まってなかったのかもしれないですね。ああ、やっぱりちょっと寂しくなってしまうな。この次に私が町田君を肉眼で見たのは、長野のメダリスト・オン・アイスだったから…。
全然アイスショーでも旅日記でもないんですけど、年代別にも整理しておきたかったのでそのカテゴリーも加えてます。誰も気にしてないとは思うけどね…。

特別編・サンフレッチェ広島対ヴァンフォーレ甲府②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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前を行くサッカー観戦にそぐわない気合いの入った格好のお姉さんたちが手にしてるブックカバーを羨ましく眺めながらスタジアム内部へ。開ける視界。日差しと青空。数年ぶりのビッグアーチ

席に着いて愕然。スケートで言えば「ロングサイド中央」と呼ばれるのであろうたいへん見やすい席なんですけど。席が選べる場合私なら少々後ろでも積極的に選んでしまうような位置。素晴らしい。試合もよく見えるだろうし楽しみ。
時間的に指定席にはまだ空席が多かったのですが、とあるブロックだけやたらぎっちり女性客で埋まっている。あそこ町田樹シート。絶っっ対町田樹シート。わかりやすすぎ(笑)。しかし町田樹シート、何故かアウェー側。人気を反映して途中から席を増やしたからなのだろうか。

それにしても暑い。西日直撃。陰になる座席にはもうかなり人がいたけど、指定席が空いてたのはこの強烈な日差しのせいかもしれない。日陰に避難しようとして時間を確かめると、今にもトークショーが始まりそう。諦めて西日に焼かれることにする(泣)。

そしてついにその時が。町田君、グラウンドに登場!
…勢いが良すぎたのか、いきなりマイクのコードに引っかかる町田君。大丈夫か。かわいいんだけど←お前の頭は大丈夫か

町田君はサンフレッチェのユニフォームにジーンズ、赤いラインの入った白のスニーカー。ユニフォームは12番で「TATSUKI」と名前入り。すごくよく似合っていました。
細いですね、と驚いてみせる司会の男性。スケート靴を履くと10cmくらい高くなるので、と町田君。細くてスタイルもいいからテレビだと気付きにくいけど、町田君は確かに小さい。大柄なサッカー選手を見慣れていると余計にそう感じるかも。

今日は町田樹シートの方も来られてますが、と司会が振ると、町田シートの方へ手を振る町田君。くそう羨ましい。でもぶっちゃけこの席町田シートよりトークショー等々は見やすかったんじゃないかと思う。だからまあいいってことにしておこう。

小学生から大学生の途中までずっと広島で練習していた、リンクと学校と家しか行かない小学生だった、と町田君。何かスケートの技をやってみて欲しいとねだられ、その場で2回転ジャンプ。助走なしでも2回転くらいなら余裕なんだ、すごい。しかも美しいジャンプ。私が町田君のファンになったきっかけはその豪快なジャンプだったので、近くで見られて幸せ。

サッカーの経験は学校の授業くらいしかないそうですが、360°観客に囲まれているところがスケートとの共通点だ、と熱く語ってました。実際にはここ、「365°」って言っちゃってたらしいんですけど(笑)。屋外なのでよく聞こえませんでしたよ(泣)。
注目の選手は佐藤寿人選手だそうです。青山選手は高橋君の幼なじみ、という話にも司会が触れていました。5月にエクストラコールドバーの開店記念イベントで高橋君が広島に来た時、ちょうどワールドカップの代表が発表されたということもあって、高橋君は青山選手のことを随分聞かれてたみたいですね。

広島の食べ物はやはりお好み焼きともみじ饅頭がおすすめだとか。関東出身なので昔はお好み焼きと言えば関西風だったけど、今は関西にいてもひとりで広島風を食べて対抗してるそうです(笑)。「広島風」ってはっきり言ってるあたり、なんだかんだ言って町田君は広島の人なんだなあ、と微笑ましい気持ちになりました。広島以外の人ならここで「広島焼き」って言うでしょうから。各県による壮絶な町田争奪戦が勃発して久しいが、なんのかんのと広島が有利だなと本日実感。町田はどこにも渡さん(笑)

今後の予定はアメリカ大会とフランス大会(スケートアメリカとエリックボンパール)に出場、と司会から紹介があってトークショーは終了。話の順番はいい加減だしほかにも話してたことあった気がしますが、忘れてしまいましたすみません。

トークショーが終わると「私たちもサンフレッチェを応援します」といった感じのバナーを持った子供たちが登場。彼らはビッグウェーブで練習しているスケーター。リンクが閉鎖される時期は県外まで練習に行って帰宅が12時や1時になってしまう、そんな環境でも彼ら、彼女らは頑張ってます、と紹介する町田君。彼らを優しく誘導しながら、グラウンドの一周が始まります。時々飛び跳ねるかのように、楽しそうに走っていく町田君。その手はトークショーの時から町田君をガン見していたサンフレッチェのマスコット・フレッチェとつながれたまま。超ラブラブ。何やねんあのぬいぐるみ(笑)。
もう1匹のぬいぐるみ・サンチェがどこにもいないなと思っていたら、どうやら町田君への接近禁止命令が出てたらしく、でも嫉妬のあまりグラウンド周回中に殴りかかってきて追い払われたとかなんとか(笑)。何なのこの細かい寸劇(笑)。私の位置からはほとんど見えなくて残念でしたが。

町田君が近付くとどこの座席からも大きな歓声が上がってました。近くに来たら声をかけたり手を振ってください、とアナウンスがあったので、思いっ切り手を振ってみた。アイスショーなら絶対しないのにな(汗)。近くの席にお父さんと息子の親子連れが何組か座ってたんだけど、お父さんも「町田君ー!」って叫んでました。

それにしても、指定席は町田君目当てのファンでいっぱいで、町田君について盛り上がれるかなと期待していた私は全然そんな感じじゃないので拍子抜けでした。外れても指定席で来る猛者はおらんのかい。恐らくサンフレッチェも町田君も好きな地元の人はサンフレッチェファンが結集してるゴールの裏あたりで見てたんだと思う。そして同日に真央ちゃんのショーが大阪で開催されていたというのも大きかろう。これじゃあ猛者=私じゃないか、いやいるって絶対ほかにも(泣)。
やっぱり町田君に直接会えるっていう特典でもなければこんな山の中まで来ないんだな、ファン歴の浅い人も多そうだったし。それならもっと地元の人に当てて欲しかった。今年はオリンピック直後ということで日本はショーラッシュだったけど、それでも唯一何も開催されなかった地方が中四国だった。そしてそれは今に始まったことじゃない。地元なのに、広島の人は町田君の演技を見られる機会がない。たとえ競技が違っても、今日はその町田君が広島の人の前に登場する、恐らく今シーズン唯一の機会だった。だからもっと、広島で町田君を応援し続けてる人に当たって欲しかったんですよ。私は「来ないなら行く」というスタンスだからまだしも、行きたくてもショーに行けない人もいっぱいいるだろうと思うから。

試合開始まではまだ時間がありましたが、トッキュウジャーが登場したり(でも赤ひとりだけ)、選手の練習が始まったりしてぼんやり座っててもあまり飽きない。トイレも空いている。時間的にアイスショーならもう激混みのはず。それだけ男性客も多いってことですね。
日も傾きはじめ、指定席もそれなりに人で埋まり始めました。それでもすぐ前のあたりの席は最後まで誰もいなかったので快適。

意外と長くなったので、さらに以下後編。

特別編・サンフレッチェ広島対ヴァンフォーレ甲府①

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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いつもの旅日記特別編です。いつものって何?と思われた方は華麗にスルーしてください。そのいつものが完成の気配も見えない状態なのですが、今回は早く書き上げてしまえそうなので前後しますがこちらを先に仕上げてしまいます。

そんなわけで、サンフレッチェ広島ヴァンフォーレ甲府戦をビッグアーチで観戦してきました。理由は町田樹選手がゲストに招かれていたからです。それゆえの特別編。あ、よくわからない方はスルーで。スルーパスで←意味不明

町田君が参加するイベントは3つ。試合前のトークショーと場内一周、そしてキックインセレモニー。カープの試合では実況のゲストとしてでしたが、今回は観客の前に登場するタイプのゲストです。しかし今回の最大の目玉は別にありました。
町田君の来場に伴い、「町田樹シート」という特別席が販売されたのです。限定50席、のちに100席に倍増した町田樹シートの特典は、町田君からの招待状が届くこと、サイン入りの特製ブックカバーが貰えること、そしてそれを町田君本人から手渡ししてもらえること。お値段は6000円とサッカーのチケットとしては高額でしょうが、SS席の前売り価格は5300円なので、特典による上乗せ価格はたったの700円。アイスショーで同様の企画を行った場合はおそらくその4倍はすると思う。6000円なんてありえない。安過ぎる。アイスショーのせいで私の金銭感覚が崩壊してることをさっ引いても安い。

そりゃあ殺到するでしょう。増加の一途をたどる町田君ファンがこんな機会見逃すはずがない。なので当たらないだろうなと思いながら抽選に応募しましたが、まあ、かすりもしませんでしたね、見事に。どうやらかなりの競争率だったようで、全国から相当な応募があったと思われます。町田君に関しては地元の利で色々と情報は入りやすいし気軽に見に行ける機会もあったけど、本当に重要なチャンスは必ず逃してるんだよね(笑)。だから今回も無理だろうなと思っていました。

それでも町田樹シートに関係のないイベントはどこの席でも見られるし、競技は違うけど町田君がやっと地元に凱旋してくれる機会なので、最初から外れても普通にチケットを買って見に行くつもりでした。今年はスケート感謝祭にも参加できなかったから、町田君は地元でファンの前に直接姿を見せてくれる機会が全然なかったんですよね。
しかし、実を言うと過去2回のサッカー観戦は2回とも人様にくっついてっただけだったという自分。どうやってチケット買うのかわからない。どうせなら町田君がよく見える席がいいしきっちり調べてから買いに行かなければ、と思っていたら、やはり地元なだけあって詳しい人が見つかるもの。おかげで無事にSS席がゲットできました。どうせなら町田君の姿が少しでも見えやすいところで観戦したいもんね。

そんなこんなで当日。事情により朝早く家を出たのだが、出ると同時にゲリラ豪雨。予報では確かに雨が降るかもとは言ってたけど、傘以外の雨具を持ってないし取りに戻る時間もなかったので、もし試合中に降ったら諦めて自然に任せようと覚悟を決めてそのまま出先に向かいました。

キックオフは19時だけど、町田君イベントは18時前から始まるし、周辺は混雑するということで、余裕を持って少し早めに会場へ到着。3年ぶりくらいかな、ビッグアーチ

もう夕方だというのに突き刺すような日差し。暑いっていうか痛いんですけど。少し歩いただけで速攻ビッグアーチ内の食堂に避難し、ぽてりことソフトクリームを注文。屋外のテントの下で完食し、呉のゆるキャラと戯れる。今なら並ばずに買えます、焼きたてです、という叫びに負けてポルトガル風ソーセージも購入しこれまた完食。暑くて死にそうなのになんでそんな熱いものばっかり食べるのか。

そろそろいい時間になってきたので会場内へ。まずは手荷物検査、それからチケットを見せて入場。入場してすぐに今日のプログラムをもらえるんだけど、小さく町田君のことも載っていました。
もう町田君も会場入りしているんだろうな、などとドキドキしながら入場ゲートをくぐり、場内にもたくさん並んでいる出店を横目に見ながら入口を探していると、屋外を見つめているうっすらとした人だかりが目に入る。選手でも到着したのかな、と我々もそちらへ行ってみると、人々の目線はどうやら場内から階段を下りたところに建てられた白いテントに集まっている様子。テントの近くにははっきりとわかる人だかり。何をやっているのだろう、と上から眺めているうちにはっと気がつく。
そうか、あのテントはブックカバーの受け渡し場所なんだ。じゃあ今まさに勝ち組はエデンの東にいるんだな。人だかりは町田君のファンなんだろう。でもまあ全然関係ないかもしれないし、とりあえず確認だけしてみるか、とそっとテントに近づいてみる。
テントの奥にいる人物が何者なのかに気付くと速攻人だかりから離れる私。あのサラサラの黒髪と佇まい。あれは間違いなくサンフレッチェのユニフォームを着た町田君。まさか本当に受け渡し場所だったとは…。入場ゲートが分かれているので、指定席を買った人しかこのあたりには入れないのかもしれませんが、もっと人目に付かないような別室で行われるのかと思ってました。

ドキドキしながらもう一度テントの奥に目をやる。やっぱり町田君だ、間違いない。予想外の出来事に少々あわあわしていると、ブックカバーの受け渡しがちょうど終了したらしく、人だかりの前に町田君が現れた。拡声器を手に何か話していたけど、少し離れた場所にいたせいかよく聞こえませんでした(泣)。熱中症に気をつけて、などとおっしゃっていたらしい。
この人だかりは町田樹シートの当選者だったのか。たぶん私のようなたまたま遭遇したファンもそうでないファン(いわゆる出待ち入り待ち)も混じっていたのでしょうが、当選者でもないのにお言葉までいただいてしまってなんか申し訳ありません。よく聞こえなかったけど(泣)。

町田君の姿が見えなくなると人だかりも解散。我々も座席へ向かいます。
思ったより長くなったので、以下中編へ。

THE LEGENDS ~メダルウィナーズ・ガラ~ 2017雑感②

昨日の続きです。ショーですがちょうどいいカテゴリーがないのでテレビ観戦記に分類してます←たぶん気にする人いない
ではでは早速第二部スタート。


宮原知子
珍しくジャンプにミスが続いてる。転倒も2回。確か怪我で戦線離脱したのこのあとだよな。この時にはやっぱり影響出てたのかな、そうとしか思えん…。
フリープログラムを滑ってたけど、ショー用に縮めたものじゃなくてノーカットなのかな、何となくそんな感じだったけど…。この時もう怪我してたとしたらキツかったんじゃないかな…。


宇野昌磨
着氷はどれも詰まってたが4回転2本にトリプルアクセル。シーズン中のショーとは言え、このシーズンのショートプログラムとは言え、でもショーですよー!ショーですよおおおおお!このシーズン調子良かったもんなあ…。
彼も1年で大人の顔になってる。10代すげえ…。昌磨君のこのプログラム好きだよ←突然


キミー・マイズナー
最盛期は過ぎちゃったんだろうけど、スパイラル綺麗だったなあ。後半は前半よりもキレてた。長年姿を見てなかったキミーを今日1日で堪能できたよ。無料放送ありがとう…。


織田信成
『Storm』だあああああ!!!トリプルアクセルたっかい!!コンビネーションのセカンドは抜けたがたぶんミスはそれくらい。現役真っ青だよ、素晴らしいです…!
滑った直後に織田君のトークが。自分で解説してる(笑)。インタビューではお笑い芸人じゃなくスケーターとして認識して欲しいって。一度でも会場に足を運んだら絶対みんな嫌でも認識すると思うぞ。織田君の演技は是非是非ご自分の目で確かめてください。生で見るとまったく印象の変わるスケーターの二大巨頭だと個人的には思ってます。※もう一人はプルシェンコ


佐藤有香
月の光。いやー、もう見とれてしまうわ。ただ滑ってるだけでもこんなに美しいんだもんなあ…。滑りが美しくなければ引き立たない曲だって改めてはっきりわかった気がするよ…。


★エカテリーナ・ゴルデーワ&デヴィット・ペルティエ
あれ、サレーはどうした?たぶん色々あったんですね、うん…。
お互い引退してから組んでもこれだけの演技ができるなんて、さすが実力者同士。年齢考えるとすごいんだけど。特にゴルデーワ。『愛しのセルゲイ』読んだなあ。現役の頃はよく覚えてないんですけどね。すみません。


ジェフリー・バトル
ジャンプなくてもまったく遜色なく見られるスケーターってそうそういないと思うのよ。彼はその筆頭だよ。足元を見ているとそこからα波が立ち上ってくるようだ…(←意味不明)。ちょっとした動きすら音の一部。ああもうジェフのスケートまた見たいです見たいです←禁断症状(完治不能


メリル・デイヴィスチャーリー・ホワイト
今回いちばん楽しみにしてたのが彼らかな。ソチのフリーをポカーンとしながら見てたあの日を思い出したよ…。今回はショーサイズにしてあるのかな。
インタビューのメリルの声かわいい。チャーリーは存在がかわいい←黙れ


荒川静香
ラストを飾るにふさわしいトゥーランドット。ショー用にアレンジしてあると思うが、やっぱりあのオリンピックの熱狂を思い出すなあ。トリノのフリーは確か早朝だったよね。フィニッシュすげえええ!相変わらず細いけど、一時のようなガリガリした感じじゃないのでちょっと安心する。


★フィナーレ
お洒落なナンバーだなあ、これだけでも見に来た甲斐がありそうな。荒川さんがもう着替えててすげー…。
周回後はあっさりと終了。ジャンプ大会とかやんないのね。すみません、普段ファンタジー・オン・アイスばっか行ってるもので←色々行きたいのだが資金が足りなさすぎて断念せざるを得ないのですよ(泣)


まだ随分放送時間あるけど、と思ってたら、日本人スケーターの演技が再び流れるらしい。解説なしのノーカットでもう一度見せてくれる模様。うん、解説がないと少しだけ会場と同じ感覚で見られるからこれはこれでいいな。演技によっては解説が邪魔でしょうがないことも多いしね。その世界に浸りたい時もあるよね。

以上でショーは終了。今年も開催されるようですがどうせ見に行けないと思うとつらい気持ち(泣)。掲載する頃にはもう終わっちゃってるかな。ああ、来年もまたあるのなら今度こそ見に行けますように…。

高橋君の番組はさすがに疲れてちょっと流し見だったんですが(うおおおごめんよおおお…泣)、ジェフとの振付シーンはガン見してしまった。現役時代はいつもトップを争ってた、個性の全然違う二人の滑りが同時に見られるなんてどれだけ贅沢なんだろう。ジェフやっぱり上手い…。おまけに歌も結構上手じゃないですか?(笑)
あと、高橋君の「バリかわいい」が気になった。方言?(笑)こちらでは日常的に使用しますが←広島です←でも私は幼少期に関西にいたせいか広島ネイティブに比べるとやっぱり下手みたいですよ広島弁

THE LEGENDS ~メダルウィナーズ・ガラ~ 2017雑感①

CS無料放送の日に2年分のメダル・ウィナーズ・オープンと合わせてぶっ続けで7時間くらい放送してくれたので、チケットも買えずテレビも見られずに長年泣いていたところ、ようやく視聴することができました。ありがとうTBS…。そのあとの高橋君の番組まで結局全部見たよ(涙)。

放送時間が三時間くらいあるのだが、一体どれだけノーカットなんだとドキドキしながら視聴開始。
あれ、競技形式はもうやめちゃったのか?タイトルが似てるだけで普通のショーになったのかな。主要大会のメダリストがたくさん出てるからこのタイトルってことなのかしら。


★オープニング
和太鼓の曲でお正月っぽい雰囲気。1月に開催されたんでしたっけね。シンプルな黒の衣装で、皆二の腕を出している。女子の衣装は基本腕が出てるけど、男子はあんまり晒さないのでちょっとドキドキですね(汗)。


高橋成美柴田嶺
成美ちゃん久しぶりに見たな…。柴田君、もっとほっそかった気がするのにすっかりたくましくなってて、ペアの選手になったんだなってしみじみと思った。スロージャンプの転倒が痛そうだった(泣)。そう言えばこの二人のペアの演技ほとんど見たことがないはず…。これからもたくさん演技が流れるように頑張って欲しいなあ。


田中刑事
ショー直前の年末に大阪で開催された全日本を見に行ったんだけど、その時の刑事君の調子そのままという感じだった。かっこよかった…。この時は作りたてだったんですねこのプログラム。知らなかったよ。インタビューでのオリンピックへの意気込み、今聞くと感慨深い…。


三原舞依
この1年であっという間に大人になったんだなって顔立ちにも演技にも感じられた。今見るとまだあどけなくてかわいらしい。たった1年なのにね。メダル・ウィナーズ・オープンを見たあとだと現役選手の体のキレの素晴らしさを思い知るなあ…。


★ライアン・ブラッドリー
おおお、個人的には超お久しぶりです。「ステファンとCMで共演してた」って言われただけで通じるあなたはたぶんそこそこオールドファンですね(笑)。
楽しそうでいいプログラム。ショーにはぴったりじゃないかな。おおおバックフリップも!


樋口新葉
三原さん同様、1年であっという間に大人になってるなあと今見るとしみじみ。彼女のバレエジャンプ迫力あっていいよね。


★キンバリー・ナバーロ&ブレント・ボメントリー
すみません、初めて演技見たと思う。存じ上げなくてごめんなさい(泣)。最後のリフト、よく人間の足の上という不安定なはずの場所の上であのバランス取れるよなあ。素敵…。そうか、その人にとって特別なプログラムだからレジェンドプログラムなのか。


鈴木明子
うわー、いい演技だった。思い出すなあ現役の頃の彼女…。コーチは感無量だったんじゃないかなあ。思い入れのあるプログラムはその人の良さをより引き出すのかな。


ジェレミー・アボット
うおおおおおおおこれかあああああああ!!!!エクソジェネシス!彼の滑りを堪能できる素晴らしい選曲だよなあ…。少し試合を離れているので最盛期の彼の演技ではないと思うけど、またこれが見られて本当に嬉しい。


★グループナンバー
キミーと有香さんのハレルヤとか絶対絶品でしょ…。チャーリーとペルティエに担がれるメリル。そこへゴルデーワ。今度はジェフも一緒に担ぐ。なんじゃーこの豪華なプログラム…。も、もっかい見たい…。


以上で前半が終了。後半についてはまた明日。